大前研一のレビュー一覧
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上司オススメの一冊
【ざっと内容】
大前研一当時の経済の見方や組織運営の仕方がギュッと詰まった一冊。抽象的な考え方から具体的な指標の見方まで幅広く触れられている。初版は1999年でそれ以来29刷もされておりロングセラーとなっている。
【こんな人にオススメ】
・組織の中心人物、特にNo.1,2の人
【感想】
正直、自分にはまだちょっと難しかった……逆に本作をしっかり理解するためには普段からもっと大観的に組織を見る必要があるなと改めて感じた。
戦略的な組織運営における考え方は参考になることが多かったので、組織のトップを目指す方々は是非一読してみては?
数年後読んだら全く違うところに線を引いて -
Posted by ブクログ
ネタバレ2001年の本なんだよなあ。
ファクトベースで考えること、例えば世界中で雇用を増やしているところと減らしているところの政策や要因の違いを観察、記述することで本質的なことがわかってくる。
プラットフォームが、既存の経済的観念を壊し、新しい大陸をもたらす。その通貨はドルかもしれないし、別のものかもしれない。そして、そのプラットフォームを決定するのは、消費者(顧客)である。
今の利権を守るために自由経済にしないのは馬鹿らしいと思いつつ、それで生かせてもらっている部分も多分にあるんだろうなと感じる。
とはいっても、自分が今後生きていくためには、人がお金を余分に払ってもいいと思ってもらえるように -
Posted by ブクログ
ネタバレこれからの時代は、右脳を活かして新しいことを発想する力が必要だ。
その理由は、1)途上国に優秀な人材がいる、2)ロボット技術が発展し仕事が置き換えられる、3)世界中にアウトソーシングが可能になる、ためだ。
ここで、生き残る方法が、右脳型の仕事である。よって、今後は、デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがいというキーワードをもとに、カンニングを上手に利用して行動に移す力が求められていると説く。
この本は、この6つのキーワードについて説明しているのだが、「うん、そうだよね、大切だよね」で終わってしまっている気がする。
読者の中には、この本を読んで、例えば「デザイン」と聞いて、ビビッと来る人もい -
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Posted by ブクログ
ネタバレ19年20冊目。5.0/10点
ううーん、なんかもう内容以前に扱ってる議題自体がどうなの感。「それ論点なの?」って疑問符がつくものがある一方、よく騒がれているAI関連がすっぽ抜けて居たり。
例えば自動車系の議題として「EVシフトする世界でトヨタが勝つには」とあるけれど、EVより自動運転のがでかいトピックじゃないですか?
大前さんの推測論が必ずしも当たらないのはホリエモンの件でもハッキリしているし、サイバー系は苦手だと思う(エストニア議論ではセキュリティ面がすっぽ抜けだった)ので、「語れないから語らない」というスタンスならば潔いのだけど。
読後感を一言で言うと「日本の論点感はなかったなぁ -
Posted by ブクログ
ネタバレ大前研一の大前ライブ等から論点となる事柄をピックアップして解説したもの。毎年発行しているので、これを読み続けるだけでもトレンドがわかるということになる。
特に今回は、多種多様な政治の問題に加えて、トランプに対する見方をどうするのか、という部分が大きな論点となっている。
個別には、中国への見方もだいぶ変わってきた。習近平が独裁政治体制を確率したと断言、その状態がしばらく続くと説く。以前は崩壊もありうるという論調であったが、中国国民が実利的で、経済成長を止めるまででもない。独裁ではあるが、いつか逃げ出せばいいから今は金を貯めようというマインドになっていることを指摘。こうなると、テロや国家に反旗をひ