【感想・ネタバレ】大前研一 日本の論点2019~20のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2019年05月04日

日本の論点2019ー2020 大前研一

最近の話題をまとめてる本。
この頃切に感じるのだが、新たなビジネスの創造という観点から、日本も自分もチャレンジしていかないといけないよなぁ。

教養 クラシック音楽 食/名店 歴史×地理
需要不足は不景気だからではなく、21世紀の構造的要因 先進国の人口オー...続きを読むナス期に加え、シェアリングやアイドルエコノミーの台頭によるもの
EVシフトも当面はPHVが主流。問題はCASE(conectivity、autonomous、shared、electric)による需要減への対応。
デート着というおめかしカテゴリーが消滅し、もはや服を買う必要すらなくなった。新しいプレーヤーが国内アパレルの変革をリード。メルカリはC toB toC。エアークローゼットはB toB toC。と新たなビジネスモデルを開拓。

0

Posted by ブクログ 2019年01月12日

大前研一氏の政治・経済の今後の見通しについて。

読書メモ:
•世界の国や地域で自分の金(税金)で繁栄しているところはない。日本にも1800兆円の個人資産があるように、世界には金が有り余っていて使い道や有効な投資先を探している。これを呼び込むことができることが繁栄の方程式であり、世界の常識だ。「あそ...続きを読むこの投資したい」とか「あそこで働きたい」「あそこに遊びに行きたい」と思わせて世界中からヒト、モノ、カネを呼び込むことができることに成功したところが今、世界で繁栄している。

•世界を見渡すとヒト、モノ、カネを呼び込んで繁栄している地域というのは、大体、都市圏人口が1000万人を超えるメガシティである。 ・・・ 日本は観光素材に恵まれながら、張り巡らされた規則が邪魔をして世界レベルの観光開発ができないでいる。

•1000万人というとヨーロッパでは中堅国の人口規模に相当する。世界からヒト、モノ、カネを呼び込むための仕掛け作りにはそれぐらいのスケールが必要で、人口3万人規模の“地方創生”プランでは世界から見向きもされない。
•いかにして1000万人単位の受け皿を作るか。その答えは私がかねて提唱してきた「道州制」にあると思う。

•デジタルコンチネントが加速度的に拡大し、リアル経済を侵食してデジタルディスラプションを引き起こしている今日、企業の派手な置き換えが現在進行形で起きている。そうしたプロセスから見れば、我々が目の当たりにしている企業の不祥事は、ぬくぬくと昔のやり方でごまかしてきたものがいよいよ通用しなくなって、表面化したに過ぎない。要するに、それらの企業は21世紀に合うように脱皮していないのだ。

•私も安倍政権は完全につんだと思っている。悲しいかな、安倍晋三というリーダーを退出させるのは、総理大臣としての彼の仕事ではない。アベノミクスにしてもアベクロバズーカにしても、21世紀の経済というものを理解していないお粗末な経済政策ではあるが、退陣を余儀なくされるような問題は引き起こしていない。国会を空転させたのは、安倍氏が首相として行った直接的な仕事ではない。個人の極右思想、あるいは復古主義的な思想信条、それに共鳴する右派人脈や古い友人関係、さらに安倍首相の意向を過剰に忖度する取り巻きや役人によって引き起こされたのがもり・かけ問題なのだ。

•モリカケ問題や日報問題以上に、厳しい評価をむけなければならないのは安倍政権の政策そのもの。国際的な日本の存在感は薄まり、戦後秩序の見直しも進んでいないのが現実だ。

•ブランドの崩壊は世界的な現象だが、一番苦戦しているのは高級ブランドと手頃なファストファッションと呼ばれるブランドで、国産アパレルメーカーもこれを作って押し出してきたが、いまや軒並み業績を落としている。ハイブランドほどの付加価値を与えられず、かといってファストファッションほどの値頃感もないこのカテゴリーは、消費トレンドから完全にはじかれてしまったのだ。

•アパレル凋落の大きな原因になった消費トレンドの変化がもう1つある。ネット(Eコマース)と物流(宅配)の進化によって、消費行動がリアルからサイバーにシフトしてきたことだ。

•メガシティの特徴は何かといえば、毎日ヒトが来る、企業が来る、情報が来る、お金が来る、ということだ。大阪市の人口は約270万人と立派なメガシティだが、これら繁栄の4要件は見事に欠けている。

•マハティールという政治家の何が素晴らしいかといえば、ビジョン・ドリブンな姿勢である。「こういう国にしたい」という長期的なビジョンを定めて、ビジョンで政治を駆動していく。

•AIが人間の頭脳を凌駕していく45年のシンギュラリティを見据えて、世界のどこにいても活躍できる人材を育成しなくてはならない。

•データブローカーは世界中にいる。FBはそうしたデータブローカーからも情報を買い集めている。他サイトやリアルな小売店で購入した商品履歴、年収など、FB上で公開していないクレジットカードなどの情報を集めて、ユーザー情報を集約する。ターゲティング広告の精度を高めるためだ。

•何歳になっても「夢」や「ビジョン」を描き、「向上心」をもってチャレンジし続ける。

•自分の肉体と精神を活性化するためには、やはり目標を持つこと。色々な目標を持っていい。3つでも4つでも。

0

Posted by ブクログ 2019年01月03日

政治や経済の流れを踏まえて経営者と議論する際の論点を整理するのに役立つ本。ファクト、そこから経営への示唆・洞察、必要なアクションが語られている。こういう風に、どんな話題についても常に語れる・議論できるようになりたいものです。

0

Posted by ブクログ 2018年12月31日

安倍総理は「5年の総括」をすべきだった これからの3年間の方針が見えない
憲法改正は目的ではなく政治目的を実現する手段 何を実現するのか
自衛隊を認めることは、国民が求めているテーマなのか
国民の政治課題は、①社会保障の改革②財政の健全化 これに憲法改正を使う

働き方改革
持ち家政策
STEM教育...続きを読む Science Technology Engineering Mathematics
IT人材の不足 30万人

0

Posted by ブクログ 2021年01月20日

 低欲望化とは消費だけではなく、知る・学ぶ・変わることへの低欲望化を含んでいると思う。足りてるので。そのような社会で政策提言しても、生涯学習制度を整えても、億劫だから日本人全体がついてこない。よそ様と比べたら色々な指標が見劣りするのだろうが、そもそもよそ様との比較結果に興味がない。 
 国際競争力低...続きを読む下を憂う日本の『成し遂げた世代たち』による、自分たちの世代が受けた訳でもない育成を、ニーズも無いのに『日本の後継者たち』に施してみせようとする試みは成就しないと思う。
 昔も今も、この先も、学ぶ人は学び続ける。
言われなきゃ分からないことは言われても分からない。
 いま日本の論点は、既存日本人の育成を試みることではなく、
希望する外国人を適切に、公平に、当たり前に受け入れる制度をとっとと確立する事だと思う。

0

Posted by ブクログ 2020年01月19日

不動産2020年問題など、自分のキャリアでは認識していない事柄が多数書かれていた。ただ、本当に論点化すべきものなのかよく分からないものも多かった。

0

Posted by ブクログ 2019年12月29日

世界の動き、政治や思惑を知ることは大切。それを踏まえた上で、日本の首相や国内がどんな動きをしているか分かることが多々ある。

0

Posted by ブクログ 2019年06月09日

<目次>
巻頭言平成の次に時代に
SIDEA日本人の本音と建前
SIDEBディールの表裏
得別対談

2018/11/30初版発行

プレジデント誌の連載のまとめ

0

Posted by ブクログ 2019年06月02日

大前氏の持論はともかく、周辺の状況が分かりやすく説明しているため時事問題として重要になる。
が、??と言う持論も多いのでそこはしっかりと自分ならこう考える、あえて彼とディベートする気になって読んでみると良いと思う。
日本経済がギリシャより悪いと言い張るところ、それに対する考え。北朝鮮問題につていて。...続きを読むなどなど。

0

Posted by ブクログ 2019年05月25日

大前先生の本は本当に分かりやすく世界の事を書いています。

最後の加山さん、廣瀬さんの対談は面白い! 60歳になっても新しい事をするモチベーションは今からでも持ち続けよう! 行動あるのみ

0

Posted by ブクログ 2019年04月10日

毎年恒例、大前研一。言ってること毎年一緒だけど、再確認のために。「低需要社会」「EVよりPHV」「死票問題」「統一朝鮮、中国問題」などがささったかな。

 自分も思うんすよ。ガソリンと電気の両方をエネルギー源にするのが一番いいよなって。いざという時ガソリンの発電機にもなるし。だからPHVいいなって。...続きを読む
 まだまだ日本の車は世界に勝てる。だから勝ち方を何とかして欲しいものだ。

 あと、安倍さんもうダメだ。当たり障りなくうまくやっていると思うけれど、政策実行力は低い。もっとやるべきことあるのに、できてない。だめだめだ。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年03月16日

19年20冊目。5.0/10点

ううーん、なんかもう内容以前に扱ってる議題自体がどうなの感。「それ論点なの?」って疑問符がつくものがある一方、よく騒がれているAI関連がすっぽ抜けて居たり。

例えば自動車系の議題として「EVシフトする世界でトヨタが勝つには」とあるけれど、EVより自動運転のがでかい...続きを読むトピックじゃないですか?

大前さんの推測論が必ずしも当たらないのはホリエモンの件でもハッキリしているし、サイバー系は苦手だと思う(エストニア議論ではセキュリティ面がすっぽ抜けだった)ので、「語れないから語らない」というスタンスならば潔いのだけど。

読後感を一言で言うと「日本の論点感はなかったなぁ(その手前)」という感じ。内容的には「それ知ってます」程度のものもいくつも。
今後、明後日の方向に飛んでいかないように祈ってます。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年03月02日

大前研一の大前ライブ等から論点となる事柄をピックアップして解説したもの。毎年発行しているので、これを読み続けるだけでもトレンドがわかるということになる。
特に今回は、多種多様な政治の問題に加えて、トランプに対する見方をどうするのか、という部分が大きな論点となっている。
個別には、中国への見方もだいぶ...続きを読む変わってきた。習近平が独裁政治体制を確率したと断言、その状態がしばらく続くと説く。以前は崩壊もありうるという論調であったが、中国国民が実利的で、経済成長を止めるまででもない。独裁ではあるが、いつか逃げ出せばいいから今は金を貯めようというマインドになっていることを指摘。こうなると、テロや国家に反旗をひるがえす人はいないと考えた方がいいだろう。唯一のアキレス腱は地方債務問題となる。

0

Posted by ブクログ 2019年02月04日

仕事をしているとどうしても狭い視野で社会を捉えがちになるけど、たまにこのような本を読むと視野が広がり、世の中の見え方、事象の捉え方が変わってくる。
優れた肌感覚と知識、分析考察力のある大前研一さんには恐れ入った。事実を強引に解釈することなく、論点を明確に整理しているのでとてもわかりやすい。
この論点...続きを読むに対して、自分なりにどう考えていくかということが、私たちに必要なことなのだろう。

0

Posted by ブクログ 2019年02月01日

大前研一が自分大好きであることはよく分かった。
最初は語り口が鼻に付いたが、途中から馴れた。安倍政権と大阪・関西万博に対する評価は同感。
直ぐに読み終えられるし、2020〜21も読むかも。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年01月28日

前半では日本経済と日本人のライフスタイルの変化を分析し、病める日本の政治に処方箋を提示する。後半では世界の政治状況をその裏の意図を含めて鋭く解説。ご説ごもっともではあるけどエリート目線が鼻に付く。青島さんに負けたのも分る気がします。

0

「社会・政治」ランキング