大前研一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
20171103大前研一 武器としての経済学
個人金融資産を消費に向かわせること 国の思惑は別90年1,000兆円→17年1,800兆円 年間+30兆円
資産税へ切り替える
不動産価格上昇の錯覚 公示地価(17年1月)+0.4%
2016年408千円/坪
1996年604千円/坪web「土地価格相場が分るデータ」
首都圏マンション契約率68% 2009年以来70%割れ
平均価格5500万円は高止まり
世帯数も2019年5,300万世帯がピーク
リートの平均年率は3%を切るだろう
年金は破綻している 75歳支給開始へ
安倍政権は近視眼 目先の景気対策 補正予算
大局観の人材が必要(127) -
Posted by ブクログ
さすが大前研一さん 世界の情勢をコンパクトに教えてくれる
1.世界 通貨供給量88兆$>GDP75兆$ 2008年リーマン後
アメリカ経済に牽引されて、中国の高い成長が、新興国成長へ波及
米国も金融緩和出口に向かうが、大きなショックはないだろうと大前さんの見立て
2.投資機会の喪失 シェアリング・自動化によりさらに減少
資本を使う経済ではなくなる お金を掛けないで富を生み出す時代
10年で大きく変わった時価総額のトップ10(122)
今日のサーデーモーニングで寺島実朗氏も同じ指摘
3.中国経済
既存企業は厳しさもある
先端産業・企業が牽引役となりつつある 米国と双璧 日 -
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Posted by ブクログ
大前氏がオフについてまとめた本。
「遊び」だけでなく、家族や子育て、
老後など、仕事以外の生活面について、
広く述べられている。
どこかの連載をまとめたのか?
若干重複もあるような気がしたが、
話は、とても具体的である。
氏の本は、自慢話に聞こえる部分もあるが、
そこは大人になりましょう。
コミュニティとのつきあいや、
趣味の話などは、40歳を過ぎた私には参考になった。
新しい趣味をスタートさせたいと思う。
[more]
(目次)
序章 「勝ち組」の条件はオフにあり!
1章 年齢不相応の精神を持て!
2章 ブルーマンデーを撃退せよ
3章 旅に出よう
4章 オフのIT活用術
5章 酒 -
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日本の論点シリーズと基本的には同じ内容ですが、税制を抜本から変えて、すべて消費税にする、というのはいいアイデアかもなー、と思います。
必要な税収をすべて消費税にする=所得税・住民税で対応してい分はそこから割り振る。
当然貧富の差が拡大する=ベーシックインカム導入、が流れとしてはいいのかも・・
消費税の税率が無限に上がりそうではありますが、100兆円あつめて、そのなかでやりくり、みたいなこともできるのではないだろうか・・・?
仮に消費税率を15%とした場合、年収1千万円の人が年間100万円貯金したとして900万円×15%=105万円。
所得税+住民税+現行の消費税でそのくらい取られているんではな -
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Posted by ブクログ
『問題解決とは往々にして勇気を要する抜本的な行為を伴う。ここで強調したいのは、"What if ......(......としたら、どうなるのか)"という問いから逃げてはいけないということだ。
子供の教育費を削ったら、どうなる?あの取引先と縁を切ったら、どうなる?上司に反論したら、どうなる?こうした仮定を恐れずにできる者だけが、問題解決力を身につけることができる。
まずは自分の家計の立て直しから、大胆かつ的確に実践してみよう。自分の人生の問題解決ができない人に、仕事の問題解決はできない。』
むむむ。15年前の作品なのに、古くない内容。というよりまさに今直面している様々な問題解決 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ具体的な事例がたくさん載っていて良書!
気になったところをいくつか紹介(ネタバレ注意!)
●GE インダストリアルインターネット
製品販売や保守点検で稼ぐ「契約モデル」→データ解析での効率アップを約束し「利用分を売るモデル」へ
飛行機のエンジンデータを飛行中に取得し、
異常を検知して着陸後すぐに修理できるようにする。
飛行時間と燃料量とのバランスのアドバイス
→結果にコミットするライザップ方式も良いかも
●収益モデル
・従量課金→ロールスロイス社 飛行機エンジンは出力×使用時間で課金
・ダイナミックプライシング →駐車場料金を混雑度合に応じて変化させる
・データ販売 →ソニーの電子お -
Posted by ブクログ
いつも雑誌SAPIOを通じて、大前研一さんの時事の考えを拝読しています。その素晴らしさは、考えにブレなく一貫性があること。今回も、前から提唱していた道州制の概念を、世界を俯瞰した上で、グローバルプレーヤーの第一人者として、クオリティ国家というフレームでスイス・シンガポール・北欧国家の飛躍事例を挙げて繋げてらっしゃる。圧巻ですね。
おっしゃる通り、今の政治の延長線上では恐らく改善の域を超えないので、道州制という大胆な仕組みの変革が、カンフル作用を促すという論理にも納得です。
さて、その鈴付け役として期待していた橋本市長の国政シフトをお嘆きになってますが、ご自身の今後の動向が愉しみでもあります。