大前研一のレビュー一覧
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わが師大前研一氏の最新刊。
これまでは「世界の潮流」というタイトルだったものを変更したらしい。
しかしこのゲームチェンジという言葉、一般用語すぎて、
なかなか検索にひっかからない。
もう一ひねりしたほうが良かったのでは、、、
内容は、「失われた35年」から脱却するための
トランプ2.0対応 GDPをあげるための観光立国 教育 の三本立て。
アメリカの言うことを聞いてもそのあとうまくいかない歴史がある。
今回のトランプの件も静観していればいい、と。
これは説得力がある。
半導体なんて、言うこと聞いたおかげで地に堕ちた。
観光立国、、これもねえ、必要なんだけど、水ものだからなあ。
水ものじゃ -
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2025/03/08「第四の波 AI・スマホ革命」☆ 大前研一
世界情勢について語れるのは大前氏を置いて他にいない。もっと活躍の場を提供してこなかった日本の不明が残念。
①マクロの世界情勢②ミクロの個別企業情報③マッキンゼーの分析
この三位一体が世界トップの現状分析と未来予測・未来構想を提供
現代は、世界情報を抜きにして適確な判断も決断も出来ない。
1.日本のDigital化の遅れは江戸幕府と同じ
かっての「武士」に相当する「ホワイトカラー」が全く変わらない。
「IT・AI革命」に目をつぶり、出身大学・国家試験・省益・業界に守られて時代錯誤の規制と手続きに人生をかけ、国民を道連れ。
「エスト -
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大前研一氏の知見。賢者としての言葉と思考が並ぶ。やはり、一歩どころか数歩先をいっているのは間違いなく、何年後かに同じことを言う人が現れる。世界がマッドマンに溢れている。習近平、トランプ、プーチンなど独裁政権と独裁者が国を操ることで、自国優先の思考が優先される極めて混乱した時代。国連がキーと大前氏は言う。国連に未だかつて無かったジャックアタリ、イアンブレマー、ハラリ氏などの賢人たちを集め、世界から紛争をなくすためのアジェンダを作ってもらう。もう一つは、発言の機会のない、国家という形態ととっていない民族、特に最大民族はクルド人だろうとするが、モンゴルや宗教上の違いを持った人たちからの発言も可能とす
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久々の大前節、といっても既視感がある。
それもそのはず、あちこちで大前さんが掲載している記事の寄せ集めだからだ。
だからと言ってこの新書の価値が下がるものではない。
この新書によれば、というかあんけーとによれば、だが、
60歳以上をしにあというらしい。
そうなると私もシニアになってしまう。
先日シニア同士の結婚パーティに参加したばかりなので、シニアとは何ぞや、
ではあるが。
大前さんはシニアは働いて、お金を使え、と言っている。
この新書で言い出したわけではなく、ずっと前から。
死ぬとき3000万の貯金を残す、なんて、それはシステムが悪いということ。
大前さんの案のような新種の生命保険でも何でも -
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2023年11月30日発行本。少し古新聞だが、おおきなテーマのため、課題は現在でも解決していないどころか、むしろ混迷しているようにも感じる。
国内外に分けて、テーマごとに、大前研一氏のオピニオンを記載。
個人的には、次のことが印象に残った。
・開業医がベンツに乗れるワケ
かつて開業医でシェアナンバーワンの保険請求システムは、三洋電機のものだった。人気の秘密は、"鉛筆を舐めやすい"システムだったからだ。
そもそもイカサマが横行していたのは、病院には、たとえば保険診療報酬が年間2500万円以下の場合、概算経費率72%という優遇税制が存在する。病院には製薬会社のMR(医療情報 -
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・14オフの年間計画を必ず年初に立てる。まず年③回の長期休暇の計画を立てる。
・山荘に大きなベランダをつくり考え事をと思ったが気持ちよくて考え事ができず、結局支社長室とおなじ作りの書斎を作った
・78読書のコツ
・143パワーランチ(パワーブレックファースト)のメリット
お酒が入らないの冷静かつ、建設的な話し合いができる店アフターファイブに自分の時間を確保できる、その日の午後から実行に移せる
・142仕事の後、同じ会社の人間の行動をしていると話題も職場の事に限られ、残業してるのと変わらない
・219積極的に友人や他の家族を家に招くとよい。そうすることで、子供はさまざまな人生のサンプルを目の当た -
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(2013/1/26)
大前研一のデビュー作にして不朽の名著、『企業参謀』が再編集でやさしくわかる!
このキャッチがぴったりですね。
原発日本企業の将来を悲観して日立の原発技師からマッキンゼーに転職した30歳の大前青年。
畑違いでわけもわからず、しかも誰も教えてくれない、ということで、
キャビネをひっくり返して、過去のマッキンゼーのコンサルレポートを片っ端から読む。
重要なポイントをメモに取る。
それを一冊の本にまとめたのが「企業参謀」
35年たってもいまだ経営者に読み継がれる名著となっている。
まあ考えてみたらしっかりドキュメントを残したマッキンゼーもさすが。
もちろん整理した大前さんも凄 -
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(2009/9/10)
プレジデント社から30年ぶりに復刊されたということで読んでみました。
図がパソコンでなく手書きというのがご愛嬌ですが、その中身は今もって新しい。
第1章 PMS──製品・市場戦略の効果的立て方、考え方
PMSとは何か
総合診断の道具PMA
戦略代替案の作成
ロードマップの作成
PMS運用のカギ
第2章 PPM──戦略的経営計画の立案および実施の方法
低成長期に重要な戦略バランス
PPMの五つの特徴
多岐事業の全体像の把握に偉力発揮
PPMの必要条件
単一事業でも応用可能
全社診断により体質転換計画を決定
第3章 PIP──抜本的収益性改善のための系統的アプロー -
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(2005/10/23)
大前さんがこれまで発言していることを講義録としてまとめたもの。
光よりADSLが有効といいつづけてそのとおりになったこと、新事業プラン、、これはあたったものもあればそうはいかなくなったものがあるが、それらについて理論的に語っている。
全てがあたるわけではないが、はずれても隠さないあたりが偉い。
レクサスは日本でははやらないといっていたようだが,現実にははやっている。最近は軌道修正して他のブランドが割を食うといっている。めげない。
なかなか毎週見られないが大前研一ライブもいい。世相をずばり斬っている。この分析力を学び,自分も世の中で生きていきたい。
ザ・プロフェッショ -
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(2018/4/5)
毎度の大前節さく裂である。
多くの内容は記事やメルマガや講演ですでに認識しているもので、
真新しさはなかったが、
本になって読んでみて改めて考えさせられることがあった。
それは大学。
国立で80万、私立で120万の費用をかけて、
大卒の肩書を得て入社して得る賃金は300万。
約半数は学費が払えず奨学金という名の借金をして、
卒業後必死に返済する。
大前氏は、授業料を免除しろ!などとはいわない。
そうではなく、
大学を出て300万しか稼げない、
ということは大学が役に立っていないから。
世界には卒業後1200万払う企業もある。
そういう大学の学びを目指すべき!
日本の企 -
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(2017/12/31)
毎度の大前節さく裂。
常に大前発言にはアンテナを張ってるので、真新しい内容はない。
一貫している。分かる。理解できる。
ところで
でも樫本大進さんって?
音楽家。
大前さん、音楽好きなのは知ってるけど、
この本に関係ないんじゃないの?
木に竹を接いだような、、、
大前さんの趣味の広さ、世界の広さを伝えたい?
意味づけが分かる方、教えて。
巻頭言
AI時代こそ、自分の人生に対し自らハンドルを握れ
side A 日本の主役交代
Strategy01
デジタル化による「破壊」は産業の突然死さえ引き起こす
デジタル・ディスラプション 未来投資会議 グローバル人材
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(2017/2/19)
ここ半年の世界の動きに対して分析をし、
あるべき方向性を示す大前さん。
いつもながら小気味よく、納得するものが多い。
特にアイドルエコノミー。
使われていない設備、
能力があるのに働いていない人、
そう言ったものをニーズのある人と結び付けることが
今のIT時代では容易になっている。
それを空家やタクシーで実現する。
エアビーアンビーとウーバー。
そういうビジネスは最高に美しい。
無駄が無駄でなくなるだけ。
情報がなせる業。
やりたいなぁ。
日本人はそういうものがもともと得意だったはず。
その能力を奪ったのは一億総サラリーマンだからか。
起業家よ出でよ!!
ポピュリ -
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(2016/9/25)
大前さん、自論の平成維新=道州制を、今流行りの?憲法改正を切り口に書いてきました!
内容は今までの大前節。
新しい論点はない。
ただ、先の選挙で憲法改正勢力が3分の2を超えた、というトピックを切り口に、
平成維新にも書かれている、大前さんの憲法全面改正の持論を再掲したものだ。
改憲派大前氏、まずは力の入っていない第8章、地方自治、、それも憲法には地方公共団体と書かれている、、を
改正すれば、というもの。自民の改憲草案は公共団体を自治体と直し、法律のほうが優先よ、と、地方自治をせばめただけ。
それを大前氏は道州制、地方政府の観点から、日本が蘇るには地方政府の活性化しかない -
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(2015/10/27)
現状の日本の最大の問題は「低欲望社会」になってしまっていることであるのに、
国の政策は的外れになっている。
ということで諸政策を容赦なく論破。
戸籍をなくし、子育てに厚い政策を取らない限り出生率は上がらない。
労働人口は毎年40万人減っていくのには到底間に合わない。人口は20年の計が必要。
生産性が上がるとは思えないので、移民政策しかない。
2年教育をして合格した者のみ許可すればトラブルは起きない。
などなど、真正面から国の課題を指摘し、改善案を出し続ける大前さん。
大前信者としては頷くしかない。
マイナンバー批判などはいつもの大前節。サイバーゼネコン!
そのほ