低欲望社会 ~「大志なき時代」の新・国富論~(小学館新書)

低欲望社会 ~「大志なき時代」の新・国富論~(小学館新書)

880円 (税込)

4pt

4.5

“アベノミクスのパラドックス”を読み解く。

〈安倍政権が「アベノミクスのエンジンを最大限にふかす」「切れ目のない経済対策」「第2次安倍政権以降最大の28兆円」などと喧伝すればするほど、国民は日本経済の先行きは暗いと思ってしまう。これこそアベノミクスでも景気がいっこうに上向かないパラドックス(逆説)の仕組みであり、私が「心理経済学」として提唱していることである。〉(新書版まえがきより)

なぜ「アベノミクス」では景気が良くならないのか?
日本が“借金漬け”から脱する日は来るのか?
「皆が等しく貧乏になる国」で本当にいいのか?
……それらの難題を読み解くカギは「低欲望社会」にある。

日本では今、世界に先駆けて未曽有の危機が進行している。人口減少、超高齢化、欲なき若者たちの増加……。この国に必要なのは人々の心理に働きかけ国全体を明るくする新たな国富論だ。

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低欲望社会 ~「大志なき時代」の新・国富論~(小学館新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    (2015/10/27)
    現状の日本の最大の問題は「低欲望社会」になってしまっていることであるのに、
    国の政策は的外れになっている。
    ということで諸政策を容赦なく論破。

    戸籍をなくし、子育てに厚い政策を取らない限り出生率は上がらない。
    労働人口は毎年40万人減っていくのには到底間に合わない。人口は

    0
    2024年06月27日

    Posted by ブクログ

    コンサルタントである著者が統計データや世界中を見てきた所感を混じえ論理的に喝破し日本再生の道筋を展開。
    そう上手くはいかないとは思いつつ頷ける点もかなり多い。
    不安さえなくせば日本は大丈夫!と坂の上の雲を見よ、君たちは大丈夫なのだよ、と最後にはエールも。
    思考停止に陥っている日本人には一読の価値あり

    0
    2017年02月03日

    Posted by ブクログ

    著者は“低欲望”とでも呼ぶべき傾向に関して「内向き、下向き、後ろ向き」と纏め、「それで善い筈もないが、事実なのだから、受け止めて“仕切り直し”をして行こうではないか!そして、今やらなければ本当に“機会”を逸してしまう…」としている。
    本書では、“声が大きい”人達が声高に主張することに関して、実はかな

    0
    2016年11月18日

    Posted by ブクログ

    欲望が人生を駆動した時代は過ぎた。物を持つより心地よさを重んじ、挑戦より安定を選ぶ若者が増えている。大前研一はこれを「低欲望社会」と呼び大志を欠いた国の行方を問う。確かに過度な競争や消費の幻想は崩れた。だが欲望の火が弱まれば未来を切り拓く力もまた萎む。個人の幸福を守りつつ国家としての繁栄をどう築くの

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    衣食住にはとりあえず不自由を感じることはなく、安全な暮らしができる。だた、経済の成長は見込めず、将来についてはなんとなく不安があり、だから背伸びはせず、貯蓄を抱えて生きていく、そんな「低欲望社会」には、従来の経済学(ケインズ理論など)は効果がない。先送りされ続け、日本の長期停滞、これからさらなる縮小

    0
    2022年11月21日

    Posted by ブクログ

    「将来への不安」は個人消費や設備投資の減少など、日本経済にとってはマイナスです。
    若者に対しての意識調査に今の社会状況が如実に反映されています。
    高校生の7割が「不安を感じる」という結果が出ています。

    政府や企業があの手この手を使って消費を喚起していますが、
    将来への不安から貯蓄率は増加傾向です。

    0
    2017年06月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    豊かな世の中で国民のほとんどが低欲望になった日本。それに合わせた経済政策をすべきなのにできていない日本。


     この低欲望社会という日本の特徴を理解していないと、20世紀の経済成長前提の経済政策は無意味でしかない。それなのに、今の経済担当はそれしかできない。

     結局、新しいことができない日本の悪い

    0
    2017年11月24日

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