【感想・ネタバレ】“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)のレビュー

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Posted by ブクログ 2014年12月19日

源氏物語にインスパイアされながら、なかなかにシビアな展開。
どんどんシビアになっていっているが、大丈夫かな?

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年06月23日

源氏物語にはたくさんの女性が登場しますが、どんな女君に惹かれるかという読み方も、古来からずっとされてきました。

今回の女主人公は「朧月夜」。
月の宮こと月夜子さんです。

自分で好きな女君を挙げろと言われたら「夕顔」とこの「朧月夜」そして「玉鬘」を挙げるでしょう。やっぱり自分の好きなヒロインがメイ...続きを読むンの回は、読後感も好きですね。このシリーズの中では夕顔の次に好き。

紅の枝垂れ桜に例えられる紅の髪。
透き通るような艶かしい白い肌。

ヒカルとは深い仲だったらしい奔放な少女、月夜子。彼女はヒカルの愛人であったと公言して憚りません。男好きの浮気者のように言われていますが艶やかで、芯が強くて度胸があって。なかなか気持ちのよい、愛らしい女の子です。

亡きヒカルの代わりに、『約束』を代行する是光くん。先輩である月夜子の魅力には確かにくらっときていますが彼なりに筋は通しています。彼は、「後輩」として彼女を守ってあげたいと思っていますし、悪女のように言われていても本来彼女は純粋で、激しいけれど一途な女の子なのでそれを理解したうえで、穢れから守ってあげなくてはと頑張ったように思います。

凛とした、強くて華やかな心の女性を
まっすぐな激しい男性が本気でかばう。

そこにヒカルとの間のような恋はありません。

惚れたというのなら。
むしろ。

くちづける場面はありますが、是光くんは人間としての月夜子さんの潔さに惚れたのだと私は思います。

彼女は本当は、ヒカルくんの義兄の許嫁でしたが義兄から精神的な虐待を受けてきたせいで、自分を醜く、人に愛されない女の子だと思い込んでいました。

このヒカルの義兄が、どうにもならない男で、傷ついたのは確かだと思います。

ただ、現実には月夜子さんは物凄い美人さんなので
そんなに心を閉ざす必要は、本当はなくて。

ただ、病的なこころへの暴力から解放されれば、じゅうぶん幸せになる子ですし。問題は払いのけ方を知らなかったこと。まだ幼くて無垢だったことでしょうね。

この呪縛を取り除いたのがヒカルだったわけですが

この二人の恋も、私は見事だったと思うのです。

終わりがくることはわかっている恋でも業火に抱かれて燃え尽きる桜のように完全燃焼した。そんな恋だったのではないでしょうか。

いつか、幕切れを思わなくて済む本当の愛が
彼女にやってきますように。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年12月29日

ただのハーレムラノベなのだが、元が源氏物語なので、4巻までくると立派な文学作品に思えてくるから不思議だ。
葵、式部、朝衣、紫織子とメインキャラも立ってきて、物語がどんどん広がっている。まさか本当に54巻までいったりして…
少なくともこのシリーズ、文学少女に匹敵する、作者の代表作となることは間違いなさ...続きを読むそうだ。
舞台袖でびびる月夜子さんには萌えました(^^ゞ

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Posted by ブクログ 2012年06月07日

正直この話は素晴らしかった。
野暮なことは言いたくない。(とてつもなく言いたいけど)

先が気になって仕方がなかった。ドキドキした。

月夜子に対しては、私は同情する。胸が痛む。
一朱はもちろんのこと、ヒカルにも一発殴ってやりたい。
やっぱりヒカルは嫌いだ。これは一巻から変わらない。
そして是光には...続きを読む幸せになってもらいたい。これも変わらない。

月夜子が、葵が、これからどう生きていくのか、気がかりだし、そのまま幸せになれるとは思えない。
アフターフォローをきっちりしてくれることを求める。
まぁこのままでもいいけどね。葵の方はまだ何かありそうだし。

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Posted by ブクログ 2012年06月07日

先輩キャラの月夜子先輩。
是光の初の先輩と呼べる人の登場だった。
これから是光を引っ掻き回したり、凛として踊ったり、助けを呼んだり、、、
センパイ!!って感じの人だった

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Posted by ブクログ 2012年05月06日

葵に告白され、帆夏とはギクシャクし、そんな中で月夜子先輩が接近してきてさぁ大変。今回は是光の修羅場回となってます。逆に今までこうならなかったのが奇跡なんだろうけど。

今回は雰囲気がかなり文学少女に似てた気がする。ダークでミステリアスなところとか。決してハーレム展開のことではありませんよ?
月夜子先...続きを読む輩の苦悩とかが読んでて辛い。読んでいて是光と同じようになんとかしてあげたいという気持ちにさせられた。

そんな中で物語の鍵を握る「六条」がもう人間として最低すぎて、ハッキリ言うと気持ち悪いです。キモいです。キショイです。

そんなSAN値ダダ下がりな中で最後にしーこが癒してくれます。しーこちゃんペロペロ

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Posted by ブクログ 2012年05月02日

安定の面白さ。
今回のヒロイン月夜子さんも大変魅力的でした!
さて、今後物語を大きく左右しそうな、ヒカルの死の謎については、まだまだヒントすらもありませんが、ヒカル兄もなんだか悪そうな事企んでるようですし、早く次巻が読みたいです。

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Posted by ブクログ 2012年05月02日

ラストの舞台上の月夜子さんは好き。
今巻は文学少女・狭き門の話のリベンジな気がするが、あっちよりはこっちが好き。理由はわからん。

あと、葵さんも帆夏も見せ場というか、口説かれる場面が実に良い。

あと口絵の着物姿が超エロい。

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Posted by ブクログ 2012年09月23日

面白かったー!
もともとこの「ヒカルが地球にいたころ」は大好きなシリーズですが、
この巻でさらに評価が上がりました。

今回のテーマは“朧月夜”。
花は艶やかで誇り高い“枝垂桜”。
この“朧月夜”にして”枝垂桜”な月夜子先輩が、すごく魅力的なキャラだった。

誇り高くカッコよく、小悪魔のような無邪気...続きを読むさもあり、だけど臆病でコンプレックスを抱えている月夜子。
ヒカルがいたころは、そんなコンプレックスを肯定してもらい、咲き誇る枝垂桜のように強く気高くいられた。
ヒカルがいなくなってからは、過去のしがらみの糸に捕らわれ拠り所をなくし、踊れなくなってしまった。

僕はけっこう登場人物に感情移入して読むタイプなのですが、
この月夜子が過去と現在を比べて気持ちが連続してアップダウンするシーンは、本当にやばかった。
自分の気持ちまでアップダウンしてしまい、夢中で読んでしまった。さすが野村美月。

ストーリーもキャラも満足な1冊でした。
★4つ。


・・・って思ってたら。

しーこww
最後に全部持ってったよww
しーこの可愛さに、★プラス1つw

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Posted by ブクログ 2013年08月28日

相変わらず重いものを背負った女性の登場に、だからこそヒカルは心残りだったんだろうと思いました。その女性を救う度に是光を好きになる女性が増える一方だけど、それも納得してしまうのが面白い。

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Posted by ブクログ 2012年12月02日

今回は美しく魅惑的な先輩の物語。

わたしがヒカルの大事な花を散らさないように、見張っていてくれる?」

その言葉から発せられる意味は、
果たして嫉妬か激情か。

話はよく練られていて読みどころは多かった。
いったん願いを叶えたと思いきや
……のシンプルに終わらない展開が良かった。

自分への劣等感...続きを読むと従属の鎖からの解放。

文学少女の続編だと言われても違和感がない。
って、いい加減文学少女から卒業して
違う作品として評価してあげないと可哀相ですね。

いよいよ敵役のようなものも出てくる。
(これが黒幕だとは思えないが)

まだまだヒカルの死にまつわる謎は解けませんが、
いよいよ是光ハーレムも構築され、
この物語はどこまで続くのでしょう。

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Posted by ブクログ 2014年04月13日

諸事情により「若紫」よりこちらを先に読んでしまい
すみません野村先生…
そんなこんなで4巻目にあたりますが、3番目に読みました。

今回で気が付きましたが、かなり「源氏物語」に忠実。
今回のヒロイン・月夜子さんと源氏~の「朧月夜」、
1巻のヒロイン・葵ちゃんと源氏~の「葵の上」とは、
ちゃんと身の上...続きを読むが重なっていますね。

「朧月夜」についてはあまり知らないのですが、
ひとまず今回の月夜子さんは、表紙や口絵のイメージと
裏腹に、大胆ながらもむしろ気の弱い、可憐な女の子で
ビックリでした。
ある意味境遇は全く違いますが、対をなす葵ちゃんとも
少し似てます。

で、今回は源氏~でも重要人物にあたるキャラも登場。
このキャラののイカれっぷりもあって、今回は雰囲気が
「文学少女」と似すぎかな、と思ったので★-1。
この前の巻の「若紫」はカラーがまったく違いそうで、
こちらも読みます;;

ちなみに、是光にとっての本命候補は私的には
勿論可愛い式部ちゃんです!
ヒロインを「若紫」とするならば、若紫、は
紫の上以外にも指す人がいますからねニヤリ。

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Posted by ブクログ 2012年06月27日

今回の表紙は文学少女シリーズも含めて最も素晴らしいものだった。
重要そうなキャラも登場して核心が近づいてきた気配ありの、ついに是光ハーレムが形成されつつありのそういうお話。もう少し過去の女を大事にするべきだと思います。

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Posted by ブクログ 2012年06月03日

発売日より1ヶ月以上経ってようやく発売されたことに気づいて
即買ってそのうちにやけ読みしてしまった。
ちょっとこの読み方もったいない。
それで、自分のテンションだだ下がりやったど
もう読み出したらテンション復活。
野村さんのあの文の綴り方、色の表現、全てが好きです。

今回は、月夜子さんが登場で.....続きを読む.
月夜子さん、イラストからは想像できないくらい強くて、儚くて
文から伝わってくる月夜子さんはどこか凛としていて...
魅力的な女性でした。

物語のキーパーソン「一朱」は、鳥肌が立つほど
不気味で、奇妙で...。
意外とこのキャラ設定好きかもしれない。

うーん、是光の争奪戦(仮)はどうなっちゃうんでしょうか?
でも、自分的には夕雨とのくだりがよくて
ほかの人のことなんて考えられないなぁ。

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Posted by ブクログ 2012年05月09日

今回は先輩キャラの月夜子がヒロインで、物語が二転三転します。花をちぎっていたのは?月夜子は本当にあいつが好きなのか?とか疑問が頭に浮かんでは消えして、どう落としこむのか期待しながら見たけれどああなるほどと。やっぱり、ヒロインはハッピーエンドでなくては。今回葵は振り回され放題で挙げ句軟禁という感じです...続きを読むが、是光が確実に男を上げていってますね。また、いつものことですが野村先生の風景描写には心洗われるというか、溜め息が出るほど綺麗で大好きです。

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Posted by ブクログ 2012年05月06日

紅い髪が印象的な優美なお姉さん、月夜子さんが今回の中心。是光にとっての初めて先輩となった月夜子さんの葛藤とそれを乗り越えた姿が美しくて素敵です。野村さんの心理描写の巧さを再認識しました。そしてどんどん可愛くなっていく帆夏ちゃん。男気と純粋さで着々と女の子を落としていく是光が心配だけれど、やっぱりこの...続きを読む二人には本当に幸せになってほしいです。でも葵ちゃんにも何か救いがほしいと思っちゃうな。それと短編の紫織子ちゃんも狡猾さは失わずに素直になっててほのぼのしました。次巻の末摘花も楽しみです。

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Posted by ブクログ 2012年05月02日

今回は兄嫁「朧月夜」。日舞を嗜むセンパイ。美しくかっこいいのに、自分にコンプレックスを持っていて不安定で目が離せない。「六条」にはやられた。まさかの処女厨。/ヒカルが心配するほど、是光の「才能」開花しつつあるのかw 本編の裏側でのしーこも可愛らしくていいですな。次は末摘花。顔も名前もわからないとか。

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Posted by ブクログ 2012年04月30日

一朱気持ち悪い…。カメレオンとかマジ無理…。


もうちょっとカタルシス欲しかったです。


是光争奪線?は葵が本格的に参戦したのかな、という印象。そして相変わらずツンデレは不憫。文学少女の悲劇を繰り返してはならない…。

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Posted by ブクログ 2018年10月09日

蜘蛛の化身を恐れる、日舞の名取りでヒカルの愛人を名乗る月夜子センパイが艶やか。巻を追う毎に増える女の子達が個性的で楽しく、ヒカルのハーレム皇子さにも嫌味がない。帆夏は一々面倒臭さ全開だけれど、妬いていた筈の月夜子のファンになったり恋愛に引き摺られていないシーンは確かにさっぱりしているのかもと思えた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年04月13日

うわぁ(辟易)
一朱、気持ち悪いな。
フェロモン振りまいている月夜子が今回のヒロインなせいもあり、なんだかドロドロしてきた。

ヒカルの死の真相は、もしかしたら。
という推理をしてみるけれど、まぁわたしの推理力ではタカがしれてる。
おとなしく最終巻まで読むとします。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年04月21日

【ヒカルが地球にいたころ・・・・・・】4巻目。
憎悪ってこわい・・・と思った作品でした。
月夜子先輩は美しかったけど、一朱さん(・.・;)
是光くんが巻数を重ねるごとにほんとに魅力的になっていきますね(笑)
ヒカルくんはきっとただのハーレム皇子じゃないんだなぁ・・・

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Posted by ブクログ 2013年06月11日

ヒカルが死んだ謎が、益々深まった感じがした。

あと、一朱の豹変ぶりには、とても驚いたしこの人は、何か、大事な事を隠し持っているような気がして、ゾワゾワした。

これから、どうなるのか気になった。

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Posted by ブクログ 2012年06月30日

さてさて内容ですが
今回の話は何というか…強引?
あ、もちろんミステリ部分の話ですが。
引っかかるとこが多かったかな…

最後の盛り上げ方はさすがでしたが。
ちょっと力技すぎるかなと。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年05月01日

 面白かったことを大前提に。
 新たな登場人物が実は隠された別の側面を持っていて、それが事件発生に伴って一気に露わになる→主人公の熱い行動で無事解決。・・・というストーリー展開のパターンが③と似ていたからか、ちょっと物足りないなとは思った。それを言ったら文学少女シリーズもそうだったかも知れないが。個...続きを読む人的には、巻数を重ねるよりも早くシリーズの中核となってるであろう話題に進んで欲しいなとは思う。
 言葉の装飾が独特だがその分ボリュームも増しているので、そこは好みかと。
 

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