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原発再稼働「最後の条件」
国会事故調査も政府事故調査も、問題の本質を見誤っている!
--原発の課題と対策がみるみるわかる、写真・イラスト満載の「事故調査最終報告書」。
原発を動かすのに必要な「条件」とは何か?
福島第一で、メルトダウンした原子炉と生き残った原子炉の分かれ道とは?
その教訓と対策とは何か?
そして、大前氏が提示する原発を動かす「最後の条件」とは?
2012年、夏。電力需要のピークを前に、政府は関西電力・大飯原発を再稼働させることを決断し、需給が非常に逼迫する事態を回避しました。
ですが、国民や、再稼働を求めていた産業界の側にも、大飯原発でどんな安全対策が取られたのかを把握している人は少ないでしょう。政府にもそれを理解し説明できる人材がいないからか、“足りないから動かす”という議論だけが一人歩きしたのは、非常に残念です。
我々日本人は、あの悲劇的な事故から、いったい何を学んだのでしょうか。再稼働を決断した経緯を見ていると、政府も国民も「何も学んでいないのではないか」と疑わざるを得ません(「はじめに」より)。
政府の事故調査委員会や国会の事故調査委員会の調査・報告書では見えてこない「原発の大問題」を、図・イラスト・写真満載でわかりやすく解説します。
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Posted by ブクログ
客観的かつ論理的に福島第一原発事故を徹底的に検証し、なぜこのような大事故が怒ったのか、なにが問題だったのかの原因を分析し、問題解決方法までひとつひとつ丁寧に解説されている。
見方は様々だと思うけど、政府の安全指針というハイレベルな意思決定や、一体誰が承認したのかすら不透明な責任の所在の欠如がそもそもの大きな間違いであり、指針を決める国や組織のリーダーの責任の重さを改めて痛感する。この教訓を生かして、政府、自治体、電力会社の果たすべき役割が最後にまとまっていて、グランドデザインとしてはさすが大前さん、素晴らしい内容だと思う。東電さんにも真剣に読んでもらいたい。
Posted by ブクログ
詳細な報告書。
youtubeの説明が素晴らしかった。
↓↓
40年前炉心設計をしていた。
そこから離れてはいたけれど、世界の技術者は愕然としている。
確率論で事故の起きる確率をなるべく低く、低くしていった。
その確率論で考える事自体が、間違っていた。
5重の防壁と言っていたが、5重の内「止める」機能のスクラム
のみしか機能しなかった。残り4つは機能していない。
核物理、炉心専門の人材が原子力のまわりに少なすぎる。
塩水を入れたら問題が無いかなんて事に即答できないのはお粗末。
専門家はきちんと何と何がどのような特徴を持って相互作用するなんて
基本技能。
規制、どこで非難するかなどの緊急事態管理を国が行うことは不可能。
一点集中突破で規制してやろうとして失敗したのが今回で、その事への
反省も見られていない。
地方自治体、県知事が判断を下すべきだと思っていたけど、知事と話すと
実際にはそこまで手が回らないだろうと言う。国は無理。ならば、事業者がきちんと行うしかない。
設備稼働率が風力20%、太陽光12%(一番日照が長い山梨で)夜や冬は
ゼロ。もし、太陽・風力エネルギーで全エネルギーの16%を補おうとした時、平均設備稼働率が16%なので、100作らないと平均16が出ない。風が強くて、日照があるときは、消費エネルギーの100%を出すくらいの設備を作らないといけない。火力や原子力はその間止められない。蓄電するといっても、多分場所が足りないし、コストも算入されていないので、倍ではきかない。自然エネルギーは代替エネルギーに成り得ない。
福島の事故の主要因は津波ではなくて、ステーションブラックアウト=電源喪失を想定しなくて良いとしていたこと。
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