大前研一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
〈書評〉
戦略とは何であるか、参謀とはどうあるべきか、企業はどのような体制で企業戦略を作り実行していくべきかというテーマについて、考え方のエッセンスと、エッセンスを具体的なケーススタディに落とし込んだノウハウが書かれている。しかし、著者も言及しているように前者(エッセンス)が重要であり、後者はケースバイケースのため枠組みとしては利用できるが、紹介している型をそのまま当てはめる既製服のよう使い方は想定されていない。
本書が書かれた時代と今では社会背景などは大きく異なるものの、問題解決/戦略的思考の手引きとしては、現代でも充分に活用できるエッセンスが散りばめられていると思う。
〈メモ〉
・「戦 -
Posted by ブクログ
21世紀の3つの危機
1.豊かさ→機能だけでなく、美しさ、など重要
2.アジア→グローバル化、日本人も出稼ぎ?!
3.オートメーション→AI、テクノロジー
今の仕事をこのまま続けていいか 3つチェック
①他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか
②コンピュータなら、これをもっとうまく、早くやれるだろうか
③自分が提供しているものは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか
→一つでもNOは深刻
今後の判断基準にしたい!
印象に残ったこと
6つのセンスの特に2点
「議論」よりは「物語」
事実は誰にでも瞬時にアクセスできるため、一つひとつの事実の価値は低くなる
↓
事実を「文脈」に取り入れ -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本のITは、女工哀史の如く、プログラミングのスーパースターは出てこず、ひたすら下請け。
答えを求めすぎる日本人。答えのない時代と言われて久しいが、インプロージョンと大前氏が呼ぶ、日本のうちなる崩壊を見ながら、資産を自ら守るのは自らの努力と知識からしかない。超円安時代、圧倒的に異なる通貨の価値は、日本を金利引き上げに向かわせる。すなわちそれは、禁断のゼロ金利調達を可能にしてきた国債発行に対して大きく疑問符を投げかける結果となるはずで、そうすると円が打たれていく。車ももはや内燃機関とボディーとタイヤから出来上がるというハードの概念から、まるでスマホのようにソフトがハードを作っていく。EVではなく