大前研一のレビュー一覧

  • クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道
    ざっくり内容

    クオリティ国家とは、人口規模が300万人〜1000万人、一人あたりのGDPが400万円以上で、開放経済で、法人税・所得税・相続税等を低く抑え、ハブ拠点の開発を巧みにすることで、各国からのヒト・モノ・カネを呼び込んでおり、規制緩和がされており、多言語が話せて、教育がしっかりしている国。...続きを読む
  • 日本の論点2015~16
     オリンピックバブルからロシア問題に至るまで、政治、経済のトピックスから日本の将来を考える。年初に、自身の事として日本の事を考える、大事な本だ。大前研一の持つ、感情的な議論ではないデータから言える示唆と広い視野からもたらされる結論になるほどと思わざるを得ない。
     オリンピックについては、国家的イベン...続きを読む
  • クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道
    すごく勉強になった。道州制こそ、日本をよくする方法の一つ一つ。

    そのためには、人のクオリティが、上がらないとだめだが。。。
  • 日本の論点
    日本の「合成の誤謬」を解説。とにかく硬直した日本のシステムを流動的にするシステムを作るしかないらしい。


    そのためには道州制!道州制!!道州制!!!らしい。

    今度はアンチ道州制の本を読む必要がある。

    _____
    p22 民主主義は短期的視野に陥りやすい
     民衆は変化に敏感である。国家元首が制度...続きを読む
  • 決定版!「ベンチャー起業」実戦教本
    起業において、心構え、すべきことが時系列で開設されている。事業アイディアのチェックポイントにそって、まずは自分の考えを紙に落とすことを実践したいと思う。
  • 原発再稼働「最後の条件」 「福島第一」事故検証プロジェクト 最終報告書
    客観的かつ論理的に福島第一原発事故を徹底的に検証し、なぜこのような大事故が怒ったのか、なにが問題だったのかの原因を分析し、問題解決方法までひとつひとつ丁寧に解説されている。

    見方は様々だと思うけど、政府の安全指針というハイレベルな意思決定や、一体誰が承認したのかすら不透明な責任の所在の欠如がそもそ...続きを読む
  • 「一生食べていける力」がつく 大前家の子育て
    一生食べていける力がつく、というよりは、ついた…という感じの一冊。

    大前研一だから…という印象は、僕は持ちませんでした。なるほど、子どものためを考え抜くと、こういう教育になるのかもしれない、という一つのモデルケースをみた気がします。

    世の中には、ほとんど学校に行かせずに、三人の子どもを京大へ入れ...続きを読む
  • クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道
    最近の大前さんの著作は昔のような勢いがなくなってきたなぁと思っていましたが、この本は違いました。

    「民主主義は啓蒙された人間でなければ維持できない。啓蒙されていない人間が投票すると衆愚政治になる。」
    という言葉は、現在の日本を的確に表していると思う。

    韓国とフィンランドの教育方針に現れているよう...続きを読む
  • 日本の論点
    日本が抱える課題を数ページにまとめているので、さくっと読めた。
    CTスキャンの被ばく量はへたすると2回で年間限度を超えることがあるとのこと、福島での被ばくよりこちらのほうが危険である。

    あと、外国の人に宗教を聞かれたら、無宗教であると言わないように。無宗教というとこいつは歯止めがきかないヤバイやつ...続きを読む
  • 企業参謀ノート[入門編] 超訳・速習・図解
    (カンニングは正義とは?)……参謀というのは、将軍(社長)に対するアドバイザーだ。とにかく汗をかいて資料を集め、必死で分析し、わかりやすい形で伝える。正解に達することこそ参謀の正義である。
    (どうしたら、日本人気質を脱出できる?)……問題を解決することこそが「ビジネス」の要諦であるはずなのに、それ以...続きを読む
  • 新装版企業参謀 戦略的思考とはなにか
    企業の全社戦略に関する本。
    全社戦略、中期経営戦略を考える視点が網羅されている。
    今では当然のようになった考え方やフレームワークが多い。
    しかし、これは今だからそう感じること。
    この本が書かれたのは約20年前。
    30年前からこの域に達していたことを評価すべきだと思う。
    しかし逆に言うと、20年経って...続きを読む
  • 日本の論点
    尊敬しつつも、大前研一さんの著書はこれが初めてでした。現在海外旅行中のリゾートビーチの浜辺であえてこうして読みたかった一冊です。全221頁で多角的なアングルから切り込まれるそれら論点は、日本から外に出て読むと理解が感情的になりはしますが、大前さんの仰る日本病という症状はとりわけ納得がいき、また、いい...続きを読む
  • 日本の論点
    国家債務の膨張の危険な事として、民主主義の枠組みに於いて社会的な安定が構築出来なかった際、民主主義を犠牲にしてでも社会的な安定を求める人たちが出てくることです。移民排斥運動、極右勢力の台頭などです。
    国家債務の問題は民主主義体制の映し出す鏡になる。
    日本の債務を解決する唯一の方法は社会制度を変革する...続きを読む
  • 新装版企業参謀 戦略的思考とはなにか
    ビジネスブレイクスルー大学院に興味を持ち、学長である大前さんの代表作である本社を読んだ。実際にMBAのコースでも教科書の一つとして使われているようです。

    豊富な例がありとてもわかりやすい。が、わかるとできるは大違い…30年近く前の本であるが故に大前さんの先見性の高さにも驚かされる。

    また、日本の...続きを読む
  • クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道
    日本の過去の成長を支えた加工貿易モデルが、グローバル化によって低賃金の国に対して劣勢になり、さらに高齢化、少子化によって自国マーケットも縮小傾向にある。本書における大前さんの主張は、これまでと変わらず一環している。すなわち、中央集権モデルを見直し道州制を導入し、各道州が高付加価値な独自の産業をスピー...続きを読む
  • クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道
    スイスの国際競争力が強い理由
    1, 国が企業を支援しない
    2, クラフトマンシップ、大学進学率は3割にも満たない
    3, 移民、優秀であればどこの国の人でもトップになれる
  • 考える技術
    米国コンサルタント会社マッキンゼー出身の著者が書いた、
    思考に関する一冊。

    著書の経歴に対する自身が溢れた一冊。
    読んでて、凄い自信だなって思う程。
    それだけに、勉強になることが多かった。

    今の時間をどれだけ、自分の成長に投資できたか、という考え方と
    「フィールドワーク」を大事にする生き方に共感...続きを読む
  • 民の見えざる手 デフレ不況時代の新・国富論
    消費財メーカーに勤めている身として、本の中で最も興味のあるテーマは、p61の日本企業は「右肩上がりの経済を前提とした『途上国モデル』」から『成熟国モデル』における事業計画や経営システムへと移行する必要がある、という指摘だ。

    これはまさに「クオリティ国家」のコンセプトと相通じるものがあると思うが、
    ...続きを読む
  • クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道
    ■国家戦略

    A世界で繁栄している国には、2 つのタイプがある。

    1.ボリューム国家:人口・労働力のボリュームと低コストの人件費を強みとして、工業国家モデルで急成長している。
    BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)がその代表。

    2.クオリティ国家:人口は少ないが、世界からヒト、モノ、カネや...続きを読む
  • クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道
    大前研一氏の持論である道州制を軸に、加工貿易で成功した過去の日本の体制を捨てて、新たなクオリティ国家への道しるべを記した書。日本の強みや弱みを分析するだけであれば誰でもできるが、新たなモデルを示せるのはこのヒトしかいないと思う。
    スイスやシンガポールを例に、1人当たりGDPの高い国家を目指す方向性。...続きを読む