大前研一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大チャンス到来…またまた思わせぶりな副題です。
ピンチかチャンスかは人によって様々ですが、ほとんどの人はピンチの時代です。
しかし、うまく適応できた人にとっては大きなチャンスになる時代でもあります。
本の中でも松井秀喜の適応力について触れた部分がありますが、変化の激しい時代だからこそ、適応力が最も重要なのかもしれませんね。
明治維新も、ITバブルも、変化への適応力にすぐれた一部の若者が社会のあり方を変えたという意味では同じではないかとも考えられます。
こんな時代ですからいつもまでも20世紀型の仕事をしていては生き残ってはいけません。
そこで大前研一氏が提言するのがこの「ビジネス力」という考え方 -
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古い本ですが、何度も読み返しており、今でも私のバイブルです。いろんなビジネス書を読みましたが自分の考え方の機軸になっているものは、この本の影響が大きいです。
内容(「MARC」データベースより)
永遠に成長し続ける組織を創る超優良企業8つの条件とは? 100万人以上のビジネスマンが読んだ世界的ベストセラー、講談社83年刊の復刊。
目次
第1部 超優良企業の条件(成功しているアメリカ企業)
第2部 新しい理論の構築を求めて(「合理主義」的な考え方
人々は動機づけを望んでいる)
第3部 基本にもどる(曖昧さと矛盾を扱う
行動の重視
顧客に密着する
自主性と企業家精神 ほか) -
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私も、日本として魅力のあるマーケットはEUだと思います(サービス以外は)
特に最近ギリシャの債務超過の話題がホットだから興味深かった。
自分はオーストリアに1年住んでいて、ドイツ系思考に触れる機会が多かったから、
特にトルコ人に対しては(低賃金労働者の流入で自国の失業者を増やすという観点から)一種の差別意識みたいなものを植えつけられた気がします。
一方で、トルコ人っていうのは本当に日本人と似ていて、他のヨーロッパ人がWe Europeansという認識の元Uniteしようとしているのに対して、「トルコ人」という枠から外れられない人が多い。
「日本人としての~」「トルコ人としての~」ではなく -
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EUの強さ=ユーロの強さだと思う。
厳しい条件(マーストリヒト条約)を守り続けているからこそ、ユーロの信頼は揺るぎないものが“あった”。(今はないのか。。。w?)
上手に東欧などをEUに取り込んで、EU域内での経済を強くしようとする方向性は間違ってないと思うけど、今後も一枚岩でやっていけるかの一番の課題は「イスラム教国家」を取り組むかどうかの判断にかかっていると思う。
トルコなんかを上手にEUと融合させることができれば、この本で主張していることはもっと真実味が持てる気がする。。。と書いているときにギリシャの財政赤字が問題視されているけど(笑) -
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内容紹介
2006年、中国の『衆望所帰賞』を受賞!2009年、台湾版10万部を突破!
目次
第1章 「プロフェッショナリズム」の定義(プロフェッショナルを定義する
忘れられた「顧客への誓約」 ほか)
第2章 先見する力(「見えざる新大陸」の登場
戦略論の功と罪 ほか)
第3章 構想する力(先見力だけでは事業は成功しない
構想を実現する必要条件と十分条件 ほか)
第4章 議論する力(非生産的な議論を排す
ロジカル・シンキング、ロジカル・ディスカッション ほか)
第5章 矛盾に適応する力(ビジネスに唯一最善解はない
経営に内包する矛盾 ほか) -
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ここから、リーダーシップ論は終わって、企業戦略論に変更。
超優良企業の企業行動の8原則
1.行動の重視
2.顧客に密着する
3.自主性と企業家精神
4.ひとを通じての生産性向上
5.価値観に基づく実践
6.自分たちがやるべきことに専念する
7.シンプルな組織・適正な社員数
8.厳しさを穏やかさの両面を同時に持つ
こんなこと当たり前じゃん!
と思ったあなたに、コロンブスの卵。
それだけ、一冊の本が企業に与えた影響力の強さがわかる。
出版されて25年、世界中の多くの企業が真似たのである。
すごいな。
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個人的に良かったのは2点。
・人間は不合理で、人間をまとめる組織はその責任を取 -
Posted by ブクログ
めも
・ 銀行救済に100兆円以上使われてきたが、若者が起業するのに必要な金は せいぜい3000万である。現在上場する企業は年間約60件。
・ 幸之助さんの特徴は新しいものが入ってくると、古いものは間違っているか もしれないと思うこと。
・ 野原で生きる知恵を得た人は、そのとき糸があるからといって糸を使おうと は思わない。人間社会のエリート教育で育った人は道具が与えられると「この中 から」と思ってしまう人が多い。
・ 一つのヒット商品の誕生の裏にはアイディア段階、評価段階、開発段階、 マーケット段階とさまざまな絞込みが行われる。アイディアは10の三乗、10 の二乗、10の一乗、10の0乗 -
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長いので途中で切り上げる。
2001年に書かれた著書。
大前研一氏の記した資本論。
変化の激しい時代、国境は無くなる。という前提をもとに話を進めた著書。
従来は、製造→マーケティング→販売→顧客サービスを一つの企業がやっていたが、
21世紀は製造はベトナム、エンジニアはバンガロール、顧客はインターネットで集め、販売のみを行うというシステムが成り立つ。
日本の家は高価すぎる。家をオーストラリアから輸入する、という発想はこういうところから生まれるのだと考えさせられる。
常に、自分ならどうするという発想を持つようにしなければならないと感じる。 -
Posted by ブクログ
経済を中心とした話なので難しかった。
プレゼンテーションや議論をするときは、相手方の土俵にのって話を進めないとうまくいかないということがわかった。相手の論理構成のフレームワーク、これを使って論じる方が良いとのこと。北海道の捉え方が、今まで出会ったことのない衝撃的なものだった。以下示す。「北海道を独立国とする。北海道の人口はスイス並み、面積はスイスの二倍だから、立派に一つの国ができる。これだけの規模があれば、スイス航空と同じように航空会社を一つ持てる。千歳空港にアジアの各国から直行便を発着させれば、冬はスキー客万来、夏は避暑のお客が押し寄せてくるはず。次に銀行をつくる。夏は午前3時から明るくなる