大前研一のレビュー一覧
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大前研一さんの自叙伝的な本は初めてかもしれない。彼自身がマッキンゼー時代に、おそらく思いっきり仕事をしつつ、思いっきり遊び、お金を儲けられる所にのみ集中的にリソースを投下。コンサルタントという仕事を、ある意味稼げる商売に変えた人物だろう。その後、コンサルが席巻したのは明らかで、そしていま完全にコンサルの時代は終わった。完全にエスタブリッシュされた企業を相手しているから微修正しかすることがない。その意味ではこの大きな流れをご本人自身もしっかりと認識して、日本のためになすべきことは何かと問う。表層的に何をしたかにはあまり意味はないだろう。一方で、経営とはこういうことだとクイックに要諦を掴み、チャンスをものにしていく様子は、きっと簡単じゃないとは思いつつも、本当にすごい。
御年83斎、日本の知の巨人。この最高の人材につづく、変革人材を日本が生み出すことはできるのだろうか。
外国人にも臆さず、英語を操り、日本語で人を説得し、知で人々を凌駕し、実際に行動すること。 -
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大前研一氏の講義を聞いていて、本当に印象的だった言葉がいくつかある。そのうちの一つが、人生を変える為には、①場所を変えるだけ②付き合う人を変える③時間配分を変える、という原則。もう一つが、とにかく遊ぶことの大事さだ。毎週、どこに行ったとか、スキー場のエピソードなどを語る彼には、遊びも仕事も区別ない感覚で生きていることを教えてもらった。ブルーマンデー、月曜は憂鬱だと感じること、を避けるにはどうしたら良いか。ズバリ、金曜に早く帰ることだ。この発見は、筆者と同じかもしれない。米国で仕事している時に、本書とも異なるのだが、セカンドハウスを持っている人は木曜日には移動してしまう。渋滞回避目的で、家族と移動した後、金曜はWFHになる。小鳥のさえずりがミーティングの音声に入っていることもあって、おい今どこにいる?というボスの質問等に、画面をオンにして、実はキャッツキルですというやりとりも面白かった。金曜日に早くかえる、できれば外食などを家族で楽しむと、ものすごく休日が長くなったように感じる効果がある。また、金曜日に飲みすぎて、土曜の午前中を潰すこともない。これはかれこれ10年近い習慣になった。スケジュール上ブロックしてしまっている。
そして土曜日は体力を使う予定に。日曜日はオフ、リラックス系の予定にする。そして、夕食と早めの入浴後は、仕事のスケジュールを確認して、そこから休む。休日を長く楽しみながら早めに仕事に戻って行くことで、一気に仕事が片付いて行く感覚が月曜日にあるので、ブルーマンデーにはなった記憶がない。
食事中にテレビをつけるというのは、もってのほかであり、携帯をテーブルに置くことも失礼、というレベル感が浸透している家庭と、子供がテレビを見ながら食事をして、終わったら部屋に引っ込んでしまう。そんな家庭のどちらがいいかは言わずもがな。一方で、中毒性の高いテレビやゲームを、どのように制限するか、これは非常に難しい問題で、ディシプリンがないとズルズルと流されてしまう。
本書は、遊ぶ、ということだけでなく、人生をディシプリンを持って、謳歌する為に自分が選んだことを、大事にしていることをやろうというメッセージ。米やシンガポール、中国といったそれぞれの国にある、文化的な優先度を踏まえつつ、特に大前氏が慣れ親しんだ米州カルチャーを紹介している。テレビのない家、これはたまに見る。iPadを買わない家もあった。デジタルネイティブ、でもデジタル漬けにしない状態を保てるか、現代に突きつけられた課題だろう。夫婦別行動のすすめ、も面白い。別行動をとって自分らしさを追求しているとお互いに話題があり、それぞれの人生を大切にしていることになる。妻が週末コンサートに行くことを咎める夫がいるということに、なんで?と疑問を呈する大前氏。当たり前すぎるが、その根本的なポイントが、上記にある。人生をディシプリンを持って生きているのは、夫婦それぞれ別であり、共同体としての家庭がそのプラットフォームであるからだ。米にいると当たり前のこの感覚、大前氏がわざわざ文章に落としているのも日本を憂いてのことだと理解した。 -
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大前研一氏が編み出した、思考の訓練。これを本当に繰り返しやり続ける事で、思考の筋トレと言っても良いくらい鍛えられたなという思いだったMBAの目玉授業でもあるRTOCSを公開するというのは、いささかどうなんだろうとは思うのだけど、一方でその本質はチームで議論し、考えて、自分としての答えをしっかり見つけて行く過程にある。静岡県知事だったら、とかセブンの社長だったらとか、財務大臣だったらなど、政治経済界のあるポジションを想定して、もしそうだったらどうするか、データと情報を集め、構成し、ロジックを組み上げていく。
AIの時代、ChatGPTやGeminiを使って、対話しながら仕事して行くことは自然の流れ、エージェントと言われる映画の世界はまさにきたと言ってもいい。この中で、MITメディアラボが脳をどれだけ使ったているかの調査を行い、AIに頼ったチームは最も脳を刺激せず、使っていないという結果になったという。ということは、自分の頭を使うことがどれだけ大事かということだ。どう考えたらいいか、ではなくてどういうことを考えたらいいか、どうして考えるのか、そういう頭の使い方をどんどんやっていかない限り、人間というものがもつ本来の力を発揮することはできない。大前氏はそれを発想力、構想力というような呼び方で能力、脳力に磨きをかけるべきと説く。
繰り返し、繰り返し、自分がどういう立場だったら、、、という仮説をリアルタイムな話題で、考えて手を動かし、自分としての答えに持っていく。この鍛錬こそが、大前氏のMBAで学ぶもっと希有な、かつ有用なスキルといえよう。いつも、そういうふうに仕事をしているな、と改めて思うと、このRTOCSでの修行が無駄ではなかったことを教えてくれる。社長だったら、経営だったら、こんなどうでもいいことにとらわれていないはずだ、もっと大きな大義に戦略を合わせに行っているはずだ、判断と決断を共に使い分けながら、会社という大きな船を動かすなら、というふうに思って毎日仕事していると、いつの間にか楽しいなと思えるようになってくる。そんな体験を、提供してくれているんだと思うと、やっぱりすごいな。 -
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ネタバレ20年前の本とは思えないくらい、現代につながる言葉があった。また、プロフェッショナルに関する考え方は、あらゆる企業が見つめ直すべきだと思う。今後管理職やマネジメントを目指す上でも、みにつまされる言葉が多かった。
・「何事であろうと、本質を追求することが、本質を知る近道」
・「プロフェッショナルとアマチュアを分けるものこそ、「顧客主義」ではないか」
・「エンパワーメントはたしかに重要です。ですが、されるだけの覚悟を持っているのかどうか、この点について、いま一度自問自答してみてほしいのです。新しい権限を武器に、顧客が抱えている問題を解決し、ユニークな価値を提供できるのか。」
・「その会社で、もう自分のやる仕事がなくなったら当然そうすべきでしょう。しかしプロフェッショナルなら、次から次に新しい事業機会を創り出すことができるので、実際にそうはならないのです。」
・「やはり、基本から体系的に学び、身をもって実践し、その経験を咀嚼・蓄積し、その実学の知を自分以外のだれかのために提供するという訓練を積んだビジネス・プロフェッショナルが必要なのです。」
・「むしろ、まだまだ半人前だけれども、顧客のために全身全霊を傾けるルーキーのほうが頼りになるというものです。」
・「規律——あるいは価値観といってもよいかもしれません——が、プロフェッショナルを育てるのです。
・「問題の前ではだれもが平等であり、だからこそ、会議の参加者は全員、その問題の核心をとことん追究する義務が課されるのです。」 -
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わが師大前研一氏の最新刊。
これまでは「世界の潮流」というタイトルだったものを変更したらしい。
しかしこのゲームチェンジという言葉、一般用語すぎて、
なかなか検索にひっかからない。
もう一ひねりしたほうが良かったのでは、、、
内容は、「失われた35年」から脱却するための
トランプ2.0対応 GDPをあげるための観光立国 教育 の三本立て。
アメリカの言うことを聞いてもそのあとうまくいかない歴史がある。
今回のトランプの件も静観していればいい、と。
これは説得力がある。
半導体なんて、言うこと聞いたおかげで地に堕ちた。
観光立国、、これもねえ、必要なんだけど、水ものだからなあ。
水ものじゃないようにどうするか。
佐渡島をプーケットやバリ島のように!というのは勇気づけられる。
プーケットの面積は佐渡やら淡路島やらと大差ないのに、
観光客数は10倍違うと。
やりようだと。
佐渡は両親が生まれ育った島。私の血のルーツでもある。気になる。
特に最近マラソンを走りに行って、その繁華街のさびれぶりは
寂しい以外の何物でもない。
食べ物もおいしいし、気候も温暖なのに、、、
船で1時間、というのがネックなだけ。
なんとかできるはずだが、
観光庁を観光省にする、ってだけでなく、草の根でも!
教育、
これはBBT大学からなにから大前先生本領発揮の分野。
義務教育12年、文科省はAI教育省に、
しかし、気が付いた。
イノベーションで先端を行くアメリカの教育が優れている、
という話は聞いたことがない。
むしろ逆。酷い。
つまりこれは、教育は十分条件ではあっても必要条件ではないのでは?
トランプが大統領選に選ばれるように、多くのアメリカ人はあまりものを考えてない。
教育が不十分な証左ともいえる。
しかし、経済はすごい。
トランプは赤字だ赤字だと騒いでいるが、ドル基軸だから当然と言えば当然。
いまさらアメリカに工場など立つわけがない。ビジネスが違うのだ。
そしてそのビジネスをけん引しているのはごく一部のエリート、天才。
それもアメリカで教育を受けた人より、移民の方が多い。イーロン・マスクを筆頭に。
こういう人たちが力を発揮できる環境がアメリカにはある。
日本にはない。足を引っ張られる。制度も対応してない。
日本の「エリート」は過去の継続が最優先で、制度を時代にあわせようとはしない。
アメリカはそこは違うんだろう、きっと。
そこをひっくるめての教育、と言えば確かに必要だが、これは時間がかかる。
。。まずは天才が活躍できる環境づくり、のような気がしてきた。
巻頭言 「トランプ2.0」の100日 ―日本と世界はどうする
第1部 「世界の潮流」――大激変する世界情勢
第2部 「観光立国論」――インバウンドで50兆円を目指せ
第3部 「新・教育論」――答えなき時代の教育のあり方 -
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2025/03/08「第四の波 AI・スマホ革命」☆ 大前研一
世界情勢について語れるのは大前氏を置いて他にいない。もっと活躍の場を提供してこなかった日本の不明が残念。
①マクロの世界情勢②ミクロの個別企業情報③マッキンゼーの分析
この三位一体が世界トップの現状分析と未来予測・未来構想を提供
現代は、世界情報を抜きにして適確な判断も決断も出来ない。
1.日本のDigital化の遅れは江戸幕府と同じ
かっての「武士」に相当する「ホワイトカラー」が全く変わらない。
「IT・AI革命」に目をつぶり、出身大学・国家試験・省益・業界に守られて時代錯誤の規制と手続きに人生をかけ、国民を道連れ。
「エストニアを見習おう!」はどうなった。規制とホワイトカラーは一掃され、生産性は激増する。
結局追い込まれての明治維新でしか変われない日本。
2.法規制のDigital化→廃止
建築基準法の認可申請のショック。
シンガポールはCADデータ処理により数分で認可。
日本は「紙の申請書」により1ヵ月半かかる。
医療・弁護士・会計士はAI対応で縮小・廃止=国民負担軽減!
薬剤師はAI+ロボット化できる 今でも
専門職は一掃=武士を廃止した明治維新に相当するvs既得権
3.教育改革=新たな人材の育成
記憶力はAIが得意 「偏差値教育」をやめ「STEAM人材育成」へ
(ア) 構想力・企画力の人材を育成・登用
1.→ただし富の格差超拡大→格差是正政策が重要
(イ) エッセンシャルワーカーの仕事は人間固有
4.スマホひとつで世界を動かせる(114)
本当は「新たなユニコーン企業」の誕生が望まれるが
日本は旧来の大企業が「多角化対応」
SONY 日立製作所 富士フイルム
例外はユニクロ ソフトバンク ニトリ 数少ないオーナー企業
5.老害=改革力の劣化 「国家危機」と「維新」しかないか・・・ -
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大前研一氏の知見。賢者としての言葉と思考が並ぶ。やはり、一歩どころか数歩先をいっているのは間違いなく、何年後かに同じことを言う人が現れる。世界がマッドマンに溢れている。習近平、トランプ、プーチンなど独裁政権と独裁者が国を操ることで、自国優先の思考が優先される極めて混乱した時代。国連がキーと大前氏は言う。国連に未だかつて無かったジャックアタリ、イアンブレマー、ハラリ氏などの賢人たちを集め、世界から紛争をなくすためのアジェンダを作ってもらう。もう一つは、発言の機会のない、国家という形態ととっていない民族、特に最大民族はクルド人だろうとするが、モンゴルや宗教上の違いを持った人たちからの発言も可能とする。ちょっと性善説かなとも思わせるが、人類を一つの共同体、ホールディングカンパニーという形態で、各地域をエンティティとするような考え方は、地域間紛争を持ち上げる可能性を孕む一方で、新しいアイデアが生まれる可能性がある。
金利が全くつかない日本で1000兆円の預金を含む2000兆円の個人資産がおそらく日本再興の鍵となるだろう。しかし、誰もリスクを取らないのはなぜか、リスクが悪いことだと思っているからだ。ここまでは誰でも想像できるし若い人に、そもそも金を置いとくだけの思考の人はいない。
資産で下限を設けて、日本国籍を与える、女性社会を作る、など人口減少を止めるための政策も打ちたい。
日本の中に閉じこもる、留学生が減少しているのも懸念。パナソニックの松下幸之助さんも、英語はできなかったがオランダに乗り込んで、提携交渉を直接フィリップスとやったと自伝にある。つまり、外に出ることが大事で、そこで考える力を身につけることだ。中国にはNO1のしたに必ず天才と言われるNo2がいる。江沢民時代の朱鎔基がまさに参謀そのものと言える。なお、企業参謀を書かれた大前氏も、本当に天才だと思う。彼の持つ知恵を引き継ぐための大学を形成し、日本国として活用していってほしい。 -
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久々の大前節、といっても既視感がある。
それもそのはず、あちこちで大前さんが掲載している記事の寄せ集めだからだ。
だからと言ってこの新書の価値が下がるものではない。
この新書によれば、というかあんけーとによれば、だが、
60歳以上をしにあというらしい。
そうなると私もシニアになってしまう。
先日シニア同士の結婚パーティに参加したばかりなので、シニアとは何ぞや、
ではあるが。
大前さんはシニアは働いて、お金を使え、と言っている。
この新書で言い出したわけではなく、ずっと前から。
死ぬとき3000万の貯金を残す、なんて、それはシステムが悪いということ。
大前さんの案のような新種の生命保険でも何でもいいから、
貯金ゼロで安心して死ねるような仕組みを作ればいいのだ。
北欧のような高福祉高負担は無理だろうが、日本もすでに高負担。
ここにどう高福祉を持ってくるのか。
次世代の子供たちにすら満足に食事、教育もできないような国が、、、
だからこそ成長が必要で、そのために死ぬとき3000万、の貯金を吐き出させる、
これが必要になる。
鶏が先か卵が先か。
子どもを産みやすくするのは戸籍制度の撤廃。大前さんの言う通り。
マイナンバーカードなんていう前時代的なシステムを押し付けようとする今の
思考停止な政府には無理だろうなあ、、、
いえるのは、シニアが健康で働ける世の中が必要、ってことだ! -
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2023年11月30日発行本。少し古新聞だが、おおきなテーマのため、課題は現在でも解決していないどころか、むしろ混迷しているようにも感じる。
国内外に分けて、テーマごとに、大前研一氏のオピニオンを記載。
個人的には、次のことが印象に残った。
・開業医がベンツに乗れるワケ
かつて開業医でシェアナンバーワンの保険請求システムは、三洋電機のものだった。人気の秘密は、"鉛筆を舐めやすい"システムだったからだ。
そもそもイカサマが横行していたのは、病院には、たとえば保険診療報酬が年間2500万円以下の場合、概算経費率72%という優遇税制が存在する。病院には製薬会社のMR(医療情報担当者)が営業のために大量のサンプルを持ってくる。サンプルの仕入れコストはゼロだ。それを患者に処方しても経費率72%で計上できるのだから、開業医は笑いが止まらない。血液検査などの業者も、同じようなうまみを盛り込んで開業医に出入りしている。開業医が高級車に乗れるのも、さもありなんだ。ちなみに、パナソニックが三洋電機を買収してからは、"鉛筆を舐めやすい"システムはなくなった。
・日本に兼業農家が多い理由
農家も「おいしい」職業だろう。自家用車は農協の低金利のローンで買って減価償却をする。それに乗って遊びに行くガソリン代は経費に計上する。農閑期には「パイナップル農園の視察」と称して、ハワイ旅行に行く。このようなおいしい立場を手放したくない農家の息子は、本業でサラリーマンをやりつつ、細々と兼業で農業を続けていく。日本に兼業農家が多いのは、そのためでもある。
農業に参入しようとしたある個人の方の話だが、ほぼ耕作放棄地になっている農地50アールを買いたいと農家に申し出たという。価格を聞いたら3000万円で「高くて無理だ」と答えたら、その農家は「米の収穫の10%をもらえれば年5万円で貸す」とタダ同然の賃貸料を提示してきた。農地を売れば農家の身分を失ってしまうが、貸すだけなら農家のままでいられる。また、収穫の10%あれば自分は食っていける。それゆえの価格設定だった。
実質的に隠居している農家にも優遇税制がある。親が亡くなっても農業を続けていれば、農地などの相続税が免除になるのだ。
30年以内に農業を再開すれば再び現役の農民として優遇パッケージを丸ごと継承できる。さらに農地は(家付きでさえ)農家しか買えないという障壁もある。こうして、おいしい身分が親から子へと引き継かれていくのである。
・なぜ北方領土問題は解決しないのか
第二次世界大戦の終結時、戦勝国であるソ連は北海道の分割統治をアメリカに打診した。日露戦争で樺太の南半分を割譲させられたのだから今後は北海道の北半分をもらって当然だ、という理屈だ。
しかし、ベルリン分割で懲りていたアメリカのトルーマン大統領はこれを拒否。そのかわりに南クリル諸島、すなわち北方4島を持って行けと言った。このやりとりは電報に残っていて、「南クリル諸島は戦勝国の分割案に従ってもらった正式な領土だ」というのがロシアの立場である。
ところが、日本の外務省はそうした経緯を無視して、「北方領土はソ連が不法に占領したものである」と主張する。ロシアはこれが気に入らない。ラブロフ外相は「北方領土という表現をやめろ。まず我々の正式な領土であることを認めたうえでなければ返還交渉はできない」という考えなので、外務省のウソに乗っかるかぎり、話し合いは平行線のままである。
平和条約締結後の経済開発は、日本にとって利益が大きい。北方4島が返還されたとしても、先祖の墓参りに自由に行ければ十分で、島に戻って暮らしたいと考えている元住民は殆どいない。
魅力的な唯一の権益は国後島の南側に広がる海域の漁業権だ。経済協力で漁をしやすくなれば漁民に文句はない。ハバロフスクを中心とした沿海州での経済開発にも期待が持てる。中国は沿海州の経済領土化を狙っていて、ロシアの立場が弱くなれば、一気に植民化を進める魂胆だ。
巻頭言
2024年、日本が目指すべきは真の「観光立国」だ
国内編
論点01
岸田首相をはじめ日本の政治家が誰も理解していない、日本凋落の根本原因
論点02
岸田政権が続く限り、日本人の給料は確実に下がり続ける3つの根本原因
論点03
植田日銀総裁が、黒田「異次元緩和」路線と決別するために行うべき新たな金融政策
論点04
岸田政権が「異次元の少子化対策」の前に取り組むべき、「ごく普通の少子化対策」
論点05
産業振興目的の「大学10兆円ファンド」が、税金の壮大な無駄遣いになる理由
論点06
いまや国民病である花粉症患者が増え続ける根本原因と、その裏に潜むさまざまな利権
論点07
「ソロ社会」「ソロ活市場」の出現に伴い、日本企業が直面するビジネス環境の大変化
論点08
「日本を変えたい」という政治的野心に燃えた稲盛和夫氏の知られざる生涯
論点09
ネット配信時代のNHKは、受信料からチャンネルごとの課金制に移行すべし
論点10
インボイス制度導入よりも、サラリーマンに不公平な税制度の改革が急務だ
論点11
本のシニアが楽しい定年後を送るための秘訣とそこに眠るビジネスチャンス
論点12
介護崩壊を放置する日本の末路と、残された2つの選択肢
論点13
10年前に予見できた、モバイル事業以外に楽天グループが抱える衰退理由
論点14
移動モビリティの規制緩和とルールづくりにおいて日本が欧州から学ぶべき理由
海外編
巻頭言
混迷を極める世界情勢。「異形の大国」ロシアとのつきあい方を改めて考える
論点01
最新AI「ChatGPT」を開発した天才経営者が目指すのは「悪の帝国」か
論点02
新・世界一の富豪ベルナール・アルノーと
イーロン・マスクの違い
論点03
ミサイル防衛よりも防空壕のほうが安全?!
日本の頼りない安全保障の実態
論点04
「日米同盟」&「中国包囲網」は、勉強不足で時代遅れの外交戦略
論点05
米欧銀行の連続破綻は、世界金融危機のトリガーとなるのか
論点06
インフレに苦しむイギリスのスナク政権に残された「EU再加盟」という選択肢
論点07
ウクライナ侵攻が長期化しても、プーチンの支持率が高い歴史的理由
論点08
「プーチン政権崩壊後」を見据えて始まっているロシア国内外の動き
論点09
不動産不況に苦しむ習近平政権はなぜ"日本いじめ"を始めたのか
論点10
外資系企業誘致よりも、日本人技術者を海外へ派遣せよ
論点11
グローバル化の時代にもかかわらず、日本人の英語力が一向に伸びない理由 -
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・14オフの年間計画を必ず年初に立てる。まず年③回の長期休暇の計画を立てる。
・山荘に大きなベランダをつくり考え事をと思ったが気持ちよくて考え事ができず、結局支社長室とおなじ作りの書斎を作った
・78読書のコツ
・143パワーランチ(パワーブレックファースト)のメリット
お酒が入らないの冷静かつ、建設的な話し合いができる店アフターファイブに自分の時間を確保できる、その日の午後から実行に移せる
・142仕事の後、同じ会社の人間の行動をしていると話題も職場の事に限られ、残業してるのと変わらない
・219積極的に友人や他の家族を家に招くとよい。そうすることで、子供はさまざまな人生のサンプルを目の当たりにし、発見し、学ぶ
・219子供の説教、対面で、悩みを散歩中に聴く -
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(2013/1/26)
大前研一のデビュー作にして不朽の名著、『企業参謀』が再編集でやさしくわかる!
このキャッチがぴったりですね。
原発日本企業の将来を悲観して日立の原発技師からマッキンゼーに転職した30歳の大前青年。
畑違いでわけもわからず、しかも誰も教えてくれない、ということで、
キャビネをひっくり返して、過去のマッキンゼーのコンサルレポートを片っ端から読む。
重要なポイントをメモに取る。
それを一冊の本にまとめたのが「企業参謀」
35年たってもいまだ経営者に読み継がれる名著となっている。
まあ考えてみたらしっかりドキュメントを残したマッキンゼーもさすが。
もちろん整理した大前さんも凄い。
これで彼は普通のサラリーマンではなくなって、世に出たわけだ。
で、今回はそれをさらに噛み砕いてわかりやすく説明。
1470円にしては文章量が極端に少ない。
見開き左側はワンセンテンスしかない。右側も大きめの字で、、。
まさに入門編。
でも、正直わかりやすかった。もちろん知ってる知識ばかりなのだが、頭が整理できた。
第3章の中期計画の戦略ステップは、図解でわかりやすいかというと、
案外わかりにくく、よくよく読むと、当たり前のことを言ってた。
目標決めて、現状をつかんで、現状のまま最大限努力できるところを算出して、
それでもギャップがあれば大胆に手をうとう、といってるような。
2時間遅れ、というのは朝のこと。9時までに一仕事終えるか否か。
私も終えてる口!
第4章で取り上げているPPMの表現が世の中一般のそれと違った。初めて聞いた。
大食らい座 スター座 負け犬座 現金牛座
業種の魅力度の大中小と自社の強さの大中小で9つに分けるのも初めて見た。
値段が高いのが玉にきずだが、初心者は読んだ方がいい。
11月に実践編が出るとあったが出た様子がない。どうしたのかな?
目次
1章
問題から目を背けるな。
“決断”ができない人は
この先、生き残れない!!
2章
問題の中身はどうなっているか?
事の本質を
手にする方法を教えよう
3章
日本のビジネスパーソンは
アメリカより「2時間」遅れている!
4章
企業の生き残り!
その“天国と地獄”を分ける
大事な要素
5章
「成功のカギ」を
素早く見つけ出す方法 -
Posted by ブクログ
(2009/9/10)
プレジデント社から30年ぶりに復刊されたということで読んでみました。
図がパソコンでなく手書きというのがご愛嬌ですが、その中身は今もって新しい。
第1章 PMS──製品・市場戦略の効果的立て方、考え方
PMSとは何か
総合診断の道具PMA
戦略代替案の作成
ロードマップの作成
PMS運用のカギ
第2章 PPM──戦略的経営計画の立案および実施の方法
低成長期に重要な戦略バランス
PPMの五つの特徴
多岐事業の全体像の把握に偉力発揮
PPMの必要条件
単一事業でも応用可能
全社診断により体質転換計画を決定
第3章 PIP──抜本的収益性改善のための系統的アプローチ
トップの参画が最重要な武器
収益性改善プログラムの概要
PIPの五つのフェーズ
実施上のポイント
第4章 OVA──競争力増加のための間接費削減法
間接コスト低減の重要性
OVAの概要
OVAの実施プロセス
OVAの効果と実施上のポイント
第5章 SFM──効率的な販売戦略展開の方法
低成長時代の成功のカギは販売力
販売力計画の概要
五つの基本フェーズ
あらゆる業種に適用可能
第6章 TPM──技術開発戦略の効率的管理
技術革新の現状と問題点
既存事業に対するR&D戦略
新製品開発の戦略
最適の参入領域を選ぶ
既成概念からの脱却が肝心
終章 戦略的組織とは?
組織問題の戦略的とらえ方
マネジメント・プロセスの進化と組織
参謀組織
組織問題の要点
日本の多くの経営者はこれらの理論を当然知ってると思う、思いたい。なんたって30年なのだから。
第1章、第6章、終章は大前さん自ら書いている。読んでいてわかります。その書きぶり。
「企業参謀」に力点を置いてこの編著を終えている。
この考えは今も生きている。
一歩引いたところから企業を見て、経営者に提言する。
いいと思う。
***
連立合意、国民新党も社民党もはしゃいでるなぁ。10ヶ月のランデブーなのにねぇ。
亀井総務大臣は許してはいかん。福島大臣はなにするんだろ。
片や郵政、片や護憲、旧システムに戻したがってる2党を抱えなくてはいかんのは不安。
旧システム刷新こそ民主党の役目。官僚システム、規制システム、教育システム。
***
相模歩き、しっかりは朝の43分5000歩、16300歩。