【感想・ネタバレ】半熟作家と“文学少女”な編集者のレビュー

あらすじ

新しい担当編集の天野遠子嬢は、清楚な美人だった。――が、いきなり本棚の前でグルメ批評を始めるわ、ほんわか笑顔で容赦なく原稿修正を指示してくるわ、売れっ子高校生作家たるオレが、どうしてこうも振り回される!? そんな時届いた脅迫状じみたファンレター。そこにはまだ刊行される前の小説の内容が書かれて……って差出人は、まさか!? 半熟作家・雀宮快斗とその担当編集者遠子が織りなす、物語や文学を食べちゃうくらい愛する“文学少女”の、最後の物語。

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ネタバレ

今回は"文学少女"が大人になった後に知り合った人達がメインのお話でしたが、いやぁもう愛しくなるお話でしたね。
主人公の快斗はお馬鹿な子で、虚勢をハリボテのプライドで隠しているような男の子でしたが遠子先輩が編集者として快斗くんを導く姿は在りし日の文芸部を彷彿とさせてくれました。
子先輩の口から惚気を聞くことができて私は大満足です、そうかそうか心葉くんはそんなことができる恋人に進化したんだね…遠子先輩を大事にしているんだね…ふたりの結婚生活も見たいなあなんておもいつつ、まさかの菜乃ちゃん再登場。これも嬉しかったです。
本を読むと頭が痛くなるような女の子だった菜乃ちゃん、もう見習いではなく立派な"文学少女"ですね。
みんなみんな、幸せになれ〜と願ってしまうような最終巻でした。
ありがとう、"文学少女"。

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2025年11月22日

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文学少女完結のお話。
遠子が編集者として登場し主人公を振り回す。
素晴らしかったのは心葉の存在を匂わせておきながら最後まで登場させなかったこと。
主人公と出会ったらどうなるのだろう。遠子とのやり取りを見て主人公はどう思うのだろう。
と、想像が膨らむ所だが、旧主人公は出さない方が話が上手く纏まるのでこの展開で正解だと思う。
最後数ページで菜乃を登場させたのはドキっとした。こういうのは嬉しくなる。

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2013年11月27日

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ネタバレ

"文学少女"シリーズ最終作。
新キャラの高校生作家雀宮快斗君を主人公に編集者となった"文学少女"のその後を描く。
快斗君にはその性格、言動(中には危ない?発言も)等色々と笑わせてもらった。遠子さんへの恋は破れてしまったけど、初恋の人へ頑張ってアタックしていってほしい。
遠子先輩と心葉君も幸せそうで、挿話集④の短編で登場した指輪のその後なんかも微笑ましいものだった。
とても素敵なシリーズで最後まで楽しめた。

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2012年08月30日

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 高校生で有名作家の仲間入り!私が何度も夢見た(諦めていない)環境ですよ。なんともうらやましい。
 私も嫉妬してしまう今回の主人公はまだまだ垢抜けない高校2年生。「俺最高」と発言をするナルシストぶりを発揮する反面、清楚な遠子さんに対する熱々な恋心を見せるところが実に面白い。

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2012年08月04日

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ネタバレ

文学少女シリーズ通して最終巻。非常に面白いと思います。
文中に「井上ミウの担当が遠子さん…」ってことは、心葉と遠子先輩はまた会えたんでしょう。良かったです。
ハッピーエンドでよかった

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2012年05月05日

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文学少女シリーズ、最後の一冊。
ラストにふさわしいお話でした。
本編の語り手であった心葉君はほんのりしか出てきませんが、
゛文学少女゛と゛見習い゛が繋がり、一つの物語になります。

最後を飾る雀宮君、心葉君と色々な意味で正反対で
痛快でした!
巻き込まれ体質は似てるかもですが(笑)。

大人になった遠子先輩も、相変わらずです(^.^)

最後まで良かったなぁ。

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2012年03月22日

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快斗の突っ走る姿がおもしろかったです^^
私にとってはスルメな本でした。

遠子と出会って変わっていく登場人物たちの姿がすごく好きです。

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2011年08月13日

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イラッとするところもあったけど全体的に明るくて、編集者な遠子先輩もいい。まさかの司書さんも嬉しかった。

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2011年07月31日

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ほんとに野村さんの文章はテンポがいいというかノリがいいというか、こう、ああ楽しんで書いてるんだなって感じられる文章ですごく好きです。
なんか読んでてとても楽しくなるんですよね、なんでかな(笑)
卒業後の透子先輩と心葉の様子をもっと知りたいと思っていたけれど、こういうのもいいなって思えました。
いい感じに振りまわされている彼や彼女が可愛くて。
そして何より、透子先輩も心葉も幸せになって、胸がきゅんきゅんしました。

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2011年07月29日

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快斗くんの性格が可愛かったです☆
前に文学少女のDVDを見て、遠子さんと心葉のその後がわかるかな?と買ったのですが、最終話だとは知りませんでした。^^;
さりげなく幸せを振りまいて・・・
時間ができたら遡って読んでみたいです。

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2011年07月21日

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途中まではイラッとするところも多かったですが、要所の締めは流石の盛り上がり。
ラストシーンが秀逸なのはもはやデフォルトですね。
いやー、泣けた!

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2011年07月08日

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文学少女最終巻。
いつもの鬱展開はなく限りなく甘い内容。
終始甘いんだけど間延びすることなく楽しく読めました。
次回作”葵”は未読ですがそのうち読んでみようと思っています。

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2011年06月22日

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超ーーー良かった。
コメディ的な後日談だったけど、
うまーく、未熟作家を導いていった遠子さんがすばらしい。
快斗の作家としての前向きな気持ちの変化もいい感じだった。
あんま、シリアス過ぎないところも後日談って感じ。

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2011年06月17日

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蛇足にならず、未来を想像させてくれる作品だった。遠子さんが社会人になっても変わらずいてくれた事が嬉しい。

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2011年07月06日

ネタバレ 購入済み

文学少女の最終巻

今作は、新たな登場人物である“半熟作家”と、編集者となった遠子の物語です。 位置づけとしては番外編で、構成は非常にコミカルになっております。

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2022年04月07日

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 ――またおいで。それで、本の話をしよう。


編集者になった遠子先輩が、売れっ子高校生ライトノベル作家の担当として活躍(?)する、という、どう考えても蛇足なシリーズ最終巻。主人公は作家の少年です。

モチーフは伊勢物語・風と共に去りぬ・ハムレット・伊豆の踊り子。

たとえ蛇足でも、また読めたことに感謝したい1冊。
それに最後に出てきたあの人の分だけで、十分に満足させていただきました。
油断しているところにここでそう来るのか!と言うのがずどん、と一発入って、小説を読む楽しさってこういうとこにありますね。

良く考えながら読んでいれば分かっていたようなことだけど、素直に読んで衝撃を受けるほうがお得です。

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2019年09月16日

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文学少女はいいシリーズだったと思います。私だったらそうは表現しないなと思うこともあれど、出てきた本は読みたくなり、余韻が心地よかった。この巻で終わりというのが本当に寂しい。快斗編としてもっと読みたいのになと思った。
でも完結はめでたい。

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2015年02月25日

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「文学少女」シリーズの番外編で、全シリーズを合わせての最終巻となります。

「ハードボイルド高校生・業平涼人(なりひら・すずひと)」シリーズを連載し、現役高校生作家として活躍する雀宮快斗(すずめのみや・かいと)が舞台回しとなって、彼の担当編集者となった遠子やその恋人の「井上ミウ」、そして快斗の初恋の人である菜乃たちの「その後」が描かれます。これまでとは違い、コミカル色の強い物語になって居ます。

第1話は、快斗のもとに脅迫の手紙が送られてくる話。第2話は、快斗と同じく遠子が編集を担当している女子大生作家・早川緋砂(はやかわ・ひさ)とウェブ小説で対決する話。

第3話は、快斗が高校の球技大会に参加する話。久しぶりに「文学少女」となった遠子の「想像」が冴えます。

第4話は、遠子の結婚を知った快斗が、失恋に傷ついて伊豆の温泉宿に滞在する話。そして最後に、彼の初恋の相手である「文学少女」と再会することになります。

いろんな登場人物の「その後」を知ることができて、おもしろく読みました。とくに菜乃の成長は、親のようにうれしく感じてしまいました。

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2014年05月30日

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高校生作家としてデビューした少年、の担当者はあの人。

あいかわらず…というか、やはりというか
予想通りそのままに成長しておりましたw
作家の方は、よくある天狗さん? と思いきや
過去を思い出さないため、な虚勢張りのようで…。
思いださないためには、その時の自分を忘れるのが一番ですが
何だろう…これは背景をしらなければ、単なる痛い男の子?
ものすごく、青春してしまっている感じもしますが。

そして要所要所に出てくる『彼』の名前!
彼女の口から出てくる話。
思わず、にや~っとしてしまいました。
幸せなのはよい事ですw
徐々にゴールインまでの話が進んでおりますし。

何気ない日常、何気ない生活。
あちらこちらに、色々な物語が転がっています。
それを文章に料理できる作家は、やはり素晴らしいと思います。
もちろん、それを支える編集者も。

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2013年04月09日

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雀宮くんの勘違いがおもしろかった。とくにWEB小説のはちゃめちゃストーリーに、読みながら声だして笑ってしまった。ギャグ主体で終わるのかと思いきや、最後はしっとりと雀宮くんにしては落ち着いた感じになっていた。

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2012年08月31日

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ネタバレ

見習いシリーズを読み終わったら、遠子さんに会いたくなって、挿話集をすっとばっしてこちらの最終巻へ行ってしまいました。さわやかなライトノベルですらすらと読めました。大人になったようでいて、奥手のままの文学少女は、不安定で、劣等感の強い男の子を強く引きつけます。すっかり完璧なヒーローになってしまった心葉との結婚というラストに結びつけるには半熟作家を手玉にとる成長した遠子さんを描かないとたしかにバランスが取れませんけどね。
間接的に描写せずに有川浩並に三つ編みのいたずらとか、「明日会う君へ」を一緒に考える姿とか、やっぱり三題噺のおやつをさらっと出すところとか、どんなプロポーズで遠子がどんな反応をしたのかとか、甘甘のお話も読んでみたかったですが、それは読者の想像に任せてしまったんですねぇ。なんでも女性作家らしく、最後は見習い文学少女と半熟作家をカップルにしてしまいましたな。でも快斗くん、井上ミウ=心葉と知らずに結婚式にでたりしたら…一生立ち直れないかも。

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2012年07月20日

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 文学少女シリーズ最終巻ということで「あぁ、終わってしまうのか」としみじみしながら読みました。
 ナルシストな高校生作家・快斗の暴走っぷりは苛立ちを通り越していっそすがすがしさすら感じました。遠子先輩の天然も相変わらず可愛かったです。
 ただ最終巻なのに心葉が殆どでてこないのが残念でした。
 それでも大好きなシリーズでしたし、面白かったです。

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2011年10月26日

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なるほど、心葉はキャラクター性能的に強くなりすぎたから今回は主人公になれなかったわけか。
最終エピソードでありながら、新キャラクターに主人公を任せたり、見習いシリーズもそうですが、一度完成した世界を崩すことに躊躇しない思いっきりの良さが野村美月先生の良いところ。

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2011年09月18日

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このシリーズの最終巻の割にはヤマ場もなく引っかからず読み終えてしまい残念。
日坂さんが司書のお姉さんだったとか、結婚するんだ!?みたいな楽しみはあったけど、短編集のがよっぽど深かったのではと思ってしまった。

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2011年09月10日

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遂に最終巻。最後なのに新キャラ?って思ったけど文学少女らしい優しい終わり方だった。
たまに垣間見える心葉君の話にキュンとしながら楽しく読み終えた。全体を通して素敵なシリーズでした。

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2011年07月23日

Posted by ブクログ

ついに文学少女もこれで最終巻。 もっとしんみりするかと思ったけど明るい話で楽しめました。
今回の主役の快斗は心葉とは正反対のキャラで、遠子さんとのコンビも新鮮でいい感じ。 何せ天才イケメン高校生作家(自称)ですから。
ラストには意外なあの人も登場し、驚かされました。

初めて涙したラノベであり、とても思い入れが深いこのシリーズ…終わってしまうのはやはり寂しいですね。
感動をありがとう。 文学少女よ、永遠に!

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2011年10月08日

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ネタバレ

『文学少女』シリーズもオーラス。最後は明るく、騒がしく、作者らしい作品になってましたね。もっとしっとりしてるかと思ったら、意外でした。心葉でてこないし。『文学少女』というキーワードが絶妙につかってありましたねえ。シリーズ読んでないと分からないかもしれませんけど、「ああ、みんな頑張って幸せな人生を生きているのだなあ」としんみり。特に幸せそうな遠子さんが印象的で、ほっとしました。

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2011年11月17日

Posted by ブクログ

“文学少女”シリーズ、最後の物語。
新しい担当編集の天野遠子嬢は、清楚な美人だった。――が、いきなり本棚の前でグルメ批評を始めるわ、ほんわかにこにこと容赦なく原稿を修正してくるわ、売れっ子高校生作家たるオレが、どうしてこうも振り回される!?そんな時届いた脅迫状じみたファンレター。そこにはまだ刊行される前の小説の内容が書かれて……って差出人は、まさか!?
高校生作家雀宮快斗とその担当編集者遠子が織りなす、物語や文学を食べちゃうくらい愛する“文学少女”の、最後の物語。

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2013年03月17日

Posted by ブクログ

今回は文学作品との関連が取って付けたようで、かつての「文学少女」的な輝きは感じられず、物語の流れもちょっと唐突な感じだったのが残念。
でもシリーズもののエピソードとしては良かったと思う!見え隠れするコノハの影に、読者はきっとやきもきしたことでしょう。現在の彼はどんな様子なの?遠子さんとのかけあいが見たい!でも登場させなかったからこそ、じゃないかな。

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2013年12月07日

Posted by ブクログ

ようやく積読山脈の奥深いところが一角崩れた。
なだれてくれるといいけどなぁ。。。

文学少女はまあ、正直主人公が好きになれなくて読むのがきつかったのだが、この話はその主人公が出てこないので普通に読めたりした。

蛇足という意見もあったけど、その印象はぬぐえないなぁ。主人公とヒロインが幸せになりました、というのを本編でちゃんと書いてなかったが故のエピローグ、という気もする。

確かに本編の「彼女」にはふいを打たれたし、最後のオチとしてはわかるし、おかげである種のケリが付かなかったけど、これを出してまでケリをつける必要あったかなぁ?と。

ま、こっちの痛い主人公はこれはこれでいい感じなんだけど。
シリーズの主人公足り得ないだろうねぇ。

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2013年05月03日

Posted by ブクログ

よくぞこの作品で出したな、と思う雀宮くんの発言にハラハラ。
文学少女では今までにあまりいなかったタイプの主人公。

可愛かったけどやっぱり心葉くんと遠子さんのやりとりが好きだったから、プロポーズのシーンとかはそのまま見たかったかなぁ。髪の毛に悪戯するシーンとか凄く読みたかった!

菜乃ちゃんはちゃんと文学少女になれて良かった。落ち着きがなくて元気いっぱいだった菜乃ちゃんも今の菜乃ちゃんも大好き。

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2012年04月20日

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