竹岡美穂のレビュー一覧
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彼女は、ずっと考えていた。人と関わらず、孤独な人生。それで、いいのかと。だから、決めたのだ。自分の“心”を形にして詠び出せる、名詠式を学ぶことを。そうすれば、少しでも彼に……何かを伝えられるかもしれないから――。『Keinez』・『Ruguz』・『Surisuz』・『Beorc』・『Arzus』―この五色を基本に、呼びたいものと同じ色の触媒を介し、名前を讃美し、詠うことで招き寄せる名詠式。その専修学校に通うクルーエルは、年下の転校生で、異端の夜色名詠を学ぶネイトに興味を抱く。一方、学校を訪れた虹色名詠士・カインツもまた、夜色名詠の使い手を探していて……。
“君のもとへ続く詠。それを探す”召喚フ -
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Posted by ブクログ
野村美月先生最新作。
うむ、設定が文学少女ほどツボでなかったこともあって、
感触は若干いまいちだったんですが、
お話としては面白かった。
今回、シリーズヒロインかもしれない帆夏ちゃんが可愛かった。
彼女は登場人物でなく作者の名前を冠してますからね。
まぁ、今回のモチーフ「源氏物語」では、
葵の上より夕顔より、若紫が好きな私には、3巻が
待ち遠しい。
今回、「桐壺」や「藤壺」にあたるキャラはわかりませんでしたが、
わかってないだけで混ざってたのかな?
ダーティーヒロインな感じの朝衣が、この「藤壺」か
「六条御息所」か、どっちでもないのかも気になる。
ちなみに主人公・惟光は、原作では娘・息子は -
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