赤川次郎のレビュー一覧

  • 死体は眠らない

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    話が始まって、すぐに妻を殺している。そこから数えて、ひょっとしたら2桁の人が殺されているかもしれない。
    それでも最後はうまくいくのが不思議だ。

    サスペンスというのだろうか、ロマンというのだろうか、分野が不明な物語。
    赤川次郎のご都合主義の権化のような話。

    だから、金持ちはいつまでも金持ちなのだというのが教訓かもしれない。

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    2011年07月18日
  • 暗黒のスタートライン

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    実際には犯罪行為となるようなことが、小説で書かれていることにやや違和感があります。
    いくつかの殺人事件をめぐる犯人隠匿。

    男の甘えは、ちゃんとした女性が指示をしないと何ともならないのか。
    女性の指示が、男の甘えを助長しているのか。
    とても考えさせられる作品です。

    いいかげんな人間が、ちゃんとしたことができるためのきっかけと、
    ちゃんとした人間が,いいかげんなことをしてしまうきっかけが、
    1つのことかもしれないと感じました。

    杉原爽香の英断で、結末を迎えます。
    どこから、ここまでの構想が涌いてきたのか不思議な話です。

    杉原莢香の物語で,一番深刻な巻なので、色は「暗黒」

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    2011年07月18日
  • 銀色のキーホルダー 杉原爽香 二十五歳の秋

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    杉原爽香はどこまでお人良しなのだろうと思うことがある。
    象牙色のクローゼットでは、あやうく、年下の女の子に助けられる。

    それ以外の時は,運がよくか、主人公だからか,難から逃れている。
    それに対して,兄弟,知人は、災難に激突していく。

    人の生死,男女関係,親子関係という、根本的なところを問い続けていて,疲れないのだろうかと思うくらいだ。

    杉原爽香の運の良さと爽やかさだけに、このシリーズの存亡をかけているのかもしれない。

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    2011年07月18日
  • 三毛猫ホームズの恋占い

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    短編集なので、通勤での電車や旅行などの時に、限られた時間で読むのに適しています。
    内容は、それぞれ片山兄妹と三毛猫のホームズが活躍するので楽しめます。

    片山兄妹の漫才のようなぼけとつっこみは、絶妙です。
    恋占いという表題とは裏腹に、あまりわくわくするものではありませんでした。

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    2011年07月18日
  • 三毛猫ホームズの四季

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    春、夏、秋、冬という文字が付いた4姉妹の物語。
    関係者がつぎつぎに亡くなっていく。

    結末は、必ずしもハッピーエンドではないし、
    なぜ、片山刑事がヨーロッパへ行かなかったかも理解できない。
    過去の殺人事件の清算もどうするのかも分からない。
    未解決の事項がやや多すぎるような感じもする。

    一般に、推理小説というと、何か重苦しい感じがする。
    三毛猫ホームズシリーズは、軽妙なところがよい。
    人が何人亡くなっても、かならずしも重苦しいところがない。

    三毛猫ホームズの超能力、活躍。
    晴美さんの明るさ、前向きなところ、行動力。
    片山刑事の何も考えないところ、人の良いところ。
    石津

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    2011年07月18日
  • 無言歌

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    家族の絆と大学での学部長選挙。
    どろどろとしたものだとの噂は聞いたことがあるが,
    物語として語られると,そうかもと思う。

    無言でいるよりも,歌を歌う方がいいかもしれない。
    雉も鳴かずば撃たれまいということわざもある。
    どうするのがよいかはわからない。

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    2011年07月18日
  • MとN探偵局 悪魔を追い詰めろ!

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    アガサクリスティのMかNかへの尊敬(オマージュ)を表した題名。

    中身は真似ではないので、
    赤川次郎の代表作と呼んでもよいと思った。

    女子高生のMと
    中年やくざのNが
    真犯人,殺人者を追いつめる。

    こんな痛快な物語が赤川作品にあったとは。

    申訳ないが、三毛猫ホームズものより数段面白いと思った。

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    2011年07月18日
  • 三毛猫ホームズの世紀末

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    三毛猫ホームズシリーズの中では、好きになれない筋書きです。

    世の中、自分の思い通りにならないということはある。
    赤川次郎は、世相を描写する作家である。
    面白いだけの話、楽しいだけの話を書くわけではない。

    ミステリーとしての複雑度は持っているので、作品としては評価できる。

    2度読みたいとは思うが、3度読みたいとは思わないかもしれない。
    せっかく買ったのだから、本棚には並べてある。

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    2011年07月18日
  • 三毛猫ホームズの暗闇

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    三毛猫ホームズものの短編集。
    「暗闇」はある意味ハッピーエンド。
    ちょっと平板さを感じるが、通勤電車で読むには軽くてよい。
    ホームズの役回りも生きている。

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    2011年07月18日
  • 三毛猫ホームズの危険な火遊び

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    三毛猫ホームズのシリーズは、最初のうち、登場人物が次々現れてくる。
    いつものようにこみいった人間関係。
    危険な話も、語り口が穏やかなのと、片山刑事、晴美さん、石津刑事、三毛猫ホームズの
    ほんわかした雰囲気のもと、オブラートでつつまれるので読み進むことができる。

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    2011年07月18日
  • 模範怪盗一年B組~赤川次郎プレミアム・コレクション~

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    ひとりの少女と2人の少年の組合せで,学園を取り巻く,殺人,金銭問題,あやしげな人の出入りをあばいていく。
    少女の母親ののんびりとした性格が、全体を落ち着いたものにしてくれる。

    事件は謎が謎をよび、複数の兄弟の関係が露呈する。
    退屈凌ぎにはもってこいの推理小説。

    半分以上が分かりませんでした。
    いくつかの必然性のない設定の裏もわからないままという気もしました。

    連載にできるかもしれません。

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    2011年07月18日
  • 寝過ごした女神~赤川次郎プレミアム・コレクション~

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    拾った宝くじが2000万円に当たったところで、もっと生活が変わらないのが不思議だった。

    赤川次郎が、2000万円の宝くじにあたったことがないのか、
    赤川次郎にとって、2000万円なんかたいしたことがないのだろうかと思った。

    お話は、人間として興味深いものであり、
    男性,女性の両方の心理をうまく描写している。

    寝過ごした女神という標題もよい。
    プレミアムコレクションに選ばれるだけのことはあると思った。

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    2011年08月13日
  • 真珠色のコーヒーカップ ~杉原爽香三十三歳の春~

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    暴走族の抗争が主題かと思えば,結末がやや肩すかしを食わされたような気がしました。
    それでも杉原爽香の活躍はすばらしい。

    本書は,解説は鶴見俊輔で,短いが内容のある解説だ。

    ファンクラブの事務局の方の解説も良かったが,鶴見俊輔の解説も「風土記」という大げささが嘘くさくないところがよい。

    ps.
    本シリーズで、ちょっと気になるのは解説が文芸評論家が多いこと。
    文芸評論家の人の解説は、重複が多く,赤川次郎の経歴を書いているが、一度読めば十分で、何度も読みたくない。10冊に1冊くらいで十分ではないだろうか。100冊に1冊でもいいかもしれない。
    できれば、解説は文芸評論家以外の人でお願い

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    2011年07月18日
  • 三毛猫ホームズのプリマドンナ

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    三毛猫ホームズシリーズは、絵画ねた、音楽ねたが多いことに気がつきました。
    これが、三毛猫ホームズシリーズが、暗くならない要因のひとつかもしれません。

    主人公の片山刑事とその飼い猫の三毛猫ホームズ、
    片山刑事の妹の晴美さんと、石津刑事の織り成す、どたばた喜劇の側面もある。

    殺人と犯罪の描写が湿っぽくないのもよいのかもしれない。

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    2011年07月18日
  • ひとり暮し

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    18歳 板垣依子,大学生(主人公)福岡出身 203号室
    28歳 相沢真弓,女優(自殺未遂)北海道出身 202号室
    38歳 香川しのぶ,江戸っ子(闇取引),204号室
    という10歳違いの女性が,東京で一人暮しをしている。

    どたばた喜劇で,赤川次郎の本領発揮だろう。
    依子があやうく不倫に走るところを踏みとどまるところが絶妙。

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    2011年07月30日
  • 吸血鬼はお年ごろ(吸血鬼はお年ごろシリーズ)

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    箸休め的な軽(かる)読みかというと、そうでもないかもしれません。
    主人公は赤川次郎らしい透明感のある女子高生。

    複雑な心理描写はなく、素直でいい子。
    葛藤も、吸血鬼と日本人との混血ということくらい。

    あっけらかんと生きている。

    迫り来る難問をつぎつぎ片付けたり、父親(吸血鬼)に相談したり。
    ほのぼの家庭小説と言えるかもしれません。
    殺人事件さえなければ。

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    2011年07月18日
  • 三姉妹探偵団(21) 三姉妹、清く貧しく美しく

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    修道院を舞台に事件が展開する。今回は、三姉妹の活躍というよりは、危機的状況が目立つ。
    有里子が殺人犯として氏名手配に、恋人で警察官の国友も冤罪で指名手配に、おまけに国友の運転する自動車は、ブレーキが壊れていて、湖に転落するというような展開は想像もできない。

    これでもか、これでもかと事件が起きるのが、三姉妹探偵団なのだろう。
    最後の方の結末で、わからないことも多いのは、読者の想像にまかせるということなのだろう。

    ひとつの作品の形式として確立させようとしているのだろうか。

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    2011年07月17日
  • 三毛猫ホームズの降霊会

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    三毛猫ホームズは、楽読みできます。
    降霊という怪しげな話しですが、主人公の幼なじみという設定の突飛さも、それほど気にならないのは、軽い調子の文章だからでしょうか。
    結論は余りお奨めできない話題です。
    全シリーズの中の一作には、こういうものもあるという理解でいます。

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    2011年07月17日
  • 幽霊包囲網

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    赤川次郎の原点である幽霊もの。

    幽霊包囲網
    ママの選択、パパの洗濯
    つきに見放された男
    都会の死体置場
    私は目撃者

    短編であるので読みやすいし、登場人物も親しみやすい。
    起きる事件も突飛でいろとりどり。
    ときどき、昔読んだような気になるのはなぜだろう。

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    2011年07月17日
  • 群青色のカンバス 杉原爽香 十六歳の夏

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    古い方から,順に新しい方に読み進んできました。

    本人のさわやかさとは裏腹に、なんでも首をつっこみたがる性格は、危険を顧みないとても親だったら心配です。

    高校生なのにビールを飲んでという、法律違反なところは、どう評価すればいいのでしょう。

    殺人や放火という犯罪の影にかくれてしまっています。

    警察官や学校教師という登場人物の狭さもやや気になりますが,学園ものとしては、こんなところなのでしょうか。

    自分と似ているという、莢香の中学校の先生も、さわやかさでは、どうなんだろうと疑問に思いました。

    20年以上続いていたので読む事になりました。
    20年続けてみると,価値がでてくるこ

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    2011年07月03日