大前研一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
大前氏は昔から「質問すること」の重要性を説いている。自分も、油断すればすぐに「それは当たり前」のことと考えて、前提条件を疑うことすら忘れている場合があるが、それは政治や生活等、様々な場面で危険であることが分かる。良い意味で前提条件を疑うという習慣を忘れないようにしたい。
また、この本自体は6年前に書かれた本であるが、原子炉は絶対安全ではないという当たり前のことを当たり前のように指摘し、それを踏まえた上で、エネルギーはそれぞれの特性を考えた上で住民が選択すべきと指摘している点は、非常に興味深い。
大前氏が他の方を褒めるというのは、それほどあることはではないが、大前氏と故小渕首相が交流があっ -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
すべてのサラリーマンは職業的絶滅の危機にある。
時代が変わり、ビジネスのやり方が変わったからだ。
しかし、やる気のある人には大きなチャンスともいえる。
本書では、仕事に対する「方向性の探り方」「能率」「スピード」「効果」「影響力」「壁の破り方」「人間性と合意の形成」について取り上げた。
いままで身につけてきた、すべてのビジネス能力を棚卸し、自分なりの力をいかに身につけるか。
「大前流」目からウロコの見方・考え方を開陳する。
[ 目次 ]
第1章 先見力を磨け
第2章 突破力を磨け
第3章 影響力を磨け
第4章 仕事力を磨け
第5章 人間力を磨け
終章 いまなぜビジネス力なのか
-
Posted by ブクログ
ネタバレ哲学的思考の必要性
・避けては通れない英語化―楽天・ユニクロだけじゃない
・イオンの葬儀ビジネスとサイバー葬儀・供養の可能性
・トヨタホームの可能性―立替需要
日本の住宅業界の寡占による規制を緩和し、海外の自動車工場を転用して海外から安い材料を調達してつくれば900万で家は立つ。
・キャメロンを見習ってグレート・ソサエティを目指せ
休眠口座の活用、規制緩和による民間資金、ボランティア、海外からの投資などで景気浮揚・経済対策
・共通番号制度導入で行政サービスの合理化を。
・道州制で(九州)黄海経済圏の活用。ハブ空港を作って無駄を省く。思い切った政策実現。
・観光―LCCを誘致し -
Posted by ブクログ
ネタバレ□距離・時間距離・料金距離
東京-大阪は距離では550km、時間距離では1時間。この時間は東京-八王子間とそれほど変わらない。
東京-ニューヨークの往復34,000円、東京-札幌の往復32,000円。
□仮説思考
自ら仮説を組み立てて、定量的に分析したり目や耳で確かめていく。
仮に間違っていたとしても、元に戻って仮設を組み立てなおす。
このサイクルをどれだけ頭の中、行動の中で繰り返しやっていけるか。
□経営の7s(会社を経営することはこの7Sをデザインすること)
Shared Value:価値観:経営理念等、社員の行動を規定する価値観。会社の存在意義。
Strategy:戦略:持続的な競争 -
Posted by ブクログ
著書を読むだけでが磨かれる気がします。
言わば、自分のおなかの贅肉がそぎ落とされる感じです。
目次
第1章 先見力を磨け
第2章 突破力を磨け
第3章 影響力を磨け
第4章 仕事力を磨け
第5章 人間力を磨け
終章 いまなぜビジネス力なのか
著者ってほんと、テンションが高く、元気です。60過ぎて、普通のサラリーマンは定年退職して穏やかな老後を迎えているはずの年齢で、世界各国を飛び回って仕事をしています。まずは、その体力を見習いたいです。
当然、そのテンションは著書にもビシビシと伝わっています。著書の求めるレベルは相当高く、これだけできれば、確かに仕事ははかどると感じます。テンションが高す -
Posted by ブクログ
■概要
21世紀を生き抜くための大前氏の考え方が書かれた本です。
1999年に出版された今から10年以上前の本ですが、内容的には時代遅れという感じはなくとても参考になりました。
他の本でもいわれているように、考える力をつけて英語、IT、金融の知識をつけることが、21世紀を生き抜く基本スキルのようです。
<章構成>
-----------------------------------------
第1章、知的ホワイトカラーをめざせ
第2章、知的に怠惰な人はリストラの餌食になる
第3章、実力を見極め、向上させる発想法
第4章、世界標準から見た会社の常識・非常識
第5章、資産運用
------ -
Posted by ブクログ
「国が国民を守れない時代になった今、日本人はすべからく「質問する力」を発揮して、自分の生活を守り、自分の生き方を考えねばならない。それによって日本という国自体も変わってくるはずである。」
という趣旨で書かれた本だそうです。
「質問する」とは、ちゃんと疑うこと、わかったような顔せずちゃんと聞くこと。
リップルウッドの新生銀行買収の件で「なぜそんな不平等条約みたいな契約(瑕疵担保条項)をしないと買ってもらえないのか?」
2002年、日本国債格付けがボツワナ以下になったときに平沼経産相が文句を言って顰蹙を買った件で「そもそも格付けって何?」「ムーディーズは何を格付けしているの?」
200