竹岡美穂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ家庭環境、いじめ、引きこもる不幸な少女。
少女を閉ざされた空想の世界からつれ出すために、少年は孤独な戦いを繰り広げる。
少女漫画のようなべたべたな展開に少々ついていけない部分も感じながら読み進めました。
雨の公園や遊園地など、このシリーズでは一貫して可憐なシチュエーションを演出していくのかもしれません。
雨の似合う可憐な物語……といいたいけれど
ミステリ仕立てで怨霊なんかも出てくるから、
綺麗という前に全体的な印象が暗いです。
バックに幽霊がいるせいか解決の仕方も強引な気もする。
少女の恋の相手など、前作からは展開が変わってきましたね。
学校での悪霊騒ぎというのは文学少女で慣れてしまった -
Posted by ブクログ
ネタバレ本文354ページより引用
「おっ、ビッグバーガーの割引キャンペーンやってるな、食ってくか?悠人」
「さっきチョコパフェをたべたばかりだよ、お父さん」
「あれは、おやつ。こっちは夕めし」
「ゆうごはんは、おうちでたべるよていだから、だめ」
「子供が、かたいこと言うなよ!麻貴は、ファーストフードなんか食わせてくれないだろ。父さんが庶民の味を教えてやる」
「お父さん、いつしゅうしょくするのって、しつもんに、まだ答えてもらってません」
「だーーーーーっ、それ、小学生がする質問じゃねーって」
七月の土曜日。
ハンバーガーショップの前で、小さな男の子にやりこめられている流くんを、わたしは茫然と見てい -
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