あらすじ
「心残りがあるんだ」恋多き学園の"皇子"ヒカル――その幽霊が、是光の前に現れそう告げた。このまま幽霊につきまとわれ続けるなんて冗談じゃない!と渋々"心残り"を晴らす協力をすることにした是光だが、対象の左乙女葵――"葵の上"と呼ばれる少女は、頑なに話も聞こうとせず、生徒会長の斎賀朝衣にも不審がられ、敵視されるハメに。そんな時、ヒカルの死にまつわるある噂が聞こえてきて――!?
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未練を残したまま幽霊になってしまったヒカルの為に、ヤンキーと間違われてしまう是光が、ヒカルの悔いを解消するために奔走する物語でした。ヒカルの死因はなんだったのか? 気になる引きが残されて一巻目が終了してしまいました。二巻目も欲しくなるお話ですね。
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全10巻完結。
女の子苦手男子が、モテまくる話。しーこ可愛い。
源氏物語を知るともっと楽しめる。
強い言葉、強い思いも、ともすれば人の足かせにもなってしまう。本当の対等に付き合うのは、守るだけではなく守られること、そんな事を"六条"を読んで感じました。
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『文学少女』は面白がりどころがよくわからなく
同じレーベル先達文学賞受賞者作品と同じくへんにミステリなのがなんであったが
こういう作品だとなるほどわかりやすい
伝統正当のらいとのべらないず(=登場人物の個性付けが極端な「キャラクタ小説」化)された少女小説
現代現在を舞台にほどよく浮かせてこういう話を設ける作者の技量に感心
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「文学少女」シリーズが終わり、寂しい…と思っていた巻末、次作の予告が出ていて、ヤッターーー!!と楽しみにしていました。
そして、「そうきたか!」ニヤリ、としてしまうような新シリーズのスタートですね。「文学少女」ファンならまたファンになってしまったのではないでしょうか。なぜなら、私がそうだからです。
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”文学少女”で知られる野村美月さんの新シリーズ。
若くして死んでしまった学園の皇子ヒカル
そして強面の所為でヤンキーだと思われ、ぼっちな是光。
葬儀から帰ってみれば幽霊が憑いてきた!!
それはヒカルの幽霊で・・・ってな感じで始まる物語です。
源氏物語がベースというかなんというか
ってことでヒカルは女ったらしです。
そして是光。読んでてこいつ等足して2で割ったら丁度良くなるのか?などと思いながら読んでました。
まぁ最後にはそうでもないかもwなんて思いましたけど。
ヒカルと是光の友情と後は恋の物語ですね。
でも、ヒカルの君は既に幽霊なんで恋がなんともまぁ切ない。
読んでてハンカチやらティッシュは必需品ですw
ん~ちょっとの笑いと切なさとでもなんだか読んでて優しくなれる
ちょっと心がほっこりするような本でした。
最後の最後にまぁ続き物なんでしょうがないですが
ヒカルの死は事故なのかそれとも・・・ってな感じの気になることもあったり
とりあえず続きが気になる本でもある。
2巻目も既に出てますし、さてと続きを読むか。
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源氏物語×ヒカルの碁 らしいです。
本当におもしろかった。近頃評価されてるその辺のエッセイとかよりよっぽとおもしろいわ。しゃーないしゃーない、オレ、物語フェチだし。
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はじめは葬儀で騒いだりきつくて可愛げのない葵が苦手だったけれど、いつの間にか微笑ましく思えるようになっていた。是光にしか見えない幽霊のヒカルと回る、彼を思い出しながらの是光と葵の遊園地デートが切なさより温かくて瑞々しくて良かった。葬儀で笑っていた朝衣他、暗くどろどろしたラストに続きが気になった。
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評価:☆4.5
「心残りがあるんだ」
恋多き学園の''皇子''ヒカル――その幽霊が、是光の前に現れそう告げた。
野村美月が贈る、ミステリアス現代学園ロマンス、堂々開幕!!
主人公である是光の不器用ながらも誰かのために一生懸命になれるところは凄く好感が持てるね。
勘違いとはいえ、キングオブヤンキーとまで言われてる是光が涙脆いところもギャップがあっていい。
自らのトラウマと重ねているところもあるけれど、他人のために本気で怒って、本気で泣いて・・・そういうことができる人っていいよねぇ。こんな奴に友達できてないとかおかしいw
そして帆夏から漂う凄まじい萌えキャラオーラ…!
是光にキュンとくるシーンはこっちまでキュンキュンしたw
文学少女のななせと同じタイプのツンデレキャラだけど、こっちの方が刺が少ない感じかな?
ヒカルが作中で放つ「強気プラス純情って最強だよね。すっごく萌える」という言葉は作者本人の意見のように思えるのは気のせいだろうか(笑)
個人的にも全面的に同意なので是非こういうキャラを出していって欲しい!
人間のもつ激しく暗い感情も出てきますが、文学少女ほどえげつなくはないかなという感じ。
今のところは「読みやすくなった文学少女」というイメージ。
最後も気になる引きだったのでどんどん読んでいきたい!
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もつれた感情が解け、素直になることが出来た葵がよかったなぁ、と思いますが、そもそも誠さん顔負けだったヒカルを思えばなぁ。是光はとばっちりに近いキモしますが、相手を思っての行動は素直にいい奴だと思いました。
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源氏物語モチーフな第1弾。野村さんの作品は、淡いタッチがよく合う。
いいやつなんだけど見た目でヤンキーと誤解される是光が、学校で一番のタラシで女の子に優しい王子みたいなヒカル(幽霊)の心残りを果たす話。
ヒカルの婚約者だった葵は、素直じゃなくて言葉と態度が裏腹な子。本当の気持ちを隠すように、強がるタイプ。本当は誰よりも純粋なんじゃないかな。
ひょんなことから是光に協力してくれるようになる式部が、是光のことを理解してくれるようになるのが、なんか嬉しかった。
ヒカルの心残りを果たそうとするうちに、是光との間に生まれる友情もとてもいいな。そして何より、これ皆是光に惚れちゃわないかww
楽しみなシリーズができたなぁ♪
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『文学少女~』が終わってから始まったこのシリーズに、最初、なかなか手が出せませんでした。
“葵”と“ヒカル”という名前から源氏物語を元にしたものなんだろうなーと思い、興味はあったのですが、『文学少女~』が頭の中でチラチラして、どんなに変化しているのかという恐怖もあり、なかなか買うことができませんでした;
それでも読みたかったので、勇気を出して買って、怯えつつ読みました(苦笑)
私は野村さんの書く物語が大好きです。
この物語を読んで、改めて思いました。
今度は花に詳しくなれそうですね!笑
私にとってこの物語は、ひとつひとつがキラキラしている、大切な大切な宝物、というような感じです。
時間があいたら、ゆっくりと読みすすめていこうと思います。
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iPad miniでとりあえず、一冊読破。ブラウザをいろいろ試しながら、いまいち落ち着かず、時間がかかってしまった。結局SideBooksでしばらくいきそう。
どうも最初物語りにうまく入れなかった。たぶんモテモテで女たらしの高校生が主人公では、やはり物語りに入れない。是光が本格的に主人公になってからは段々読みやすくなってきた。葵の誕生日のシーンは、わかっていても、女の子ってあんなシチュエーションにはイチコロなんですね。
朝ちゃんはもちろん人気出ますね。私としては帆夏のキャラが萌えポイント高かったです。余韻も残ったし、次作以降にも期待したいです。
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文学少女シリーズの野村美月&竹岡美穂コンビの新シリーズ。今回は源氏物語を元ネタにした幽霊恋愛物です。文学少女と比べて、話の雰囲気が前向きに感じるのは、登場人物の心の闇がそこまで大きく取り上げられてないからでしょうか。そのおかげで全体的にさらっとした感じです。あとがきにも書かれてましたが、本シリーズはお別れの物語なので、読後感に寂しさを感じてしまいます。今回の葵の上のお話も、一応ハッピーエンドになるのかな?ラストに残されていた謎が気になります。早く次巻も読まないとね♪
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葵さんがかわいい!!儚いキャラ好きやわ~
最後のプレゼントのときは泣きそうになった。そこで是光が抱きしめる必要はなかったと思うのだけど...
幽霊になって想いを伝えるのって大変だなと思った。言いたことは生きてるうちに伝えたいな。
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2011年6月当時の日記転載
この本の話する時、
「葵読んだよw」
みたいな言い方してるけど、
本当は微妙に正確ではない。
でもさー、ヒカルが地球にいたころって微妙なタイトルだよね…。
どう略すの?カニコロ?ww
ところで内容ですが、
「とらドラ」の竜児とか、
「はがない」の小鷹とか、
そな感じの誤解ヤンキー主人公、是光。
こいつが元モテモテ皇子の幽霊の協力で
女の子と打ち解けてリア充を目指す物語。
…ん?なんか違う気もするけど大体あってるはず。
で、まあ結論をいうとなかなか面白かったです!
なんちゅーか、今回もななせみたいなキャラ出てくるんだけど、
今回は好きになれそうw
いいね野村美月作品。
赤城山とか天使野球とか何だったんだろう…
次は“夕顔”だそうで。
ドロドロしそうで期待ですw
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是光の不器用さがとてもこの作品でいい味をだしているように思います。だから、共感もすごく出来た。 葵さんは、遠子先輩と少し似ている面があって、少し幼さが残るところとか、心の変化が分かりやすくて変わっていく葵さんが可愛かった。 文学少女では、あんまりなかった男同士(是光とヒカル)の会話も とてもリズミカルにテンポよく進んでいって読んでいていいなぁ、と思いました。みんな作品で輝いていてよかったです。 これから、是光を取り巻く仲間たちがどう変わっていくのか楽しみです。
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野村美月さんの新シリーズということで早速読んでみました。
最初は「なんだかなあ」という感じでしたが、後半から一気に面白くなっていきました。読み進めるうちにじわじわと涙が押し寄せてきて、最後には泣いてしまいました(ノω`)、
この話は源氏物語をベースにしているそうですが、それを知ったとき文学少女とダブってると一瞬思ってしまいました。そういうこともあり星は四つです。
ですが女の子との絡みもあり、ヒカルとの友情もあり、続きが楽しみなお話です。
早速夕顔を読んでみます。
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新シリーズでありながら、文学少女シリーズで確立した既存の古典作品と絡めながら現代にストーリーを膨らませる手法は軽快で、安心して導入から読める。
ヒカルのとんでもない設定(それは幽霊で有ることでは無い)でありながら嫌味を感じ無いのは、ベースになった人の高性能が故か。
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純粋に楽しめました!葵ちゃん可愛すぎる☆彡男の子の友情も青春してて素敵でした。文学少女とはまた雰囲気が違うけど、やっぱり野村さんらしい温かい感じは相変わらずでした!二巻楽しみです♡
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野村美月先生最新作。
うむ、設定が文学少女ほどツボでなかったこともあって、
感触は若干いまいちだったんですが、
お話としては面白かった。
今回、シリーズヒロインかもしれない帆夏ちゃんが可愛かった。
彼女は登場人物でなく作者の名前を冠してますからね。
まぁ、今回のモチーフ「源氏物語」では、
葵の上より夕顔より、若紫が好きな私には、3巻が
待ち遠しい。
今回、「桐壺」や「藤壺」にあたるキャラはわかりませんでしたが、
わかってないだけで混ざってたのかな?
ダーティーヒロインな感じの朝衣が、この「藤壺」か
「六条御息所」か、どっちでもないのかも気になる。
ちなみに主人公・惟光は、原作では娘・息子は出てくるんだけど
彼の妻が誰かはわからない(調べたりないか;)模様;
もう1つ隠されているモチーフは、わからなかったです;
知ってる作品か知らない作品か、何かなぁ。
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表紙が綺麗で表紙買い。淡々とした冒頭からニヨニヨへ、そしてシリアスへの流れが良くて一気に読んでしまった。内容的には少女漫画的(?)なのだろうか。女性的妄想だと思う。その分、変に共感しないので気軽に読めた感じ。
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「文学少女」シリーズの野村美月さんの新作。モチーフは「源氏物語」。手堅くまとまったライトノベルだと思います。
主人公の是光くん、おっかないけどいい子です。ケンカ顔で恐れられ、やっていないことも彼のせいになってしまう。不良じゃないのに…。かたや花のような容姿に、甘い言葉と孤独感をまとうヒカル。接点のなさそうな二人。しかもヒカルは幽霊で。彼の婚約者「葵」に言い残したことがあるという??
この二人が友人になっていく経過が、私は爽やかで好きでした。源氏がモチーフで、ファミ通文庫ですから萌え要素の女の子の方に力点がいくのでしょうけど。ヒカルがそこらの女の子より、甘く愛らしく儚いので女の子はどっちでもいいや(笑)二人の友情物語として読む方が楽しかったです。
「文学少女」ほどのハマりっぷりは起こさないまでも続きを読んではみたい。息抜きにサラっと読んであげるのが良さそう。ただし、これを読んで「源氏物語」の代わりにしようなどとは思わないことです。お話のモチーフやアイディアには活かされているでしょうが源氏物語とは全く別物。あくまでも野村さんのアイディアで書かれたライトノベルなのでネタ本を読んでいない読者様はご注意を!
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出戻りの叔母がいいキャラ
それぞれ壮絶な幼年期を送って、まっすぐ育った主人公と、感情を素直に出せない3人の貴族たち
彼らを分けたのは叔母のあのセリフだったのではないかと
あとがきにある もう一冊のネタ本 がわからなかったorz
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ふむ。期待してたほどではなかったかな。ってか誰にも感情移入が難しくてつらい……。なんとか是光にできなくはないけど、なんだかなぁ……。色々言いたいことはあるけど無粋なので心に留め、一つ、葵視点の遊園地デートは良かった。うん。
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同作者の”文学少女”シリーズが好きだったので購入。…けれど、少し単調に感じてしまいました。
葵さんにヒカルの思いが届いたシーンなどは美しい描写と相まってカタルシスを抜群に得られたんですがね。
この作品は映像で見たら面白いんじゃないかと思います。
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文学少女の作者野村美月さんの新シリーズ。
とりあえず源氏物語を下敷きに書いているのはすぐわかるのですが、もう一つ名作も下敷きになっているらしい。
わたしはまだわかりませんでした。
一巻はまずまずだと思うので今後に期待。
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くっそ、最初から何となく終わりが見えていたのに泣いた……。こういうの悔しいな。
ってか、是光のキャラがいいww
是光は光君に振り回される運命なのだよ……ふふふ……。