大前研一のレビュー一覧
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自ら人生の舵をとるというのは、デジタルディスラプションの時代において、自らを見つめ、内省し、そこから行動に繋げるリーダーシップが必要だということが根本にある。ビジネスブレイクスルー大学院での講義の根幹でもあるなと思うが、MBAで学んだ事ってきっとこれなんだと思った。
例えば、8億人をマーケットとして捉えられるか。ネット携帯を使いこなしている消費者の数。先が見える人の近くではたらく、ロジカルシンキングを鍛える、議論するチカラを鍛える、上司の顔色を伺わず意見を述べる、こうした努力が個のチカラを伸ばすはず。
その意味で、子供の教育にその土台があることは自明だ。英語、財務、ITを基本となる言語とかたる -
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マッキンゼーを経てコンサルタントとして活躍される大前研一氏が現代の経済についての自身の理論を展開した一冊。
株や為替から国際情勢、これからの日本についてなど多岐にわたり著者の経験と深い見識から書かれている理論は新聞などの報道ではわからない裏側や真実を知ることができ勉強になりました。
低欲望社会と化した日本の停滞した景気をどのようにすれば回復できるかに対して個人資産1800兆円に対する消費を促すことという回答は読んでいて腑に落ちました。
また、新興国の1人あたりのGDPの3万ドルの壁やアメリカ・ファーストの実情や中国の国際的な地位など国内以外の問題も知らないことが多く勉強になりました。
本 -
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今年も読んでしまった、大前研一「日本の論点」シリーズ。
全体を通して言えるのは、日本の政治、企業に最終的な大局観を持っていないように感じる。
将来、どうあるべきなのか。そのために現在、どうするべきなのか。
小手先の弥縫策ばかりを連発して乗り切っても、最終的には取り返しのつかない没落を招いてしまう。
最たる例が、幕藩時代の線引きで作られる国内空港だと思う。
青森県の南部藩の三沢空港、津軽藩の青森空港と明確に分かれる。
同じ富山県でも富山市は富山空港を使い、高岡市は遠くても前田の空港である小松空港を使っていたと親父が言っていた。
アメリカファーストに突き進むトランプ政権、ブリ -
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本書の出版は2006年である。iPhone登場前であるにも関わらず大前氏の考察はその後のイノベーションを恐ろしく的確に言い当てている。未来から過去を眺めると変化は必然のように感じるが、過去から未来を考察することは相当な知識と推察が要求される。
さて肝心の本編のほうは、大前氏が経営する起業家向けビジネススクールの講師たちが起業家に求められるスキルをレクチャーする形式だ。質は玉石混淆で内容も重複や散逸があり寄せ集め感は否めないが、興味深いのは起業家マインドを説く話は10年以上経ったいまでも色褪せないのに対して、MBAのようなケーススタディは既に衰退した企業も多く陳腐化していることだ。起業には理念 -
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今から丁度一年前の本だけど古くはない。
今の時代の傾向を俯瞰して見るのは良い
※一億総分業体制が上手く行かなくなる→仕事以外の事を任せる傾向が日本人はあるが人生設計をコントロールしないといけない
※宿泊施設は日本には年間2000万泊のキャパしかない。3000万人/年まで増える。特に中国観光客の研究は重要。
※世界的な大企業で偽装→GWのリコール隠し、VWの排ガス規制隠し、東芝の不正会計疑惑
理由は①経営トップの独裁専横がすぎる場合②トップの内紛←怨念を残す選択と集中
※高齢者施設の事件は構造的な問題を内包している←大前さんは移民か施設を海外に持っていくしかないとしてますね
※ギリシャ、ベネズ -
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日本人は老後に備え年金、貯金、保険という三重の投資をしている。現役時代、節約に努め、貧しいライフプランのまま朽ち果てて死に際が一番金持ちというケースが少なくない。日本国民が保有している1700兆円。個人金融資産は銀行や郵貯がそれを元手に国債を買っており、結果として国が無駄遣いをするための原資となっている。スウェーデンでは老後の面倒は国がみてくれるから、国民はほとんど貯金しないし、保険にも入らない。人生を存分に謳歌している。将来不安がなくなれば、貯金や保険料に使われていたお金が消費に回る。今、国が施策として取り組むべきは、国民の将来不安を取り除き、元気なうちに金を使わせる。とりわけ、成熟期に入っ
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テクノロジーの進化が現在のビジネスにもたらしている事例や、今後起こりうる事例の数々が広範囲にわたって紹介される内容。
具体的には「Iot(=モノのインターネット化)」、「Fintech(=Finance×Technology)」、「ドローン」、「位置情報」、「スマホ経済」などの最新のバズワードを中心に、国内外の様々な企業の取り組みを知れる。
重要な点は、これら数々の新たなテクノロジーを単体で追っていくのではなく、あらゆる技術を網羅的に捉え、複合的に組み合わせて新たなビジネスとしていくこと。そこには画期的なものより、当たり前とされていた従来のやり方を少し変えるだけで大きな可能性のあるビジネス