大前研一のレビュー一覧
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経済規模は小さいが質の向上を目指すクオリティ国家の実例を紹介し、日本は道州制を導入してクオリティ国家を目指さなければ生き残れない、と説いています。
欧州のクオリティ国家の例として挙げられている、スイス、ノルウェー、デンマーク、フィンランドは、民度の高さが印象的でした。
シンガポールはリー・クアンユー元首相の強いリーダーシップが特徴。
今の日本の政治家や統治機構では絶望的としています。読んでるほうも絶望してしまいます。
唯一の希望が地方から国家転換の先行事例を作ることとし、大阪都構想に期待しています。
著者の自慢が所々気になりますが、全体的には賛同できます。 -
Posted by ブクログ
27の企業について「自分がもしこの企業の経営者だったら、会社をどう経営するか?」について、
有名コンサルタントの大前研一氏が自身の考えを述べている本。
(厳密に言うと、おそらく大前氏の取り巻きのブレーンがプランを練り、大前氏が監修をしていると思われる。)
大前氏の考えを読む前に、ざっと自分なりにどうするのか考えてから読むとさらに理解が深まります。
27ものケーススタディーがあるので、膨大な分量ですが、
それぞれ固有の経営環境に置かれている各企業が、どのようにして生き残っていくべきなのかを知ることは、
自信の所属している企業がどのように生き残るかにも横展開しやすいような気がする。
(少なくとも、コンサルタントはそのようなところでこれまで付加価値を出してきたのだろう。)
なので、自社と同じ業界だけでなく、自社と境遇が似ている
企業を探し、読み込むとより得るものがあるような気がします。
読むの大変だけど、一読の価値はあります。 -
Posted by ブクログ
大前さんによる「オフの遊び方」徹底論本。
ぶっちゃけ、「遊ぶやつほどよくできる」とはこの本では納得できず、「仕事においてパフォーマンスが高いような、何でもしっかり考えてやれるようなやつが→結果的に遊ぶことも全力でできる」ような、逆因果のような気はしなくもない。
この本の面白さは、日本でもトップレベルの付加価値を出しているであろうビジネスパーソンが「遊べ!家族との時間を作れ!」と説くことにあろう。
誰もが、大前さんほど忙しくないし、価値も出せていないののに、遊べてもいなけば、家族との時間も創りだせていない(大前さん自身がスーパーマンだからできるのかも)。その上で、自分の仕事の仕方、余暇の過ごし方を見直すきっかけになる。
*オフの年間計画を最初に立てている。
*日本ほどマリンスポーツが後進国である国はない。もっと、海をレジャーのために開放するべき。
*川の散策は楽しいぞ。
*マッキンゼーで働きすぎて体調を崩した。3週間、パラオで時間を忘れてぼけーっと過ごしたら、見事に回復。そのような時間をつくるべき
*定番アイテムをもて。「ブランドに興味がない」と「モノに興味がない」では意味が違う。高いものを保つ必要はないが、自分のニーズを満たせる商品をこだわって買え。
*難関私立中学、難関私立高校、難関大学で育った子どもなんて、大成しない。今は先行きのわからない時代である。積極的に自然や多くの世代の人の中に放り込み、ストリート・エリートを育てるべき。
*忙しいから予定が組めないはおかしい。家族との時間こそ一番の優先順位の高い課題として、先にスケジュールに組み込んでおくべき。
*父親の書斎が無いのに、子ども部屋があるのがおかしい。書斎をつくって子どもに勉強する姿を見せよ。
*子どもの悩みはあるきながら聞こう。対面だと話しづらい。
大前さんの親孝行ぶりがすごい
*年間スケジュールは母に全部渡している。出版物もすべて送っている
*テレビを見ながらの食事が家庭を崩壊させる!p177
・これは、完全に同意。私も見を持って経験していることだ
*子どもの小遣いをテストの勉強で比例させるな。あくまで家庭における貢献度合いで小遣いの配分を決めよ。家庭内の家事・労働を手伝うことによって、金銭を与えたほうがいい。勉強は他人のためではなく、自分のためにするものだ。
*大前氏の通った中学は下町にあり、いろんな環境の子どもが通っていた -
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二人の男の子をお持ちの大前研一氏の子育て論。昔出版されたものの文庫版だそうだ。
この文庫には、育てられた男子2人のインタビューも載っていて、親の視点と子供の視点との差が面白い。
相変わらずの大前節が全開だが、子供にベクトルを決めさせて、親はその支援をしていくという姿勢には共感できる。また、お小遣い、お年玉はあげないというのは、ちょっと真似してみたい。
[more]
(目次)
愛情は時間ではかれる
料理もラマーズ法も
息子たちはベストフレンド
「カリカリおやじ」と「ほのぼの息子」
暗記するほどバカになる
「勉強するよりゲームをやれ」
人生は「ファイナルファンタジー」
子供の得意ワザを見つける
息子が出した退学届
アメリカ発、息子の通信簿〔ほか〕 -
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老後にいくらお金が必要か?という将来不安が貯蓄を増やし消費を抑制している。
ところが個人資産1700兆円(固定資産も含めると3500兆円)の大半は高齢者が持っている。
そして支払われた年金の3割が貯金に回っており、一人平均で3500万円程のお金を残して生涯を終える。
このような余剰資金のある高齢者にお金を使わせる政策を提案している。
所得税や住民税など既存の税をやめて、付加価値税10%、資産税1%だけにするという案はおもしろい。
そうなると利益隠し資産隠し対策が必要だし、現税制システムの変更も一朝一夕にはいかないが、高度成長の終わった今となっては、ある所から取るようにすべきだ。
しかしながら、今の政治家には期待できないから、結局は個人で対応する準備を怠るなというのが結論。 -
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ネタバレ大前さんのIOTの本。網羅的に基本的なこと、事例が押さえられており、ベースを高めるにあたり参考になる。
<メモ>
・IOTによる価値創造の累計
1オペレーション最適化(業務効率化コスト削減)
2リスク管理(故障予防保全)
3マーケティング戦略の高度化
4新規事業創出
・IOT戦略の要諦
スピード リーンスピードアップ 小さく初めて高速仮説検証
チーム作り オープンイノベーション 外部から必要な技術人材を集める
トップのコミットメント 必要性を内外に強く発信する。
・Industry4.0が必要な理由
市場へより早く
顧客の好みに合わせた製品を
コストミニマムで提供する
・シーメンスが考える目がトレンド
デジタル化への移行 複雑かつ多様なシステムにつながった世界
グローバル化
都市化
人口動態(人口増加と高齢化)
気候変動
・スマートイノベーションを生み出す変革の力
モノのインターネット
クラウドテクノロジー
3Dプリントテクノロジー
ナレッジオートメーション
先進ロボット
・自動車のビジネスモデル変化
従来 自動車メーカー→車両→サービス
将来 モビリティサービスプロバイダー→サービス→車両 -
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マッキンゼーを経てコンサルタントとして活躍される大前研一氏が現代の経済についての自身の理論を展開した一冊。
株や為替から国際情勢、これからの日本についてなど多岐にわたり著者の経験と深い見識から書かれている理論は新聞などの報道ではわからない裏側や真実を知ることができ勉強になりました。
低欲望社会と化した日本の停滞した景気をどのようにすれば回復できるかに対して個人資産1800兆円に対する消費を促すことという回答は読んでいて腑に落ちました。
また、新興国の1人あたりのGDPの3万ドルの壁やアメリカ・ファーストの実情や中国の国際的な地位など国内以外の問題も知らないことが多く勉強になりました。
本書を読んでいて、死亡時の保険金を充てるなどフィンテックの発想が面白いと感じ、また、余剰した資産を活用するアイドルエコノミーに可能性を感じるなど今後の産業の新しい流れを知ることができました。
そのなかで一番印象に残ったのは残業規制を中心とする働き方の考え方で読んでいて腑に落ちる考えでした。
あとアフリカのインフラの発展から日本から新たなビジネスが展開していることも読んでいて刺激を受けました。
社会の仕組みが変革しているなかで停滞が続く日本経済にまだまだ可能性があることを本書を読んで感じることができました。
本書を読むことによって新しい知識をアップロードすることができたので、本書で得た知識を活かしてこれからの社会の未来を描いていきたいと感じた一冊でした。