あらすじ
経済の“常識”を疑え!
政府発表に騙されてはいけない!
大前流経済学がQ&A形式でコンパクトに学べる一冊!
「戦後最長の景気拡大」「マイナス金利で経済活性化」「働き方改革で競争力アップ」など政府が喧伝する経済効果には首を傾げることも多い。消費増税や異次元金融緩和、働き方改革などが国民生活を激変させる中で、従来の常識に囚われず、未来を見極めてビジネスに生かす「経済を読む力」がますます力が求められている。
〈現在のような安倍一強政権においては、独断専行の政治が常態化し、政府の経済政策に異論を差し挟むことすら難しい。(中略)そうした中では、国民一人一人が経済指標を冷静に読み解き、近未来の動向を見極めて、自身のビジネスや生活設計に生かしていけるか否かが問われる。〉(新書版まえがきより)
2020年代には、物価、税制、年金、雇用や景気はどうなるのか?
トランプ大統領のツイッター政治、米中貿易戦争、低迷する韓国経済をどう読み解くか?
アイドルエコノミーやシェアエコノミーなどの先端ビジネスはどこまで進化するのか?
世界的経営コンサルタントである著者独自の分析をまとめた『武器としての経済学』を新書化。経済の“新常識”をQ&A形式で学べるコンパクトな一冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2020年代の経済事情をわかりやすくまとめた一冊。
日々アップデートされる経済知識ついて
現代の人が果たしてどれだけ自信を持って説明できるのか?
かくいう私ももちろん説明できない人間の1人で、
仕事柄経済について勉強しなければならないなあと
思いつつも学習量の多さに、ついサボってしまっていましたが、この本を読んで概ね理解できたような気がします。
この本は1つの問いに対して著者が回答している形式で、
どこから読み始めてもいいです。
特に自分の興味のある話題から読み進めていってもいいかもしれません。
私が面白いなあと思ったのは、アイドルエコノミー(隙間ビジネス)について。
Airbnbなどがその代表例だそうです。
自分の家を使っていない時に人に貸出、儲ける。
空いている(=アイドル)時間やスペースを利用してビジネスする。
少子高齢化が進み空き家が増えていくこれからの日本にはぴったりのビジネスの一つであると思いました。
そうやって新しいビジネスに繋げていく創造力欲しいな。。
Posted by ブクログ
概要
・日本経済を回復させる決め手は土地ボーナス
容積率などの規制を取っ払い、住民に決めさせるべき
・資産家たちからの寄付を国家にさせる
資産の50%を寄付したら、相続税などをなしにする政策が有効。
アクションプラン
・大前研一の理論はとても分かりやすく明解だった。もっと大前研一の本を読んでみたいと思った。
Posted by ブクログ
非常に分かりやすく経済について説明している。
だが、これはあくまでも「1人の意見」として自分の中で落とし込み、消化しなければならない。
彼の意見は私の意見ではないからね。
今まで経済分野には勝手に苦手意識を持っていたが、これを機に他の本も読んでいきたい。自分の国のこと、政治のこと、経済のことは、自分の言葉で説明できるようでありたい。
Posted by ブクログ
まあ、面白かった。所々ツッコミどころはあるけれど、日本より先んじてアメリカで流行っていることなど、ざっくりと情報を取り入れて、今後のことを考えるのにはいくつかのヒントがあった。
Posted by ブクログ
エアピーアンドピー(Airbnbのトイレ版)があるのにはクスッとしてしまった。
Airbnbを初めて知ったときは、誰が使うか分からないのにみんな貸せるだろうか、と思ったが、瞬く間にメジャーなサービスになった。これももしかすると…
Posted by ブクログ
経済の考え方というよりは、名前の通り読み方を示唆してくれる本。実際にトピックになっている日本、世界の経済事情を報道や政府発表とは違う切り口で、読み方で解説してくれているため、具体的でわかりやすい。
特に今後の日本の成長戦略については、今の政策や方向性も示しつつ、著者の考える具体的な対案があるのも面白い。
個人的にはその案に賛成できなかったり、実現性に疑問を感じるものも多いが、手ごろに視野を広げるにはいい本だと思う。