あらすじ
「心葉【このは】先輩、大発見です~~!」文芸部に飛び込んできた菜乃の"発見"とは?『“文学少女”見習いの、発見。』、部室にいつの間にか置かれていた薔薇の模様の指輪。これは誰かから遠子へのプロポーズ!? 謎を探る遠子とそれに振り回される心葉だったが……『“文学少女”と騒がしい恋人たち【ラヴァーズ】』ほか、甘くほろ苦いエピソードが満載! 美羽、ななせ、遠子の"その後"を描いた書き下ろしも収録の、物語を食べちゃうくらい愛する“文学少女”の恋する挿話集第4弾!!
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今回は遠子先輩もたくさん摂取できる素敵な挿話集でした。
正直臣くんとななせちゃんにくっついて欲しかった人間として今回の挿話は本当に、うれしすぎて……ななせちゃん絶対幸せになってほしい…
麻貴さんは最初から最後までずっと姫倉麻貴すぎて最高でしたね。自分を貫くという大切だけど酷く難しいことを、麻貴さんはやり遂げていて勇気を貰いました。
遠子先輩は大学でも変わらず"文学少女"なんだと思うと、幸せで嬉しかったです。
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"文学少女"短編集第4巻。今回も様々なキャラを主役にしたエピソードが盛りだくさん。心葉君の妹舞花ちゃんの初恋?を描いた「不機嫌な私と檸檬の君」や、うぶな遠子先輩の姿を拝める、指輪を発端としたドタバタエピソードの「"文学少女"と騒がしい恋人たち」がお気に入り。ななせちゃんには次こそ幸せになってほしいです、天使頑張れ!
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先に「半熟作家」を読んで、これだけを残した状態で読んだので、本当に「おやつ」といった趣きでした。
心葉くん、いっそ出なくても、女子陣だけで語ってもよかったかしら。逆に男の子からだけってのが別にあっても楽しかったかも。朝倉さんと芥川くんが、素直になるところとか読みたくなります。
ごちそうさまでした。
薔薇の香りのマカロンか…いいですね。乙女が乙女らしくいられるって、やっぱり私正しいと思うの。
ラノベに好きな作品、他にもいっぱいあるけど、遠子ちゃんは永遠の私のフェイバリット・ヒロインです。
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ひとつめの話で、菜乃の印象がすごく変わりました。
言葉で表現しにくいのですが、なんだか菜乃が『大きな』人に思えました。
菜乃いいですね!
菜乃の“想像”でいろいろ納得させられると同時に、つらく悲しかったです。
この話を読んだ後は、ページをめくることができませんでした。
そして心葉の妹ちゃんのお話。
すごくすごくつらかったです。
「行かないで」って叫びたかったです。
涙腺崩壊しました;;
蛍の話では私も変になっちゃいそうになりましたが、
麻貴先輩の言葉に胸を打たれました。
麻貴先輩かっこよかったです! よすぎです!
こういうお母さんになりたいなぁ、と思いました^^*
大学生の遠子のお話。
素敵すぎて惚けてしまいました笑
遠く離れているからか、ひとつひとつの言葉の重みが違ってきこえました。
***
実はこの本、シリーズの一番最後に読んでしまったのです。
一番最後に読むべき本のあとに読んでしまいました・・・・・・。
それが心残りです。
ですが、この本を一番最後に読んでよかったな、と私は思います。
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短編集もいよいよ最後。
唯一の「見習い」の短編も収録。
やっぱ菜乃が眩しい。直視できない・・・!
そして美羽やななせのアフターストーリーも収録。
琴吹さんには是非しあわせになってほしい。切実に。
「"文学少女"と騒がしい恋人たち」は遠子先輩と心葉君のドタバタ劇。例のごとく遠子先輩の思い込みで心葉君が引きずりまわされる話。なんかこういうの久々に読んだ気がする。今巻の貴重なギャグ(?)パート。
他に超ブラコンな心葉の妹・舞花の話や、そして今巻は久々に遠子先輩成分高めの短編集。あとは"文学少女"と高校生作家の外伝しか残ってないので遠子先輩以外の登場人物達はもしかしたら最後かもしれないと思うとすごく淋しい。
ずっと彼らを見守っていたい。そう思える素晴らしい作品だった・・・これ以上は外伝読んでからで。
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甘酸っぱい物語を集めた最後の挿話集。ほっと一安心出来る話が多かったです。美羽は文句を言いながらも傍目から見ればすごく楽しそうなのできっと懐の広い芥川君と幸せになるでしょう。琴吹さんがようやく天使と幸せになりそうで嬉しいです。でももうちょっと長く書いて欲しかったな。そして遠子先輩、冒頭の語りは勿論のこと、要所要所に語られる心葉を想っている様子が可愛くて切なかったです。他の登場人物たちの話にも満足。あと一冊で終わるのは残念だけど、楽しみに待ってます。
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文学少女シリーズの短編集。ほんのり心が温まるお話が多いです。特に遠子先輩の話は可愛いの一言につきます。舞花ちゃんのお話も良かったです。なんというかこそばゆくてw
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一気読みしました!文学少女シリーズ大好きです!
みんなのその後が少しずつかいま見れてよかったです。個人的にはななせと臣くんの話しが…!うまくいってほしいです。
次の話しも楽しみです。
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シリーズ番外編第4弾。
今回は、本編にも時折名前が出てきた心葉の妹の舞花が主役を務める短編が収録されています。そのほか、「それぞれの想い」と題された3つの章では、美羽と一詩、ななせと臣くん、そして麻貴の娘の姫倉蛍の成長を、見ることができます。
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表紙の女の子だれ?! と思いましたが
中のイラストを見て納得。
肩まで、という印象の方が強かったから…だと。
最初の話は、見習いさんを1冊でも読んでいないと
誰これ? 状態。
もしや3冊読んでいないと分からない!? と思ったのですが
そうでもなかったです。
あの人のお怒り発言によって、見習いはそのうち攻撃される、という
程度のネタばれくらい?
ツンデレ少女の未来も、一番最初の『彼氏』よりは
かなり救いがありそうですし…幸せがっちりつかんで下さい。
そして妹!
ブラコンだろうと何だろうと、良い選択をしてると思いますよ!
しかしあれを周囲の男どもと比べると、それはそれで…。
レモン味になってしまった初恋?
可愛いなぁと思ってしまった状態です。
しかし…しかししかし。
携帯も使えなかったとは…それは何を目指そうとも
今は持っている事が前提ですから…きつい、かと。
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私はななせちゃんが女の子キャラの中で一番好きだったから、彼女が幸せになりそうな気配のある天使(臣くん)とのエピーソードをもっといっぱいやってくれたらよかったのにって思いました。
心葉の妹の舞花ちゃんとか本当に脇役だったキャラクターたちがしっかりと動き出すのが良かったです。こんな風にちょこっとしか出てこないキャラクターがモブで終わらない物語好きだな。
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このシリーズも、次回で終わってしまうのが凄く寂しい。
本当、本好きには堪らない作品だったと思います。
私も、文学少女のようにたくさん名作を読めたらいいな!
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文学少女シリーズも残り1冊となり、ここに至ってはただひたすら断章ともいうべき内容が続く。本編が終わったあとなので、それは当然であり、逆説的にはそれだけ物語が断片化しても楽しめるだけの作品であったということであろう。それぞれが幸せに向かって歩み始めている。最終巻はどうなるのであろうか。楽しみだ。
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今回の話は、キャラのその後を描いた作品が沢山あったのですが、この「文学少女」シリーズのキャラが皆とても個性的なので、キャラ一人ひとりの物語が濃密で良かった。
特に「見習い」と「文学少女」絡みの作品が物語の重要な部分を多く含んでいたので、とても好きな話でした。
あとがきにも書いてあったのですが、キャラのその後がまだまだ気になるのですが、次回の作品が最後ということで、寂しい思いでいっぱいです。
次回作も楽しみにしてます。
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短編集4冊目。
時系列バラバラですがその分バラエティに富んでいて良かったと思います。
特に今まであまりクローズアップされていなかった舞花の話と、それぞれの「その後」の話が読めたのは◎。
琴吹さんには本当に幸せになってほしいなぁ…。
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文学少女シリーズの短編集第4弾。文学少女シリーズのファンなら是非読むべきだが、ファンでない方は本編から読んでみて下さい。シリーズを通して、本を読みたくなる作品。
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短編集最終巻となった今巻では、時系列をバラケさせていろいろなキャラクターのエピソードが語られている。
物語の裏を知るために必要というよりは、キャラクターごとに存在する設定などを深めてひとつのエピソードにしている感じで、蛇足である印象もあるが、それ以上にキャラクターをより知れるという楽しみ方が出来ると思う。
キャラクターのその後についてのエピソードもあるが、ほのめかす程度で終わらせてくれたのはうれしいところ。想像できない物語はもったいなくも感じるので。
シリーズ最終巻となる次巻にも期待したい。
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ウェブ公開の短編が中心。画集のアニメイト特典なども収録。
書き下ろしの四篇は美羽、ななせ、遠子、意外な女の子の“その後”を描いたもので内容的に充実していると思います。
美羽と芥川くんのカップル(?)が読んでて面白かったです。
彼女たちを見ていると“文学少女”の男性陣がいかに恋人としてダメであるかがわかりますね。そこも魅力のうちでしょうか。
予告の編集者遠子サンの威力が・・・半端ないです。
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「心葉先輩、大発見ですー!」文芸部に飛び込んできた菜乃の“発見”とは?『“文学少女”見習いの、発見。』、部屋にいつの間にか置かれていた薔薇の模様の指輪。これは誰かから遠子へのプロポーズ!?謎を探る遠子とそれに振り回される心葉だったが……『“文学少女”と騒がしい恋人たち』ほか、甘くほろ苦いエピソードが満載!美羽、ななせ、遠子の“その後”を描いた書き下ろしも収録の、物語を食べちゃうくらい愛する“文学少女”の恋する挿話集第4弾。
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短編集第4冊目にしてとうとう美羽が表紙です。
芥川くんと美羽の関係が微笑ましくていい感じ。
ななせと美羽にはぜひ幸せになってほしいね。
文学少女シリーズも残すところあと1冊。 最終巻読むのが楽しみのような寂しいような……。
Posted by ブクログ
“「……あたし、彼氏なんていらない」
「中二でその発言は寂しいよ、舞花」
「だって、あたしだけ彼氏作ったら、お兄ちゃん、世話をしてくれる人がいなくなって可哀想だもの」
「同情してくれてありがとう」
お兄ちゃんがあたしを抱き寄せて、髪を撫でてくれる。
「お兄ちゃんに彼女ができるまで、あたしも彼氏なんか作らない」
どうして大西の顔が頭に浮かぶのか。わからなかった。
それに、どうして胸が酸っぱくなるのかも。
こんなに近くにお兄ちゃんがいて、お兄ちゃんの香りを吸い込んでいるのに。
胸が、酸っぱい。
「うん……じゃあ舞花に彼氏ができるまで、お世話になろうかな」
お兄ちゃんが優しくつぶやく。
ずっとずっとこのままがいい。
変わりたくない。
お兄ちゃんのことを一番大好きな、あたしでいたい。
お兄ちゃんにもたれて髪を撫でられながら、あたしは本棚の『檸檬』を酸っぱい気持ちで見上げていた。”
分厚いけど、短編集なせいかあっさりと読めちゃう。
舞花ちゃんの話がとても甘酸っぱい。
“「タゴールの詩をお薦めした後輩が、卒業式の日に言ったんです。
『恋をしろよ、“文学少女”』って――」
「その後輩、あなたの彼氏?」
「違いますよー。ちゃんとその子には可愛い彼女がいました。わたしは、恋の相談に乗っていたんです。それで、他人のことばかりかまってないで、自分も恋をしろよって」
懐かしそうに、くすくす笑う。
「生意気な後輩ね。で?あなたは恋をしたの?」
遠子の目が、甘く輝いた。
唇をほんの少しだけほころばせて――愛おしそうに、ささやいた。
「しています、ずっと」
おだやかな声だった。
以前、廊下の電話で誰かと話していたときも、遠子はやっぱりこんな風に優しい甘い目をしていた。”