あらすじ
わたしは逃げた。世界から目を背けて。大切な人を救わずに、逃げろと言われて、ただ怯えて。……でも。それからずっと心の中で、声が響いている。 ――本当に何も、できなかったの? ―― 心に思い描いた世界を招き寄せる召喚術・名詠式。その専修学校の夏期移動教室で、原因不明の石化事件が発生した。類い希な名詠式の力を持つクルーエルは、強すぎる己の力を使うのをためらっていた。しかし、彼女は級友たちの危機に直面し、ある選択を迫られる――!!
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Posted by ブクログ
黄昏色の第2巻!
これもやっぱり良かったですーっ!
早速、物語は本格始動というところでしょうか。
とにかく『葛藤』が多かった一冊だと思います。
自分の生まれ持ったものといかにして向き合うか、なんて大人になった私でも充分に難しく重いものなのに。
もがいてもがいて自分の答えを見出していく彼女らを見ていると本当に勇気づけられます。
もっともっとこの世界が大好きになる一冊です。
Posted by ブクログ
黄昏色の詠使い,クラスメイト編です.
前回の事件のきっかけになったクヴェル,エッグ.
それが精製されたという研究所を調査する教師陣.
次々に石化していく仲間たち.
そしてその事件に対して槍使いの少女は….
※実際の内容と異なる場合がございます.
そこそこ面白かったよ.
ただどうしてもアレだ,
詠唱部分は結構飛ばしてしまうなぁ….
縦書きの文庫で横文字だからかなぁ.
単純に読みにくい.
ルビ文字小さいしな.
I am bone of my sword.<体は剣で出来ている.>
みたいな感じで書いてたらまた別かもしれないけど.
そしてエッグ精製の件で重要っぽい人物,ラスティハイトが.
続きも気になるのぅ….
Posted by ブクログ
2巻は祓戈民の話。
名詠が主ではなかったけど、祓戈民の祀歌もとても綺麗です。
『黄昏色~』の女の子たちは、
物語にあるようなどこまでも立ち向かっていく感じではなくて、
迷ったり悩んだり、等身大な感じがして、
そこがすごく可愛らしくて好きです。
Posted by ブクログ
エイダさんのターン。1巻でも出てたみたいだけどほとんど印象がない(苦笑)でも“決意”の際の詠唱はゾクゾクきました。いろんな葛藤があった末の決意。今回は間違いなく主人公だったなぁと。あと相方サージェスさんもカッケーなぁ。メイン2人はクルーエルの強すぎるこその悩みくらいでもうひとつ目立たなかったように感じるけど、次以降は話が大きく動きそうでそれに伴う活躍に期待。
Posted by ブクログ
己の才に向き合うことに逃げたエイダと戸惑うクルーエル。迷いながらも彼女達は大切なものの為に、進む道を定める。周囲の人物を一人一人描いていく感じが好きです。
Posted by ブクログ
ネイトやクルーエルのクラスメイト・エイダの当番回。
たぐいまれな素質を持ちながら、自らの出自への反発から
名詠士になろうと思っているエイダ。
あふれ出る自らの力を不安になってしまうクルーエル。
才能があるのに、けれど、それだけでは自らの進む道を
決めることができない彼女たち。
これは、まさしく、青春物語だと思う。
一人は大切な人の言葉によって、
もう一人は大切なものを守る覚悟をすることによって、
彼女たちは自らの進む道を選び取る。
その心意気がすごくいい!
いや、本当に、女の子たちがかっこいいなあ(笑)
そして、エイダを見守るサージェスの優しさも
すごく心地いい。
やっぱり、この物語は、
”想い”の物語だと思う。
Posted by ブクログ
詠使いシリーズに新たな展開が加わった2巻。
詠唱を無効化できるエイダの登場で世界観が広がりました。
エイダの葛藤がピックアップされるこの巻は個人的に好きです。
自分の才能との葛藤。
持っている人にしか味わえない悩みなんだろうけどさ。
Posted by ブクログ
前作と違った雰囲気で、これはこれで面白い!
エイダのビジュアルがカッコよすぎです! 小麦色の肌に金色の短髪、というのがツボでした。
鎗を使っての戦闘は、名詠を使っての戦闘とは違った緊迫感がありました。
ただ、前巻に比べて心理描写が弱めです。クルーエルが立ち直るのもちょっと早いと思います。
あとがきでも書いていましたが、今回は印象というか雰囲気が前回とかなり異なってます。
そのギャップに少しとまどいました。前回の『切ない』雰囲気もいいんですけど、
今回はいかにも『学園』という若さにあふれた雰囲気で、ネイトを中心に女子生徒たちが
大いに盛り上がっていました。静観する『男子生徒その一』ガお気に入りで、サージェスも
いいキャラしています。
この物語に出てくる人物はどこかキャラクター性にとぼしく、トカゲのアーマが人気3位に入るのも
そのためかもしれません。
Posted by ブクログ
詠使いシリーズ2巻。
今回は1巻と違いほぼ完全に「現在」が軸になったお話ですね。
とはいえ、今回のキーパーソン・エイダの父クラウスはカインツさんとかかわりの深い人なので、先生含め親世代も活躍してます(笑)。
今回のお話は「羨まれるほどの資質を開花させてしまった悩める乙女」のお話でした。
まぁ、やはりといいますが彼女達はその力の道を認めていくことになります。
さもありなん、ですね。というのも、才能というものは持っているだけでは開花しない、想像もしない大きさで開花するのはやはり資質もさることながら、本人がその力を大切にしているから、と思えます。
エイダは家の定める道に反発しながらも、他の何の手を止めることがあっても家系である祓名民(=送還士のような役割)としての鍛錬は怠ったことがなかった、という彼女は何だかんだでこの道が大切だったんだと思います。
かといって反対の道とも言える名詠士学校で得たものは無駄どころか彼女の道を照らしてくれていた。
葛藤して良かったね~ですね。
今回はこのエイダはじめ先生方より生徒の彼女やクルーエルのほうが大人に見えました。
先生、特にケイト先生は青臭すぎます。
勇敢さと無謀さは違うからね、てコレ誰かを思い出すなぁ(^_^.)
でもエイダの結末は彼女のおかげかもなので、けがの功名?
最年少キャラなこともありネイト君は可愛さ炸裂でした。
今回彼はチョイ役だったのですが、彼の未知数ぶりも気になるところ。
思わせぶりな再登場をした母上の行方も気になりますし。
Posted by ブクログ
シリーズ2巻目。
んー……(^_^;)
話の感じは好きだし、イラストも好きなんだけど、いまいちのめり込めないのはなんでだろう?
エイダの話は好きなんだけど何かな、ライトノベルのお約束とはいえ、登場人物がみんな強すぎるからか?
生徒の強さが目立って、先生たちが貧弱に見えてしまう。
前作よりは好きなんだけど……むー、3巻目を読むべきか。迷うな(-_-;)