大前研一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
すべてのサラリーマンは職業的絶滅の危機にある。
時代が変わり、ビジネスのやり方が変わったからだ。
しかし、やる気のある人には大きなチャンスともいえる。
本書では、仕事に対する「方向性の探り方」「能率」「スピード」「効果」「影響力」「壁の破り方」「人間性と合意の形成」について取り上げた。
いままで身につけてきた、すべてのビジネス能力を棚卸し、自分なりの力をいかに身につけるか。
「大前流」目からウロコの見方・考え方を開陳する。
[ 目次 ]
第1章 先見力を磨け
第2章 突破力を磨け
第3章 影響力を磨け
第4章 仕事力を磨け
第5章 人間力を磨け
終章 いまなぜビジネス力なのか
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
ネタバレ□距離・時間距離・料金距離
東京-大阪は距離では550km、時間距離では1時間。この時間は東京-八王子間とそれほど変わらない。
東京-ニューヨークの往復34,000円、東京-札幌の往復32,000円。
□仮説思考
自ら仮説を組み立てて、定量的に分析したり目や耳で確かめていく。
仮に間違っていたとしても、元に戻って仮設を組み立てなおす。
このサイクルをどれだけ頭の中、行動の中で繰り返しやっていけるか。
□経営の7s(会社を経営することはこの7Sをデザインすること)
Shared Value:価値観:経営理念等、社員の行動を規定する価値観。会社の存在意義。
Strategy:戦略:持続的な競争優位を築くための具体的施策
Structure:組織構造:会社の組織の形
System:システム:会社運営の仕組みやルール
Skills:スキル:社員や組織が持つ特徴的な能力・技能
Style:人材:社員の人材の特徴
Staff:スタイル:会社の持つ文化的風土
□事業アイデアのチェックポイント
顧客は明確か。どんな満たされないニーズを持っているのか。
競合を評価しているか。差別化ポイントを明確か。
成功のカギであるコアスキルとこれを獲得する方法は明確か。
会社の持つ価値観・存在意義は何か。
技術動向やグローバルな動きが考慮されているか。特に情報革命。
具体的なオペレーションが描け、そして収益の数字にリンクしているか。
全体としてキャッシュフローがまわるようなシナリオが描けるか。
□コアコンピテンスとアンフェア・アドバンテージ
特許やブランドはアンフェア・アドバンテージの例。
取引先を良く知っている、縁故の関係にあるのもアンフェア・アドバンテージ。
事業をやっていく上では他者が真似できない強みを持つと強い。
ベンチャーはファーストムーバー・アドバンテージを避けたほうが良い。
□事業計画書アウトライン
[トップ]カバーページ、目次、エグゼクティブサマリー
[ボディ]ミッション・事業ビジョン・事業概要、製品・サービス、
市場の状況、競合情報、事業目標・事業戦略、マーケティング・販売戦略・販売計画、
マネジメントチーム・会社組織、事業リスク・リスクマネジメント
[財務状況]財務計画・事業収支、資本政策、投資計画、添付資料
□一貫した企業イメージの確立
社外に対してのみではなく、社内に対しても一貫したイメージを確立すること。
これができれば自然と望む人材/顧客がやってくる。
□企業化に必要な資質
1、人とは同じことはしたくないという考え方を持つ。
2、これまでやってきたことが違うと思ったときに きっぱりと捨てられること。
3、いかに多くの変数を見出せるかということ。制約と見るか変数と見るか。 -
Posted by ブクログ
著書を読むだけでが磨かれる気がします。
言わば、自分のおなかの贅肉がそぎ落とされる感じです。
目次
第1章 先見力を磨け
第2章 突破力を磨け
第3章 影響力を磨け
第4章 仕事力を磨け
第5章 人間力を磨け
終章 いまなぜビジネス力なのか
著者ってほんと、テンションが高く、元気です。60過ぎて、普通のサラリーマンは定年退職して穏やかな老後を迎えているはずの年齢で、世界各国を飛び回って仕事をしています。まずは、その体力を見習いたいです。
当然、そのテンションは著書にもビシビシと伝わっています。著書の求めるレベルは相当高く、これだけできれば、確かに仕事ははかどると感じます。テンションが高すぎて、ちょっと引いてしまう人もいるかもしれません。おそらく、そういった人の受け皿が、勝間さんであったりするのだと思います。勝間さんも相当テンションは高いが、著者レベルではないです。まだ勝間さんの方が親しみやすく、手の届く目標として目指しやすいのかもしれません。
著者はおそらく、感度が非常に高いと思われます。物事に取り組む集中力というか、そうものを感じます。何かに取り組む際に、集中力の違いによって、成果は大きく異なります。期待する成果のレベルが低ければ、まあほどほどにやればいいか、という気持ちになり、取り組む真剣度も低下してしまいます。
著者は仕事もプライベートもやるからには全力で、最大限の成果を産まないと気が済まないタイプであると思われます。そのくらいしないと、せっかく時間をかけているのにもったいない、と感じているはずです。時間に対して非常にシビアであり、与えられた時間をいかに効率よく使い、最高の成果を発揮できるかを常に考えていると思います。
頭では分かっていても、それを求める環境が揃わなければなかなか実行できません。いかに、厳しい環境に身を置くか。ゆるい会社生活ではなかなか実践できませんが、そんな中でも高いレベルで仕事をしている上司を見習って、まずは取り組んでいければと思います。そして、ブログを通して知り合えたみなさまに刺激をもらい、日々成長を感じて、ブラッシュアップしていけるよう、これからも読書録を更新していければと思います。
-
Posted by ブクログ
■概要
21世紀を生き抜くための大前氏の考え方が書かれた本です。
1999年に出版された今から10年以上前の本ですが、内容的には時代遅れという感じはなくとても参考になりました。
他の本でもいわれているように、考える力をつけて英語、IT、金融の知識をつけることが、21世紀を生き抜く基本スキルのようです。
<章構成>
-----------------------------------------
第1章、知的ホワイトカラーをめざせ
第2章、知的に怠惰な人はリストラの餌食になる
第3章、実力を見極め、向上させる発想法
第4章、世界標準から見た会社の常識・非常識
第5章、資産運用
-----------------------------------------
■仕事に活かせる点
いろいろなメッセージの中から実践できそうなものを3つ。
・絶えず自分に質問する!
⇒あの非効率的な仕事を改善するためにはどうしたらいいか考える
・向学心は死ぬまで失ってはいけない!
⇒忙しい中で勉強しつづける
・コンサルタントはお客を選り好みしない
⇒その会社を良くするのが自分の任務と捉え、全力で顧客のことを考える
(のぐ) -
Posted by ブクログ
「国が国民を守れない時代になった今、日本人はすべからく「質問する力」を発揮して、自分の生活を守り、自分の生き方を考えねばならない。それによって日本という国自体も変わってくるはずである。」
という趣旨で書かれた本だそうです。
「質問する」とは、ちゃんと疑うこと、わかったような顔せずちゃんと聞くこと。
リップルウッドの新生銀行買収の件で「なぜそんな不平等条約みたいな契約(瑕疵担保条項)をしないと買ってもらえないのか?」
2002年、日本国債格付けがボツワナ以下になったときに平沼経産相が文句を言って顰蹙を買った件で「そもそも格付けって何?」「ムーディーズは何を格付けしているの?」
2002年、日経平均株価が8000円台半ばまで急降下したときに「株式市場が落ち込むと何がまずいの?」「誰が困るの?」
ペイオフ解禁時に「国債を直接買うのと郵貯とがどう違うのか?」
長野ダム問題で「いったいなぜ必要もないダムが計画され、建設されるのか?」
という事例の中で意義が強調されていきます。
で、何か否定するときには必ず大前さんの代替案がすごい自信を持って提案されているところが好きです。
前提を疑い、事の本質を探るための質問する力が大事だけど足りてない、じゃあそれはどうしてか?
っていうのの答えが教育の在り方っていうけっこう身近なところから、明治維新後の解のある中で努力し成果が上がったが実力と勘違い、場当たり的な策で解決しないも国民は次々に登場する審議会や会議に何とかなるの意識、そうこうしているうちに偏差値の中で生きてきた人が中核を担うも現状分析・納得の原体験を持たない人が本質を考えず運営、こうした人がマジョリティとなり集団として危機解決能力をもたなくなったみたいな時系列的・仮説的なところで自説を展開してます。
そしてこれから、明るい未来のため(高齢化が進み、社会保障も非現実的なシステムしか存在しない中でうまくやってく≒経済を発展させる≒イノベーションを生む)には平均以上できるけどパッとしない人材じゃなくて、100人に1人とかで出てくる尖った人材を育てにゃいかん。
みたいなことが書いてありました。
なんか他にもいろいろ好き放題書いてあって気持ちよかったです。
僕はそんな本質を突くような大した質問はできないし、本質的な質問をしないといけないとなんか悪い気がしたり、かっこ悪い気がしたりして黙りこくってしまうようなタイプです。
でも!
それじゃやっぱりわからんままなので、読み始めてからなるべくちゃんと質問というか確認というか意識してするようにしてます笑
話しを進めるきっかけにもなるし。
あと、
「もし論理に強ければ、欠けているところ、証明されていないところなどについて次々に質問が出てくるはず」
っていうのをみたときに、うまいこと質問するのは論理的に整理して聞けないといけないし、逆にちゃんとそれができていたら相手の話を補強するきっかけを作ったり、別のよりその場に適合的な話に持って行けたりするし、できたら自分が貢献したいあり方に近づけるのかなぁとも思いました。 -
Posted by ブクログ
大チャンス到来…またまた思わせぶりな副題です。
ピンチかチャンスかは人によって様々ですが、ほとんどの人はピンチの時代です。
しかし、うまく適応できた人にとっては大きなチャンスになる時代でもあります。
本の中でも松井秀喜の適応力について触れた部分がありますが、変化の激しい時代だからこそ、適応力が最も重要なのかもしれませんね。
明治維新も、ITバブルも、変化への適応力にすぐれた一部の若者が社会のあり方を変えたという意味では同じではないかとも考えられます。
こんな時代ですからいつもまでも20世紀型の仕事をしていては生き残ってはいけません。
そこで大前研一氏が提言するのがこの「ビジネス力」という考え方なのです。
章ごとに必要なビジネス力を解説しています。
先見力、突破力、影響力、仕事力、人間力。
前回の即戦力の磨き方が3種の神器と呼ばれる3つの基礎的なビジネス力をテーマにしたのに対し、今回のこの本は多少応用的なスキルといえるのかもしれません。
しかし、中心にあるのは大前研一流のビジネスマンの生き方。
この二冊は30代、40代の男性ビジネスマンのバイブルといえるのかもしれません。 -
Posted by ブクログ
古い本ですが、何度も読み返しており、今でも私のバイブルです。いろんなビジネス書を読みましたが自分の考え方の機軸になっているものは、この本の影響が大きいです。
内容(「MARC」データベースより)
永遠に成長し続ける組織を創る超優良企業8つの条件とは? 100万人以上のビジネスマンが読んだ世界的ベストセラー、講談社83年刊の復刊。
目次
第1部 超優良企業の条件(成功しているアメリカ企業)
第2部 新しい理論の構築を求めて(「合理主義」的な考え方
人々は動機づけを望んでいる)
第3部 基本にもどる(曖昧さと矛盾を扱う
行動の重視
顧客に密着する
自主性と企業家精神 ほか) -
Posted by ブクログ
私も、日本として魅力のあるマーケットはEUだと思います(サービス以外は)
特に最近ギリシャの債務超過の話題がホットだから興味深かった。
自分はオーストリアに1年住んでいて、ドイツ系思考に触れる機会が多かったから、
特にトルコ人に対しては(低賃金労働者の流入で自国の失業者を増やすという観点から)一種の差別意識みたいなものを植えつけられた気がします。
一方で、トルコ人っていうのは本当に日本人と似ていて、他のヨーロッパ人がWe Europeansという認識の元Uniteしようとしているのに対して、「トルコ人」という枠から外れられない人が多い。
「日本人としての~」「トルコ人としての~」ではなく、「私として」というのが本当は先にくるべきものなのだろうけど、相手を”自分とは違う人・理解してくれない人”と無意識に認識してしまうと、
(私はこんな大きなコミュニティに属していてね、そこでは普通なんだけど、)「日本人としては、こうしたい」
とかいう発想になってしまうのだろうな、と思ってる。
特に、EUの法律の授業のときに、
キプロスの話題になったとき、トルコ人きまずそうだったな。。
ギリシャ人ってキプロスのこと、あまり自分の島って認識していないけど、
トルコ人って(当たり前かもしれないけど)キプロスに希望を託しているから凄く意識している。
そんな昔の記憶がよみがえった本w -
Posted by ブクログ
EUの強さ=ユーロの強さだと思う。
厳しい条件(マーストリヒト条約)を守り続けているからこそ、ユーロの信頼は揺るぎないものが“あった”。(今はないのか。。。w?)
上手に東欧などをEUに取り込んで、EU域内での経済を強くしようとする方向性は間違ってないと思うけど、今後も一枚岩でやっていけるかの一番の課題は「イスラム教国家」を取り組むかどうかの判断にかかっていると思う。
トルコなんかを上手にEUと融合させることができれば、この本で主張していることはもっと真実味が持てる気がする。。。と書いているときにギリシャの財政赤字が問題視されているけど(笑)