赤川次郎のレビュー一覧

  • 三姉妹探偵団(18) 恋の花咲く三姉妹

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    三姉妹もので、意外に長女が大活躍するものが多いことに気がつきました。
    本書でも、舞台俳優として活躍します。
    前向きな態度、意思の硬さなど、長女らしいところがでています。

    事件は、複雑すぎて、それぞれの糸が、最後にきれいにまとまっていないような感じがしました。

    次女は、しっかりしているが、冷血ではないことがわかりました。
    三女は、けちな割りに、男性に対しては甘いということがわかりました。

    三姉妹についての記述は、不満はありません。
    他の登場人物の結末は、読者の想像にまかせるところもあるのでしょうか。

    本書だけでなく、三姉妹ものは、後日談でもいいので、多少の補足した記述が欲

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    2011年08月09日
  • 三姉妹探偵団(16) 三姉妹、呪いの道行

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    長女の綾子(あやこ),次女の夕里子(ゆりこ)と、その恋人国友刑事、三女の珠美(たまみ)のドタバタ喜劇だけどやや怖めの話。
    殺人,自殺, 強盗,詐欺の4大事件のうち何が怒るか予断を許さない。
    なんでもあれの活劇。

    4人が登場するのがお約束。
    最低限4人が死なないことだけがお約束。
    父親が現れないのはその次のお約束。

    抱腹絶倒間違いない。

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    2011年08月09日
  • 保健室の貴婦人

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    ネタバレ

    意外性があって面白く読めました。

    保健室に来た早乙女俊子を、標題で「貴婦人」と呼んでいる理由が分かりませんでした。

    刑事だったのか、
    学校の経営者の血縁なのか、
    本当の高貴なお方なのか、
    読者の想像にまかせることがあってもいいとは思いますが、
    気になります。

    最後が急激に終わりすぎていて、
    未解決の問題がありすぎるかも。

    なぜ、ミキはクラリネットで登場したのか。
    父親の逮捕で立ち上がれないのではないのか。

    ミキがクラリネットをふいているところへ、2人が登場して励ますのならわかりますが。
    再考をお願いします。

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    2011年08月09日
  • 濡羽色(ぬればいろ)のマスク~杉原爽香 二十九歳の秋~

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    新プロジェクトの立ち上げで活躍する杉原爽香。
    女性の活躍は見ていて気持ちが言い。

    それでも、いろいろな障害がある。
    仕事の障害ばかりでなく、知人や家族の問題に巻き込まれる爽香。

    社会的な視点と個人的な視点とが錯綜する物語になってきている。

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    2011年08月09日
  • おやすみ、夢なき子

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    赤川次郎の暗い長編小説

    推理小説というよりは、「夢をみない」という現象を探る,社会派に近い作品。
    家族問題を抱えた大人,性癖は直らない。

    自分の子供ができたときに、初めて大人になるという。
    赤川次郎自体を、映し出したような作品で、重みも深みもある。

    現代の子供の中にも歪んだ映像が映し出されているかも。

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    2011年08月09日
  • 大変身! ママの七つの顔

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    ちょっとした人助けのつもりが、逆恨みされる。
    人助けしたのに、殺人をしたと疑われる。

    それでも子供可愛さに、生き続ける母親力。
    さすがというしかない。

    何度も銃弾の下をかいくぐるのは、物語だからであって、
    現実なら2度は死んでいるだろう。

    最後に大立ち回りのあげく、離婚はするものの、新しい人生が始まる。

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    2011年08月09日
  • 赤いこうもり傘

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    フェンシングとバイオリンが得意な少女。
    父から貰った赤いかさを、フェンシングのように操る。

    バイオリンを持った青年との出会い,
    コンサートの練習,
    イギリス人。

    謎を含みながら,奇想天外な結末へと進む。

    映画の台本に似合いそうな筋書き。
    ぜひ、実演を期待したい。

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    2011年08月09日
  • 闇に消えた花嫁

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    ネタバレ

    女子大生・亜由美と愛犬ドン・ファン、友人の聡子、刑事の殿永、恋人の谷山助教授。5人のどたばた喜劇。

    立ち止まった花嫁は、いれずみをした少女といれずみをした先生の関係がクライマックス。

    闇に消えた花嫁は、最初に消えたのは花婿の方という、多少のわかりにくい標題。

    いずれもどたばた殺人事件で、人がなくなったことへの重みがやや薄いのが難点かも。

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    2011年08月09日
  • 秘密のひととき

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    軽読みできる短編集。収録は
    路地裏の天才
    名優キャット
    生きる歓び
    眠れ、よい子よ
    気まぐれな犯罪者。

    路地裏の天才では、河田美智は、抜けられると言や抜けられるけど、抜けられないと言えば抜けられない路地に入っていく。

    2度目に読んだとき,はっとすることがあった。軽読みしていたときには気が付かなかった,赤川次郎の背景。
    赤川次郎の闇の一部が,薄く,静かに,広がっている。
    路地裏の天才 は,やらせだった。主人公の誠実さが光る。
    名優キャット は,秘書の一途なところが光,主人公の妖艶なところが煌めく。
    生きる歓び は,後悔先にたたず。
    眠れ、よい子よ は,腹違いの妹との衝

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    2011年08月09日
  • 日の丸あげて

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    現代社会での怪談。
    恐いだけでなく、登場人物の誰かは、人間味があるところが赤川次郎流。

    失われた顔
    日の丸あげて
    路地裏の戦争
    恋するビデオテープ

    どの作品にも、透明感のある人物、真摯な人物、思いありのある人物の誰かが登場する。

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    2011年08月09日
  • 三姉妹探偵団(17) 三姉妹、初めてのおつかい

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    佐々本綾子14歳、夕里子11歳、珠美9歳の時の事件。
    叔母さんの家に泊まりに行くところから、事件が始まる。

    いくつもの事件が、からみあって、最終場面にたどり着く。
    三姉妹以外の登場人物の結末は、必ずしも納得がいくものではない。

    人間味あふれる刑事が登場することは、作品の副題、いや主題なのだろうと思う。
    ちょうど、三毛猫ホームズ シリーズの片山刑事のようだ。

    最後に大学生らしい国友が登場するところが憎い。

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    2011年08月09日
  • 闇が呼んでいる

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    最初の設定が、やや無理がある。
    何もしていない人を、犯罪者として取り上げるとしても、
    マスメディアがこんなに容易に操られるものだろうか。

    たしかに、1社が暴走すれば、他社も追従するが、それはテレビだけで、
    他の媒体は逆にそれに疑問をいだかないだろうか。

    それはそれとして、両親を自殺に追い込んだマスメディアに対する報復が亡いのが,社会派でない赤川次郎流なのだろう。

    自殺に追い込んだ4人とりわけ首謀者が,痛みを感じずに何年も過ごしても,
    その後に起きるさまざまな事件から,結果として因果応報になる。

    後の展開は、最初の展開にくらべれば、さもありなんと、いろいろ推測しながら読む

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    2011年08月09日
  • 黒い壁

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    舞台は日本だが、夢のような過去の闇のトンネルはドイツ。
    ドイツ人も何人か登場し、ドイツ語の通訳や翻訳者も出て来る。

    赤川次郎にしてはめずらしい社会派の小説。
    恐怖小説のようでもあるし、カールの母親を殺した人を探す推理小説でもある。

    赤川次郎のべスト100に入れたい作品だ。

    会社員と同僚の彼女、近所の高校生とその母親の4人が主人公。
    母親の同僚がドイツ人。
    高校生が街で会ったドイツの少年。
    ドイツの少年を追いかけるもう一人のドイツ人。
    ドイツから帰って来た会社員の学生時代の後輩。
    この4人が脇役達。

    赤川次郎作品の中では、筋がしっかりしている。
    もうあなたは読まず

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    2011年08月09日
  • 待ちわびた花嫁

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    現金強奪事件。10年待った花嫁。
    共犯者たちの取った行動とは。
    利息がついていたとは。
    30年目の花嫁
    娘が結婚するのを機に分かれようとする母。
    娘は結婚式をしていない母に30年目のウェディングドレスを着させようとする。
    家族の間の行き違いは、周辺の騒動で収束する。

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    2011年08月09日
  • 帰るには遠すぎて

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    何年も単身赴任なんて、惨い。
    それでも3人の女性に慕われるなんて、うらやましいやら、哀しいやら。

    波瀾万丈の東京行き。
    最後が、ばたばたと終わってしまったのは残念。

    小説推理への連載とのこと。
    単行本にするときに、もう少し手を入れて欲しかった。

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    2011年08月09日
  • 幽霊温泉

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    夕子とその恋人の宇野警部の5つの短編を納めている。
    自由をこの手に
    生きるべきか、死すべきか
    幽霊温泉
    聖者が街へやって来る
    見えない鉄格子
    オール読物の平成13年、14年に掲載したもの。

    いつもより宇野警部がモテるような気がしました。
    夕子さんの活躍よりも、宇野警部の活躍が光っているような気がしました。

    登場人物も疲れた人が多い感じですが、
    赤川次郎さんもお疲れのような感じがしました。

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    2011年08月09日
  • 作者消失

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    栗本薫の作品には,「栗本薫」という登場人物がいる。
    赤川次郎の作品に,「赤川次郎」という登場人物がいることを初めて知りました。

    三毛猫ホームズはじめ,他の作品の登場人物をふんだんにとりいれて,黄金の作品と言えるかもしれません。
    どたばた喜劇感もただよい,満点だと思いました。

    話が散漫になっているのに,主人公のいいかげんさが一貫しているところが面白い。
    締切がたいへんな編集者の実態をよくあらわしているので,他をいいかげんにしているのだろう。

    文学とまでは言わなくても,あと11種類くらいだしてもらえれば,黄金の赤川次郎作品シリーズにできるような気がします。

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    2011年08月09日
  • 南十字星

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    日本とドイツを股に掛けた犯罪が,南十字星という喫茶店のまわりで起こる。

    本当の南十字星を見ることはない。

    フランクフルトとミュンヘンというドイツならではの都市。
    ドイツ博物館という観光名所も出て来る。

    最後の幸せはどこにあるのだろう。

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    2011年08月09日
  • 天使と悪魔

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    落ちこぼれの天使と悪魔。
    天使は落ちこぼれでも、積極的に悪いことをしようとはしない。
    どじだから、悪い方向に結果が出る可能性があるだけ。

    悪魔は落ちこぼれで、積極的によいこともしてしまう。
    どじだからだけでなく、頼まれると嫌とはいえない良心がある。

    悪魔は、犬の姿。天使は少女の姿。
    お互いに食べるために助け合う。

    ほのぼのとした、赤川次郎らしい作品。

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    2011年08月09日
  • 三姉妹探偵団(4) 怪奇篇

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    本作品では、結果として多くの殺人事件があったことになります、

    三姉妹探偵団の第4巻を読んで、疑問に思ったことがあります。
    なくなった人の一人一人の描写が、生い立ちや背景などが駄々草になっていないだろうか。

    一人一人、親があり、赤ん坊の頃がある。
    もう少し、丁寧にひとりづつの人生を描写してはどうだろう。

    死が偶然やってくることはあるかもしれない。
    しかし、一人一人の人生には、意味があったことを記録すると、本質に近づけるのではないだろうか。
    三姉妹探偵団を読んでいて、少しづつ、違和感が積み重なって来たが、
    本作品を読み終えて、それが、人生の描写の不完全さではないかという思いに

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    2011年08月09日