大前研一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「社員質問会なのになぜ質問しない人がいるんだろう」と最近就職活動中に思っていた。せっかく少人数で話をたくさん聞ける機会なのに、なぜ1時間も黙っているのだろうと思っていた。
恐らくそれは「質問が思い浮かばないのではないか」と思う。
この本で述べられていることの趣旨もここにあるのではないか、と思う。
そもそも質問をする習慣がなく、むしろしない方が面倒くさがられずに済むから黙っている。という印象を受ける。
そこにはやはり「考える力」が欠如しているように思われる。
聞いたことが全て正解と思っているから、なんの疑問を持つことも無く「本当に質問がない」のだと思う。
僕はゼミで嫌というほど教授や他のゼ -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分の頭で考え、疑問点があれば、とことん追及し、自分で納得してから決断をする。
常識を疑う。
他人の模倣ではなく、道なき道を見つける。それは質問によって、前提条件を疑い、問題点を摘出し、その解決策を自分で考える。
ドライな目で情を入れないこと。日本人には慣行や集団の意見を採用させることが多い。
日銀の株価の低迷に対して、テコ入れの話。
質問 株式会社が落ち込むと誰が不味いのか?
日本人の資産の中には株は殆ど組み込まれていない。
日本人がなぜ質問しないのか?
明治維新以来、日本の目的は欧米に追い付くことであった。欧米のものを真似る必要から教わったことを記憶し、それを再現することが求められてきた。 -
Posted by ブクログ
ギリシャ問題で揺れるEU。そもそも経済格差がある国々が一緒になることに無理がある、という論調も最近は聞かれるが、本書を読んで認識を改めた。このような短期的な危機は繰り返される可能性はあるが、長期的にみたら、EUという塊が経済圏として、また政治的安定をもたらすものとして、世界の中でなんと大きな存在感を持っていることか。最終的にはロシアをも含めることを意図しているというEU。もしそうなったら日本にとっても隣国となることを考えると、EUとの付き合い方はもっと真剣に考えるべきだろう。
また、最近はTPPの議論が高まっているが、EUのような大きな経済圏と比較して考えると、日本が単独で生き残る道は、大局的 -
Posted by ブクログ
経営コンサルタント大前研一さんの本です。
本書は、
「 想定外の大地震・大津波から、原子炉のメルトダウンと放射性能汚染の恐怖、大規模停電のリスクと節電への重圧、突然の「脱原発」宣言、そして膨張し続ける賠償額や廃炉費用の負担に至るまで、大多数の国民がこの未曾有の国難に底知れぬ不安を感じている。今ほど、こうした不安を払拭し、復興に向けた道筋と希望を示してくれる強いリーダーの登場が待ち望まれている時はない。
にもかかわらず、そんな期待に応えられるリーダーは、今の政治家の顔ぶれの中には見当たらない。それどころか、本来なら”平時”のリーダーすら務まらないような人物が首相の座について、国難をさらに拡大