あらすじ
世界中のビジネススクールで読まれている大前流戦略論の原点。ビジネスの現場、もしくは日常生活の中で直面する問題に対し、最善策を得るために必要な戦略的思考とは、常に物事の本質に迫るための方法論とは何か。新しい時代の企業戦争を生き残る鍵を握るのは、評論家になり下がったスタッフ集団でも、アイデアを花火のように打ち上げるだけの一匹狼でもない。組織の中にあって、企業の頭取脳中枢として戦略的行動方針をつくりだし、それをラインに実行させる独特の力をもつ「企業参謀」集団だ。29歳でマッキンゼーに入り、その無名時代に取り続けた著者の私的なメモは、いまなおビジネスマンの戦略的思考の入門書として読まれ続けている。
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Posted by ブクログ
・ものの本質を考えるために、設問のしかたを解決志向的に行うこと。
×「残業を減らすにはどうすればよいか?」
→ありきたりな回答しか出てこない。
○「当社は仕事量に対して十分な人がいるのか?」
○「当社は仕事の量と質に対して人間の能力がマッチしているのか?」
×「売り上げを伸ばすためにどうしたら良いか?」
→ありきたりな回答しか出てこない。
○「シェアが伸びていないのか、マーケットサイズは増大しないのか、シェアを増やす方法ないか、シェアの決定要因は何か」
・現象から実行計画を立案しないこと。正しくは、現象→グルーピング→抽象化→アプローチ設定→解決策と思われる仮説設定→分析により仮説の立証または反証→結論→具象化→実行計画立案→実行。
52マーケの強い会社は分析をルーチンワークで行えるよう、一定間隔で情報収集をやっている。
分析のための情報収集を断片的に、思い出したようにやっている会社はマーケティングがあまり得意ではないはずで、断片的な分析や知識では正しい経営戦略は出てこない。万一できてもそれは運。必勝を期す戦略的思考家のものではない。
183 KFSについては徹底的に挑戦する
189何ができないか?と考えるかわりに何ができるか?と最初に考えること。そして、その「できる」ことを「できなく」している制約条件を一つずつ執拗にはぎとる戦略を考えていく
(まだ途中)