大前研一のレビュー一覧
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考える技術
著:大前 研一
講談社文庫
日本企業では往々にして過去の成功体験や経験則に基づく、思い込み、がビジネスを支配している
知的に怠惰な人間は生き残れない
マッキンゼーの日本支社長までやった筆者の問題解決のための手法
気になったのは以下
■問題解決のための思考
問題を解決するために、私たちは何をするだろうか。
まず、最初に、どうすれば問題が解決できるかを考えるはずだ
過去のビジネスモデルがことごとく通用しなくなった今の時代に、過去の成功体験ほど、アテにならないものはない。
逆に、その固定観念こそが困難な問題を生み出している場合も多いのだ。
変化に激しい時代には、企業はつねに解決 -
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●HKよりも遥かに為になります。国内の政治の相談役やアジア諸国で外交アドバイザーをやられていただけあって、文章に説得力があります。
岸田さんになって外交力が益々落ちたこと、アメリカに追随するのではなく、国として意志を持って外交して欲しいと思った。日本の政治はトンチンカンで期待できないと再認識した。
分厚さの割にサラッと読めるので、時事ニュースの背景を把握したい人向け。特に海外編の各国の首脳の背景は、時事ニュースを理解するのに役に立ちます。アメリカは信用ならないし、機能不全の国連に入っていることに意味は無いのかなと思った。
頭がいい人の考えを知るのは楽しいですね。毎年拝読しています。
一般 -
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ネタバレ大前研一氏の知性が詰まった2023年のキートピックス。
まず、最も大きなところは、地政学リスクの顕在化。ロシアーウクライナ問題、中国による台湾リスク、日本にとっての北朝鮮である。ロシアウクライナは、戦争でありながら、経済制裁に伴って石油だけでなくサプライチェーンを大きく揺るがしている。戦争の終わらせ方が難しいということ、ウクライナがトルコから輸入したバイラクタルというドローン攻撃機が奏功したこと。中国の台湾有事の可能性、日本の防衛力の無さ、Jアラートは全く機能しない状況にさすがにまずいとなっている。むしろ、全く機能しないことが晒されて良かったというのが大前氏。確かに、有事とは突然起こるわけ -
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ネタバレ自分の仕事が、自分の事業が、自分の会社が、グローバリズムの広がりとコンピュータが台頭する中で少しでも長く生き延びるための指針を得ようと読んだ。その上で「生き残るための3つの問い」を立てた。
1 自分のこの仕事は、他の国ならもっと安くできるだろうか?
2 自分のこの仕事は、コンピュータならもっと早く、正確に、数多くできるだろうか?
3 ゼロから生み出した自分の仕事は、相手に独特な体感・価値を提供できているだろうか?
僕はこの問いのうち1と2を今でも初めてお邪魔するクライアントとの打合せの席で必ず言う。自分自身に言い聞かせるためにも。 -
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さすが大前研一氏 スケールが「宇宙」「50年先」が当たり前 国内には居ない
野口悠紀雄先生も超一流の「国士」だが、どうしても日本に偏ってしまう
時代はまさに「地球レベル」どの国も世界に先んじようと必死 日本だけ蚊帳の外
江戸時代の泰平を満喫し、日々の瓦版で一喜一憂している
1.Digital革命 なんといっても日本の遅れは亡国
建築確認・調剤のDigital化事例が面白いが
「医療Data」が患者のモノとして、個人別統合=医療版MoneyForward
「Dataの個人主権」を確立して、活用策に繋げていくのがDigital革命の基盤
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ネタバレ大前研一氏の集大成的な本。企業参謀のコンセプトを国に当てはめる形で、提言する。まさに、自身が国家の参謀ならば、というRTOCS的な考え方。
基本的には、日本の根本的な問題は教育にあると捉えている。義務教育は、本当に無駄かつ誤った方向に向かわせている。北欧、韓国など各国の例も、国家ぎ向かう方向を明示的示しているし、アメリカのGifted and talented の制度こそ、国を挙げて戦うために最優秀、10パーセントの子供には特別な機会を与える。それが、将来のアインシュタインをうむのだと。日本は覚えることに力を入れて、考えることを捨てている。アメリカで、答えのある問いはほとんどない。幼稚園からそ -
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人生に遊びをどうくみこんでいくか、これについて考えていた自分にはドンピシャの内容
・計画的に遊びの予定を立てる
・教育に関して、全て公立で学費を浮かすと言う考え方もある。マイカーもいらない
・自分にとってのマイセン(=本当に欲しいもの)にお金を使おう
本場に行こう
数行でいいから趣味日記を書こう
・vanity dayを設定しよう
マッサージ、散髪などをまとめて
これには、ついつい後回しにしがちな非生産的なものをまとめで行う、リラックスする意味合いがある
仕事で辛くなった時に、あそこに行こう、となれる場所を作ろう
体を酷使するイベントは、土曜に行うことで日曜に疲れを残さない -
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ネタバレ.
ハイコンセプト/Daniel Pink 著.
Daniel Pinkさんの本は本当に面白い。
訳者の人も相当優秀なんだろうけど、原書ならもっと面白いんだろうか。
英語勉強して、洋書読みまくりたいなぁ。
これからの正解のない時代には、右脳をいかに使うかが大事らしいです。
右脳は全体を捉えたり、デザインしたりするときに働く脳で、これまで評価されてきた分析だったり、論理に関する左脳とは違うもの。
でも、右脳全開で良いかというとそうではなく、右脳で生まれたアイデアを市場に適用できるかどうかを左脳で判断して実行していく必要があるのだと。
だから、独創性があり、分析的でもある人が活躍できるような