【感想・ネタバレ】ニュービジネス活眼塾 アタッカーズ・ビジネススクール講義録のレビュー

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

同じ商品なのに、売れるセールスマンとそうでない人間がいるのは「なぜ」だろう。東京で売れて、大阪で売れないのは「どうして」だろう。そういうことをいつも考えていると、答えは見えてくる。そして、なぜかという疑問を解決するのは、理論ではなく”観察”、すなわちフィールドワークである(p.65)。お客さんの目的...続きを読むは何かを考えること。その人が本当は何を求めているのかをとことん考える。そして、その目的を達成する方法はいくつあるのかを考える。次に、そのいくつかの方法の軸に沿ってどんなことができるかを考える(p.100)。

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Posted by ブクログ 2014年03月22日

10年前に書いたとは思えない内容です。新たに考えたビジネスモデルが次々と実現化してあることに感心しました。著書に、従来の事業は戦略を高めれば良かったが、これからのビジネスはドメインがない。だから、構想力が必要だと。構想力を磨くには、パターンを追求すること、構想力を持った強い刺激力のある人に会うこと、...続きを読む自分で設問を設定して自分ならどうするか考える。
また、自己否定しなければ新たな構造が生まれないということ。なかなか出来ない事です。特に見た目で成功しているときは…

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Posted by ブクログ 2011年01月15日

著者が10年前にビジネススクールで行った講義内容をまとめた「起業」をテーマとした本。

・事業家として成功する条件とは何か?
・事業構想力はどう育てるか。
・21世紀の事業チャンス

などが解説され、起業に必要な思考方法ややり方、発想力などが学べる。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

めも
・ 銀行救済に100兆円以上使われてきたが、若者が起業するのに必要な金は せいぜい3000万である。現在上場する企業は年間約60件。

・ 幸之助さんの特徴は新しいものが入ってくると、古いものは間違っているか もしれないと思うこと。

・ 野原で生きる知恵を得た人は、そのとき糸があるからといっ...続きを読むて糸を使おうと は思わない。人間社会のエリート教育で育った人は道具が与えられると「この中 から」と思ってしまう人が多い。

・ 一つのヒット商品の誕生の裏にはアイディア段階、評価段階、開発段階、 マーケット段階とさまざまな絞込みが行われる。アイディアは10の三乗、10 の二乗、10の一乗、10の0乗という形で減っていく。

・ アイディアを絞っていくときには、なるべく上流で絞った方がコストが掛か らない。アイディアの乏しい人は、自分のアイディアがいいと思うと最後までこ だわる癖がある。

・ アイディアを考え出す頭にするには普段から自分で質問を発し、その場で答 えを出すことが大事。答えが出なかったら書き留めておいて、暇ができたらその ことについてさらに考える。

・ エアコンの開発ではメーカーはいつも「お客さんはいつもいいエアコンが欲 しい」と思ってしまう。しかし違う。お客が欲しいのはいいエアコンではなく、 快適な室内環境である。つまりエアコンは目的ではなく、手段にすぎない。

・ ? お客さんの目的は何かを考えること。その人が何を求めているかをとこと ん考える。?その目的を達成する方法はいくつあるのかを考える。?そのいくつか の方法―「戦略的自由度」―の軸に沿ってどんなことができるかを考える、という 順序で考える。

・ 戦略とは顧客のニーズに基づき競争相手よりも相対的にいいものを継続的に 提供することにある。

・ アイディアを創出するには、自分が今と違う立場に立ったらどうするかを考 えるパターンが一番いい。普段からこれを継続的におこなう。

・ もう一つの発想法は古い2つのものの組み合わせて新しいものを生ませる方法。

・ 成功した起業家の共通したマインド「インクィジティブ・マインド」「これ でいいのかな?これは正しいのかな」と思うその「質問する心」

・ 答えを学ぶのではなくその思考パターンを学ぶことが重要。

・ アメリカで成功したものを見ると、例外なく情報になんらかの付加価値をつ けたもの。

・ 総合電気メーカーGEのトップ事業はGEキャピタルで40%を占める。

・ 注文が来た分だけつくるというSCMのコンセプトを持った企業が成功を収めて いる。例えばデルの場合、注文を受けた瞬間に注文どおりのソフトを組み込んだ パソコンをパッケージで作り、発注から1週間以内に製品を届ける。売り損じも ないし、在庫もなくウェアハウスも持っていない。

・ 黒川温泉が成功している秘訣は、固定費に対する限界利益の貢献を最大化し たこと。旅館同士は競争しているが風呂は固定費だから、町全体で風呂だけは融 通し合おうという戦略をとった。つまりオープンにすることによってネットワー ク化したことが、町全体としての価値を高め一人勝ちをつくりだした。

・ 一人勝ちしている企業はエンドトゥエンドのトータルソリューションでお客 さんのインターフェースから最後のデリバリーまで、1社で全部を見ている。ユ ニクロ、ダイソーなど

・ Profit=(価格−コスト)×売り上げ個数

・ (マーケットサイズ)×(市場占有率)=自分の売上高

・ いかに「価格」「コスト」「売り上げ個数」対して自分で影響を与えること ができるかが重要。この3つが常に頭に入っていて、今は我慢して値段を上げな いでコストを下げてやるときか、値段を下げてヴォリュームを増やしたほうがい いか、どの局面なのかを判断できる人が名経営者といわれるに相応しい。

・ ユニクロ化。産直で内外格差が3−5倍あって、マーケットが一兆円―こういも のを狙ったら巨大な産業になる。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

大前節炸裂(笑)!
でもどの本読んでも彼は一貫したメッセージを
読者に送っているよね


お笑い界の松本人志とでも言おうか・・・


松本を通してお笑いにのめり込む様に
大前氏を通して政治・経済にのめり込む
という人は多いだろう

少なくともオレはその一人


メンタルブロックをぶち...続きを読む壊せ(笑)!

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

物の見方でこれほど起業に関するアイデアが生まれるのだと関心しました。
それにしても大前さんの洞察力はすごい。弟子入りしたいものです。

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Posted by ブクログ 2014年06月20日

P:349 推定文字数:249186(17行×42字×P) 抜き書き:3756字 感想:698字 付箋数:14
(対ページ付箋:4.01%、対文字抜き書き:1.50%、対抜き書き感想:18.5%)

※付随して読みたい本
「できません」と云うな―オムロン創業者 立石一真 湯谷昇羊
エピキュリアン料理...続きを読む 川上源一(ヤマハ創業)

・このように(TVCMで自分ならシナリオをこう書く、このタレントを使うなど考える)、すべての機会を事業について考えるチャンスに織り込んでいかないと、日本の教育制度で育った人は、覚える、理解する、納得する、そして思考停止、というパターンができあがっているだけに、救いがない。ちょっと待て、自分だったらそんなことはしない、というように自分で考える癖をつける。漫然とテレビを見ているくらい毒なことはない。「知ってるつもり!?」とか「世界・ふしぎ発見!」を見て、アルゼンチンではこんなことがある、などと覚えようとしてしまう。覚えてはダメである。そのとたんに頭はレイジーになる。
>>/> 読書も同じだ。敷衍して考えるようにしなければ。

・衛星テレビが花盛りで、デジタル化する地上波にパーフェクTV、JスカイB、ディレクTVを加えると450チャンネルにもなる。そこで番組ソフトを押さえれば、衛星時代のチャンピオンになれるといった思い込みがあるようだが、私にいわせればこれは錯覚でしかない。なぜなら地上波だろうと衛星だろうとそれだけでは一方通行のメディアで、双方向ではないからだ。衛星時代の勝者になるには、双方向にしたものの勝ちである。
>>/> コンテンツだけでは駄目。特にコンテンツが多くなれば双方向(好きなものだけチョイスしてお金を払う)もそうだけれど、選びきれないから、優秀なガイドは必要になってきそう。

・日本の学校教育は大きく変えざるを得ないだろう。ダブルスクールの受け皿となる専門学校や実学中心の職業訓練校はすでに花盛りである。受験教育を行う河合塾のようなところがチェーン化していったように、これからは実学を行う教育機関が一大産業に成長していくに違いない。生涯教育もからめてこの分野は有望である。
>>/> 自動車の設計もPCの製造も皆学校では無く、卒業して企業で習う。著者は原子炉工学が専門だったが、MITでとりあえず3mくらいの原子炉を設計してみろと言われ、本当にカルチャーショックを受けたそう。

・宮本さんのように、海外で事業の種を発見して日本に移植するのは、新しい事業を起こす際に十分通用する手法である。ただし、彼は単に移植を考えただけではなく、日本のマーケットに沿って、顧客のセグメンテーションに基づくコンセプトづくりを、ラスベガスでシーザーズ・フォーラムを初めて見たときから、ずっと研究しつづけていたのだ。ラスベガスの場合は一般客が対象で、必ずしも若い女性中心ではない。このセグメント特化の考え方がなければ、そこに世界一大きな女性用トイレをつくったり、南フランスの雰囲気をつくろうという発想は出てこなかっただろう。
>>/> お台場ヴィーナスフォート。

・立石さんを本当に理解しようと思ったら、「太陽の家」という工場を見るといい。これは身障者のためにつくられた工場で、大分や京都など全国に三か所ある。実は、身障者にもできることがいくつもあって、例えばサリドマイドの人は手は不自由だが、残存機能として聴覚が非常にいい。そこで、その秀でた能力をうまく機械と組み合わせて、生産ラインの不良品の音によるチェックという仕事に役立ててもらおう、と考えるのである。
…実際に、立石さんはそうした機会を与えるため、まずは大分に、その計画段階から身障者に働いてもらうことを前提にした工場をつくる。彼ら一人ひとりの残存機能に合わせた、特注の工場をつくってしまったのだ。
…今は亡き立石さんが80代の中頃のことだった。日本がエコノミックアニマルとして恐れられ、半ば軽蔑されていたころ、私は立石さんとこの太陽の家のビデオを持ってニューヨークに行った。そこでフォーチュンやニューヨークタイムズなどの口うるさいジャーナリストを招待して、このビデオを見せた。彼らの眼は赤くなっており、明らかに動揺した顔色をしていた。働け働けで、血も涙もないのが日本の経営者だと思っていたのが、一気に吹き飛んだ瞬間だった。
>>/> 伝記を調べた。湯谷昇羊の著を読んでみよう。

・トップの事業となっているのはGEキャピタルだ。同社は世界最大級の金融機関で、GEグループ全体の40%を一社で占めている。その次は放送・通信企業のNBC、さらにジェットエンジンの製造会社、エンジニアリングプラスチックの会社と続く。これら上位四部門を見ると、100年前に創業された当時の事業内容とは、これが同じ会社かと思うほど様変わりしている。
この変容は、ジャック・ウェルチが会長になってから、レジナルド・ジョーンズが会長の時代と比べて、事業の軸足を大幅に、かつ圧倒的スピードで代えたことによる。ジャック・ウェルチはGEが経営危機に陥ったとき、生き残るためにはGEの伝統的な事業部門を切りして手でも、情報通信や金融といった分野に進出しなければダメだという決断を下したのである。つまり、テクノロジーを応用して付加価値が生まれるのであって、テクノロジーそのものは、もはや先進国では売り物にならない、との判断がジャック・ウェルチにあったのだ。
>>/> ジャック・ウェルチといえば、シェアの1位を取れる事業かどうかを判断基準に子会社の整理をした印象だったけれど、その先があったのだな。選択は余力を生むはずだから。

・アメリカ経済がインフレを脱却し、繁栄期を迎えているその原因としてもう一つ、ドルがグローバル・カレンシー、つまり世界共通の通貨となったことが挙げられる。アメリカに対外債務があるといわれるが、サイバーエコにも―において対外債務は、存在しないのと同じだ。つまりドル建てによる借金があるだけなので、いざ借金を払わなければならないときにはドルの増札輪転機を回せばいくらでも返せることになる。これは債務と呼べる性格のものではない。
>>/>こういう考え方なら、日本の借金も日本国債が原資なので、日本人の国への預け金と取っても良さそうだけれど、著者は日本の負債は批判的。赤字傾向が続いて成り立つのかどうか、と考えればいずれ日本の方が早く限界が来るのかもしれないけれど。 

・例えば、ハイヒールで富士山に登れるようなルートをつくって、それに関係する何かで起業したいというのは、これは一つのアイデアであって、コンセプトではない。富士山の登山道に車椅子でも登れるようなルートを開発し、それに関係するビジネスを起こそうというアイデアは面白いが、そのアイデアを考え出した人にしかできないというものではない。似たような事業が出てきた場合、競争優位性はないし差別化要因もない。
>>/> このアイデアとコンセプトは違う、は着眼点として面白い。ただ、考えた人にしかできないものって実現してしまうとただの現実にならないのだろうか。先行者利益は得られると思うけれど。

・どんな複雑な会社でも、経営はこの三つの要素から成り立っている。コストが決まっている、値段も決まっている、シェアもこれ以上動かせないというのであれば、その事業はやめたほうがいい。自由度がないのだから、経営する意味がない。
…事業で成功しようと思ったら、この三つがいつも頭に入っていて、今は我慢して値段を上げないでコストを下げてやるときか、値段を下げてボリュームを増やして収益そのものを増やしたほうがいいのか、どの局面なのかを判断できる人が経営者といわれるに相応しい人なのだ。この三つが瞬時に判断できなければ、経営者にはなれない。
>>/> 価値の創造と経営の違いがよく分かる。

・今、ディズニーワールドには世界中から人が集まってくる。ウォルト・ディズニーは広大な沼地を見た瞬間に、世界中から多くの人々がやってきて楽しそうに遊んでいる姿が見えたのだ。それに対して、ほとんどの人は沼地は沼地にしか見えなかったということだ(「そんなワニしか棲んでいないところにつくってどうするんだ。ワニと一緒に遊ぶつもりか」などと反対したそう。)
それから、世界最大の金融グループであるシティグループの元CEO、ジョン・リードの構想力もこれまたすごいものがある。彼の場合、携帯電話を見た瞬間に「これが銀行だ!」とひらめいたといわれている。
>>/> 大きな企業こそ、自分の会社が壊れる要因にいつも鋭くなければならないと思う。

・今後、皆さんが構想力を身につける訓練をしていくうえで、もう一つ重要なことがある。それは、反対の考え方をしてみるということである。
なぜ、ユダヤ人が人口比にしていちばんノーベル賞の受賞者が多いかというと、彼らは生まれながらにして、この発想を親からたたき込まれているからだ。人と合意してはダメだ。みんなが合意したときは、意思決定をしてはいけない。
>>/> サンヘドリン(ユダヤ法廷)の全員一致で有罪は逆に無罪になる、論理ですね。

・1つやって、2つ目をやって、3つ目をやったら、次は一気に30に増やすのだ。4つ目のことを考えるのではなく、一気に30に増やす方法を考える。ここが家業と事業の違いである。
3つやった経験から共通項を抽出して、SOP(Standard Operating Procedure)をつくり、それをもとに人を雇って27人に同じことをやらせる。そしてこの30の段階で、半額でできないか、もっと効率よくできないか、もっと商圏を広げられないかといったことをいろいろ検討する。
次に31をやってみる。場合によっては、もう2つくらい、32、33をやって、それでこのレベルで確実にいけるというのが見えたら、次は一気に人を雇って300に増やす。これが事業というものの本質なのである。
>>/> 3から30をtweetをまとめた本で読んだけど、33から300も、良い。

・私はナイキのフィル・ナイト会長に会うと、「大前さんに会った以上は、ナイキの5年後、10年後の仕事のあり方について、刺激的なことを聞きたい」と、いつも言われる。それを提言するのが私の仕事なわけだが、私に求められているのは普通の人では思いつかないようなナイキの未来像、創業者でさえ考えつかないようなナイキの将来像である。したがって、フィル・ナイト会長に会ったときにそれを言うために、私は普段から自分を追いつめて、いろいろナイキの今後について考えるわけだ。
>>/> 振る方も、受ける方も。

・皆さんは学校ではカンニングはいけないと習ったと思うが、事業はカンニングをしようが何をしようが最後に成功した者が勝ちなのだ。金を盗むとか、お客を騙すとかいった不正はいけないが、カンニングはかまわない。誰のアイデアだろうが、事業としてまとめたのはおれだと言って成功させたら勝ちである。
もちろん知的所有権(IP)は尊重しなくてはならない。しかし、事業の大半はノウハウであり、システムであり、スピードであり、エモーションなのだ。そして、他人のやった間違いを繰り返さないというのが重要なことなのである。事業というのは失敗の可能性のほうがはるかに高いから、人が失敗したらとことんその事例を勉強する。
>>/> この言い切り。事業の大半はノウハウであり、システムであり、スピードであり、エモーションなのだ。

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Posted by ブクログ 2014年03月31日

企業家が持つべき思考パターンや考え方についての指南書。大前氏の著書は比較的読みやすいが、その中でも読みやすくスラスラ読める。
内容は今までの氏の著書の焼き回しが多いが、考えることを徹底すること、きちんと鍛錬することの重要性が理解できる。厳しくも勇気づけられる内容となっている。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年05月16日

大前研一のビジネススクールの講義を集めた作品。
10年くらい前の本で今と、時代背景が違いますが、
10年後の今でも通ずることや、10年後を見事に予想した
着眼点は脱帽でした。

一度、彼のスクールに通ってみたい。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

大前研一のベンチャー起業についての話をまとめた本。

大前研一の本だなといったかんじの、どこかで聞いたことのある話が多かった。

ビジネスプランを立てる上で、一読する価値あり。

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