大前研一のレビュー一覧

  • 経済参謀 ~日本人の給料を上げる最後の処方箋~

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    テーマの中では少子化問題が1番わかりやすく問題を整理できてよかった。一見既婚女性の出生率に目が行きがちだが実は出生率2を維持している。問題は結婚する人が減っていること。そこに加えて日本は子供を産むのは既婚者という戸籍制度に伴う前提条件が邪魔をしている。生涯未婚者の増加は女性の社会進出による年収増加に対して未だ女性が自分より高収入な男性を好む傾向が根付いてることが増加に輪をかけているという。であればもっと専業主夫や夫に育児のウェイトをおく家庭があっても良さそうだがこれも男尊女卑の名残の一つではないかと思う。

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    2023年01月13日
  • 日本の論点2023~24――「超円安」「分断化」を生き抜くリスキリング革命

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    習近平が敵対する政治派閥を粛清しているのを初めて知った。理念ではなく、結局権力闘争しているだけなのであれば中国もいずれ他の国と同じように政治的混乱は避けられないだろう。
    2023年はどんな年になるだろうか。日本に関しては明るい材料が相変わらずないように思える。。

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    2023年01月03日
  • ボーダレス ワールド

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    30年以上前に書かれた本で、インターネット本格化前の世界が遠い時代でスマートフォンなど存在せず、日本にまだ"Japan as No.1"の威光があった時代。ILE圏と欧米日のトライアドはその後の世界をまさに予見している。
    現在と市場環境は全く違うのにその主張には古さを感じないどころか輝きを感じる。それは市場や消費者に答えを求め徹底的に考え抜き本質を突いた指摘かつ提言ゆえであろう。加えて、数字がほぼないのに例え話と主張でここまで説得力がある大前節の凄さ。「第9章 ウソ八百の統計数字」「第11章 ボーダレス世界における政府の役割」「第12章 地道な努力」の分析力と迫力は素晴らし

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    2022年12月30日
  • 経済参謀 ~日本人の給料を上げる最後の処方箋~

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    ネタバレ

    言ってることは「その通り!」のことばかり。

    これだけハッキリ政権批判を理路整然と出来る人は、なかなかいない。

    大前さんみたいな人が、政治家になると良いんだけれど、、、
    こんな優秀な人が若い時には、官僚にも、しがらみばかりで2世議員が蔓延る政治家にも、興味がなかったんだろうなぁ。。

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    2022年12月29日
  • ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

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    この本によると、これからは想像できる人、他人と共感できる人が強い世の中になるらしい。モノより経験が重視される世の中になるらしい。今の世は、モノで溢れている。。
    確かに、もう色々持ってるし、コロナになってから見栄を張るための「衣」は必要以上に要らないし、経験することに重きが置かれるっていうのがわかる気がする。
    読み終えて、「居心地良く」「楽しく」「自分のために」「自分が世の中のために良いと思うことを」追求してやっていこう、と思った。

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    2022年12月15日
  • 低欲望社会 ~「大志なき時代」の新・国富論~(小学館新書)

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    衣食住にはとりあえず不自由を感じることはなく、安全な暮らしができる。だた、経済の成長は見込めず、将来についてはなんとなく不安があり、だから背伸びはせず、貯蓄を抱えて生きていく、そんな「低欲望社会」には、従来の経済学(ケインズ理論など)は効果がない。先送りされ続け、日本の長期停滞、これからさらなる縮小につながる各種の改革(税、教育、農業、少子化対策等)に取り組まなければ、本当に日本は沈没する。。
    大前さんが昔から主張してきた内容と大枠はあまり変わっていない。でも、長い間、日本の制度は抜本的に変わることはなかったように思う。気が付けば、先進国といえる地位からは滑り落ち、東アジア、東南アジアの国々の

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    2022年11月21日
  • 大前研一 世界の潮流2022-23スペシャル

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    ネタバレ

    なんと言っても、プーチン大統領の側から見たウクライナと世界。この視点こそが、RTOCSで培ってきた思考の大事なプロセス。世界を決して片方からだけでみてはいけないなと思わせてくれる。何かを考える時、自分がどうしたい、自分から見たら不公平、負けている、劣っているなどなど。意味があまりない。日本の給料が低い、これも誰と比べて、何故低いのか。生産性と生み出されるバリューに尽きる。ほぼ一円も産まないことに時間を大量にかけてよいマーケットとは本当に幸せだ。ニューヨークで同じ事をやっていたら、みんな目が点になるだろうなと思う。
    コロナの対応、行政の限界。日本のユニコーンの少なさ、全て日本がどうこうではなく、

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    2022年10月01日
  • 企業参謀ノート[入門編] 超訳・速習・図解

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    原典の企業参謀は読んでおらず、まずはこちらから手を取った。前半は当たり前のことばかりの印象で、価値観も古臭く感じてしまう部分が多かったが、後半に書かれていたKFSの類型化が極めて役に立つ視点だったので星4つ。何だったらここだけ読んでもいいかも。
    とはいえ、全部通して読んでも2-3時間なので、興味があれば軽い気持ちで手を出してみても良いと思う。
    なお、再三本文で言及される続編(実践編)は、出版予定日から10年近く経った今もいまだに発行されていない模様。

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    2022年09月23日
  • 経済を読む力~「2020年代」を生き抜く新常識~(小学館新書)

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    概要
    ・日本経済を回復させる決め手は土地ボーナス
     容積率などの規制を取っ払い、住民に決めさせるべき
    ・資産家たちからの寄付を国家にさせる
     資産の50%を寄付したら、相続税などをなしにする政策が有効。

    アクションプラン
    ・大前研一の理論はとても分かりやすく明解だった。もっと大前研一の本を読んでみたいと思った。

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    2022年08月19日
  • 大前研一 世界の潮流2022-23スペシャル

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    耳が痛い。特に日本経済について書かれた第4章、第5章は心に響く。単に、目を背けていただけと気付かされる人も多いのではないでしょうか。
    この書が多くの既得権益に甘んじている人の目に留まることを祈念します。(そういう人らが読むとは思えませんが)

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    2022年08月15日
  • 考える技術

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    目的
    ┗論理的思考力をトレーニングする方法を学ぶため

    エッセンス
    ┗フィールドインタビューを足が棒になるまで行う 
    膨大なデータと積み上げられた事実をもとに極めてシャープな結論を出し提言する
    プレゼンにおける提言は一つで良い

    行動プラン
    ┗新聞を読んで毎日一つ疑問を出す 5w1hで説明できるか思考する

    担当する各社の社長への定言を1000字で考える

    1週間に一回、異質なものに触れる

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    2022年08月09日
  • 勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全

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    ネタバレ

    勝ち組企業【になるための】「ビジネスモデル」大全でしたけども。

    とはいえかつては業界をリードしてきたものの、時代の流れで業績不振に陥るなどの問題を抱えた超有名企業を、著者目線でどう立て直すか書かれていてとても面白く、勉強になりました。

    ・他の企業と合併して自社にはない技術やノウハウをもらう
    ・海外に展開する
    このへんが勝ちパターンなのかという印象です

    イオンやしまむらなどの生活密着企業から、村上開明堂などのニッチ企業もあって知らない企業のビジネスモデルを学べるのもよかったです。

    ■目次だけ読む
    ■図だけ見る
    ■まとめだけ読む
    これだけ読みでも為になると思います。
    ケースごとの文字数は少

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    2022年08月06日
  • 新装版企業参謀 戦略的思考とはなにか

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    理解できないことが多かった。印象的なことはKFS。これを考えることは今後社会人とて、ゲームとて何でも重要なことと思える。また読み直したい。次は理解できるように。

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    2022年08月03日
  • 経済参謀 ~日本人の給料を上げる最後の処方箋~

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    内容は難しいテーマで一筋縄ではいかないが、内容自体は分かりやすく書かれていて、今、日本がどういった状況に置かれているのかが、とても分かりやすく理解できた。

    少子化問題
    教育問題
    国民国家問題

    この3つのテーマで一つ一つ丁寧に説明されているが、じゃあどうしたらいいんだろうという答えを教えてくれる本ではないので、今を生きる現役世代にプレッシャーが重くのし掛かる、そんな内容だった。

    自分はど文型なので、置き去りにされた感はあるが、子供を育てる教育者として、どのように子供に育ってほしいかという点については、とても共感したし、大変参考になった。

    質問で相手から情報を引き出し、
    それを持ち帰ってリ

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    2022年07月18日
  • 大前研一 世界の潮流2018~19

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    このシリーズとして初めて手に取って読んでみましたが基本的な経済•社会的ニュースが端的にまとまっています。また、考えながら読むことで先見の明を養えます。
    筆者の予測が外れているものもあるので、1年を大きく振り返るのに役立ちます。

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    2022年07月02日
  • 経済参謀 ~日本人の給料を上げる最後の処方箋~

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    大前さんの本は10年以上愛読しているが、今回も大きな主張は変わらない。最近の事例を取り上げて、その問題点をズバズバと斬りまくっているが、2017年あたりの本からはもう、変われないダメダメ日本に諦め気味な所も見受けられる。

    師も齢79。相変わらず舌鋒鋭いし、納得させられる提言ばかりだが、やっぱりこのようなことを最も我々が考えて、行動していかないと、と思う。

    そんな中では師も触れているが、メガリージョンの可能性として、日本の中では九州に注目していきたい。

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    2022年05月19日
  • 経済参謀 ~日本人の給料を上げる最後の処方箋~

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    自分にとって一番大事なメッセージは「日本は変われない国になってしまった。」ということであった。私自身、政治にしても、諦めてしまっていて他人事になってしまっている。まずは私自身が変わっていかないと、と考えさせられた。

    1、少子化対策は、まさにその通り。お金の心配があって、子供を多く産めないし、子供の教育資金の問題でリスクを取れない大人が多いだろう。

    2、教育問題は、やっぱり子供は理系に強くすると決心した。そのためには、文系の私も変わると決心した。

    3、国家の問題は、有能なブレーンを集め、その人たちを使い切る人でありたいと思っていたことを思い出した。いつの間にか、この大志を忘れていた。

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    2022年05月05日
  • 日本の論点 2022~23――なぜ、ニッポンでは真面目に働いても給料が上昇しないのか。

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    大前研一氏による、日本の論点。今回は、コロナ禍、オリンピックなど話題は豊富。オリンピックははっきり言ってみなかったくらいあまりにも盛り上がらず。日本の極みである文化や海外から見た日本の良さはほとんど出てこなかったんじゃないかと思う。マリオやゲームといったコンテンツはあるが、クリエーターが本気で日本を世界に売り出すなら、どんなコンテンツを出すべきか、という点がかけていたように思うだけに、ちょっと残念。
    コロナの折、アプリの不具合などに見舞われた日本、死者を大量に出したアメリカ、ニューヨークの徹底した対応、なんとも差が出たなという印象。システムも、金の投入も早ければ早いほど良い。
    アメリカ起業家に

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    2022年04月04日
  • 考える技術

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    携帯電話のパソコン化の話の流れは必読。
    考え方について具体的に分かる。そしてこの考え方をするには膨大なインプットが必要になることも分かった。

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    2022年03月23日
  • 日本の論点 2022~23――なぜ、ニッポンでは真面目に働いても給料が上昇しないのか。

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    【目的】
    特に国際情勢を中心として、主要なトピックに関して年1で知識をアップデートする為
    【評価】
    各トピックを薄く広くカバーするのに良い。今回はテスラ、アントグループ、中東の地政学(イスラエル)の話あたりが面白かった。

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    2022年03月23日