大前研一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「将来への不安」は個人消費や設備投資の減少など、日本経済にとってはマイナスです。
若者に対しての意識調査に今の社会状況が如実に反映されています。
高校生の7割が「不安を感じる」という結果が出ています。
政府や企業があの手この手を使って消費を喚起していますが、
将来への不安から貯蓄率は増加傾向です。
今の社会状況を変えるにはどうすればいいか?この議論は長い間されています。
個人的には日本社会の適応力は、世界史を見ても群を抜いていると思います、
変わる時は、かなり短期間で一気に変わる(明治、敗戦から復興等)、
ただ今回の変わり方は、大多数の人を幸福にはしないかなと思います。 -
Posted by ブクログ
毎年読んでおきたい日本の論点シリーズ。その年の記事について大前研一が解説する。
2017~18についてはアメリカ大統領がトランプになる前のこと。
そういや、伊勢志摩サミットなんてありましたね。
あの時に「リーマンショック前に似ている」とか首相が強調して、いや違くね?みたいな雰囲気にした挙句、消費増税延期してましたね。
ホンハイがシャープ買収していたけど、今年に入っては東芝の半導体部門も売られそう。日本のエレクトロニクス産業息してる?
去年はこういう年でした。
今年は今年でテロばかり。
分かりやすく世界の、日本の時事問題が分かる。
鵜呑みにするのは良くないが、わかりやす -
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Posted by ブクログ
内容は基本的にはいつもの主張と変わらない。
①現状の日本の現象
・アベノミクス失敗の実態
・増加する国債
・少子化、高齢化
・年金制度の将来的な破綻
・それらによる「将来に対する不安」真理により思い切った行動を起こせない中高年、そして若者
etc.
②現状の日本の問題点の本質、解決策
・税制改革により税収を増やし、増え続ける国債の返済、および年金、社会保障制度の財源に
・移民制度による将来的な人手不足の解消
・容積率緩和により東京都の「都市力」をUP、世界からヒト、モノ、カネが集まる都市へ
・中央主導ではなく各地方自治がアイディアを用いて独自に活性化していく「地方創生」プラン
・「将来の漠 -
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テーマは知性の復権。言うべきことが言えない空気が充満している社会は不健全だ。まるで来るべきトランプ政権、国家主義の台頭を予測したような言葉。ポピュリズムの極み、民衆にできもしないが、響く言葉で支持を集める。正直、そんなバカなと思っていたが当選した。アメリカは、移民で職を取られていると感じている白人、テロや犯罪をメキシコ人などのせいと自己正当化したい気持ちに満ちていたということだろう。
人生設計は自分で、セカンドライフ8万時間、何をするか?ボケる人は生きがいを失ったことからくるのかも。こんな事やりたいと、時間を積極的に使う人はボケてるヒマがないのかもしれない。勿論、健康であることが前庭で、そ -
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高慢ちきで書きぶりは腹立たしいが、正直自分より頭がいい(ロジカルに考え根拠の重要性を認識している)ため、受け入れるしかないと思わせる嫌な良書。
・プレゼン資料を作る際は、すべてのスライドに提言と根拠を入れる。一歩一歩踏み固める。
・根拠を徹底的に調べ、フィールドワークをし、相手(経営者)に突きつける
・プレゼン資料の構成は、「業界の動向→競合他社の動き→当社の状況分析→改善機会のための条件→解決の道→提言」であるということが、他書よりも説得力のある形で書かれており、腹落ちした。
上記はどんな本にも書いてあることだが、実践が伴っているため、より受け入れやすかった。
また教育についても言及があり、 -
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Posted by ブクログ
右翼化していく世界と、アメリカ追随を続ける日本。
アメリカではトランプさんが大統領に当選して、ヨーロッパでも移民問題などで、右斜化の傾向にある。日本でも特定秘密保護法案や集団的自衛権が取り上げられる。
アイドルエコノミーによって、今ある資源を有効利用する。Airbnbなんかは良く日本でも取り上げられたり。
アベノミクスで盛り上がる日本の企業。しかし、グローバル化していくには、世界の大企業を見ると、利益率や時価総額で見劣りするとのこと。
自分を変える方法は、時間配分を変える。住む場所を変える。付き合う人を変えること。確かに、住む場所を変えるのは、新しい何かを見つけるには良いかも。
中国