大前研一のレビュー一覧
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ネタバレ日本のITは、女工哀史の如く、プログラミングのスーパースターは出てこず、ひたすら下請け。
答えを求めすぎる日本人。答えのない時代と言われて久しいが、インプロージョンと大前氏が呼ぶ、日本のうちなる崩壊を見ながら、資産を自ら守るのは自らの努力と知識からしかない。超円安時代、圧倒的に異なる通貨の価値は、日本を金利引き上げに向かわせる。すなわちそれは、禁断のゼロ金利調達を可能にしてきた国債発行に対して大きく疑問符を投げかける結果となるはずで、そうすると円が打たれていく。車ももはや内燃機関とボディーとタイヤから出来上がるというハードの概念から、まるでスマホのようにソフトがハードを作っていく。EVではなく自動運転が主役になるというのが大前氏の論調である。
ウェルスナビの柴山社長との対談では、お互い褒めちぎっているのでややどうかと思うが、ポイントとしては自ら意思を持った瞬間を語る柴山氏、BBTを立ち上げ、後人を育てる経営者としての大前氏、これが日本を救う術であるという大きなビジョンを持って戦っていることがわかる。見えないものが見える力とは、経験とどこまでも思考していくディープかつ奥行きのある考えと、垂直的思考の掛け算なんだろうなと思う。 -
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30年以上前に書かれた本で、インターネット本格化前の世界が遠い時代でスマートフォンなど存在せず、日本にまだ"Japan as No.1"の威光があった時代。ILE圏と欧米日のトライアドはその後の世界をまさに予見している。
現在と市場環境は全く違うのにその主張には古さを感じないどころか輝きを感じる。それは市場や消費者に答えを求め徹底的に考え抜き本質を突いた指摘かつ提言ゆえであろう。加えて、数字がほぼないのに例え話と主張でここまで説得力がある大前節の凄さ。「第9章 ウソ八百の統計数字」「第11章 ボーダレス世界における政府の役割」「第12章 地道な努力」の分析力と迫力は素晴らしい。「アメリカにはドラッガーとポーター、日本には大前がいる」と評された切れ切れの論法を楽しめる。ポーターの戦略論にダメ出しをして受け入れられるのは稀有な人物であろう。グローバル&ワンワールドから一周してロシアや中国を代表とした新権威主義が復権しつつある今だからこそ立ち返りたい視点だ。 -
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衣食住にはとりあえず不自由を感じることはなく、安全な暮らしができる。だた、経済の成長は見込めず、将来についてはなんとなく不安があり、だから背伸びはせず、貯蓄を抱えて生きていく、そんな「低欲望社会」には、従来の経済学(ケインズ理論など)は効果がない。先送りされ続け、日本の長期停滞、これからさらなる縮小につながる各種の改革(税、教育、農業、少子化対策等)に取り組まなければ、本当に日本は沈没する。。
大前さんが昔から主張してきた内容と大枠はあまり変わっていない。でも、長い間、日本の制度は抜本的に変わることはなかったように思う。気が付けば、先進国といえる地位からは滑り落ち、東アジア、東南アジアの国々の後塵を拝すことになりつつある。高齢化した国民に野心を持てというのは難しいだろう。ならば、今となっては、移民、教育で10年計画で社会の根幹を強化しなおすことしかないのではないか。そう考えさせられた。 -
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ネタバレなんと言っても、プーチン大統領の側から見たウクライナと世界。この視点こそが、RTOCSで培ってきた思考の大事なプロセス。世界を決して片方からだけでみてはいけないなと思わせてくれる。何かを考える時、自分がどうしたい、自分から見たら不公平、負けている、劣っているなどなど。意味があまりない。日本の給料が低い、これも誰と比べて、何故低いのか。生産性と生み出されるバリューに尽きる。ほぼ一円も産まないことに時間を大量にかけてよいマーケットとは本当に幸せだ。ニューヨークで同じ事をやっていたら、みんな目が点になるだろうなと思う。
コロナの対応、行政の限界。日本のユニコーンの少なさ、全て日本がどうこうではなく、必ず世界と比較したりして、客観的に見ているのがとても印象的。この視点をもつためのエクササイズとして、とても勉強になる。 -
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ネタバレ勝ち組企業【になるための】「ビジネスモデル」大全でしたけども。
とはいえかつては業界をリードしてきたものの、時代の流れで業績不振に陥るなどの問題を抱えた超有名企業を、著者目線でどう立て直すか書かれていてとても面白く、勉強になりました。
・他の企業と合併して自社にはない技術やノウハウをもらう
・海外に展開する
このへんが勝ちパターンなのかという印象です
イオンやしまむらなどの生活密着企業から、村上開明堂などのニッチ企業もあって知らない企業のビジネスモデルを学べるのもよかったです。
■目次だけ読む
■図だけ見る
■まとめだけ読む
これだけ読みでも為になると思います。
ケースごとの文字数は少ないけど、27事例もあるのでそれなりに読み応えがありました。隙間時間に読むのもいいですね。 -
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内容は難しいテーマで一筋縄ではいかないが、内容自体は分かりやすく書かれていて、今、日本がどういった状況に置かれているのかが、とても分かりやすく理解できた。
少子化問題
教育問題
国民国家問題
この3つのテーマで一つ一つ丁寧に説明されているが、じゃあどうしたらいいんだろうという答えを教えてくれる本ではないので、今を生きる現役世代にプレッシャーが重くのし掛かる、そんな内容だった。
自分はど文型なので、置き去りにされた感はあるが、子供を育てる教育者として、どのように子供に育ってほしいかという点については、とても共感したし、大変参考になった。
質問で相手から情報を引き出し、
それを持ち帰ってリサーチし、
仮説を自分で作り、
それを検証して解決策を導き出す。
これを何度も繰り返す。
そのうちに、いくつかは成功する。
必要なのは、0から考え、答えを考え出していく「考える力」 -
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自分にとって一番大事なメッセージは「日本は変われない国になってしまった。」ということであった。私自身、政治にしても、諦めてしまっていて他人事になってしまっている。まずは私自身が変わっていかないと、と考えさせられた。
1、少子化対策は、まさにその通り。お金の心配があって、子供を多く産めないし、子供の教育資金の問題でリスクを取れない大人が多いだろう。
2、教育問題は、やっぱり子供は理系に強くすると決心した。そのためには、文系の私も変わると決心した。
3、国家の問題は、有能なブレーンを集め、その人たちを使い切る人でありたいと思っていたことを思い出した。いつの間にか、この大志を忘れていた。
自分が変わること、そして次の世代の子供達を導く存在でありたいと思った。 -
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大前研一氏による、日本の論点。今回は、コロナ禍、オリンピックなど話題は豊富。オリンピックははっきり言ってみなかったくらいあまりにも盛り上がらず。日本の極みである文化や海外から見た日本の良さはほとんど出てこなかったんじゃないかと思う。マリオやゲームといったコンテンツはあるが、クリエーターが本気で日本を世界に売り出すなら、どんなコンテンツを出すべきか、という点がかけていたように思うだけに、ちょっと残念。
コロナの折、アプリの不具合などに見舞われた日本、死者を大量に出したアメリカ、ニューヨークの徹底した対応、なんとも差が出たなという印象。システムも、金の投入も早ければ早いほど良い。
アメリカ起業家にはインド、イスラエル、台湾出身の経営者が多く、彼らがハングリー精神を持ってユニコーンを作ってきた。日本人の外国人への偏見を制度で消して、より良いドライバーを多く輸入すべきというのが大前氏の論調。ニューヨークの多様性は、確かに豊かな起業家文化を形成していると思うが、それ以上に大前氏も関心のある教育に秀でたところがあるように思う。クラスの半分は異国の地からきた人だったりするし、メキシコや東欧からの家族も多い。それぞれがビジネスをやっていて、それが相乗効果でうまく情報交換しながら進んでいく。
この日本の論点を見ていくと、日本は沈みゆく船にしか見えない。NYの強さと比べても、明らかに劣後するからだ。ダイバーシティが強みになるということを日本でできないと、おそらくこのままではまずい。そんな危機感を持った若い人たちが勉強して、世界に戦いにいくこと、その経験を持って帰って日本で活かすという循環になることを祈るしか無いのだろうか。