大前研一のレビュー一覧

  • クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道

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    日本の現在の中央集権体制はすでに破綻しているのは周知の通り。これから日本が進むべき道を海外の先行事例がわかりやすく記述されていて、なるほどと思わせる。教育体制も中途半端ではだめで自分も親として子供を育てる上で、人に任せっぱなしではなく考えていこうと思う

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    2013年02月23日
  • クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道

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    日本は大量生産・低コストで勝負する「ボリューム国家」から脱却し、「クオリティ国家」を目指さなければいけない。

    クオリティ国家とは、経済の規模が小さいが、高い賃金をカバーする高い付加価値を発揮する、生産性が高い国であり、主な例はスイスやシンガポールである。

    これらのクオリティ国家は、魅力的な国をつくり・投資を呼び込むことで、人・物・金・情報・企業を集める。自国の力だけで成長するのではなく、他者のリソースを使っての繁栄を目指す。

    そのため、人材が来たいと思う国・人々が生活しやすい国・投資/資産家が魅力を感じる国をつくらなければならない。規制撤廃し・市場を開放する等、他者を呼び込むために様々な

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    2013年02月17日
  • 大前研一通信特別保存版 Part.VI 「進化する教育 あなたの脳力は進化する!」

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    チェック項目11箇所。教科書に書いてあることをそのまま暗記し、右向け右といわれたら何の疑問ももたずに右を向く人間は、20世紀の工業化社会には、たしかに適していただろう、しかし、21世紀というのは、何が正解か誰も知らない時代なのだ、答えを知りたければ誰かに教えを請うのではなく、自分の頭で考え出すよりほかない。親は、型にはめようとする学校教育のダメージから子供の脳をどう守るかを考えるべきなのだ。きちんとした仕事をすればそれにふさわしい対価を得られることを子供は学ぶ、何もせずに小遣いがもらえる環境では、この感覚は育たない、だから大前家では小遣いはもちろん、お年玉もやったことはない。日本の教育の最大の

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    2013年02月11日
  • この国を出よ

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    日本の現状が、世界の国々との比較を交えて分かりやすく解説されていた。その上で日本のあるべき姿についての明確な提言がなされており、なるほどと納得、共感する部分が多かった。

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    2013年02月07日
  • クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道

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     国家繁栄のための道筋は、人口を多く抱える「ボリューム国家」と人口は少なくとも付加価値で稼ぐ「クオリティ国家」に分かれる。ボリューム国家には、中国、アメリカ、インドなど、クオリティ国家には、シンガポール、デンマーク、スイスなどが含まれる。

     日本がクオリティ国家になっていくには人口が多すぎるのではないか、という指摘には、

     道州制を導入し、それぞれが「クオリティ国家を目指す」という道を提案している。

     いずれにしてもキーは教育、と。 

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    2013年02月03日
  • クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道

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    道州制を提言する大前氏。私の個人的な意見は「大賛成」。しかし国や利権がらみでがんじがらめにされないようにしなければ何の意味もない。そう、今の日本はそのがんじがらめで進化出来ないシステムが出来上がってしまっている。
    道州制で出来る地方の首長はなんと「大統領」。日本の総理大臣は政党の長だからころころ変わるが、大統領は任期制。だからじっくりと改革が出来る。
    スイスやシンガポールをモデルとした小さい規模を原則としたイノベーティブな取り組みをする「クオリティ国家」は日本でも導入可能だ。
    個人的には出身の東北を応援して変えて行きたい。世界にない、自然と一体となった新しい国家。エネルギーの少ないグリーンな。

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    2013年01月30日
  • 「一生食べていける力」がつく 大前家の子育て

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    ネタバレ

    [読んだ理由]==================
    本を紹介するメルマガで進められているのを見かけた。この著者の子育て本っていう異色さが気になった。


    [読んだ後の感想]==============
    (なかなか大前家のようには行かないけど、)子供に自分で考える力を付けさせる、子供に責任を取らせる、親の成功体験を押し付けないとか、原則にはとても共感。


    [読書録]======================


    ■少し眺めのプロローグ
    教育というものに対する考え方を変える。「あれはするな、これはいけない」と子供を枠に押し込め、そこからはみ出さないようにしつけることが教育なのだと思っていません

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    2013年01月29日
  • 遊ぶ奴ほどよくデキる!

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    "オフタイムを有効に使えない日本人は多い。 「金がない」「時間がない」「心の余裕がない」と いって、だらだらと過ごすことで一生を終えてしまう。 しかし、これでは人生を楽しむことなんてできないし、 ましてや仕事でたまったストレスを発散させることもできない。・・・" 本文の抜粋だが、正直自分にも思い当たる節が いくつかある。 勤務時間中であれ、プライベートであれ、 だらだら過ごせば、それはそれで終わってしまう。 だったら、限られた時間を有効に使いたい。 遊びだって、だらだら過ごしていたら勿体ない。

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    2013年01月05日
  • ザ・プロフェッショナル―――21世紀をいかに生き抜くか

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    優秀で顧客ニーズを捉えてきたと思われていた会社が 一瞬にして破綻してしまった実例とか いろいろ意味で目からウロコな内容だった。 自分は入社して10年になり、もう立派な中堅社員。 社会人としての考え方とか見つめ直すきっかけになる 良い本だと思いました。

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    2013年01月05日
  • 原発再稼働「最後の条件」 「福島第一」事故検証プロジェクト 最終報告書

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    大前氏のよいところは、読者に理解してもらおうと工夫しているところ。写真や図、とくに表を使い、概要の把握から細部への落とし込みがわかりやすい。

    あの箇所が生きていたけれど、この箇所がやられたからこうなった、というのがよくわかった。1号機から6号機の状況を表で並べたり、他の原発の状況を並べたりして、全体を把握しやすかった。
    2号機はこれでもかというくらい不運だった。作業者の無念が伝わってくるようだ。

    再稼働の是非の言及が原発と電力の範囲に閉じているので、そこをもう少し広げてくれたら、と感じた。

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    2012年11月19日
  • 原発再稼働「最後の条件」 「福島第一」事故検証プロジェクト 最終報告書

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    現場での対応策はわりと最善に近いものが尽くされていたのと、大飯原発にもこの反省が活かされていることに関して、少し電力会社を見直しました。しかし同時に、どんなに対応がよくても予防・準備ができていないと事故を防ぐことができないことも分かります。どういう予防策をもってよしとするか。最後に筆者が言う「"神様"を説得できるか」というのは納得できます。

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    2012年11月15日
  • 決定版!「ベンチャー起業」実戦教本

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    ベンチャーを起業するためのスキルを確認できた。いくつか新たに勉強になったキーワードを残しておく。経営の7S:SharedValue(価値観)、Strategy(戦略)、Structure(組織構造)、System(制度)、Skills(知識・技能)、Staff(人材)、Style(経営スタイル、会社の持つ文化)。顧客インタビューで明らかにスべきポイント:顧客の購買意思決定プロセスの5W1Hを詳しく見る(KBFは何か)、満たされていないニーズとターゲット顧客を見つける、満たされていないニーズを満たす製品とサービスを検討する、そのような製品やサービスが実現すればいくらくらい払ってくれそうかを探る。

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    2012年11月12日
  • マッキンゼー現代の経営戦略

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    1979年に書かれた経営戦略の古典ですが、非常に参考になりました。
    コンサルというのは結局組織のなかでレバレッジが効くポイントを洗い出して、それを順位付けてインパクトの大きいところから改善して結果を出す職業なので、とにかく事象の要素分解が優れているわけです。
    その事象の要素分解はたくさんの企業にたくさんのマッキンゼー従業員が適用しないといけないからフレームワーク化されているし、実績に基づいて常に磨きがかけられています。

    目標を立てることは簡単だけど、それを要素分解しないことにはアクションプランに落とし込めない。
    コンサルがノウハウをこうやって公開することは社会的意義が大きいと思います。

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    2012年10月31日
  • マッキンゼー現代の経営戦略

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    大前研一による、1978年自分が生まれた年に行われたトップマネジメントカンファレンスをまとめたもの。80年代を占う戦略とその考え方の基本となるPPMやOVAなどの手法を紹介している。しかし、驚くべきは2012年に読んでもまさに今の話をされているような気持ちになることだ。逆に言えば、未だに出来ていないということでもあり恐ろしいことでもある。

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    2012年10月22日
  • 民の見えざる手 デフレ不況時代の新・国富論

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    大前節炸裂しております。

    ただ文庫なので、古い情報もあります。
    修正が必要でしょう。

    こういう人が政治家になればいいのになあ。
    本人はもうその気はないようですが。

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    2012年10月01日
  • 原発再稼働「最後の条件」 「福島第一」事故検証プロジェクト 最終報告書

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    ここにある提言が、コストとの兼ね合いでどれだけ実現性があるのかは不明ですが、目標みたいなのは理解できるのではないかと。当時、重要施設が水没と聞いたときに、こんなのは水密区画にあって当然と思っていました。スリーマイル島原発事故の知見とかは、まったく生かされていないのが悲しいところです。まるで、珊瑚海海戦の戦訓を生かせなかった、太平洋戦争のミッドウェイ海戦みたいです。

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    2012年09月25日
  • 決定版!「ベンチャー起業」実戦教本

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    大前研一率いる「アタッカーズ・ビジネススクール」の講師陣が、それぞれの担当教科の立場から実況中継のようなかたちで講義を展開します。

    ビジネスプランから始まり、そのマネジメント、資本政策と、全体を通して「起業してある程度成功するまで」の流れを終えるようになっています。

    本書の優れているのは「うまくいく生徒」「うまくいかない生徒」を引き合いに出して、その要因に言及しているところです。
    例えばアイデアをたくさん出しても、起業すること自体に思い入れがなかったり、事業として動かしていくセンスがなかったら実現できない、というような視点を提供できるのは、様々な生徒を世に送り出してきた講師陣ならではだと思

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    2012年09月05日
  • ストラテジック・マインド 変革期の企業戦略論

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    3Cがあればなんとかなる、フレームワークを1つ選ぶとすれば3C
    と思っている私。
    「3Cは大前研一氏がストラテジックマインドで提示」という記事を読んで思わず手を伸ばす。

    企業参謀の講演内容を英訳したものを日本に逆輸入(翻訳)した本。

    3CやKSFの切り口は参考になるかも。
    しかし、ちょっと流してしまった。もう1度読むか。
    また、最後の(高度成長期の)日本企業の強みの分析は参考になる。

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    2012年06月24日
  • ザ・プロフェッショナル―――21世紀をいかに生き抜くか

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    この中に書かれている内容を7年前に見えていたというのが凄い。

    時の流れに流されるのではなく、把握して自分の道を突き進む。
    前章を通してジェネリストやスペシャリストではなく「プロフェッショナル」として生きる術を指南した一冊。

    これは毎年自分の位置を確認するために見直したい一冊です。

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    2012年06月17日
  • ザ・プロフェッショナル―――21世紀をいかに生き抜くか

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    事業を成功に導く人がプロフェッショナルであり、先が見えず難易度の高い現代においては成功に導く術が常に変化している。
    フレームワークを適用しただけでは不十分で、パーソナルな部分、タイミングに依る部分が極めて重要な意味を持つ。

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    2012年05月20日