大前研一のレビュー一覧
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ネタバレ【総合点】8.0/10点
最新の「2017~2018」ではなく、「2016~2017」。去年のだね。買ってあったけど長らく放置されていたという…。
正直なところ、内容を吟味するだけの知識がこちらにないのでどれだけ正しいか、ということに関しては判断がつかない。ネットを見ると当たらないとか矛盾しているなどの意見も見かけた。
実際の的中度はともかくとして、僕が最も称賛したいのは大前さんの考え方。あらゆる角度から「現場主義」で生の声を参考にしつつ、論理を組み立てていくというその姿勢に対して。
企業レベルで言えば大前さんのコンサルとしての手腕は世界有数だろう。国単位の視点は企業単位の延長線上だ -
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著者は“低欲望”とでも呼ぶべき傾向に関して「内向き、下向き、後ろ向き」と纏め、「それで善い筈もないが、事実なのだから、受け止めて“仕切り直し”をして行こうではないか!そして、今やらなければ本当に“機会”を逸してしまう…」としている。
本書では、“声が大きい”人達が声高に主張することに関して、実はかなり多くのことが“見当違い”とか、“小手先”に過ぎて仕様も無いというようなことが、新書の限られた紙幅の中で手際良く指摘されている。一つ、一つ大きく頷ける話しだ。或いは、そういう状態であるのが“危険”なのかもしれない…
“低欲望”とでも呼ぶべき最近の日本の状況は、著者によれば「古今東西に類例が余り思い当 -
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ネタバレ世界のどこに行っても稼げる三種の神器は、英語、ファイナンスと、ITスキル(問題解決能力)である。この3つは21世紀を生き抜くための世界共通言語であり、基礎体力だ。
キャッシュを生み出す収益性の高い土地、生活必需品関連の株などは、国債が暴落してもそれほど価値は下がらない。 それから外貨。本当は何があってもひっくり返らない国の外貨がいいのだが、そんな国はないので、なるべく資源国で財政規律のいい国の通貨を選ぶ。 米ドルとユーロをベースにして、カナダドルやオーストラリアドル、ノルウェーのクローネなど、自分で将来性があると見立てた途上国を含めて5種類ぐらいに分配して外貨預金をするのがベストだ。 -
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ネタバレ子供から大人まで、とにかく”ものを考えない”
ネットが普及し、情報にアクセスすることが簡単になるにつれ、人々の間に”ネット万能感”が広がり、ネット上の情報に”たどり着くだけ”で満足する人が増えてきた。人間は疑問を抱き、それに基づいて「なぜ?」と質問して、初めて考えることができる、それが、人間に与えられた特権であり、人間しか持ちえない知性というものだ。
必要な人材は2タイプに分かれる
一つは、できあがった秩序を誠実に守るタイプ、もう一つは、突き抜けて新しい秩序を描き、特定の分野で世界を征服するような野望を持つタイプである、社会をしっかり支える人間と、秩序を破壊する人間だ。彼らの共通点は学校 -
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ネタバレ24大前研一『考える技術』2004
・過去の成功体験はほぼアテにならない
←過去のビジネスモデルが通用しなくなっている
例)
・仮説と前提の切り分け
・現象と原因の切り分け
例)「営業マンに元気がない」と「マーケットカバー率は高いが、競合勝率は低い」
@cpa_1992
原因を知るフィールドインタビュ
1 地域別営業マン別の競合勝率を取る
→商品が悪くないことを確認
2 右に成績良い 中央に平均的 左に悪い営業マンを配置し、売り方などを聞く
→売っている人と売っていない人の違いを把握
3 営業成績が良い営業マンに指導もらう
@cpa_1992
・結論を出すまでは必ず現場で実証
例)成績の良 -
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比較的古いファクトによる論評ではあるが、やはりシンプル且つロジカルに内容が整理されているので読みやすい。
橋下徹大阪市長が大阪都市構想の住民投票で敗北した原因は人間性とEQ力の欠如によるもの、そして堺市を大阪都市構想に組み込めなかったことがあげられているがこれには同意できる。橋下市長程熱血に大阪市の改革を断行し、道州制の礎を築こうとした政治家はいなかった。引退するのはもったいないが、10年後人間性を磨きなおして再挑戦して欲しいところである。また今後の日本の中国の関係、アメリカの関係についても興味深い考察をしている。集団的自衛権に関する議論をしっかり日本国民としても議論していかないとアメリカが仕 -
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ネタバレ大切なのは、常に目的志向、課題解決志向で課題解決思考で考えていくことです「それは本当に、顧客のためになるのか」と自問自答することができれば、おそらく建設的な結果になるはずです。表面上は違って見えても、根底にある本質は、人間本来が持っている欲求に根ざしているため、大きくは変わりません、そのため、いつか見た懐かしい風景を彷彿させるものが繰り返されるのです、このような「時代の波」をとらえることが、「大局観を持つ」ということなのです。日本ではオタクというと、どちらかというとネガティブな印象が持たれがちですが、実はオタクとは、「ある特定の分野について非常に詳しい人々」ととらえることもできるのです、そして
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ざっくり内容
クオリティ国家とは、人口規模が300万人〜1000万人、一人あたりのGDPが400万円以上で、開放経済で、法人税・所得税・相続税等を低く抑え、ハブ拠点の開発を巧みにすることで、各国からのヒト・モノ・カネを呼び込んでおり、規制緩和がされており、多言語が話せて、教育がしっかりしている国。人口・労働力のクオリティが高く、高コストな人件費をそれ以上の付加価値・生産性の高さでカバーする。自国の市場規模が狭いことから最初から世界市場をベースにビジネスを考える。国は企業救済等しないため、弱肉強食に生き残った競争力のある企業が存在する。一方でセーフティーネットは整っており、失業者は就労訓練をし -
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オリンピックバブルからロシア問題に至るまで、政治、経済のトピックスから日本の将来を考える。年初に、自身の事として日本の事を考える、大事な本だ。大前研一の持つ、感情的な議論ではないデータから言える示唆と広い視野からもたらされる結論になるほどと思わざるを得ない。
オリンピックについては、国家的イベントは途上国においては成長のきっかけになる。一方で、日本の場合は、東京の西高東低を是正するような大規模開発だと。液状化リスクを抱えた豊洲エリアのマンションが売れていること、選手村と道路が走るくらいでは意味がなく、築地や勝鬨を中心にした巨大なオーシャンフロントエリアを開発する方が良い。
集団的自衛権に