【感想・ネタバレ】霧をはらう(下)のレビュー

あらすじ

点滴殺傷事件で母親が逮捕された由惟は不登校の妹を養いながら職場での嫌がらせに耐えていた。母親の無実を信じる弁護士の伊豆原は検察の立証を崩すべく、病院関係者の証言集めに奔走する。有罪率99%の刑事裁判で無罪を勝ち取る打開策は見つかるのか。驚愕の真実まで一気読み必至!信じることの困難さと尊さを描く著者渾身の記念碑的傑作。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

上下ともにおもしろかった。
リーガル小説はほとんど読んだことがなかったが、読みやすかった。
お母さんを刑務所に迎えに行くシーンは、由唯とさなの様子に感動した。
タイトルが秀逸。ドラマ99.9も見てみたくなった。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

素晴らしい作品でした。
下巻の後半まで来ても、なかなかスムーズに進まずハラハラしました。
しかしなんといっても、霧がはれた瞬間の描写が素晴らしかった。読み終わった後に、もう一度そのシーンを読んだくらい。
霧がはれる時って、スッキリ晴れるのではなく、切れ目に出会うように、突如光が届くようでした。
また霧が覆うかもしれないけれど、今、この瞬間神々しいほど「霧がはらう」瞬間を体験できました。

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2025年09月04日

Posted by ブクログ

Audibleにて耳読しました。兎に角安達祐実さんの凄さが伝わる!こんなに色んな方の声をそれっぽく使い分けられるものなのかと。
さなの手紙には泣かされました。これは、Audibleがおすすめ!

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2025年04月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

病院で点滴への薬物混入が起こり、2人の命が失われた。逮捕されたのは当時入院していた少女の母親。彼女は悪い人じゃないけど、お節介で距離感がバグってるような人。こんな人いるなーと思いながら読んだ。長女の由惟が会社で理不尽に辛い目に会うのが本当に可哀想で、彼女のために母親が無罪で良かったと思った。人は追い詰められると、やってないことでも自分がやったと言ってしまう、このことを由惟が会社での出来事を通して理解し、母親の側に寄り添うことができるようになるまでの描写が見事。母親の無罪確定後はすんなり終わるのかと思いきや、大物弁護士のまさかの一面も暴露される結果となり、最後まで気の抜けない作品だった。

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2025年03月15日

Posted by ブクログ

上下とも一気読みでした。
次女のお手紙素敵だった。
ラストの展開も予想できず、最高に面白かった&読み応えあった!他の作品も読んでみたい。

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2024年11月21日

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ネタバレ

弁護士・伊豆原が素晴らしい!
「やってない」ことを証明するのは難しい。でもほんの少しの証言の差で犯行の可不可が変わってくる。それを問い詰めた事件だった。

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2024年11月20日

Posted by ブクログ

とても面白かったです。
確かにこのお母さん野々花はちょっと変わった感じで、疑ってしまったところもあったのだけど、そういった感情が冤罪の引金になりうるのではないか、と自戒。
それにしても、検察の「冤罪が生まれたとしても自分のせいとは思わない」という言葉は、耳を疑いました。これはフィクションなんですよね
冤罪によって苦しんでいる人が現実にもいる。それは、検察の人達も目を背けられる話ではないでしょう。
一方で、弁護人の立場でも、真実をねじ曲げようとする…いかに事情があるにしても、法を司るものとしてあり得ない…そこも小説の上の話でしょうけど…
救いは、二人の姉妹の純粋さでした。
これから少しでも良い未来が続くように祈らずにはいられませんでした。

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2024年11月10日

Posted by ブクログ

ミステリーとしても面白かったけど、登場人物がそれぞれ、少しづつかっこよかったり、勇気を出したり。勧善懲悪ではないのも良かった。

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2024年11月04日

Posted by ブクログ

冤罪をテーマに無罪を勝ち取るまでのリーガルストーリー。
最初から犯人と決めつけて、そのストーリーに落とし込むような誘導尋問。
取調自体は可視化されているとはいえ、世間話はそれに含まれていないなど、ホントだったら怖いの一言。

最後の展開・真相部分は少し強引かなと感じたが、全体的に飽きさせず、娘の手紙の部分も良く、スッキリとした終わり方だった。
なによりタイトルが良い。

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2025年08月11日

Posted by ブクログ

最後の「真相は」…のことろは
強引すぎ!

だけど、んなこたぁ〜どうでもいいくらい良かった(語彙力ひでぇ(笑)
由惟ちゃんが吹っ切れてから、かっこよすぎる

反面、「あのクズ共に天誅を!!」と、ずーとモヤモヤ
ほんと、クズ!(作者さんの術中に嵌ってる


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2025年07月24日

Posted by ブクログ

冤罪怖すぎ。
自白だけは絶対ダメなんだろうけど精神が保つかな。
バカ息子は痛い目に会え。
あと3人仲良し組。

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2025年07月08日

Posted by ブクログ

点滴毒殺事件
ドラマの99.9のようだった
周りに誰も味方がいなく、ずっと責め続けられる時間を過ごすと
やってもいないことでも、やったと自供してしまう
人は1人だととても弱い動物
だけど、支えてくれる人が近くにいるとどんなことも乗り越えられるのだと
教えてくれた本でした

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2025年07月01日

Posted by ブクログ

人情味溢れる弁護士は本当にいるのか。万が一冤罪になってしまったら…。そう考えると怖い。
正直に生きる勇気、正義を善とする覚悟、その大切さを教えてくれた物語。下巻は一気読みだった。

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2025年05月06日

Posted by ブクログ

久しぶりにサスペンス小説を読んだけど、
読み進んで止まらないくらい面白かった。

中学の時ずっと東野圭吾読んでたけど、
雫井脩介は初めてで、これからも色々読んでみたい

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2025年04月20日

Posted by ブクログ

判決結果やそれに至るまでの裁判の様子にとにかくドキドキした。よかった、よかったね。

Audible
安達祐実さんの朗読がこれまで聞いた誰よりも上手で心地よかった。ちゃんと誰の声なのか聞き分けもできてとてもわかりやすかった。

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

面白かった。
下巻は由唯が職場で惨めな思いをしたり、実際に裁判が始まって野々花の前で証人が決めつけで非難の言葉を浴びせるなど
読んでいて苦しい場面が多かったし、一緒になってイライラしたり悲しくなったりして落ち着かなかった。
後半から一気に展開が変わりスピード感があったので最後はノンストップで読み続けた。

伊豆原弁護士は正義感が強い。まっすぐで優しく、頭も良い。圧倒的に正しいので気持ちよく読めた。
強くあたられても人に裏切られても、「気持ちがわかるような気がした」みたいな描写がほぼ必ずあって、いつでも冷静で真面目な性格なんだと好感が持てた!

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2025年04月01日

Posted by ブクログ

2025.03.29
驚きの結末に至るまでのプロセスにもどかしさを感じるかもしれないが、これはそれを楽しむ作品だと思う。

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2025年03月29日

Posted by ブクログ

上と下まとめての感想
娘の入院している小児科で同室の子供たちが同時に突然急変する。そして娘の母親が捕まる。
逮捕から裁判まで

とりあえずお母さんしっかりしなよ!と言いたくなった!

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2025年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすくて内容も面白いのですいすいと読める。
裁判がメインの下巻だったけど、こんなに面白いんだと再発見。
しかし、手弁当での弁護でここまでできるか。
あそこまでページを使った犯行の手口なので、加害者の手口を詳細に知りたかった。

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2025年03月12日

Posted by ブクログ

 この巻は、裁判小説のようだ。その様子を描くのが巧みなので惹き込まれる。最終的に無罪になってホッとするのだが、真相の落ちがちょっとどうかなと思いましたが、上下巻をオーディブルで聴いてその集中力が継続したのだから、出来の良い小説なのである。

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2025年03月10日

Posted by ブクログ

点滴殺傷事件で母親が逮捕された由惟は不登校の妹を養いながら職場での嫌がらせに耐えていた。母親の無実を信じる弁護士の伊豆原は検察の立証を崩すべく、病院関係者の証言集めに奔走する。有罪率99%の刑事裁判で無罪を勝ち取る打開策は見つかるのか。驚愕の真実まで一気読み必至! 信じることの困難さと尊さを描く著者渾身の記念碑的傑作。

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

リーダビリティという言葉を久しぶりに思い出した。初めてこの言葉を聞いたのはやはり雫井さんの「火の粉」だっただろうか?病院での事件をめぐって、さほど過剰に大げさな出来事があるわけでもないのに読み進めるのをやめられない。日常の些細なエピソードと事件の真相を追及する地味な活動だけでこんなにも惹き付けられる小説を書く雫井さんはやはりすごい。
実際に状況証拠だけで無実の人がここまで犯人に仕立てられるものかどうかはわからないが、過去から現在に至るまで、きっといくつかの事件でこういったことはあったのかもしれない。
最後に語られる暴露話が蛇足に感じられるほど、完成度の高い裁判劇でした。

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2025年01月30日

Posted by ブクログ

上巻で漂っていた謎や疑念という『霧』が、下巻で次第に晴れていく。
真犯人や犯行の描写が薄い点は気になったものの、共闘してきた桝田弁護士の突然疲弊した振る舞いについては腑に落ちた。終盤で明かされる謎も魅力的だったが、中盤で長女が耐え難い経験を乗り越え、勇気をもって成長していく姿が特に印象的で頼もしく感じられた。

この小説の魅力は、法廷小説にありがちな派手な論戦に頼らず、登場人物全員を丁寧に描かれている所。その結果、推理小説でありながら、骨太な人間ドラマとしての深みがあり読み応えのある作品であった。

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2025年01月01日

Posted by ブクログ

霧をはらう。人の無罪を信じるには、それに足る確証と勇気が必要。また人は弱く儚い。事件を取り巻く人間像でその様子が描かれており、想像以上に心が動く一著。

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2024年12月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小南由惟
都立高三年生。母親の逮捕により、進学をあきらめ就職する。

紗奈
由惟の妹。腎炎で古溝病院に入院中。

野々花
由惟の母。無神経なところがある。加工食品のパートを辞め、付き添い用の簡易ベッドで毎日寝泊まりしている。同室に入院している子の点滴にインスリンを混入させ死亡させた。

西本愛佳
奈の隣のベッドにいた子。十歳。糖尿病治療を終え退院した。

恒川結芽
紗奈と同じ部屋の入り口側の六歳の子。二年以上入院。腎炎。点滴に糖尿病治療に使う大量のインスリンが大量に混入され死んだ。

佐伯桃香
愛佳の後に入った子。四歳。川崎病。点滴に糖尿病治療に使う大量のインスリンが大量に混入され、一時的に昏睡状態に陥り、快復したあとも自律神経障害を訴えている。

梶光莉
小児喘息で入院。七歳。点滴に糖尿病治療に使う大量のインスリンが大量に混入され死んだ。

亜美
退院する子。

男性医師

伊豆原柊平
弁護士。ノキ弁の一人で、民事・刑事関係なく、細々とした案件を捌くことで何とか弁護士業を成立させている。八丁堀にある〔ニューリバー法律事務所〕に籍を置かせてもらっている。

聖夜
ホスト。小枝子が代金を払わずに飛んだため、比呂美に肩代わりを求めた。

森田比呂美
小枝子に連れられホストクラブに行った。十七歳。

倉山小枝子
比呂美のバイト先の先輩。

三崎涼介
十七歳。父親の覚醒剤事件で柊平と知り合う。亀戸の児童養護施設で生活しながら、通信制の高校で勉強している。ダンスがうまい。

伊豆原千景
柊平の妻。現在産休中だが、企業法務を扱うローファームに勤める弁護士。

恵麻
柊平、千景の娘。

原舞花
涼介を中心にして活動しているダンスチームの年少メンバー。

河村新太郎
涼介の弟分。

赤城浩子
由惟の事務員の先輩。

高崎
不動産屋。

前島京太
由惟が働く会社の社長の息子。専務。

前島
由惟が働く特殊車両の整備会社の社長。七十過ぎ。

桝田実
柊平と修習同期の弁護士。小児病棟の点滴死傷事件の国選弁護人を担当。新橋にある小規模事務所のアソシエイト。イソ弁こと居候弁護士。貴島の事務所に移籍する。

貴島義郎
刑事弁護の雄として、この世界では知らない者はいないベテラン弁護士。すい臓がんで闘病中。

遥香
紗奈の入院中もときどき見舞いに来てくれた小学校の同級生。

川勝春水
点滴中毒死傷事件当日の担当看護師。副師長。

庄村数恵
川勝と二人一組で薬剤チェックをした後輩看護師。事件後に病院を辞めた。

竹岡聡子
看護師。主任。事件当日の日勤。手術室に配属された。

安藤美佐
看護師。事件当日の日勤。事件後に病院を辞めた。

島津淳美
看護師。事件当日の日勤。循環器科病棟に異動。

畑中里咲
看護師。事件当日の日勤。泌尿器科病棟に異動した。

葛城舞衣子
看護師。主任。事件当日の夜勤。整形外科に異動。

奥野美菜
看護師。事件当日の夜勤。由惟が通勤電車内で目撃した痴漢騒ぎの女性。整形外科に異動。

坂下百合香
看護師。事件当日の夜勤。内科に異動。

立見明
小児内科病棟を担当する医師。

石黒典子
小児内科病棟を担当する医師。

古溝久志
院長。若先生と呼ばれる。

木口正章
小児外科医。

山本尚美
患者の母親。

有吉景子
患者の母親。

笹原朋美
小児病棟の看護助手。

中根正子
小児病棟の看護助手。

梶朱里
光莉の母。野々花と折り合いが悪い。

佐伯千佳子
桃香の母。

恒川初江
結芽の母。

西本佑子
愛佳の母。

長縄唯司
警部補。野々花の取り調べを担当。

大村
整備会社の若手社員。

柴田孝彰
弁護士。痴漢事件を担当。

繁田正隆
古溝病院の事務局長。

仲本尚子
看護師長。小児内科と小児外科の看護師を監督している。

桜井保文
裁判長。

江崎晴人
検事。

高倉亜津子
副検事。

林田克子
野々花が二十代後半から三十代前半にかけて働いていた八幡第一病院で病棟の副師長を務めていた。現在はこの病院の看護部長。

松波和樹
巡査部長。野々花の取調官で記録係を務めた。

安永
精神鑑定の先生。

仁科栞
千景の大学時代のゼミの後輩。弁護士。

平沼
東京精神心療研究所の先生。

河村新太郎
涼介と同じダンスチーム。

原舞花
涼介と同じダンスチーム。

千田
病院の食堂で働いている。以前、野々花と同じ惣菜屋で働いていた。

阪本
整備会社の作業員。

生嶋直弥
痴漢で訴えられている。

綱川昭三
政治家。水力発電の口利き疑惑があった。

屋代和徳
庄村数恵の父。水力発電の県の担当部署に勤めていた。自殺した。

友紀子
和徳の妻。


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2026年02月20日

Posted by ブクログ

販促帯に伊坂幸太郎「雫井さんの小説は全部読んできているけど、個人的1位はこれ!」

小児病棟で4人の子供の点滴にインスリンが混入された殺傷事件。
逮捕された母親の無罪を信じきれない娘と、稼ぎにならない事件にも最善をつくす若い弁護士の二人の視点で書かれた事件・法廷もの。
ミステリ色は薄く、サスペンス色は無いが、読みやすく、主人公を応援しながら読んでしまう小説。(伊坂幸太郎には同意しないけど・・・)

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

小児病棟で起こった点滴殺傷事件の真相をめぐるリーガルミステリ。
最後の最後まで楽しめる物語でした。

いよいよ下巻です。
無実を勝ち取るための証拠もそろわない弁護側。苦しい展開です。
このままでは、有罪が確定してしまう..
さらに弁護側も一枚岩になれず。無罪の勝ち取りに消極的な枡田と袂をわけ、私選弁護人として伊豆原は動くことになります。

さらに、母親の無罪を信じられない由惟。
それを解きほぐしていく伊豆原。
伊豆原ってとても良い人。こんな弁護士っているの??

そして、裁判がはじまります。
そこで、出てきた証言...
裁判の行方は?

という展開です。
途中、由惟が痴漢冤罪事件に絡みます。
ここから、由惟がかわっていくのもよいです。

そしてくだされた審判!
さらに事件の真相が明らかになり、伏線がするするっと回収されてすっきりです。

これは面白かった。
とっても、お勧めです。
2時間ドラマで見てみたい(笑)

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2025年06月14日

Posted by ブクログ

上巻のこれから裁判はどういう内容で進んでいくんだろという疑問持たせてから、終わりまで、この事件に、裁判に取り巻く人間像や生き方が語られている。上巻では濃いままだった霧が、最後にさっと引いていくような。人を裁くということがどれほどのことなのか改めて考えさせられた。ただ少し下巻スタートからが長く感じてしまったのも否めない。

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2025年04月05日

Posted by ブクログ

上下巻ともにサクサク読めた!まさかの展開続きに飽きずに読むことができた。この作者さんまた読んでみたい。

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2025年04月02日

Posted by ブクログ

ちょっと長かったなーと感じてしまった。
でもゆいがお母さんを信じれるようになったのはすごくいい、素敵なことだと思った。

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2025年03月31日

シリーズ作品レビュー

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