竹岡美穂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ第四巻
またまた謎が増えたよ(笑)
でも、クルーエルの正体については少しはっきりしてきた。
アマリリスがどういう存在なのか、まだ謎だけど。
今回、ネイトくんの自分の力で活躍だったのに、
クルーエルに見てもらえなかったのはかわいそう〜(笑)
でも、彼女にはわかってる(信じてる)んだろうけど。
それに、ただ一人アマリリスに認められなかったネイト。
それにもかかわらず、心の底まで彼を信じてるクルーエル。
だからこれは、信じてくれる女の子のために、
ネイトが成長していく物語になる予感。
うん。男の子はそうじゃなくちゃね。
それにしても今回はクルーエルは眠りの森の美女(笑)
いつもの物語の -
Posted by ブクログ
三巻目にして、ようやく物語の本筋が動き出した感じ。
お話が進むにつれて謎がどんどん増えていく!
うん。いい感じだ。
クルーエルの正体はいったい何なのか?
彼女とネイトが出逢ったのは、仕組まれた運命なのか?
それに謎の灰色名詠士や三年前の出来事や、イブは関わっているのか?
そして、最後に虹色名詠士が出逢った少女は?
う〜、次巻の展開がすごく気になる!
今巻では、やっぱりクルーエルが圧倒的。
でも、それを支えているのは、ネイトなんだ。
ただ、早くもっと頼りがいのある男になろうね、ネイト(笑)
ちなみに、そろそろ夜色飛びトカゲくんが再来するかと思ったけど、
それはまだみたい。もったいつけるなあ( -
Posted by ブクログ
ネイトやクルーエルのクラスメイト・エイダの当番回。
たぐいまれな素質を持ちながら、自らの出自への反発から
名詠士になろうと思っているエイダ。
あふれ出る自らの力を不安になってしまうクルーエル。
才能があるのに、けれど、それだけでは自らの進む道を
決めることができない彼女たち。
これは、まさしく、青春物語だと思う。
一人は大切な人の言葉によって、
もう一人は大切なものを守る覚悟をすることによって、
彼女たちは自らの進む道を選び取る。
その心意気がすごくいい!
いや、本当に、女の子たちがかっこいいなあ(笑)
そして、エイダを見守るサージェスの優しさも
すごく心地いい。
やっぱり、この物語は -
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Posted by ブクログ
2010.10
番外編ということで少し時系列が戻ります。
今回のネタ本は泉鏡花『夜叉ヶ池』です。
夏休み・・・「悪い人に攫われました。助けに来て下さい。」と遠子先輩から手紙が届き、姫倉先輩の別荘へと招かれる心葉。
呪いの屋敷と地元で噂される別荘で80年前の事件を思い起こさせる出来事が次々と発生する。麻貴先輩の思惑、明かされた真実。そして心葉と遠子の近づく距離。
ただの番外編では終わらない。本編へと続く物語。
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最後の一行はとても印象的でした。
本編を最後まで読んだあともう一度読み返してほしい一冊です。 -
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Posted by ブクログ
菜乃の視点からみた心葉の成長の話として捉えました。
遠子と離れて、一人で成長していくことを誓った心葉が、少しずつだけれど、自分の過去を客観的に見ることができ、それを他人にも話せるようにまでなったこと、後輩である菜乃のために、ななせにも手伝ってもらいながら遠子先輩のように「事件」に取り組めたことが書かれています。
もちろんこの成長に菜乃が大きく関わったことは事実で、心葉もそれを十分認識しているから、菜乃の物語を書いたのでしょう。色々な事、色々な出会いを自分の小説の糧としていくことが心葉の成長の証で、それが十分にできたときに遠子は心葉の前に帰って来ます。次作を楽しみに待っています。 -
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Posted by ブクログ
話は遠子が学校を去った直後からの話。
遠子と心葉の別れのシーンを見てしまった新入生の菜乃。心葉にひかれるも、当の心葉は文学少女たる遠子の背中しか見ていない。それゆえ文学少女になろうとする菜乃の物語。
印象的なのはこの少女がタフなことタフなこと。
若さゆえのフレッシュさもあるが、何度も何度も心葉に突っぱねられても諦めない。
心葉との関係も自分側に引っ張り込むのではなく、遠子と同じ「文学少女」の舞台に立とうとする心意気が非常に前向きな印象。
心葉も珍しくこの少女には「嫌いだ」と感情を露にするも前述のように諦めないキャラなので扱いには困っている様子。
だが菜乃が文学少女を目指して突っ走るのをフォ -