大前研一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
#デジタルシフト革命 #ゼロイチを生み出す11の発想法 #大前研一 #読書記録
大変わかりやすく読みやすいビジネス方法論本。
第二章の林要さんの何故日本の大企業からイノベーションが生まれにくいのかについても、非常ににわかりやすかった。
「ゼロからイチ」を生み出す「11」の発想法
①SDF/戦略的自由度
②アービトラージ
③ニューコンビネーション
④固定費に対する貢献
⑤デジタル大陸時代の発想
⑥早送りの発想
⑦空いているものを有効利用する発想
⑧中間地点の発想
⑨RTOCS/他人の立場に立つ発想
⑩全てが意味する事は何?
⑪構想 -
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人を辞めさせなくくしている今の方向性とか、同一労働同一賃金は日本の競争力を低くするとか、ちょっと強者、あるいはブラックな経営者の論理かなぁ、なんて思うところもあるんだけどさ。読んでいくと、その根拠と考え方の筋道が示され、なるほどなぁと思う。経営者、強者よりかと思いきや、一方で一億円で社員のリストラを敢行した三越伊勢丹について
「四八歳といえば、本来は脂の乗った働き盛りの年代だ。それを再教育の機会も与えずに放り出すというのは、経営者の責任放棄である。」
「二五年間一緒に働いてきた社員を解雇しておきながら、海の物とも山の物とも分からない人を大量採用したというのは、トップが腐っているとしか言いよ -
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なかなか難しい内容だった。戦略的思考とはどう言うものか、企業·事業がどのポジションにおいて、経営·意志決定すべきかが述べられている。他にも重要なポイントは何か、留意点は何かということなども。
プロダクト·ポートフォリオ·マネジメント(PPM)についてがメインだったと思うので、たくさんの製品や事業を扱っている企業、つまり大企業向けの話っぽいなと思った。
戦略の立案や分析のプロセスについてはどの企業にも参考になるので、実践してみたいなと思う。
とにかく、一読では理解しきれない内容であるから、何度も読み返して、実践して、(出版されてから時間も経過しているので)最新のベストプラクティスを考慮しながら、 -
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<目次>
まえがき
第1章世界経済の動向、日本化=低欲望化する世界
第2章世界情勢の動向、分断される世界
第3章21世紀のあるべき姿、分断から連帯へ
第4章日本の動向、劣等感の塊になってしまった日本
第5章日本はどうすればいいか
あとがき
P141
大国の近くで大国の経済規模を利用して栄る
アメリカーカナダ
ドイツースイス、デンマーク
ロシアーフィンランド
中国ー日本?
P142スウェーデン企業でありながらドイツを最大の市場
としているH&M
P145都市国家イタリアモデル
イタリア国民は国や政府の問題を考えるのは時間の
無駄と割り切って期待することをあきらめている
毎年年の半ば -
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大前研一 ポスト・コロナ時代の稼ぎ方
編著:大前 研一
今回のような未曾有の危機に対して、日本政府として適切な対応が求められることはいうまでもない。しかし、一方で経営者として、景気低迷や業績悪化をコロナのせいにして嘆いたところで何も始まらない。現状をあえてポジティブに捉えれば、今回のコロナによる試練は、企業各社の生産性向上や高収益企業化、またサイバーシステムを思い切り取り込むよい転機になる。
本書の構成は以下の2編から成る。
①生産性改革編
②高収益企業の研究編
去るのをじっと耐え凌ぐというスタンスを取るには、どうにもこうにもその期間が長い。そしてそれはまだまだ続くということを多くの企業 -
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大前氏の着眼点は目からウロコのようなもの多く非常に参考になります。本著は2018年発行なので、現在のコロナ禍を想定はできなかったのですが、世の中はDXという言葉が踊る通り、消費者の思考は確実に変化しています。
それに合わせるだけではなく、消費者も気づかない新しい顧客体験を提供するためにはどうすれば良いのかを考え抜くことが重要であると思います。
ヤオコー様、無印良品様は直接消費者に向けてビジネスを展開されているので、とても参考になります。またABEJA様は小売業に向けた新たなテクノロジーを活用したサービスの提供。FREEPLUS様は現在は非常に厳しい業界である旅行業界(海外からの来訪者向け)です -
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「テレワーク時代」のみならず、今後社会情勢が変わっていく中での「働き方」に関する書籍です。
「おかしいと思っていても口に出して言わない」、「こうするべきだと思うが、自分には関係ない」、このような意識が組織を誤った方向に進める要因になるとありました。
現在では、コロナ禍の影響で物事がうまく進まない事象というのは、平時より多く生じると思います。そのため、現在のように厳しい状況の時こそ、意見をぶつけ合い、当事者として対応していく意識と環境づくりが必要だと改めて感じました。自分も最近では、「自分に関係ないからいいや」と思ってしまうことがあったので、改めて考えなおすきっかけとなりました。それが自分 -
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全体を読んでの率直な感想は、国際情勢や経済に関する知識が自分に圧倒的に不足しているということだった。
ただ、自分の勉強不足と単純にネガティブな結論を出す前に、そもそもこういった情報は自分に必要なのかという疑問がわいた。当然一般教養として知っておくべきと言ってしまえばそれで終わりなのだが、仕事でも使わなければ日々の生活でも会話にでることもない。果たしてそれが必須の知識だろうかと疑問を感じてしまった。
ただその中でも心に響いたのは、今後迫りくるAI化の波。他国の政治状況は一読してもがっつり頭の中で消化することがでいないのだが、巻後半の特別編にあったAI化時代の教育システムの作り方についてはすっと入 -
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過去の焼き直しも多いが、このコロナを経て変わる世界に対応し、日本をどのようにして強くするか、大前節で語りかける。大前氏の主張の一つであるコーポレートガバナンスでは、経営危機、不正、データ改竄などトップが具体的なイメージで指示を行わず忖度が働いた結果起こっていることから、ICTと財務、グローバル力などの経営力、会社の方向を決断、後継者体制の構築、突然死させないコーポレートガバナンスの強化という4つの必須課題を挙げている。また、構想力をあげるには、自分の領域つまり会社や組織、地域の外に出てみること、将来をイメージしWhat ifで考える。もしリニアが開通したらとか、自動運転が実現したら社会はどう変
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大前研一氏による、コロナ後の世界とコロナ前後の動きについて。
世界経済は、米中対立、欧州ではイギリスのハードブレクジット、アイルランド独立問題、そして世界の上場会社の業績が悪化する中、金余りの状態でマーケットは株式に金が流れ込んでいるため株価が下がらない。
世界情勢では、自国第一主義、ミーファースト、ポピュリズムが台頭している。
では21世紀はどういう世界になるべきか、これは分断されている今、そこから連帯がキーと説く。その中で日本が取り残されている感が否めない、一方でクオリティ国家を目指していくべきと。スイスのように、強い企業を生み出すには、人材の流動性、つまり優秀な人材を世界に出していくこと