【感想・ネタバレ】黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んでのレビュー

あらすじ

彼女は、ずっと考えていた。人と関わらず、孤独な人生。それで、いいのかと。だから、決めたのだ。自分の“心”を形にして詠び出せる、名詠式を学ぶことを。そうすれば、少しでも彼に……何かを伝えられるかもしれないから――。『Keinez(赤)』・『Ruguz(青)』・『Surisuz(黄)』・『Beorc(緑)』・『Arzus(白)』――この五色を基本に、呼びたいものと同じ色の触媒を介し、名前を讃美し、詠うことで招き寄せる名詠式。その専修学校に通うクルーエルは、年下の転校生で、異端の夜色名詠を学ぶネイトに興味を抱く。一方、学校を訪れた虹色名詠士・カインツもまた、夜色名詠の使い手を探していて………!? “君のもとへ続く詠。それを探す”召喚ファンタジー。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

友人から「君は絶対好きなタイプの本だから読んで!」と言われて貸してもらって読んだ本です。
さすが、好みの合う友人。素晴らしく私の好みでした。
ほのぼのとしていて、優しくて、切なくて、温かくて、もどかしくて、でもまっすぐ歩きたくて。
個人的にはやはり奥深い『名詠式』と、登場人物達の織り成す日々が大好きです。
そして登場人物達を温かく見守る大人達の過去も……本当に大好きです。
自信を持ってオススメします!

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2013年03月29日

Posted by ブクログ

「色」を冠した魔法を使うファンタジー
有名ではないが本当におすすめ
世界観がしっかりしていながらも押し付けがましくない
後半は話が難化するが…
ラブコメや主人公ツエーに食傷気味ならぜひ
「虹色」がカッコよすぎる

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2013年03月25日

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ネタバレ

色のついた触媒で、歌を詠い、呼び寄せたいものを招きよせる名詠士のお話。赤や黄とか普通の色を選択する中で闇色を選択する少年のお話。
 
イブマリーのお話がもっと読みたいなぁ。どっちかというとイブマリー×カインつが一番好きだー。

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2012年09月11日

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この作品は精緻で濃密な世界設定があるわけでもなく
硬派で熱いバトル要素を持つわけでもありません。
ただ美しく幻想的なだけ。

評価出来るのは、敢えて世界設定を単純化した事による
ストーリーの濃密度です。
世界設定はおおまかに
「賛美歌による召喚術」と「召喚術を構成するのは歌と触媒と名前」の二つだけ。
説明の分量がお手軽で、その分人物同士の因縁が緻密に描かれています。

切なさから切望へ、悲しみの中に優しさと希望を混ぜて
伝承されるストーリーはとても優しく描かれています。
文庫化するにあたって歌を全て書きなおしたそうですが
作中で描かれている歌は切なさを美しさに昇華させるものとして、とてもよかったと思います。

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2011年10月13日

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触媒と讃来歌によって、呼びたいものを召喚する『名詠式』を中心に進んでいくお話。

随所に出てくる讃来歌の綺麗さと、物語全体の雰囲気がぴったりと合ってて、すごく面白かった。
キャラクターもとても魅力的でした。

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2011年09月23日

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今は5巻を読んでるんだが。

「この本はオススメ!絶対読んでみるべしっ!!」
と、本に書いてあったので素直に読んでみた
そして、見事ハマりました。

次から次へとテンポよく起きる事件
当たり前だけどしっかりとプロットを書かれてるんだろうなと思いました。
話に惹きこまれます。
私が大好きな恋愛要素もちゃんと入ってるので大満足です。

恋愛要素、ファンタジー そんなのが好きなら超オススメ☆


後日談
読み終わりました。

超面白かった。
大元に恋愛があるので、大変満足です。
私もこの二人みたいになれたらいいのになぁ。

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2010年06月04日

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とても美しい小説だった…ラノベももっと評価されるべき!
早く二巻目読みたい。ってか読み始めた動機である【あの台詞】に早く出会いたいw

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2010年05月09日

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このラノでは、いつもランキングにはいっているとても綺麗なファンタジー。綺麗なだけでなく楽しさもあってシリーズ通してでてくるみんないいやつばっかりだ。

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2010年02月04日

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ものすんごい良かった…!
「でたまか」などに続き久々に思いっきりズッキューンなお話でした。
赤・青・黄・緑・白の5つの属性(色)を元に想うものを詠びだす「名詠式」はどことなくサモナイの召喚術を彷彿とさせますね。
触媒(カタリスト)はより想う色を連想させるものであれば絵の具でもなんでもいいのが面白いところです。
このメインの5色の他に、キーパーソン・イブマリーが想い描いた「夜色名詠」が物語の核になっています。
このイブマリーと同じくキーパーソンである5色全てを操る「虹色名詠士」カインツとの関係がもう凄く好みでした…。
最初は彼ら2人の話かと思わせるのですが、メインの主人公は表紙に描かれているクルーエルとネイトの2人。
ネイトはイブマリーの息子であり、彼がイブマリーの想いを引き継いでいくのかな?と思わせていたのですが…参りました。
一見親世代(イブマリー&カインツ)と子世代(クルーエルとネイト?)なんですが現在進行形でちゃんとカインツも登場しているのはそういうことだったのか!でした。
後半はもう涙出そうでした…

そして一見夜色名詠が核になっていますがクルーエルが操るのは「赤」の名詠。
赤の名詠も物語のポイントになっていくかも…
後半のクルーエルの名詠シーンは何が触媒かすぐに解り、ハラハラとしましたよ…ある意味人間に1番身近な色です赤は。

早速2巻もゲッツしてしまいました。どうなるか楽しみだ!

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2010年04月11日

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竹岡美穂さん(イラストレーターさん)目当てで買ったけど、←
文も面白かったです。

私だったら多分青を選びます。
青すきなんだ。どっちかというと水色が。

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2009年10月04日

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最初は竹岡さんのイラストに魅かれて手に取ったものです。
名詠のシーンのとても澄んでいて、透明な美しさに衝撃を受けました。
活字でここまでできるとは!
イラストとマッチしていて、とても綺麗な物語です。

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2009年10月07日

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 イヴマリーとカインツの約束に胸が打ち震えた。それほどまでに切なくて透明で透き通った物語である。 約束の結果に胸が痛むほど締め付けられた。様々な約束に泣きそうになった。 物語に引き込まれ、一気に読んでしまった。 胸が締め付けられる読後感。回想するたびにそれは募る。しばらく胸が痛んだ。 ただ、用語を完全に理解する前に話が進んでいくのが難点か。だが、それさえも実に些細なことだと思えるほど魅力的である。
自分もこんな物語を書きたいと思わせられた。間違いなく人生を変えた一冊である。

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2009年10月04日

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「このラノ」TOP10に入っていたのと竹岡美穂さんの絵だったのもあり、興味本位で購入しましたが、とても透き通るような綺麗な物語だった気がします。
まだ1巻しか読んでいませんが、続きも読みたいと思っていますv

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2009年10月04日

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竹岡美穂さんのイラストだったので。
絵の話の雰囲気が合っていて良かった。
綺麗なファンタジーで話も好み。

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2009年10月04日

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久しぶりに良作だと思えた新人です。
独特の世界観や魔法を使うシーンの美しさが好きです。
主人公たちより、裏方の人たちの方が魅力的だったのがちょっとおしいです。

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2009年10月04日

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ネタバレ

読んだよ.
赤,青,黄,緑,白という五色の魔法がある世界で
未だ誰も到達していない五色全てを使いこなすことを目指す少年と
誰も知らない夜色の魔法を作り出そうとする少女.
二人の約束が時を越えて(以下略).

詠の部分は結構斜め詠みだったんだけど.
まぁ,呪文詠唱なんて呪文詠唱しているということが伝わればいいので().

面白かったよ.

冒頭のカインツ君は何となく面倒な感じだったけど.
途中からのカインツ君はかっこよかったね.
続きも詠もう,もとい,読もう.

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2012年06月16日

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ネタバレ

何年か前に読んだっきりだったので、久々に読んでみました。
クルーエル、ミオ、ネイトの3人の関係とカインツ、イブマリーの2人の関係。
そのどちらともがくすぐったくって微笑ましくて。
また、この小説の269ページからのシーンが好きです。
自分のことのように嬉しくて涙が出そうになりました。

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2012年05月07日

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彼女は、ずっと考えていた。人と関わらず、孤独な人生。それで、いいのかと。だから、決めたのだ。自分の“心”を形にして詠び出せる、名詠式を学ぶことを。そうすれば、少しでも彼に……何かを伝えられるかもしれないから――。『Keinez』・『Ruguz』・『Surisuz』・『Beorc』・『Arzus』―この五色を基本に、呼びたいものと同じ色の触媒を介し、名前を讃美し、詠うことで招き寄せる名詠式。その専修学校に通うクルーエルは、年下の転校生で、異端の夜色名詠を学ぶネイトに興味を抱く。一方、学校を訪れた虹色名詠士・カインツもまた、夜色名詠の使い手を探していて……。
“君のもとへ続く詠。それを探す”召喚ファンタジー。

第18回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作

全巻借りた。

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2011年09月08日

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爽やか且つ何処かしら儚さみたいなものを感じさせられた読後感でした。イラストの雰囲気も相俟って温かさがある作品ですね。うん、好きな感じです。個人的にアーマがいいなぁ。再登場してくれるよね?

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2011年08月08日

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非常にファンタジーらしいファンタジー
でも、そういうことよりも、
登場人物たちの想いのたっぷり詰まったこういうお話は、わたしのツボ。
うん。とってもいい!

最初、序奏を読んだ時はカインツとイブの話だと思ったけど、
そうじゃなかった。
お話は二つの世代の二重の想いが重なる展開。
最後の結構長いスペクタル場面が素敵だ。

続きが楽しみな作品

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2010年12月02日

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文章が繊細である印象を受けた。後半、少し失速気味だったのが残念。イラストは好みの絵ではないけど萌え要素が含まれていない絵なので◎

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2010年03月11日

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幻の、夜色の名詠式を完成させることを夢見た少女と、その夢を応援しながらも一流の名詠士になった少年、かつては同じ学び舎の同級生だった2人。少女のその後の行方は誰も知らない。そこから、物語は始まる。

とても純粋な、児童文学を読んでいるような話。

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2016年03月01日

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学生時代に友達と回し読みをした小説だからかな、とても懐かしく感じます。ファンタジー色の強い作品で描写が美しいのが印象的。「色」をテーマとした魔法っていう設定からまず引き込まれました。挿絵もとても可愛らしく、物語に合っています。ファンタジーの好きな人におすすめできる物語です。

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2014年09月27日

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「まさか、後罪の触媒を<讃来歌>無しで?」が有名な作品。単なる厨二病ではなく、世界観がある。名詠の美しさと雰囲気のあるイラスト、成長する男女がそれぞれハーモニーを描いている。学園ファンタジー。

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2012年06月02日

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このライトノベルがすごいに挙がっていたので読み始めましたが、新しい世界観のファンタジーです。
名詠式という色を使った魔法が主の国で繰り広げられる学園ファンタジー。

ネイトの純真さがいいですね。
物語の根底に流れる少し物悲しい感じも僕は好きです。
たまに色がどれがどれだかわからなくなるのがたまにきず。(ドイツ語はわかんないよ)

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2010年11月23日

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「名詠」という独特の召還術がある世界のファンタジー作品。
メインである名詠が召還するものを讃える詩という事で言葉が洗練されていて、とても繊細できれいに感じる。

ラストも繊細にまとまってて美しい作品。

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2010年07月10日

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たまたま第2巻が発売されていたのを見かけたので、とりあえず第1巻を購入。 「色」と言えば、大昔のラノベにカラーズだかCOLORSとかいう3冊くらいのシリーズがあって、そこに出てくる「虹色」あたりのキーワードもかぶってたので、あぁこりゃ失敗したかな、と思いつつ読んでいくと、なんか感動して涙が止まらないんですが(爆) オラトリオスケープと彼女たちの流儀とFSSとファンタジー世界の精霊達を知っていると、いいかも? イラストは、もうちょっと努力が欲しいトコだけど、そもそも少なすぎます。 見せ場でもっと描いてくれないと。 というか、準(失礼)主人公達のカラー口絵がないってどうゆうこと!?(笑) というのも、主人公達は冒頭で神格化されてしまい、メインに出てくるのはサブキャラ達なんですよね。 こっちも描いて欲しかった>< ちょっと先が読みやすい展開であるのと、もっとラスボスに頑張って欲しかった(笑)のと、出し惜しみもして欲しかったけれど、趣旨としてはコバルト文庫的(謎)で、かつ少年ジャンプのようにバンバンと見せ場が出てきて、タイトルからは想像付かなかったけど大好きなジャンルだっただけに、感動の涙もありーの、カコイーシーンもありーの、とてもすばらしかったと思います。 うん、やっぱり、チョーシリーズに近いです。 第2巻が出てくれて良かったです。 第1巻だけでは、終わっていない事柄がたくさんありすぎるのでw …あ、あれ、表紙をよく見たら、メインに出てくるサブキャラ達でわありませんかっ!?(爆) 2007-01-25初版 口絵・本文イラスト:竹岡美穂 富士見ファンタジア文庫

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2009年10月04日

「男性向けライトノベル」ランキング