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Posted by ブクログ 2022年11月09日
戦略的思考とは、既存のシステムをものの本質に基づいて分解した上で、各々の持つ意味合いを自らにとって最も有利になるように再構築、攻勢に転じるやり方である
戦略の基本は、世の趨勢を見極め、うまく利用し、競争相手との差が最大になるよう自社のケイパビリティを最大限活用する
そのため、製品・市場分析は肝...続きを読む要
Posted by ブクログ 2021年10月13日
・ものの本質を考えるために、設問のしかたを解決志向的に行うこと。
×「残業を減らすにはどうすればよいか?」
→ありきたりな回答しか出てこない。
○「当社は仕事量に対して十分な人がいるのか?」
○「当社は仕事の量と質に対して人間の能力がマッチしているのか?」
×「売り上げを伸ばすためにどうしたら良い...続きを読むか?」
→ありきたりな回答しか出てこない。
○「シェアが伸びていないのか、マーケットサイズは増大しないのか、シェアを増やす方法ないか、シェアの決定要因は何か」
・現象から実行計画を立案しないこと。正しくは、現象→グルーピング→抽象化→アプローチ設定→解決策と思われる仮説設定→分析により仮説の立証または反証→結論→具象化→実行計画立案→実行。
52マーケの強い会社は分析をルーチンワークで行えるよう、一定間隔で情報収集をやっている。
分析のための情報収集を断片的に、思い出したようにやっている会社はマーケティングがあまり得意ではないはずで、断片的な分析や知識では正しい経営戦略は出てこない。万一できてもそれは運。必勝を期す戦略的思考家のものではない。
183 KFSについては徹底的に挑戦する
(まだ途中)
Posted by ブクログ 2021年09月02日
レジェンドコンサルタント大前研一の代表作にして、コンサル界の古典とも評される本著。
著者の若手時代のメモ書きがベースになっているだけあり、内容は抽象的な思考姿勢から、実践的な理論とケーススタディまで多岐にわたり、ジャンルレスな一冊と言える。
理論自体は高度なものもあるが、図解も多く、何より非常にロジ...続きを読むカルな論理展開なので自分は理解しやすかった。特にPIMS、PPT、戦略策定プロセスは興味深い。
また読み返して、内容を身につけたいと思える一冊だった。非常に良書。
Posted by ブクログ 2021年02月04日
再読。
ずいぶん歳をとってから改めて読んでみると、若い頃には読み取れなかったことがらが思いの外多く、大変勉強になった。
KFSの大切さ、それは名前自体から自明のことだが、戦略的思考家とは、常にKFSが何であるかという認識を忘れない人のことであり、その人は、全面戦争ではなく、KFSに対する限定戦争に徹...続きを読む底的に挑む、
という。
そして経営とは常に相対的にみた状況判断から始まるということ。市場があって、コンペティターがいて、産業があって。そういう情景を見渡せられる人が参謀たりえる資格があるということだろうか。
Posted by ブクログ 2019年02月17日
もはや説明不要の戦略本。
とにかく内容は奥が深く、本を読みなれていないヒトが読むとおそらく最後まで読めないと思います。
難しい内容も多いです。ただ、読むべき箇所は
第3章『戦略的思考に基づいた企業戦略』
だと思う。
・企業活動ステップと、ステップごとのKFS
・競合との相対的優位性に基づい...続きを読むた戦略
・新機軸に基づいた戦略および戦略自由度
・戦略設定時のプロテクション(守り)の必要性
この部分が一番読んで仕事に生かせると思った。
この本はたまに読み返すために手元に置いておきます。
おそらく自分が経営層になった場合は必ず役に立つと思う。
Posted by ブクログ 2017年11月06日
時代を超えて語り継がれる伝統的戦略論、という感じ。
伝統的大企業が、どのように考え、問題解決にあたるかについて説明するもの。
自分のポジションによって、読み返すごとに新しい知見が得られるのではないか。
Posted by ブクログ 2014年04月03日
企業の全社戦略に関する本。
全社戦略、中期経営戦略を考える視点が網羅されている。
今では当然のようになった考え方やフレームワークが多い。
しかし、これは今だからそう感じること。
この本が書かれたのは約20年前。
30年前からこの域に達していたことを評価すべきだと思う。
しかし逆に言うと、20年経って...続きを読むも変わっていない戦略手法は評価できないのでは。。。
一つの真理にたどり着いているのだろうか?
以下メモ
戦略的思考とは、物事を本質的に分解する作業と、それを別の形に組み合わせ、ソリューションを導き出す行為を指す。
本質に迫るためには、解決策的な問いを立てる必要がある。問いを立てるためには、事象を抽象化するプロセスを経る必要がある。
抽象化のプロセスを経るためのフレームワークとして
・イシューツリー
・プロフィットツリー → イシューツリーよりも収益に特化したツリー、そもそも論を展開出来る。ただし、経営に関する問題に限定される。
中期経営計画策定にあたり、登場する考え方
・PPM
・プロダクトライフサイクル
・製品市場戦略 → かなり良いのでまた読み直す
・SWOT
・What If → もし状況がこうなったら、どの様に考え、あるいは行動、反応したら良いのか?
参謀五ヶ条
・Ifを考える
・完璧主義を捨てるKFS(Key Factors for Success)を徹底的に
・物事に影響を与える
・制約条件に制約されない
・記憶に頼らず分析
PPMの象限、マトリックスのマス一つずつに対して標準戦略を考える必要あり。
Posted by ブクログ 2013年09月02日
ビジネスブレイクスルー大学院に興味を持ち、学長である大前さんの代表作である本社を読んだ。実際にMBAのコースでも教科書の一つとして使われているようです。
豊富な例がありとてもわかりやすい。が、わかるとできるは大違い…30年近く前の本であるが故に大前さんの先見性の高さにも驚かされる。
また、日本の...続きを読む会社組織の課題に欧米の手法を単純に当てはめてもダメというスタンスにとても共感するとともに当時から変わっていないという事実にも愕然とした。
Posted by ブクログ 2023年11月23日
経営者として、企業戦略の定義(他社と差別化できる目的地から逆算した、競争力を活かした攻め方)を顧みたのと、改めて自社の分解とKFSの言語化をしたくなった本。
Posted by ブクログ 2023年02月28日
オリジナルの本は40年以上前に書かれたものであるが、それでも今なお、変わらない企業戦略の本質が描かれている。 企業がどういう戦略を取るかを考える上での考え方についてまとめられている。
Posted by ブクログ 2022年08月03日
理解できないことが多かった。印象的なことはKFS。これを考えることは今後社会人とて、ゲームとて何でも重要なことと思える。また読み直したい。次は理解できるように。
Posted by ブクログ 2021年11月27日
戦略的思考家のKFS=Key Factor for Success=成功のカギ思考が、とても為になり、どのレベルのビジネスマンにも共通する必須な思考法だと感じた。
Posted by ブクログ 2021年09月23日
企業分析や市場分析の観点で大変勉強になる本だった。
ただ、一回では読み解ききれなかった部分も多いので、もう一回読みたい。
特に、市場の見方についてはとても構造的にまとめられている本だった。
Posted by ブクログ 2021年08月20日
20代で読んだが正直難しかった印象。
30代になり流し読みで再読すると今ちまたに出ている戦略やフレームワークなど
1970年の内容としては大変先駆けだったのだなと思いました。
この書をきっかけに大前さんの本を読むようになった現在です。
Posted by ブクログ 2021年07月18日
戦略コンサルティングという仕事が一体何なのかを非常に分かりやすく書いてくれてる。
しかも、かなり多くのケースを使って思考のプロセスやら可視化の手段やらを説明してくれているので、テクニック的な部分も学びが多かった。
個人的には情報収集の仕方にも結構興味があるので、その辺りに触れてる本も探してみたい...続きを読む。
Posted by ブクログ 2021年01月19日
なかなか難しい内容だった。戦略的思考とはどう言うものか、企業·事業がどのポジションにおいて、経営·意志決定すべきかが述べられている。他にも重要なポイントは何か、留意点は何かということなども。
プロダクト·ポートフォリオ·マネジメント(PPM)についてがメインだったと思うので、たくさんの製品や事業を扱...続きを読むっている企業、つまり大企業向けの話っぽいなと思った。
戦略の立案や分析のプロセスについてはどの企業にも参考になるので、実践してみたいなと思う。
とにかく、一読では理解しきれない内容であるから、何度も読み返して、実践して、(出版されてから時間も経過しているので)最新のベストプラクティスを考慮しながら、思考とその実行力を身につけていきたい。
Posted by ブクログ 2018年11月25日
古い本だったが特に時代遅れではなかった
一読では全てを理解するのは難しいが、なるほどと思える所が多々あった
戦略的思考
非線型思考
設問のしかたを解決策志向的に行うこと
そのためには、問題の絞り方を現象追随的に行うこと
製品系列のポートフォリオ管理(PPM)
製品・市場戦略とは、実に分析的...続きを読むな仕事なので最初は専門家の助けが必要
参謀五戒
戎1:参謀たるもの「イフ」という言葉に対する本能的恐れを捨てよ
戎2:参謀たるもの完全主義を捨てよ
戎3:KFS(成功のカギ)については徹底的に挑戦せよ
戎4:制約条件に制約されるな
戎5:記憶に頼らず分析を
世の中の「営みごと」はすべて、オン=オフというバイナリー系(二者択一)ではなく、灰色のアナログ系である
新機軸展開方法
1.考え方の転換
2.戦略的自由度
3.技術的ポートフォリオ
戦略的に意味のある計画は、ひとたび目的地に達した場合、守りぬけるものでなくてはならない(プロテクション)
いかなる勇者といえでも、市場の構造変化を予知し、対処するために、己の強さと弱さを常に知りぬいていなければならない
真の戦略家は、リスクを避けるのではなく、リスクをあえてとる局面がなくてはならない
最後に戦略に魂を吹き込むものは人であり、マネジメントのスタイルである
Posted by ブクログ 2014年12月15日
大前研一30代にして、この企業分析、社会分析をしていたことに大変驚いた。世の中をよく観察し、問題点を見つけ、自分ならどうするのか?どう変革することが将来必要なのかを日々研鑽することで、大前研一にちょっとでも近づけるのかなと感じた。
Posted by ブクログ 2014年09月11日
経営戦略の教科書。巷にあふれる戦略系のビジネス書に書かれていることは、40年前に上梓された本書に、既に全てが書かれている。
とにかく、『現状分析から現在置かれているポジションと、進むべき方向性を導き出し、具体的な実施プランに落とし込んでいく』という戦略策定〜プランニングまでのベーシックな在り方が、...続きを読むこれでもかという程細かく、具体的に記されている。その熱量に圧倒される。
本書は『企業参謀』と『続・企業参謀』が一冊となった本でボリュームがあるため、最後の方はちょっとお腹いっぱいになってくる。が、ビジネスマンは読んでおくべきだ。
本書とドラッガー『経営者の条件』、コヴィー博士の『7つの習慣』の3冊を読んでいれば、ビジネスマンとして基本的なマインドはセットされるように思う。
Posted by ブクログ 2013年02月23日
企業経営をやる上で、企業トップが持つべきマインドセットを教えてくれる本であり、小手先のテクニックを教授する類いのものではない。コンサルタントが根付いていなかった当時の営業的意味合いがあるのだろう。
Posted by ブクログ 2019年08月14日
かなりの古典にしては今読んでも納得感はある。先見の明とはこういうことかと感心するが、如何せんちと難しすぎて、というか実践に取り入れづらく、挫折。
Posted by ブクログ 2019年05月05日
上司オススメの一冊
【ざっと内容】
大前研一当時の経済の見方や組織運営の仕方がギュッと詰まった一冊。抽象的な考え方から具体的な指標の見方まで幅広く触れられている。初版は1999年でそれ以来29刷もされておりロングセラーとなっている。
【こんな人にオススメ】
・組織の中心人物、特にNo.1,2の人...続きを読む
【感想】
正直、自分にはまだちょっと難しかった……逆に本作をしっかり理解するためには普段からもっと大観的に組織を見る必要があるなと改めて感じた。
戦略的な組織運営における考え方は参考になることが多かったので、組織のトップを目指す方々は是非一読してみては?
数年後読んだら全く違うところに線を引いてそう。
Posted by ブクログ 2019年03月14日
『企業参謀』は不朽の名作だと思う。通算3度目の読書だが、自分自身の戦略思考度が上がったと感じるとともに(初読では論理展開力に圧倒された「イカ漁」も今はやや強引で多少の稚拙と感じるまでになった)、本書を32歳のときに書き上げた大前研一氏の知的水準の高さに驚かされる。
『企業参謀』『続・企業参謀』は間...続きを読む違いなく良い本だが、特に改変もせず合体して単行本化というのは芸がない。文庫化もされているのに。ということで星は3つである。
Posted by ブクログ 2017年09月04日
企業参謀
経営戦略の本
戦略的思考:事象を分析し、ものの本質に基づいて分解したうえで、自分にとって有利なように組み立てていく思考方法
・問題点の摘出と解決のプロセス
①問題点の絞り方を現象追随的に実行
①現象→②グルーピング→③抽象化→④アプローチ設定、必要な手段
→具体的な手段に落...続きを読むとし込む
Posted by ブクログ 2016年01月03日
ポートフォリオを利用した企業戦略、事業戦略に触れられている。
1975年に売られ、その時から低成長が問題に成っていたんだなって改めて思い知らされる。
戦略というのはどうやって立てていくのかといったアプローチが記載されており、一読の価値はあるように思う。
・what if この場合どう考えるを徹底
・...続きを読む完全主義を捨てる
・kfsを徹底
・制約条件に制約されないこと
・記憶に頼らず分析すること
Posted by ブクログ 2014年09月29日
書いてあることの1割も理解できなかった。財務会計、経営の基本知識を前提とする上に色んな情報がジャングルのように飛び出してくるのでついていけなかった。ただ、考え方としてはこうした戦略思考が身につけば業界といったところは飛び越えて応用できると思えるので、もう少しレベルが上がったら戻ってこようと思った。こ...続きを読むれを30歳で書いたなら、やはり大前研一はすごい。
ただ昔の本なので、例示が古く、少しイメージがしづらい。
Posted by ブクログ 2013年12月04日
大前研一さんが30歳の頃の作品です。当時はMBA的な経営分析ツールなどはまだ一般的ではなかった中で、大前さんがマッキンゼーで自らの思考と体験を通じて身につけ、本書で紹介されている様々な考え方は、確かに深みがあります。
社会環境が大きく異なり、事例も古いのは致し方ないことですが、その分、若干読みにくい...続きを読むと感じました。ただ、実務に照らし合わせて考えながら読み進めることで、なるほど、と思わされる個所が多いです。
Posted by ブクログ 2013年03月10日
目的
中計策定に貢献する意見を出すため。
投資判断改善に活かす意見を出すため。
混然一体としたものを分析するには一度それを解きほぐし、解きほぐされた個々のものが全体に与える影響を計る。あるマーケットにおける売上が落ち込んで来た場合は、マーケット全体のパイが減少しているのか、それとも自社の売上だけが...続きを読む減っているのかを見極め、対応に至る。
設問の仕方を解決策志向型に行う。例えば残業を減らすにはどうしたらよいか?ではなく当社は仕事量に比して充分な人がいるのか?という風に。
計画を立案ではまず目標値を設定し次に現状のペースが続いたらどうなるのかという基本ケースを策定する。ここの前提、定量化が肝になる。その上で目標と基本ケースを埋めて行くためにコスト提言、売上の向上、利益率の改善、新規事業等の目論見を立てる。
競争に勝つには「相手よりも一枚上をいく戦略をタイミングよく実施すること」。実施を決断する上では何かを失うことを恐れず、完璧主義を捨てること。
物事には成功の主要因となるKFSが存在する。KFSが何であるかを認識し、これをうまく管理、コントロールする。
Posted by ブクログ 2012年10月19日
1回目読み終わった。刺激は受けたが難しすぎる。戦略に至るプロセスへの考え方が大事なのは分かるがそれが難しい。勉強し直そう。何回も読む必要がある…。
Posted by ブクログ 2012年04月16日
読み終わるまでにちょっと期間をかけてすぎたので、記憶がかなり薄れてはいるけど。とりあえず。
初めて大前研一の本を読んだ。ありがち、といえばありがちな洞察を加えているのかもしれないが、この本が書かれた年代を考えると恐ろしく先見の明があると思う。ありがち、と感じるのはむしろこの本を元にしている本が多すぎ...続きを読むるからなのかもしれない。
自分がなんとなく読んでいた本は、この本を元にして簡単に書いてあったからわかりやすかったんだなぁ、と思う。原著?だからかやや硬い表現があったりして読みにくかったりするが、面白い。
次は、きちんと時間をとって短期間で読み直してみたい。