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原発再稼働「最後の条件」
国会事故調査も政府事故調査も、問題の本質を見誤っている!
--原発の課題と対策がみるみるわかる、写真・イラスト満載の「事故調査最終報告書」。
原発を動かすのに必要な「条件」とは何か?
福島第一で、メルトダウンした原子炉と生き残った原子炉の分かれ道とは?
その教訓と対策とは何か?
そして、大前氏が提示する原発を動かす「最後の条件」とは?
2012年、夏。電力需要のピークを前に、政府は関西電力・大飯原発を再稼働させることを決断し、需給が非常に逼迫する事態を回避しました。
ですが、国民や、再稼働を求めていた産業界の側にも、大飯原発でどんな安全対策が取られたのかを把握している人は少ないでしょう。政府にもそれを理解し説明できる人材がいないからか、“足りないから動かす”という議論だけが一人歩きしたのは、非常に残念です。
我々日本人は、あの悲劇的な事故から、いったい何を学んだのでしょうか。再稼働を決断した経緯を見ていると、政府も国民も「何も学んでいないのではないか」と疑わざるを得ません(「はじめに」より)。
政府の事故調査委員会や国会の事故調査委員会の調査・報告書では見えてこない「原発の大問題」を、図・イラスト・写真満載でわかりやすく解説します。
【ご注意】※この作品はカラー版です。白黒端末の場合、図の解読が難しい部分が含まれます。
※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
Posted by ブクログ 2014年08月13日
客観的かつ論理的に福島第一原発事故を徹底的に検証し、なぜこのような大事故が怒ったのか、なにが問題だったのかの原因を分析し、問題解決方法までひとつひとつ丁寧に解説されている。
見方は様々だと思うけど、政府の安全指針というハイレベルな意思決定や、一体誰が承認したのかすら不透明な責任の所在の欠如がそもそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月28日
イデオロギーや感情論で「脱・原発」「再稼働反対」の意見に、「なんとなく賛成」思っている人にこそ読んでもらいたい。著者はMITで原子力について学び、マッキンゼーでコンサルタントを務めた大前研一氏。福島第一の原子炉の仕組みから、政府の対応のどこが問題だったのか、なぜすぐに廃炉にできないのか、様々な疑問に...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月19日
大前氏のよいところは、読者に理解してもらおうと工夫しているところ。写真や図、とくに表を使い、概要の把握から細部への落とし込みがわかりやすい。
あの箇所が生きていたけれど、この箇所がやられたからこうなった、というのがよくわかった。1号機から6号機の状況を表で並べたり、他の原発の状況を並べたりして、全...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月15日
現場での対応策はわりと最善に近いものが尽くされていたのと、大飯原発にもこの反省が活かされていることに関して、少し電力会社を見直しました。しかし同時に、どんなに対応がよくても予防・準備ができていないと事故を防ぐことができないことも分かります。どういう予防策をもってよしとするか。最後に筆者が言う「&qu...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月25日
ここにある提言が、コストとの兼ね合いでどれだけ実現性があるのかは不明ですが、目標みたいなのは理解できるのではないかと。当時、重要施設が水没と聞いたときに、こんなのは水密区画にあって当然と思っていました。スリーマイル島原発事故の知見とかは、まったく生かされていないのが悲しいところです。まるで、珊瑚海海...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月14日
詳細な報告書。
youtubeの説明が素晴らしかった。
↓↓
40年前炉心設計をしていた。
そこから離れてはいたけれど、世界の技術者は愕然としている。
確率論で事故の起きる確率をなるべく低く、低くしていった。
その確率論で考える事自体が、間違っていた。
5重の防壁と言っていたが、5重の内「止める...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月06日
元原子炉設計者としての知見を生かして、大前研一がまとめた本。
大前氏がGEの設計ミスを指摘する発言をしていたため、とせこら辺がGEの設計ミスなのか知りたくて読みたくなった。
また、一国民としても原子力発電に対して、是か否かを判断するために読みました。記述は平易で読みやすいです。
個人的には、地震と...続きを読む
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