竹岡美穂のレビュー一覧

  • むすぶと本。 『夜長姫と耳男』のあどけない遊戯

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第三話
     『”文学少女”と死にたがりの道化』で登場した懐かしのキャラクターが登場……といいつつ、読んだのがあまりにも昔過ぎてストーリーはあまり覚えていない。それでも、作家読みしたくなるくらい、強烈な何かが自分の中に残っている。

    第四話
     思い切りネタバレになるが……

    ~~~~~~~~~~~~~~
    「ううん、鏡見子は最後まであやかしのままだったよ。そういうふうに生まれた子で、ぼくらの常識の及ばない子だった」
     きっと同情や思い込みで語ってはいけない子なんだ。鏡見子という特別な女の子は。
     悠人さんが溜息をつく。
    「ああ……そうかもな」
    そうして、複雑な感情のこもる声でつぶやいた。 
    「どこま

    0
    2021年11月03日
  • むすぶと本。 『嵐が丘』を継ぐ者

    Posted by ブクログ

    第一話
     志賀直哉は、11年前に『和解』を読んだ際、あまり面白さを感じ取れずに終わってしまった思い出。この短篇ではタイトルどおり『小僧の神様』を題材にしている。読んだかどうかすら覚えていないが、当時よりも幅広い小説を読んだからこそ、志賀直哉の良さが分かるのかもしれない。読みたい本が増えて辛いが、これも読みたいリストへ。

    第二話
     挿絵が可愛かった。サブヒロインが幸せになるエンドも見たいけど、超絶不幸な振られ方するエンドも見たい。

    第三話
     『嵐が丘』は小説で読む前にどこかで白黒映画を観てしまったからか、復讐譚としての印象が残っている。それだけに、他の短篇同様、良い使い方してるなと読んでいて

    0
    2021年11月03日
  • 学校の怪談 黄色い本

    Posted by ブクログ

    本の怪談シリーズで1番怖くなくて、1番怖い本。

    物語の最後に学校の怪談が大集結してドタバタする展開がすごく楽しいし、「迷子の金次郎」や「ろうかを走ってはいけません」など思わずクスッとしてしまう話が入っているため、シリーズの他の本と比べるとあまり怖くない。

    だけど第十八話「黄色い本」は初めて読んだ時すごく衝撃的だったし、シリーズの中で1番ゾクッとした。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    「学校の怪談コンテスト」に応募する怪談をさがすため、学校に伝わる怖い話を検証することになったわたし。
    怪談って、怖いだけじゃないのかも……?
    摩訶不思議体験をお届けします。

    1
    2021年11月01日
  • 針子の乙女

    Posted by ブクログ

    精霊で、リボンや蜘蛛の糸で、きらきらで。
    縫い物、刺繍、レース編み、
    成長の滞った病的な美少女で、言葉もかたことで。
    素敵な挿し絵もぴったりの非常に美しい世界観です。
    かなり余白が多いなかに細く小さな文字で、紙面にもそれが表現されているなと思いました。
    手芸好きはつい読みたくなる表題ですが、裏切りません。
    ただ文章は読みにくく、わかりにくい部分が目立ちます。

    2
    2021年06月15日
  • 針子の乙女2

    ネタバレ 購入済み

    うーん

    一巻がとても良かったので期待していたが前回と比べると話の内容が薄っぺらい?軽い?気がします。実家の話もなんだかなってくらいアッサリしすぎだし内容。数ページで終わりそして時間が飛ぶ置いて行かれる。世界を広げ過ぎて一個一個が雑に感じました。次回買うかどうかな?

    2
    2021年05月08日
  • 待っている怪談 白い本

    Posted by ブクログ

    話の展開を覚えていなかったので、読み進めるのが楽しかった。
    現実世界の雪像が怖い。

    凍った死体が溶けると同時に話し出すーという話があると思っていたけれどなかった…
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    雪山ペンション行きの電車の中で、ぼくは不思議な女の子と「白い本」に出会います。一度別れたはずなのに、その後も再び女の子と本に遭遇して…。怖くて切ない「白」の怪談集をお楽しみください。

    0
    2021年02月27日
  • 終わらない怪談 赤い本

    Posted by ブクログ

    小学生のときすごく怖い思いをしながら読んだのを覚えている。中でも特に『おにごっこ』が怖かった。

    今までは"黒い本"と"赤い本"のそれぞれが少し関係しているという認識だったけど、今読むとこの2冊は無限ループしているんだと気が付いた。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    新居の屋根裏で、『赤い本』という怪談を見つけたわたし。本を読み進むうちに、自分のまわりでも同じような恐怖が起こり始める…。やみつき必須の怪談短編集。

    1
    2021年02月16日
  • むすぶと本。 『外科室』の一途

    Posted by ブクログ

    文学少女を初めて読んだ時の懐かしさがあった。
    今度は本と会話できる人。その人それぞれの思い出の一冊があるのはやはり素敵だなぁと思った。

    0
    2021年02月03日
  • 針子の乙女

    Posted by ブクログ

    ネットで途中まで読んで、続きが気になったから本で買ったけど、結局続きで終わった。
    続きは購入してね、の商法をするのであれば本はある程度区切りの良いとこで終わってほしい。
    内容は素敵な本なのに、売り方がきらい。

    3
    2021年01月11日
  • むすぶと本。 『嵐が丘』を継ぐ者

    購入済み

    出来る事なら

    最後の二人のなりそめは、もう少し事の詳細を書いて欲しかったかな。
    再び出会うまでの流れが解らないと、作品自体の面白さも欠けると思うんだが。
    あやふやにし過ぎてしまうと、今の二人の関係をもあやふやにしてしまう。
    他の章の作品は解り易かったのに、肝心な章がこれではねぇ〜

    0
    2020年12月09日
  • 学校の怪談 黄色い本

    Posted by ブクログ

    私は、友達に教えてもらいました。〜の本⁇色々と、どのような話かわかりません。開くと...❗️怖くて怖くてたまりません。怪談を信じる人は、本当に出たらどうしようか考えてみるのはどうですか?

    1
    2020年02月03日
  • “文学少女”見習いの、卒業。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    見習い③でラスト。

    [寂寞]
    題作は漱石のこころ。
    前巻ラストで菜乃の親友の瞳ちゃんがコノハとキスしてる(ような)場面から。
    ショックを受けて、即座にコミカルにツッコミを入れるのはさすがです。

    別れは寂しいけれど、瞳ちゃんがこの決断をしたのは、好きな人に邪険にされても想い続けてそばに居た親友を見続けてきたからだと思う。
    まあ現実問題として、即決即断としても翌日に犬を連れて海外に行くなんて出来るのかね。

    [ある日のななせ]
    琴吹さんが自分の気持ちにケリを付けつつ、オカ(夕歌)とやり取りする話。

    [卒業。]
    題作はチェーホフの桜の園。
    恋の結末は予想通りではあったけども、スッキリと失恋がで

    0
    2019年11月19日
  • “文学少女”と恋する挿話集3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    挿話集③。
    本編のその後が多いもの。

    [炎を上げる牛魔王]
    遠子先輩に嫌われても想いを忘れられなかった牛園先輩が前に進むための話。
    相変わらずな先輩だけどほろ苦い青春という感じ。

    [おやつ『好色五人女』]
    口では言えない思いを文に載せて。
    英語の宿題を翻訳したノートをつまみ食いしてしまったて、どっかに出てきてたね。

    [恋しはじめの女給]
    遠子先輩が麻紀先輩にさらわれた夏休みの紗代ちゃん視点。
    珍しく遠子先輩の気持ちが語られる話でもありました。

    [おやつ『谷間』]
    哀愁を漂わせる遠子先輩に甘い話を書いてあげたら原因に驚いた話。
    それでよく国立に・・・

    [傷ついた紳士と汚れなき歌姫]

    0
    2019年11月09日
  • “文学少女”見習いの、傷心。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    見習い②。
    短編と長編の2本立て。

    [傷心]
    前回ラストの「君が嫌いだ」発言から、貼り付けた笑顔しか見せなくなったコノハについて麻貴先輩と共謀して合宿をする話。
    かつて遠子先輩と被る部分も多く懐かしく感じられた。
    コノハにデレて、怯える魚谷さんが可愛かった。

    [怪物]
    最作はフランケンシュタイン。
    この作品は人が悪魔や怪物に成り果てるものが多い。
    本作はまだ救いがあった方ではないかな?

    0
    2019年11月07日
  • “文学少女”と恋する挿話集2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    挿話集②。
    ななせの友人の森ちゃんの恋愛と、ななせとコノハの恋愛。

    [森ちゃんのつぶやき]
    ななせと森ちゃんの出会い。

    [愛を叫ぶ詩人]
    森ちゃんに想いを寄せる若人と、それのアドバイスのために遠子先輩が渡したハイネの詩集。
    詩は良う分からんのだ。。。
    それにしても森ちゃんの名前は確かに恥ずかしい。

    [おやつ『ロリータ』]
    コノハくんのロリコン疑惑。

    [キスを待てない詩人]
    森ちゃんと恋人関係になったのでキスをしたいと葛藤する彼氏。
    青春という感じがするけども親に見られるのは色々ときつい。

    [おやつ『飛ぶ教室』]
    コノハと芥川のホモ疑惑。

    [ななせの恋日記]
    本文もさることながら「N

    0
    2019年10月27日
  • “文学少女”見習いの、初戀。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    見習い①。
    コノハに一目惚れした1年生の菜乃が文芸部に入って猛烈アタックをしつつ、
    菜乃がお題の曽根崎心中を調べてる中で知り合った中で知り合った人の事件に巻き込まれる話。

    菜乃の友達の瞳ちゃんの
    「やめなよ、他に好きな人がいる男なんて」
    「平気なの?そんなに冷たくされて、全然見込みがないのに側にいて、辛くないの?」
    というセリフは、この先の展開を知ってると友達を心配する言葉以外に受け取れる。

    トラウマを克服し、先輩が卒業して後輩が入ったことでコノハくんが成長したようで。
    全然似てないのに遠子先輩を思わせる行動を微妙にする菜乃とコノハがどう成長していくのか楽しみです。

    あと、ラストでコノハ

    0
    2019年10月27日
  • “文学少女”と恋する挿話集1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編集①
    全体的に短めのものが多いのだけど「ああ、あの時の話か」というのがわかるものが多くて楽しかった。
    本編が暗いものが多いから、こういった明るく軽く読める話もいいね!

    [恋する牛魔王]
    遠子先輩に恋をした柔道部主将の話。
    またコノハが巻き込まれる話。

    [おやつ『更級日記』]
    文学部のポスト設置。
    日常的な感じ。

    [革命する労働者]
    遠子先輩のおやつ係をやめるために新入部員を探してたらボート部の問題に巻き込まれる話。
    この学校はもみ消される問題が多すぎません?

    [おやつ『万葉集』]
    バレンタインの話。
    「だって義理だもーん」と晴れ晴れと笑う遠子先輩が可愛らしい。

    [病がちな乙女]

    0
    2019年10月27日
  • “文学少女”と月花を孕く水妖【ウンディーネ】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    麻貴先輩に遠子先輩に呼ばれて姫倉の別荘に行き、そこで姫倉の過去の因縁に巻き込まれる話。
    モチーフは夜叉ヶ池という作品。
    確かに遠子先輩には人にバレてはいけない食事の問題が切実にあるんでしたね。

    時期的には全然解消されていないであろうコノハのトラウマが全然話題に上らなかったけど、読む順番を間違えたかな?

    おや、犬猿の仲のように見えた麻貴先輩と流人くんの関係が?
    未来の話については少し衝撃でした。

    0
    2019年10月20日
  • “文学少女”と月花を孕く水妖【ウンディーネ】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    起こったことだけが、本当のことじゃない。

    麻貴のたくらみに載せられて姫倉の別荘に呼び寄せられた遠子先輩と心葉。その館で起こった惨劇の真相は。

    番外編であり、時系列は2巻の後とのことだが、話としては発行された順に読むべき。傍若無人な姫倉麻貴が、何に縛られていて、そしてどうやってその呪縛を解くか。なかなか衝撃的な人間関係も明かされる。ラブコメディというには血が多く、悲恋というには透き通っている。

    ラスト、心葉くんの語りが未来のもので、それはちょっと意外な将来を暗示している。残り2巻でその謎が明かされるのか。とはいえ、15cmの短編集で実際どうなったかは知っているのだけれど。

    0
    2018年12月31日
  • 神神神は、罪に三度愛される

    Posted by ブクログ

    高一の神神神(かがみしん)と幼馴染みの日和らが台風が直撃する中強行された部活の夏合宿で遭遇する、可愛らしい登場人物たちが容赦なく当事者となる凄惨な殺人事件たち。タイトルやイラストや人物像とのギャップや伏線に何らかの希望ある展開すら過る戸惑い。神神四兄妹のやり取りが楽しくて登場が結末だけなのが勿体無い。

    0
    2018年10月14日