大前研一のレビュー一覧
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大前研一さんが若かりし頃マッキンゼーに入社したての時期に、メモ書きしていたものをまとめたものだと冒頭に紹介されています。コンサル会社に入社してまもない社員が本を出版し、またそれがマッキンゼーの売り上げにも貢献していたようで、本国からも色々と横槍が入ったようです。内容は、ビジネスの本質を捉えるための手法などが、理路整然とわかりやすく書かれています。今ではフレームワークが構築され当たり前になっているものも、当時の大前さんの言葉で説明がされています。
私の読んだものは、2003年の第11版なので(表紙がクリーム色)、新装版とは多少違うものかもしれません。 -
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ネタバレ20年前の著書になるが、現代でも通用する考え方であると同時に、日常への意識が書いてあってよい。
・機能だけでなくデザイン→身の回りの気になったデザインを記録する、デザイン専門誌を読む
・議論よりは物語→物語の感性を磨く本(ex.ストーリー ロバートマッキー著)
・個別よりも全体の調和→いい例え話を記録する、交響曲を聴く(ex.ベートーヴェンの交響曲第九番)
・自分の仕事を注意深く見つめる必要がある
→①この仕事は、他の国ならもっと安くやれるだろうか?
→②この仕事は、コンピュータならもっと速くやれるだろうか?
→③自分が提供しているものは、豊かな時代の非物質的で超越した欲望を満足させられ -
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本書は「社会の技術的負債」の監査報告書だ。第一の波(農業)と第二の波(工業)は日本が得意だったが、第三の波(IT化)では“属人化された業務”“曖昧な業務定義”“部門ごとにバラバラなデータモデル”が障害となり、システム化が進まなかった。仮に自動化しても雇用慣行とぶつかり、コスト構造が変えられない──この指摘は、現場のエンジニアとして強く頷ける。
第四の波=AI・スマホ時代について著者は、自社の強みを極限まで尖らせる戦略を説く。技術に置き換えるなら、プロダクト思考とAPI経済、データ基盤(収集→整備→活用)、継続的デリバリ、そしてMLOpsで価値を出し続けることだ。正論ではあるが、現状の日本企業 -
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大前研一氏が語る日本のポテンシャルと打ち手について。これはシンプルで、観光立国で少子高齢化を打開し、経済成長を遂げるというもの。日本の持つ資源は観光だからこそ、そこにベットする時だと訴える。確かに、日本は人気があって、周りでも日本に行ったという人は本当に多い。それを支えているのは円安とホスピタリティだが、50兆円を目指せると。沖縄もそうだし、離島や島の魅力もある。自然と食、観光資源がたくさんある。地方公共団体が、自ら観光を導く動きは全くなく大変残念。
教育についても考え直す時かもしれない。今の教育制度では、あまりにも日本に帰りたいとは思えない。20世紀型のインプット型の教育はもう限界だ。AIを -
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ネタバレ今回は世界の潮流にプラスして観光・教育の論点を追加している。
今までの主張に肉付けした印象である。
・世界の潮流
アメリカの言うことを受け流せという論旨はまーその通りだなと思う。トランプは貿易赤字の解消を目指しているらしいが、貿易赤字が積み上がっているのは悪いことではない。最適国から消費者に安いものを届けることがで貿易赤字が積み上がるので、必然の結果ともいえる。
他各国の政治家も官僚もFactは理解しているはずである。
とはいえ、受け流すのには、国が強大であり、一定の妥協は必要である。その点に対する言及がないのはいかがかと思う。日米関税交渉の件を例に出しているが、トランプの場合は参考にはなら -
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変革しなければならないのは個人であり企業だが,個人や企業が変わるには「こうすれば変わるのだ」という「気概」が必要になる。ポイントは
(1)目的地に達した場合,守り抜けるものでなくてはならない
(2)己の強さと弱さを常に知り抜いていなければならない
(3)リスクをあえてとる局面がなくてはならない
(4)戦略に魂を吹き込むのは人であり,マネジメントのスタイルである
である。経営者が備えるべき先見性の必要条件として事業領域の規定と明確なストーリーの作成だけでは不十分で,自らの経営資源の配分にムダがなく,また原則に忠実で,かつ世の中の変化に対しては原則の変更をも遅滞なくやっていくという十分条件が備わっ -
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週間ポストの連載の2017〜2019年の物を集めて再編成したもので、2025年の今となっては古いかもしれないが、残念ながら国の変化のスピードは遅く、改善もままならないため、大前研一の鋭い指摘は十分通じるし大変ためになる。国の借金(国債)についての認識や、夫婦別姓、戸籍についての考えは最近の国会の議論とは少し違う感じもするが、まぁいいだろう。
いつも大前研一の本を読む時は自分の置かれた状況に照らし合わせ、考えながら読むようにしている。最近思うのは、どこを目指して仕事をしているのか、ということを繰り返し認識する必要がある、ということ。目指すべきところをできるだけ具体的にイメージし、そのために必要な -
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正解のあるものに価値がない時代。
今問われているのは新しい問題を創り出す質問力であることを学びました。
日本にはまだ多くの素晴らしい技術があるのにこれを国として運用できず、古い慣習のもとになかなか物事が進められていないことにもどかしさを感じました。
マイナンバーカードしかり、印鑑しかり、自動運転規制しかり。
また教育についても詰め込みだけの偏差値学歴主義にも辟易する。
何十年も同じことをしていたって仕方がないのだ。
世界はこんなに変わりゆくのに。
私の看護師の仕事はなくなることはなさそうだがそれはあくまでもAIにはできないという点においてであり、それは現時点での話である。
AIが