【感想・ネタバレ】日本の論点 2022~23――なぜ、ニッポンでは真面目に働いても給料が上昇しないのか。のレビュー

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Posted by ブクログ

取り上げているテーマは決してめずらしいものではないが、大前さんならではの見解が満載されており、ひと味もふた味も違います。ご一読を。

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2022年02月08日

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給与が30年近くも上がらない要因、労働生産性が低い理由、IT人材の不足とIT人材の給与までアメリカと比べて低いワケと構造、ドイツのリスキリング政策の成功要因など。

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2023年06月01日

Posted by ブクログ

大前研一氏による、日本の論点。今回は、コロナ禍、オリンピックなど話題は豊富。オリンピックははっきり言ってみなかったくらいあまりにも盛り上がらず。日本の極みである文化や海外から見た日本の良さはほとんど出てこなかったんじゃないかと思う。マリオやゲームといったコンテンツはあるが、クリエーターが本気で日本を世界に売り出すなら、どんなコンテンツを出すべきか、という点がかけていたように思うだけに、ちょっと残念。
コロナの折、アプリの不具合などに見舞われた日本、死者を大量に出したアメリカ、ニューヨークの徹底した対応、なんとも差が出たなという印象。システムも、金の投入も早ければ早いほど良い。
アメリカ起業家にはインド、イスラエル、台湾出身の経営者が多く、彼らがハングリー精神を持ってユニコーンを作ってきた。日本人の外国人への偏見を制度で消して、より良いドライバーを多く輸入すべきというのが大前氏の論調。ニューヨークの多様性は、確かに豊かな起業家文化を形成していると思うが、それ以上に大前氏も関心のある教育に秀でたところがあるように思う。クラスの半分は異国の地からきた人だったりするし、メキシコや東欧からの家族も多い。それぞれがビジネスをやっていて、それが相乗効果でうまく情報交換しながら進んでいく。
この日本の論点を見ていくと、日本は沈みゆく船にしか見えない。NYの強さと比べても、明らかに劣後するからだ。ダイバーシティが強みになるということを日本でできないと、おそらくこのままではまずい。そんな危機感を持った若い人たちが勉強して、世界に戦いにいくこと、その経験を持って帰って日本で活かすという循環になることを祈るしか無いのだろうか。

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2022年04月04日

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【目的】
特に国際情勢を中心として、主要なトピックに関して年1で知識をアップデートする為
【評価】
各トピックを薄く広くカバーするのに良い。今回はテスラ、アントグループ、中東の地政学(イスラエル)の話あたりが面白かった。

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2022年03月23日

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経済人の書いた本て初めてかも。しかし視野が広いなぁ。韓国の財界には、そのうちに北朝鮮を植民地化しようとしている人もいるのね。日本は日米の間でうまくやれるかなぁ。

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2022年02月06日

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ネタバレ

情シスはITベンダー選びが仕事。必要なシステムの提案もベンダー任せ。日本の行政のシステムも同じ。ベンダーが違うから統合できない。
経営者の頭の中にある構想をシステムに落とし込むことができる人材がDX人財。
コードを書く能力ではなく何をシステム化するのか。
ITゼネコンに丸投げ。

デンマークではティーチャーとは呼ばない。答えがない問題だから教えられない。代わりにファシリテーターがいる。

田中角栄の列島改造論=どこにお金を使うか。
中曽根康弘=日米のイコールパートナー関係を構築。三公社(国鉄、電信電話公社、専売公社)を民営化した。

廃炉は難しい。メルトダウンではなくメルトスルーの可能性が高い。デブリは象の足化している。切り分けないと取り出せない。チェルノブイリが解体を断念して石棺にした理由。

使用済み核燃料問題。90日で核兵器を製造できるニュークリアレディ国をめざした。
核のゴミの捨て場がない。福島に捨て場をつくるのはどうか。

ドイツの移民は、教育プログラムが充実しているため定着した。労働人口の急減に備えた。

中国は子供を増やしたい。三人っ子政策。ただし漢民族を増やしたい。アメリカ型の人口増は避けたい。
アメリカの人口は3億3000万人。あと25年もすると白人の割合は5割を切る。

アントグループは、21世紀の理想の銀行。信用情報を積み上げて信用格付けする技術。世界を席捲する可能性がある。

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2022年08月30日

Posted by ブクログ

【30年続いた「安い日本」から脱却せよ アジアの知性が、鋭く、深く分析する世界と日本の総括&見通し】


「年末の定番書籍」として多くの方々に毎年ご好評いただいている大前研一氏の「日本の論点」が今年も登場。「なぜ日本では真面目に働いても給料が上昇しないのか」が今年の全体テーマとなります。
約2年間にわたり猛威を振るい、各国の政治経済に深刻な影響を与えた新型コロナウイルスは、ワクチン接種が進んだ結果、いまだ予断を許さないとはいえ、世界は新しい時代に移ろうとしています。
この間、日本は安倍政権を踏襲した菅政権が1年で退陣し、岸田政権が誕生しました。新政権の課題は「30年間所得が増えない」という異常事態に終止符を打ち、明確な成長戦略に舵を切ることに他ならないと、大前氏は訴えます。
一方、世界に目を向ければ、影響力を強める中国の台頭が様々なかたちで各国に波及していることが鮮明となっています。もはや「アメリカを中心にした視点では国際情勢を読み取ることはできない」と大前氏は言います。

本書は大前氏が豊富な知識と体験、洞察力を駆使して、新しい時代に役立つものの見方や考え方を具体的に述べていきます。

【目次】

はじめに

PART1〈国内編〉

巻頭言 「安いニッポン」にこれからの課題のすべてが凝縮されている

Strategy01 〝さらばNBC、さらばぼったくり男爵〟。
オリンピック改革の鍵はクラウドファンディングだ

Strategy02 格安料金プラン投入の裏で進む、NTTグループの再統合

Strategy03 コロナ収束後、日本企業の人事制度や
求められる人材はどう変わる

Strategy04 「答えのない時代」の人材の育成には、「私塾」が必要だ

Strategy05 新型コロナウイルスによる人口流出で
日本の不動産価格はどうなるか

Strategy06 日本のシステム開発が失敗ばかりを犯す根本原因と
デジタル庁の課題

Strategy07 令和の政治家が、田中角栄と中曽根康弘から学ぶべきもの

Strategy08 デジタル民主主義の時代にふさわしい憲法改正論議を深めよ

Strategy09 再否決された「大阪都構想」から浮かび上がる
令和の地方自治の問題点

Strategy10 未曽有の大事故から10年。
現在も福島原発が抱える3大問題

Strategy11 奴隷的な技能実習制度を改め、
ドイツ式の移民政策へ移行せよ

PART2〈海外編〉

巻頭言 欧米中心ではない、複眼的な国際情勢を見る視点を養え

Strategy01 アメリカ大統領選の結果が示す、〝分断国〟への構造変化

Strategy02 バイデン政権の外交戦略を検証する。
最重要ポイントは台頭する中国との関係だ

Strategy03 米中対立でにわかに高まってきた
「台湾有事」の元凶はアメリカ外交政策だ

Strategy04 なぜテスラは時価総額でトヨタを超え、
世界ナンバー1自動車メーカーになったか

Strategy05 ブレグジットで「UK崩壊&再没落」の道を選択した
イギリスの末路

Strategy06 中国〝三人っ子政策〟導入からも読み取れる
習近平の遠大な野望とは
Strategy07 中国最強企業アントグループが持つ金融事業の破壊力

Strategy08 文在寅政権の掲げる反日路線は、いつ転回されるのか

Strategy09 「イスラエルVSアラブ」だけでは読み取れない、
中東の新しい地政学

Strategy10 「危機感」「語学力」「理系重視」「スマホセントリック」
イスラエルと台湾が持つ4つの強さ

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2022年08月10日

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<はじめに>
part1安いニッポンのこれからの課題のすべてが凝縮されて
 いる
part2欧米中心でもない複眼的な国際情勢を見る視点を
 養え


いつも年末に出版されるプレジデント社の連載の
まとめ本。
そういえば、いつから大前さんは、DXと言い始めて
いたのか。。

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2022年05月22日

Posted by ブクログ

ひろゆきと比較すると、こちらの方が堅い表現で書かれています。本質的には、そんなに変わらないと思います。

響いたのは、ドイツは、リカレント教育に力を入れて、衰退した産業の人も時代にあったスキルを再教育して、新しい職場へ再就職を促している、という話。
日本は、大企業を潰さないように国は支援するし、社員は会社にしがみつくし、なので実に悪循環。

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2022年04月16日

Posted by ブクログ

日本と世界の現状分析が21件つまってる。なので網羅的にまとめみたいな感じで把握するには、読んで良かった。
一つ一つは、結論は出ているが、もっと深掘りしてほしいテーマばかりなので、これで興味を持ったテーマがあったら、それについて自分で調べるきっかけにしろということなんだろう。
世界は世界、で、自分のこれからの課題を考えれば、やはり老後破産が目に見えているのだから、このままではいけない。本を読むのも募金をするのも目の前の仕事に時間を使うのももちろん大事だが、体が動かなくなり、いや、動いたとしても自分ではどうにも出来なくなってしまうその前に、一日も早く、動かなくては!

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2022年04月06日

Posted by ブクログ

日本に関わる国内外の様々な問題とその向き合い方について書かれた本です。もともとプレジデント誌の連載記事で、その中から反響の大きかったものをピックアップしたとのこと。
(発行は2021年12月)

合計21のテーマ、1つのテーマが10ページ強で構成されています。

様々なテーマに関して述べられているのですが、説明が不十分だったり論理に飛躍があったりします。
しかし、国際的に幅広い領域かつかなりの深度で活躍されてきた著者でもあり、その経験に裏打ちされた話には説得力もあり、力強い単純明快な文章もそこまで抵抗なく読めました。

ちなみに本書で述べられて「いない」テーマ」として、新型コロナ、少子高齢化、LGBTQ、社会保障、地震などの自然災害、「文系」的なもの全般、などが挙げられます。
また2022年3月現在ロシア(プーチン)がウクライナに侵攻し戦争をしていますが、本書ではロシア、プーチンの話は全く出てきません。(それが出てこないことが悪いと言うわけではありません。)

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2022年03月07日

Posted by ブクログ

アメリカ、中国、イギリスの動向が気になるし、ドイツの移民政策も気になるし、将来の人材を育成するための教育も気になるし、短期的長期的に課題ばかりな世の中だなあとつくづく思います。

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2022年02月07日

Posted by ブクログ

いくつか参考になったものはあったが、
各分野の専門家が書いているBCGのものの方が読み応えある感じ。

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2022年01月08日

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