【感想・ネタバレ】ハムレット・シンドロームのレビュー

あらすじ

演劇中の事故以来、自分がハムレットだと信じ続けるコマツ。『ハムレット』の登場人物を演じる彼の城へソフエは向かう。コマツが本当におかしいのかを確かめに行ったソフエは消え、アユコが城へ向かうが……。

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

うん。凄かった。読メの方でオススメされた作品だったが個人的には大当たり。
…きっと彼がコマツアリマサなのかそれともハムレットなのかそれともハムレットを演じているコマツアリマサなのか…とかは意味を為さない問いなんだろうな。
所々に散りばめられた謎と予測していなかった真実と結末で読後感もまたいい。

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2016年01月22日

Posted by ブクログ

劇中劇を題材にしたホラミス
久生十蘭『刺客』『ハムレット』の翻案らしいが
もちろん読んだことないのでどう違うか不明
登場人物5人がそれぞれの視点から劇中劇を語る凝った構成ながら
文章の整理は行き届いて理解はできなくとも読みやすい
内容は『ハムレット』というより
『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』のような気がする
翻案元がそうだったのかもしれないが

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2019年01月10日

Posted by ブクログ

アルコール度数の高い酒をちびちび呑むように読みました。

本当に謎、謎、謎ばかりです。でも読ませる力が確かにあります。
この物語の解釈は人それぞれになると思います。

とにかく濃密な245頁でした。クセのある小説をお探しの方にお薦めです。

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2012年10月11日

Posted by ブクログ

ハムレットが”演じている”ハムレットを”演じる”=「ハムレットシンドローム」。なんて堂々巡りなお話。
意味するところは演技と本気の境界をめぐる、思考の劇。
1度読んだだけでは理解できないです。いつかまた読んだ時に"演じること"の意味が理解できるかもしれない。
ジャケットの竹岡美穂さんの表紙が幻想的でGood.

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2013年12月13日

Posted by ブクログ

タイトルに惹かれて購入。初めて読んだときは(゜Д゜)って感じだった(笑) 十蘭のハムレットを読んだ後に再読したが、十蘭は偉大だった…

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2013年04月07日

Posted by ブクログ

去年のこのラノ読み返してたら凄い気になったので購入。

これは難しいというか深いというか・・・

途中はどうなるのかワクワクしながらだったが、最後よくわからないまま終わったけど私にはあまり理解できなかった。

これって一般文学というより明治文学チックな感じがすごくする。
てかそもそも一般サイドのSF作家がガガガ文庫で出すというのがもう、なんというかアレ。

ガガガ文庫ってたまに恐ろしい著者と絵師の組み合わせで本出すから油断ならない。

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2011年11月05日

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