大前研一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
全体を読んでの率直な感想は、国際情勢や経済に関する知識が自分に圧倒的に不足しているということだった。
ただ、自分の勉強不足と単純にネガティブな結論を出す前に、そもそもこういった情報は自分に必要なのかという疑問がわいた。当然一般教養として知っておくべきと言ってしまえばそれで終わりなのだが、仕事でも使わなければ日々の生活でも会話にでることもない。果たしてそれが必須の知識だろうかと疑問を感じてしまった。
ただその中でも心に響いたのは、今後迫りくるAI化の波。他国の政治状況は一読してもがっつり頭の中で消化することがでいないのだが、巻後半の特別編にあったAI化時代の教育システムの作り方についてはすっと入 -
Posted by ブクログ
過去の焼き直しも多いが、このコロナを経て変わる世界に対応し、日本をどのようにして強くするか、大前節で語りかける。大前氏の主張の一つであるコーポレートガバナンスでは、経営危機、不正、データ改竄などトップが具体的なイメージで指示を行わず忖度が働いた結果起こっていることから、ICTと財務、グローバル力などの経営力、会社の方向を決断、後継者体制の構築、突然死させないコーポレートガバナンスの強化という4つの必須課題を挙げている。また、構想力をあげるには、自分の領域つまり会社や組織、地域の外に出てみること、将来をイメージしWhat ifで考える。もしリニアが開通したらとか、自動運転が実現したら社会はどう変
-
-
Posted by ブクログ
大前研一氏による、コロナ後の世界とコロナ前後の動きについて。
世界経済は、米中対立、欧州ではイギリスのハードブレクジット、アイルランド独立問題、そして世界の上場会社の業績が悪化する中、金余りの状態でマーケットは株式に金が流れ込んでいるため株価が下がらない。
世界情勢では、自国第一主義、ミーファースト、ポピュリズムが台頭している。
では21世紀はどういう世界になるべきか、これは分断されている今、そこから連帯がキーと説く。その中で日本が取り残されている感が否めない、一方でクオリティ国家を目指していくべきと。スイスのように、強い企業を生み出すには、人材の流動性、つまり優秀な人材を世界に出していくこと -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ初回は転職する前に読んだが、自身もコンサルタントになり約7年が経ってからの2度目の感想
上から目線が気になるものの、改めてコンサルタント視点で見てもとても参考になる/自身の戒めになる書籍
・人の2倍考える人は10倍の、3倍考える人は100倍の収入を得る
・「コップ半分の水」について20分のパブリックスピーチができるか?
・常に考えながら生きる。自分に質問を投げかけながら考える
・知的に怠惰な人にビジネスチャンスは無い
・考える時は常に緊張感を持つ。社長に呼ばれた時だけ格好良くはできない
・仮説をぶつけ合える友人を持つ
・普段とは異なる景色を見て脳を刺激する
・自分の足で見に行って確かめる、思 -
Posted by ブクログ
ネタバレ年末年始恒例の大前氏の日本の論点。
今回は「アホな指導者の下でどう生き抜くか」という挑戦的なキャッチフレーズのとおり、政治分野がややウェイトが重めでした。(そのうち半分くらいがトランプ政権について)
現状分析→課題抽出→ソリューション提起の流れは相変わらず見事で、知の巨人としての衰えは全く感じさせなかったが、いくつかの仮説は現実では否定されています。
(例えば、氏が序論でブレグジット問題で国民投票を行った場合、残留派が過半数を占めると見立てていますが、実際は離脱派の圧勝でしたね)
これは実際の政治経済情勢が不安定すぎて、氏でも正確な予測が難しいことを示していると私は思っています。
【メ -
Posted by ブクログ
出版当時よりはるかにオートメーションとSNSが発達し、新たなビジネスモデルがいくつも生まれた。
本書は10年以上前の本であるが、時代を生きる者へエッセンスを教えてくれる。
各方面で言われるように、ロジカルな左脳型だけでなくアートや直感的な右脳型が求められるようになった。本書ではこれを実用性と有意性という表現をしている。実用性・機能性だけでは安価な労働力で量産するアジアに勝てない、共感・ストーリーを与える有意性が差別性を生む。ただ作るだけでは勝てないことを理解しなければならない。
海外の安い働き手にはできないようなレベルの仕事をする必要がある。業務を処理することよりも人間関係を結ぶこと、ル