竹岡美穂のレビュー一覧

  • ただ、それだけでよかったんです

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    面白かった。作者の言いたいこともなんとなくわかるし、理解もできる。しかし、Kの自殺の真相など、物語終盤のどんでん返しがなんか腑に落ちない。伏線というか、本当にぽっと出てきたような感がある。それが没入感を妨げて、プラマイゼロという感じ。ラノベだと中学生大活躍だけど、実際はこれくらいに愚かで愚かだったよね、という話だと考えている。

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    2016年10月04日
  • 楽園への清く正しき道程 国王様と楽園の花嫁たち

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    おい、アーデルハイドがデレたぞ!素直になった王妃かわいいよ(雪山での遭難のお約束!)。やっぱりハッピーエンドじゃないとね。1番目から6番目を手に入れた男と7番目だけを手に入れた男。どちらも違うしあわせがある。そっか、あれはスザンカだったんだ。

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    2016年10月02日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    今までの電撃文庫のライトノベルとはかなり異なった作風のモノ。いじめや教育論がテーマなので、後味はかなり重い。主人公を含めた全ての登場人物が「人間らしい」言動を取っていて、その黒さに鳥肌が立った。
    ただ、少しストーリーに粗があり、簡単に先が予想出来てしまったのが残念。

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    2016年09月25日
  • 怪談収集家 山岸良介の帰還

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    色のシリーズはちらっと見ただけでしたが、これは読んでみました。強引な…。
    好まれるんだろうな、という印象です。

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    2016年09月13日
  • 楽園への清く正しき道程 1番目はお嫁さんにしたい系薄幸メイド

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    フロリン暴走特急。お嫁さんにしたい薄幸系メイド、ミーネ。やさしくて可愛くて気遣いができてスタイルもよくて…すごいじゃないか。しかし、せっかく結ばれることになっても、その縛りは2人にとって酷ではないかな。フロリンも少しその胸の痛みの意味を思い返してほしいな。

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    2016年09月04日
  • 楽園への清く正しき道程 0番目は北国産のツンドラ王妃?

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    王妃は0番目扱い? 予言の7番目って一体どういうこと? 謎多きファンタジー・ハーレム(予定)コメディ開幕。美しい皇女様(王妃)はいろんな意味で不思議な人だった。もう少しデレて、いつか王妃もルディのもとへやってくればいいのに。この子、思い込み激しそうだからな… 女騎士と公爵家令嬢、ぎらぎらしておるなぁ。

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    2016年09月04日
  • “文学少女”と死にたがりの道化1巻

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    ついに手を出してしまった……。
    ラノベから離れていきたい(のにラノベ的感性が離れない)文学青年にとってはまさに鬼門。
    ギャリコやフィッツジェラルドや明治の文豪といったセレクションがなんともくやしいくらいいやらしい。
    紙を食べるってその発想……。をいをい。
    でも映画、WOWOWでやったら見てしまうかもしれぬ。

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    2016年07月28日
  • 呼んでいる怪談 青い本

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    「雨女」が大好きです。対になっている緑の本の方が怖かったんですが、雨女の展開や雰囲気はたまらなく好き。

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    2016年05月01日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    献本で頂いた本。

    電撃文庫はファンタジーなイメージがあるので少し想像してたのと違った。
    いじめがテーマな話。
    全体的に重くて面白くはなかったけどスラスラ読めたかな。

    読んでてイメージしたのは4年ほど前にあった「大津市中2いじめ自殺事件」だけどこれはあえてかな?
    当時も全く関係のない外野が根拠の無い情報を元に大きく騒いでいた印象はあるけど、本作もそんな感じ。
    ただ、疑問に思ったとしても被害者と加害者の意見が一致してしまえば周りにはどうしようもないと思うのは自分だけかな?

    個人的に思ったのがキャラが軽いなという点。
    Kの姉が意味ありげに別れた話が出るのに特に深掘りもされず、
    協力者の「さやぽ

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    2016年04月29日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    電撃文庫大賞受賞作と言うことで楽しみにして読み始めた。中学校におけるいじめや自殺という重たい内容を取り扱っていたため、こちらも多少重たい気持ちにもなりつつ読んだ。しかし、帯に書かれていた刺激的な宣伝惹句にたがわず、僕一人の革命の内容が明らかになるにつれ、この本のスタートからずっと語られていたことがこのラストに向けて作り込まれていたことに気づき、そのどんでん返しぶりは結構衝撃的で面白かった。
    ただし、最後の結末に向けたシーンはありきたりで、天才少年の自殺の理由もしっくりこない。ここのラスト部分がこの小説の評価を落とした。それ以外は面白く読めた。

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    2016年04月12日
  • 封じられた怪談 紫の本

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    『返品可』『信号』『帽子の男の子』『思い出のアルバム』が良かった。帽子の男の子はその中でも一番好き。
    このシリーズは読みやすいから好きだけど、最初の黒が一番良かったな。
    そして相変わらず絵が可愛い。

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    2016年04月02日
  • 神神神は、罪に三度愛される

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    クローズドサークル。
    夏休みの合宿で呪いを調べるために廃校になった中学校にやってきた生徒と顧問、そしてひとりの女性。
    いつの間にか地形と天候に閉じ込められて、次々にひとがなくなっていく。

    というのは面白かったのだけれど。ラストもなるほどなぁと思ったのだけれど。
    なんとなく物足りなさというか、ぎゅうぎゅうにいろんなものが詰め込まれたかなぁ。
    あとラストのラストがとても違和感が残った。

    ただ途中からはどうなるのかと、答えはなんだと思いながら最後まで楽しめた。

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    2016年03月22日
  • 待っている怪談 白い本

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    黒、赤に比べるとそこまで怖くはない。『雪女』のオチに何だか切なくなりました。本全体のオチもしんみりくるもので、黒、赤とは雰囲気が違いますね。

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    2016年03月21日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    あんまり語るとネタバレになりそうなのだけど。

    「クズでどうしようもない」彼に与えられた救いには、ほぼ全く脈絡がなく唐突な印象だった。それだけが残念。

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    2016年03月05日
  • 黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで

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    幻の、夜色の名詠式を完成させることを夢見た少女と、その夢を応援しながらも一流の名詠士になった少年、かつては同じ学び舎の同級生だった2人。少女のその後の行方は誰も知らない。そこから、物語は始まる。

    とても純粋な、児童文学を読んでいるような話。

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    2016年03月01日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    設定と展開は面白く、だけどなんかしっくりこなかった。種明かしがうまくない、し、結末がスッキリしない。特に校長先生はネットで遊ぶ前にやれることもっとあったのではと思ってしまった…

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    2016年02月20日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    ミステリーのようだけど、やはり群像劇なのだろうか。あまりジャンル分けに意味は無いが、この不思議な読後感を含めて反芻したくなる作品。物語の構造はよく出来ていて、カタルシスほどではないが意外性もあり、読む程に先が気になる。正直、釈然としない部分はあるし、筆力に発展余地を感じるが、逆に、深掘りしすぎないことでこの内容を読ませている、すなわち個性になっている感もある。スクールカーストを「革命」しようとする主人公の動きと語りは、幼くはあるが自分にも心当たりがあり、中学生という時代の厳しさを思い出す。

    余談だけど。やはり本作が電撃大賞を取ったことは驚き。とはいえ、過去もチャレンジングな作品が大賞を取るこ

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    2016年02月17日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    電撃大賞だから読むということはなく、あらすじで気になってラノベだとか電撃大賞とかの知識はないまま読んでみた。
    その期待通り、真相が気になって途中でやめられないくらい惹きつけられた。

    ただそれだけで。
    起こした事件も真相も大きなものではあるけれど、根っこの部分の純粋な望み。なんでこうなったのだろうというせつなさ。

    イジメや友情や承認欲求、そして家庭環境。色々詰め込まれて所々考えさせられるのだけれど、どちらかというとエンターテイメントだったな、と思う。(ラノベがそういうものなのかな?

    とても面白かった。

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    2016年02月14日
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(4)

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    フリーとなったカレナを客演として迎えた今回の演目『エロスとプシケー』新旧トップの対決する構図が面白かったな。
    この巻も何かとじれったい詩也と綾音の2人でしたが、カレナのおかげですっきり読めました。ようやく進展があって何よりだけど、もっといちゃいちゃが見たいぞ!

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    2016年01月02日
  • “六条” ヒカルが地球にいたころ……(9)

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    今まで様々なヒロインに
    精一杯の優しさや守ってやりたいという熱情を
    傾けてきた是光くん。

    ここに来てそれが、案外と残酷なのではなかったかと
    気付かされます。

    きっかけは以前からあった悪質な誹謗中傷のメールが
    エスカレートしてきたこと。

    夕顔=夕雨ちゃんが帰国し初恋が再燃するのを
    感じる是光くんですが、
    前の巻で葵ちゃんと帆夏にも告白されていて、
    ただ優しいとか守りたいでは済まなくなってきます。

    メールの内容に従って、すべてのヒロインに何らかの
    具体的な被害が出てくる中

    それぞれのヒロインたちは是光くんをめぐって
    争い始めて、一見騒然とした感じ。

    今まで個々の事件を解決するときの彼の

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    2015年12月03日