大前研一のレビュー一覧
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毎年恒例で読んでいるが、納得できる部分とそうでない部分が明確に分かれている。 例えば、以下の論点については私と意見を異にする。
政治家といえども、構想の前に現実を直視する必要がある。 トランプ評が辛辣なのは構わないが、現実にどう付き合い、現状と向き合う中で日本としてのディールにどう持ち込むかという提示がなければ、解としてフェアではない。
また、大阪万博の位置付けも、高度経済成長時代のインフラを再点検する機会として必要であったと考える。 本来、耐用年数を過ぎたインフラは定期的に更新すべきだが、単なるリプレイスでは予算がつかない。褒められた手法ではないが、ハコモノと紐付けることで予算を確保せざ -
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政治や経済のホットトピックが一冊に詰め込まれているので、そういう情報を知りたい人にはおすすめ。
ただ著者はコンサルタントの背景を持つためか、「数撃ちゃ当たる」と思っている節があるのか、すごく的外れな分析や提案がたくさん出てくる。
建築基準法を地方ごとにつくるとか絶対無理だと思う。災害の多い日本と、地震の少ない海外で建築の自由度が違うなんて当たり前で、国民の安全と引き換えに建築の自由度が下がるのはしょうがないと思う。
ただ今の農協の仕組みに問題があるのはきっとその通りなんだろうと思ったし(その後の胃袋省の提案は謎だが…)、移民の受け入れについてももう少し考え始める必要がある(それ以外の施策 -
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第一部「世界の潮流」では、各国の動向分析で、一言でいうと、「世界が無極化していく状況」を映し出している。
第二部「観光立国論」では、まだまだポテンシャルの高い地方の魅力を掘り起こし、プロデュースしていくことを提言している。オーバーツーリズムは、一部のアクセスの良い有名観光地に外国人が集中しまう「観光インフラ不足」の問題だと論じており、それに対する解決策も提言している。
第三部「新・教育論」では、工業立国時代の詰め込め教育を捨て、AI時代の自ら考え、創り出す能力を育てる教育へのシフトを説いている。
僕も、文科省というAIすらろくすっぽ使いこなせていなそうな組織は害悪でしかなく、解体すべきだ -
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2025/12/28 大前研一「日本の論点2025-26」
1.観光をGDP10%産業へ50兆円の稼ぎ
スペイン7% イタリア6% フランス5%
cf自動車輸出17兆円 半導体輸出5兆円
①インバウンド増加 ②オーバーツーリズム
2.歴代の名宰相は「1内閣1イシュー」
テーマが多いと上手くいかない 企業経営と同じ
課題の列挙ではなく、大局を見て、本質に絞り、資源集中
3.少子化対策 体系的な取組が必要
「父系優先は時代合わない」
母系優先へ
戸籍制度の廃止
婚外子の受入れ
4.国民健康保険制度の財政破綻危機
病気・病院の再定義 保険適用の縮小
オンライン診療で効率化
救急車の有料化 -
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他人の立場に立つ発想術に関して、一言で言うと
もし…の立場であったら…をやるということをロールプレイするという事である。
ロールプレイ自体の有用性は認めるものの
お歳を召されたのか、徐々に説得力を失っている印象を受けた。
公表された新聞等、統計、官報、IRなどを元にファクトと打ち手を考えるものであるが、一次情報を受けない中でのリアルな情報がない為、机上の空論感が漂っている。
インタビューなどの一次情報が取れなくても、他事業のアナロジーで推定して説得力を増すという方法もあるが、あまり多くはなかった。
従って現実で起こっている打ち手の方が著者の打ち手より筋が良いという点もある。
例えば日鉄の件は著 -
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Posted by ブクログ
ChatGPTにしてもコロナ緩和後の世界観にしても、ロシアに対する視点にしてもまだ1〜2年前の話題ですら既に昔話みたいに感じる。情報が古いせいで浅薄な考えにすら見えてしまう。それ程、最近の時間の流れの早さや時の移り変わりは恐ろしい。
復習になるし世界を見る目が養われる良書であるには違いない。新たな国連の構想みたいな著者の自論展開もあり、これはこれで何を目的にしたものか戸惑いもあるが、眺めて見るだけなら興味深い。
ー ルノーと共同でロシアの自動車会社アフトヴァースの株式を52%所有していた日本の日産グループも撤退した。その他にも、看板商品のヒートテックがようやく売れるところまでこぎ着けていた