竹岡美穂のレビュー一覧

  • “葵” ヒカルが地球にいたころ……(1)

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    話の作り方、キャラクターの描写などは文学少女の時と同じように質が高い。

    しかし、肝心のストーリーはというと、文学少女に比べるといまいち弱いと感じざるを得ない。
    キャラクターも魅力があるかというと微妙なライン。

    ただ、つまらなくはないので、今後に期待。

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    2012年05月01日
  • “文学少女”と死にたがりの道化2巻

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    真っ黒なページに言葉だけとか、すごい表現だ。
    マンガになっても、シリアスとコミカルなギャップはすごい。

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    2011年06月08日
  • “文学少女”と月花を孕く水妖【ウンディーネ】

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    ネタバレ

    今回は番外編!
    なんとなくですが普段のお話と少し違う気がしました。
    普段の話は恋が招いた災難みたいな感じでしたが、今作は女どうしの嫉妬みたいな…

    今回はちょっと文面が普段と違っていたので読みづらさがありましたが、話の内容はかなり面白かったです! 

    神に挑む作家も早く読みたいと思います!

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    2011年06月03日
  • “文学少女”と恋する挿話集3

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    ここはあえて千愛ちゃんに触れずに牛園先輩で!いい人だなぁ~。10年後、可愛い奥さんと小さな子供がいて、というのが想像しやすいとってもいい人だなぁ。そして牛園先輩に振り回されて、遠子先輩をうっかり意識しちゃう心葉くんが可愛い。

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    2011年05月02日
  • “文学少女”と恋する挿話集4

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    短編集第4冊目にしてとうとう美羽が表紙です。

    芥川くんと美羽の関係が微笑ましくていい感じ。
    ななせと美羽にはぜひ幸せになってほしいね。


    文学少女シリーズも残すところあと1冊。 最終巻読むのが楽しみのような寂しいような……。

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    2011年10月08日
  • “文学少女”見習いの、卒業。

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    “わたしが不安を感じている間も、瞳ちゃんの目に浮かぶ憎しみは、手のつけようがないほどふくれ上がってゆく。ひりひりした空気が瞳ちゃんを包み、顔が苦痛にゆがみ、呼吸も荒くなる。
    「櫂を裏切った相手を、あたしは絶対許さないっ!」
    吐き出された言葉は、熱い渦のようだった。
    瞳ちゃんが、こんなに激しい目つきをするなんて!こんなに憎しみをあらわにするなんて!わたしの体も渦に投げ込まれ、真っ赤な炎に炙られたみたいだった。息もできないほどに、鼓動が高まる。
    瞳ちゃんが憎んでいるのは、先生?
    忍成先生が、『こころ』の先生みたいに、櫂くんを裏切ったから?だから許せないと言っているの?
    胸が灼けた鏃で、ぐちゃぐちゃ

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    2011年04月11日
  • “文学少女”と月花を孕く水妖【ウンディーネ】

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    激しく展開した前作から時系列が少し戻るので、ちょっと肩すかしな感じを受けます。
    内容的には、麻貴先輩回なのですが、ところどころで垣間見せる遠子の心の動きが最終巻への橋渡しになっているように思います。

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    2011年03月31日
  • “文学少女”と恋する挿話集4

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    “「……あたし、彼氏なんていらない」
    「中二でその発言は寂しいよ、舞花」
    「だって、あたしだけ彼氏作ったら、お兄ちゃん、世話をしてくれる人がいなくなって可哀想だもの」
    「同情してくれてありがとう」
    お兄ちゃんがあたしを抱き寄せて、髪を撫でてくれる。
    「お兄ちゃんに彼女ができるまで、あたしも彼氏なんか作らない」
    どうして大西の顔が頭に浮かぶのか。わからなかった。
    それに、どうして胸が酸っぱくなるのかも。
    こんなに近くにお兄ちゃんがいて、お兄ちゃんの香りを吸い込んでいるのに。
    胸が、酸っぱい。
    「うん……じゃあ舞花に彼氏ができるまで、お世話になろうかな」
    お兄ちゃんが優しくつぶやく。
    ずっとずっと

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    2011年03月16日
  • “文学少女”見習いの、傷心。

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    “「怪物なんて、いない。人が怪物になるんじゃないか」
    わたしを見つめる瞳は黒い翳りを帯びている。そこに胸を刺すような、痛みが浮かんでゆく。
    「……もしかしたら、ぼくも怪物かもしれないよ」
    一瞬、部屋の中がシンと冷たくなった。
    怪物?
    心葉先輩が?
    窓の外は、赤と黒が混じりあったような暗い夕暮れの色に沈んでいた。それがだんだんと夜の闇の色に変化してゆく。人が怪物に変わってもおかしくないような、怪しい風景で……音楽室に二人きりで……。
    わたしは夕日のように、ぽっと赤くなった。
    「それって、わたしを襲いたくなっちゃったとかですか?大胆すぎです」
    心葉先輩が、「へ?」と目をむく。
    わたしは両手を頬にあ

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    2011年03月16日
  • “文学少女”と恋する挿話集3

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    “「……心葉くん、今、どこを見てた」
    「……えーと」
    正直に答えたら、殴られるだろうか。
    けど、遠子先輩は正直に答えなさいというように、上目遣いに睨んでいる。
    「関東平野のような洗濯板です」
    とたんに、ペットボトルが飛んできた。
    「なによそれーっ!わたしの胸が、洗濯板で関東平野だって言うのーっ!」
    水が、ばしゃりと降りかかる。
    「うぅっ、ひどい!ひどいわ!わたしだって好きで洗濯板なんじゃ」
    涙目の遠子先輩がさらにげんこつを振り上げたとき、部室のドアが、勢いよく開いた。”

    牛園君の話と小鹿ちゃんの話が特によかった。
    最後のちぃ視点の話とか素敵で、思わず泣いた。
    ちぃと流人には幸せになってほしい

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    2011年02月11日
  • “文学少女”と恋する挿話集2

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    “そう言いながら、夕日の色をした大粒の涙をあふれさせる。
    ああっ、本当にっ!なんて、早とちりなんだっ!森!
    オレは呆れるやら、腹が立つやら、胸が切なくなるやらで、気がつくと、言えなかった言葉を口にしていた。
    「オレが好きなのは、琴吹じゃねーよ」
    「えっ」
    「オレが好きなのは、おまえだ、森」
    鼻水をすすりながら、手で顔をごしごしこすっていた森が、目をまんまるに見開く。
    「なに……言ってんの?反町くん?」
    「だから、オレが好きなのは、最初からおまえなんだっ」
    ああ、言っちまった。やべ、顔が熱くなってきた。”

    ななせがすごく可愛い。
    あと、森ちゃんと亮太君のカップルは本当楽しそう。

    “「けどさ!

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    2011年01月12日
  • “文学少女”と恋する挿話集1

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    “「心葉くんはわたしのものよ!あなたなんかには、絶対に渡さないわ!」
    水風船みたいに頬をふくらませて叫ぶ“文学少女”の背中で、ぼくは顔を真っ赤に染めて、口をぱくぱく動かしたのだった。

    その、二十分後―――。

    「いいかげんにしてくださいっ!いつ、ぼくが、あなたのモノになったんですか!」
    牛園さんが男泣きに泣きながら走り去ったあと、ぼくは文芸部の部室で、遠子先輩に文句を言っていた。
    この人はよりによって、牛園さんに向かって、心葉くんと両想いなのはわたしのほうよとか、心葉くんをとっちゃダメぇとか、叫んだのだ。
    「だって―――だって、心葉くんは、大事な文芸部の後輩なんですもの」
    ぼくが本気で怒って

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    2011年01月12日
  • “文学少女”と月花を孕く水妖【ウンディーネ】

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    遠子の友達の麻貴が主役。お嬢様ゆえの苦労話。
    泉鏡花はずっと気になっているけれど読めていない作家の一人。
    これを機会に再チャレンジしてみようか。

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    2011年01月04日
  • “文学少女”見習いの、傷心。

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    菜乃の本の読み方が変わる所が見所‼
    今まで自分がこうなって欲しいという「願望」を「想像」し読んでいた菜乃が文学少女としてまた一歩成長します。

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    2010年12月11日
  • “文学少女”と月花を孕く水妖【ウンディーネ】

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    “家族に梅味の煎餅を、舞花にうさぎのぬいぐるみを選んで、さっさとレジへ行こうとすると、遠子先輩がぼくの手元を見て言った。
    「心葉くん、それだけ?お友達の分はいいの?」
    「旅行土産を渡すような知り合いは、いませんから」
    ありのまま淡々と告げると、身を乗り出してきた。
    「ななせちゃんは?最近よく一緒にいる芥川くんは?それに千愛ちゃんだって」
    「竹田さんには遠子先輩から渡すでしょう。芥川くんとはそういう仲じゃないし、琴吹さんには、嫌われてるみたいです」
    遠子先輩が、驚いたように目を見張る。
    「ええっ、心葉くん。ななせちゃんから暑中見舞いをもらったでしょう?」
    「いいえ」
    何故、暑中見舞い?
    遠子先輩

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    2010年12月08日
  • 黄昏色の詠使いIII アマデウスの詩、 謳え敗者の王

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    どんどんとクルーエルとネイトが仲睦まじくなって行く様はまだ恋愛と形容できるほどのものではなく、そこがとても可愛らしくていいです。
    お互いに信頼できる仲間と自分の持っている力への戸惑い。

    やさしい物語です。

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    2010年11月23日
  • 黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで

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    このライトノベルがすごいに挙がっていたので読み始めましたが、新しい世界観のファンタジーです。
    名詠式という色を使った魔法が主の国で繰り広げられる学園ファンタジー。

    ネイトの純真さがいいですね。
    物語の根底に流れる少し物悲しい感じも僕は好きです。
    たまに色がどれがどれだかわからなくなるのがたまにきず。(ドイツ語はわかんないよ)

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    2010年11月23日
  • ウォーターソング

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    これ雰囲気可愛くて好きだったなあ。表題『ウォーターソング』の女の子が成長した未来が、同時収録でこれより先に目次来てるデビュー作に出てきためっちゃ引越しくり返してるヒロインだったんだっけか。懐かしい。

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    2010年09月22日
  • “文学少女”見習いの、卒業。

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    ライトノベルに大人が出てこないのは基本だけど、それにしてもなという感じ。引っ掛かるのはこれくらいと言えばこれくらいなんだけど。

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    2011年01月08日
  • “文学少女”と恋する挿話集3

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    短編集です
    今回は遠子も心葉もあまり関係ないシーンが多かったです
    脇役キャラのその後、みたいな…
    でも、やっぱり2人が出てくる「“文学少女”と炎を上げる牛魔王」がお気に入りになっていたり…
    牛園先輩、泣ける!!

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    2010年08月31日