あらすじ
演劇中の事故以来、自分がハムレットだと信じ続けるコマツ。『ハムレット』の登場人物を演じる彼の城へソフエは向かう。コマツが本当におかしいのかを確かめに行ったソフエは消え、アユコが城へ向かうが……。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
うん。凄かった。読メの方でオススメされた作品だったが個人的には大当たり。
…きっと彼がコマツアリマサなのかそれともハムレットなのかそれともハムレットを演じているコマツアリマサなのか…とかは意味を為さない問いなんだろうな。
所々に散りばめられた謎と予測していなかった真実と結末で読後感もまたいい。
Posted by ブクログ
劇中劇を題材にしたホラミス
久生十蘭『刺客』『ハムレット』の翻案らしいが
もちろん読んだことないのでどう違うか不明
登場人物5人がそれぞれの視点から劇中劇を語る凝った構成ながら
文章の整理は行き届いて理解はできなくとも読みやすい
内容は『ハムレット』というより
『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』のような気がする
翻案元がそうだったのかもしれないが
Posted by ブクログ
アルコール度数の高い酒をちびちび呑むように読みました。
本当に謎、謎、謎ばかりです。でも読ませる力が確かにあります。
この物語の解釈は人それぞれになると思います。
とにかく濃密な245頁でした。クセのある小説をお探しの方にお薦めです。
Posted by ブクログ
翻案された作品を初めて読みました。 演じる続けることで生まれる狂気。 演じるうちにどこからどこまでが演技で、どこからどこまでが自分自身なのか、その境界が曖昧になってくる。 著者があとがきで書いているように、論文を書いていて、自分の考えか参考文献の筆者の考えが有耶無耶になることってよくありますよね。 演じることに没頭するあまり狂っていく登場人物たちは、妙な現実感を伴っていて怖いです。 ライトノベルということで、敬遠するのはもったいない作品だと思いました。 翻案元の作品が読みたくなります。
Posted by ブクログ
ハムレットが”演じている”ハムレットを”演じる”=「ハムレットシンドローム」。なんて堂々巡りなお話。
意味するところは演技と本気の境界をめぐる、思考の劇。
1度読んだだけでは理解できないです。いつかまた読んだ時に"演じること"の意味が理解できるかもしれない。
ジャケットの竹岡美穂さんの表紙が幻想的でGood.