赤川次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
若い頃はやっていた赤川次郎さんの作品。久しぶりに新聞書評欄の特集で名前を見て読んでみたくなった。
さすがベストセラー作家。読みやすい。飲み物のようにするすると読める。東野圭吾のような重さはないけれど、登場人物に起こる出来事はけっこう重い。目の前で姉が亡くなり、自分は強姦されそうになり、母が心を病み、父もまた...。でも亡くなった姉と頭の中で会話できるようになることがわかり、姉と二人三脚で日常を送るようになる。
最初は姉に頼り切りだった実加も、友人やボーイフレンド、両親とともに色々な体験をし、成長していく。
身の回りで色々な事件が起きすぎじゃない?というくらい盛りだくさんだけど、それを受け入れな -
Posted by ブクログ
サラリーマンにまつわる短編集。
小説らしい、わかりやすく強調された人物や展開。ちょっと古い価値観もあるが、心理描写も多く、さらっとした文章で読みやすい。というか、面白い。
特に刺さったのは『雨の朝、窓際に死す』。部下思いの善人だからこそ、出世できずに窓際族となった西野係長。彼が出社し、席について死ぬ。眠っているように見える彼を社員たちは利用しようとする。誰も彼もが他人のことなど全く考えていない。良心的な顔をしてさえも。読んでて苦い思いがしたが、まあ、人間ってそんなものだよな。
『われら、同胞たち』が最後で良かった。読み終わりが穏やかで、一息ついてお茶が飲みたくなった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ何年か前に一度読んだのだが、本棚の整理で再会し、改めて読み返してみることにした。
赤川次郎の代表作「三毛猫ホームズ」シリーズの第一作であり、主人公・片山刑事と名猫ホームズの出会いの物語である。松本清張や西村京太郎といった本格ミステリーとは一線を画す、コメディ要素を含んだ馴染みやすい作風が特徴だ。
しかし、その入り口の広さに反して、中盤からの展開は凄惨だ。片山は事件の舞台である羽衣女子大学の捜査過程で、吉塚という女子学生と恋に落ちる。だが、その裏で先輩の林刑事が殺害されるという悲劇が起こる。
連続殺人の犯人は、片山の父の親友・三田村。脳腫瘍による神経の圧迫が異常行動を引き起こしたという動機はあま -
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ネタバレおなじみの一行目一緒ショートショートのシリーズ。今回は初読みの作家さんが多かった気がする。特に最初の方、ロボットとかAIとかが続いて、大丈夫かいな、と思ったけど、真梨幸子さんや東川篤哉さんはちゃんと違うテイストで来ててさすがと思った。殺人が罪ではないという世界から、死刑等の罪になるという法律ができた、という大沼紀子「もう、ディストピアじゃん」は皮肉が効いてて特に印象的。面白かった。五十嵐律人「革命夜話」も違う切り口でとても良かった。敗戦後の混乱の中、食うにも困っている頃に、理想を夢見て日本国憲法を作った人がいたんだ、ということに改めて気付かされたわ。ありがたいことだ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。登場人物がたくさん出てくるので相関図をメモに書きながら読んだ。読みやすいのでサクサク進む。視点が頻繁に変わるのは好みがわかれそう。
妻の病気の治療費で金に困っている泥棒家業の久米明日香は、喫茶店で近くに座っていた裕福な高齢女性の野々山あすか達の会話がきっかけで彼女と不思議な関係になっていく。明日香の娘あかねは風俗の客、八木の人を殺してしまったという独白を耳にしてしまう。複数の人間の関係が微妙に絡み合っていく。
一番気になったのは、なぜ八木はあんなに簡単に女性と関係を持ちそして殺すのだろうという事。まるで電車のように次々と女性を乗り換えていく。
最初はさえない裏社会の人間だ