大前研一のレビュー一覧

  • 「国家の衰退」からいかに脱するか

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    週間ポストの連載の2017〜2019年の物を集めて再編成したもので、2025年の今となっては古いかもしれないが、残念ながら国の変化のスピードは遅く、改善もままならないため、大前研一の鋭い指摘は十分通じるし大変ためになる。国の借金(国債)についての認識や、夫婦別姓、戸籍についての考えは最近の国会の議論とは少し違う感じもするが、まぁいいだろう。
    いつも大前研一の本を読む時は自分の置かれた状況に照らし合わせ、考えながら読むようにしている。最近思うのは、どこを目指して仕事をしているのか、ということを繰り返し認識する必要がある、ということ。目指すべきところをできるだけ具体的にイメージし、そのために必要な

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    2025年05月24日
  • 新版 第4の波 ~AI・スマホ革命の本質~(小学館新書)

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    正解のあるものに価値がない時代。

    今問われているのは新しい問題を創り出す質問力であることを学びました。

    日本にはまだ多くの素晴らしい技術があるのにこれを国として運用できず、古い慣習のもとになかなか物事が進められていないことにもどかしさを感じました。

    マイナンバーカードしかり、印鑑しかり、自動運転規制しかり。

    また教育についても詰め込みだけの偏差値学歴主義にも辟易する。

    何十年も同じことをしていたって仕方がないのだ。
    世界はこんなに変わりゆくのに。

    私の看護師の仕事はなくなることはなさそうだがそれはあくまでもAIにはできないという点においてであり、それは現時点での話である。

    AIが

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    2025年04月25日
  • 世界の潮流2024-25

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    主に政治を切り口にした国際情勢の潮流を解説した本。初めて知る情報も多く率直に面白い。

    この粒度やコメントを見ていると自分がいかに普段見るニュースを別世界のように切り離して見てるかがわかる。
    このレベルに達することは無いと思いつつ、日々大前さんの知見や考えを吸収したい。

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    2025年04月19日
  • 日本の論点2025-26

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    昨年に引き続き読ませていただきました。
    様々分野の情報をご自分の視点でまとめて下さるだけでなく、とてもわかりやすく、読みやすく表現してくださっているので、とてもよみやすく、理解しやすかったです。
    おそらく今年の年末にも読ませていただいていると思います。

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    2025年03月09日
  • ザ・プロフェッショナル―――21世紀をいかに生き抜くか

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    20年前に書かれた本であり、少し古新聞の内容もあったが、学びも沢山あった。
    ①想定した仮説を軸足に、周囲を圧倒するほどの執着力が重要であること。
    ②先見したチャンスやビジネスをファンタジーに終わらせないために自己否定という逆行を自ら進んで受容する勇気をもつこと。要はライバルの発想を考え抜くことが大切であること。
    ③議論に臨む際、自分の考えを隠したり歪曲して伝えることはかえってマイナスで、相手が誰であっても怯まず、聞くべきことを聞いて目的を達成することが大切。

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    2025年02月25日
  • 新版 第4の波 ~AI・スマホ革命の本質~(小学館新書)

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    なぜ今の日本・政治がダメなのか、トランプ大統領の行動によりどういったことが起きてきたのか(例:インドのスタートアップが隆盛している理由など)、時系列で整理しながら今後どうすべきか提言されており面白い内容だった。

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    2025年02月12日
  • 日本の論点2025-26

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    読めば読むほど日本に明るい兆しを感じられない。
    北欧、台湾のように緊張感を持つ日は来ないのでしょう。

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    2025年02月06日
  • 日本の論点2025-26

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    大前研一氏の知の宝庫からそのかけらを見つけることができる良書。No News, No Shoes という袋が渡されるシックスセンスは、何もないことを売りにしている。アマンもフィリピンの例を出されているが、世界中のアマンに似たようなコンセプトが浸透している。アマンに泊まると、アクティビティも最低限に、時間を、ゆっくり、誰にも邪魔されずに過ごす。アメリカ人には到底受け入れられないなんともお金を払う価値のないコンセプトだが、本当にニーズがある。この静けさ、自己と向き合う日本的な思考、自然なコンセプトは、確実に観光資源だろうというのが大前氏。メジャーな世界遺産に頼るな、自治体、自分で考えろ、という厳し

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    2025年02月01日
  • ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

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    新しいことを考え出すには、6つの感性が重要で、どう感性を磨いていけばいいか?日常に落とし込んでいったらいいか?

    ①機能だけでなく「デザイン」
    ②議論よりは「物語」
    ③個別よりも「全体の調和」
    ④ 論理ではなく「共感」
    ⑤まじめだけでなく「遊び心」
    ⑥モノよりも「生きがい」

    「境界」を自分で超えていく人
    なにかを「発明」できる人
    巧みな「比喩」を作れる人

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    2025年01月26日
  • 世界の潮流2024-25

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    タイトル通り2024年の世界で起こる問題を網羅的に把握できる一冊。
    特に日本や中国については詳細に書かれている。

    【要約】
    ①混迷を極める世界情勢
    -右傾化・独裁化したマッドマン主導の国家が増加
    -ロシアのウクライナ侵攻、イスラエル・ガザ戦争
    -欧米先進国の価値観とは異なるグローバルサウス↓
    G0の世界→国連機能不全で戦争が起きやすい

    解決策は、「新・国連」の創設
    ・加盟国の過半数または3分の2での可決
    ・国民国家の枠を超え少数民族やマイノリティにも席を用意するなど

    ②リセッション入りする世界経済
    要因
    -食料・エネルギー価格の高騰
    -過剰債務
    -中国経済の減速
    -根強いインフレ
    -気候

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    2025年01月17日
  • 日本の論点2025-26

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    毎年これを読むと今年も終わりだなと感じる。
    繰り返しでてける国民皆保険は世界でも誇れる制度でありながら、だからこそ重要課題なのだと再認識。
    自動車産業は意外と持ちこたえるのか、インドが経済規模で日本を抜きそう、など世界の潮流の変化はますます激しくなるばかり。

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    2024年12月23日
  • 大前研一 DX革命

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    知識ノウハウや考え方と言うよりも、DXに成功した/DXで成果を上げた会社の事例紹介が中心になっている。
    自分が勉強不足と言うことも大きいが、知らない事例が多く、素直に読んでいて面白かった

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    2024年08月25日
  • シニアエコノミー ~「老後不安」を乗り越える~(小学館新書)

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    「老人」より「シニア」の方が呼ばれ方としてはいいかな。
    ①老後不安をなくす
    ②資産からキャッシュを生み出す
    ③人生の楽しみ方を教える

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    2024年08月09日
  • 世界の潮流2024-25

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    現状の整理は一定の評価が出来るものの、提言が現実を踏まえてとは言えず乖離が激しい。
    現実は独裁者の政治問題である。経済の問題も政治に帰結する。政治に対するピントの甘さが提言の説得力を失わせている。
    中国、ロシアに対する提言も相手が交渉のテーブルに着く考えがない限り、逆張り思考と大差ない。
    日本の観光立国化は同意である。
    ここに関しては既に政策提言までされており、目新しさはなかった。
    全体を通して、現場感を具体化したとはいえず、疑問が残った。

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    2024年07月07日
  • プロフェッショナル シンキング―未来を見通す思考力

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    (2015/11/5)
    冒頭、「答えのない時代」に「詰め込み式偏差値教育」は無意味 どこかで読んだことのある文章で
    この本は始まる。
    大前研一氏の「刊行に寄せて」だった。

    その後に書かれている内容は、BBTで学んだこと。
    しかし何度読んでもためになる。
    使わねばならぬ。

    ジョブズの「欲しいモノを見せてあげなければ、みんな、それが欲しいかなんてわからないんだ」
    これが全てを物語っている気がする。
    むやみなアンケートは無意味ということ。
    顕在化したニーズを商品化する、なんて絵空事。
    人は、「困っていること」は言えても、「あったらいいな」はなかなかいえない。
    言えたらドンドン商品化できる。
    だか

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    2024年06月27日
  • 日本の論点2024-2025

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    大きく外れることはない著者の年度版の論点。1つ1つのテーマに対して本来は考察されているであろう踏み込みが書物になることで簡単化されているのは少し残念。随所にスタッフが言葉を補っているであろうパートが分かるのも残念ではある。幅広く網羅性が高いため、短時間の勉強の為にはとても良い教材。

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    2024年06月08日
  • ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

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    20年前近くに書かれた本だと言うことに驚いた。本書にある通り、時代は個人へ、そして右脳を使う人達の時代になってきている。

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    2024年04月26日
  • 新装版企業参謀 戦略的思考とはなにか

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    企業参謀 (講談社文庫)
    著:大前 研一

    企業や公共機関には、戦略的問題解決者のグループが必要である。このグループは、問題をいかにしてとらえ、いかに解決してゆくかということに対する専門家である。問題の解決ではなく、評論家の集団に成り下がってしまった今日のスタッフ部門にたんにとって代わるだけでなく、組織の最高意思決定者のための真の戦略参謀である。

    こうした機能は、ほとんどの組織に欠けている機能である。日本をとりまく客観情勢の変化は、「おみこし経営」から「コントロールタワー経営」への変革を迫っている。著者の意図は、この遷移の一助となるような戦略的思考家の像を描いてみることであった。

    本書の構

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    2024年04月25日
  • 新装版企業参謀 戦略的思考とはなにか

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    ・マーケットサイズは再び増大することはないか
    ・当製品市場におけるシェアの決定要因は何か。当社がその決定要因を十分持っているか
    ・プロフィットツリー
    ・現状の延長線上に解がない場合の戦略的代替案
    1)新規事業へ参入:多角化
    2)新市場への転出:海外進出など
    3)上方、下方または双方へのインテグレーション(垂直統合):石油精製から上方に行けば輸送、採掘などがあり、下方へいけば有機合成化学、ガソリンスタンド業などがある
    4)合併、吸収:3)の統合の目的のためだけではなく、単に製品系列を拡充したり、マネジメント力の強化を図るために行う場合もある
    5)業務提携:販売網の共有化、部品の共同購入、技術提携

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    2024年04月10日
  • 日本の論点2024-2025

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    とても読みやすい本でした。毎年出しているとは知りながら、読もうと思わずに過ぎていたのですが、今年初めて読んで、びっくりしました。
    興味が薄い分野の文章も、とてもわかりやすく読むことができ、著者の考えもわかりやすくまとめてくださっているので、良い機会をいただきました。

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    2024年03月23日