赤川次郎のレビュー一覧

  • 晴れ、ときどき殺人

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    本文の会話の中にも出てきますが,
    主人公はお金持ちのお嬢様とは思えぬほど,
    人間ができていて,我が儘ではない。

    こんな理想的な人がいるとはとても思えないが,
    著者の理想像なのだろう。

    親が亡くなったところから話がはじまり,
    同じ日に自宅で殺人事件が起こり,
    同じ日に,殺人容疑の人が逃げ込む。
    はたまた同じ日に非公式の婚約を破棄している。

    一生のうちで1度あるかないかのことが,4つも1日に凝縮されているところから始まったので,
    後は安心して読みするめるところがよい。

    赤川次郎の代表作の1つとしてあげることができるだろう。

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    2011年08月07日
  • 三毛猫ホームズの卒業論文

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    三毛猫ホームズものは、たくさんでているので、最初読んだところでは、
    過去に読んだことがあるものか、初めてのものか分からないことがしばしばあります。

    主要登場人物が、三毛猫ホームズと、片山兄妹なので、この2人と1匹が好きなので、
    同じような内容でもいやではないと感じられます。

    今回は、卒業論文をめぐり、共同著者が、2人とも刺され、関係者が何人か亡くなっていきます。
    卒業論文の内容が、内野製薬で起こった過去の殺人事件に関するものらしい。

    話の展開も軽妙だし、主人公たちのぼけとつっこみの漫才のような、
    前向きな性格と控えめの性格が均衡して、その人間模様が楽しめる方には読みすすめら

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    2011年08月07日
  • その女の名は魔女 怪異名所巡り2

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    はとバスよりは,ずっと小さい「すずめバス」。バスガイド,町田藍は幽霊が見えるという.
    その能力を生かした「幽霊を見るツアー」の5つの物語.

    迷子になった弾丸は,心に余韻が残りました.

    その女の名は魔女
    予告編の人生
    奈落は今日も雪が降る
    1/24秒の悪魔
    の4作も,それぞれ工夫がある.

    運転手と社長も脇役として、主役を邪魔しない配置になっている.

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    2011年08月07日
  • 森がわたしを呼んでいる

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    ジャックと豆の木のように、ある日突然,木が生長します。
    前兆として、雑草の伸びが速くなっていた。

    主人公の亡くなったお父さんの声が森から聞こえて来る。

    あやしげな事件に次々とまきこまれる。

    冒険,幻想小説。
    赤川次郎の本領発揮。
    少女が主人公。大人顔負けの冷静な判断。社会問題を生き抜く。

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    2011年08月07日
  • 三毛猫ホームズの失楽園

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    ホームズの活躍の度合いは、作品によって違いがあったり、
    主人公と妹の晴海さん、同僚の石津刑事の活躍の度合いもいろいろ。
    話しは、とんとん進んでいくので、楽読み(イージーリーディング)できます。

    話しの部隊が突飛でも、そんなに違和感がないのは、主人公たちの善意が、押しつけがましいものではなく、時にはドジなところが、親しみが持てるのかもしれません。

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    2011年08月07日
  • メリー・ウィドウ・ワルツ

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    遺産相続をめぐる事件に,
    主人公の警察時代の事件と,
    先輩警察官の事件の3つがぐるぐる回る。

    先輩警察官が,なぜ犯罪に手を染めたかが明確でない。
    主人公の警察時代の事件も,弁護士側が悪いのに,なぜ逆恨みされるのか。

    恨みは狂気だといえばそれまでなのだろうが。

    赤川次郎らしい登場人物は,遺産を相続した綾子と,
    主人公の娘,のぞみの2人だろうか。

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    2011年08月07日
  • 死なないで

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    赤川次郎作品にしては、珍しく渋い物語というか恐い物語というか、嫌な物語というか。
    息子がマザコンというよりは、母親が息子を溺愛し、息子の恋人に対する攻撃を止めないらしい。

    物語は、二転三転して、推理小説らしいところもある。
    終わりはあまりすっきりしなかったのがわかりにくさかもしれない。

    よいことの裏には悪いこともあるという教訓だろうか。

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    2011年08月07日
  • 探偵物語

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    なさけないバツ一、中年探偵と
    お金持ちのお嬢様の物語。

    元妻の殺人容疑を晴らすために2人で事件に立ち向かう。
    けなげな少女の物語。

    やくざと警察も登場する。

    最後は分岐して、ハッピーエンドとそうでない話の両方を読みたい気もした。

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    2011年08月07日
  • 落葉同盟

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    落葉同盟は4人の中年男性の理想の女性に対する哀歌です。
    赤川次郎による、赤川次郎のための、赤川次郎の憧れの人についての同盟のようです。
    赤川次郎の日頃の思いが綴られている。

    冴えない男でも、思いは貫けることを証明しようとしている。
    赤川次郎の純粋で、透明感のある憧れがあふれている作品です。

    この作品だけを読んでいると,やや男性に都合がよい、女性の描写をしているところは、批判の対象になったり、
    違和感を感じられたりするかもしれません。

    なぜ、平田あかりが亡くならなくてはならなかったのは納得できていません。

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    2011年08月07日
  • 世界は破滅を待っている

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    標題からして,破茶滅茶だ.
    コピールーム立ち入り禁止をはじめ7つの短編から成っている.

    コピールーム立ち入り禁止は,いくつもの枝分かれした物語を作ることができそうだと思った.

    1 誰も傷つかず、何もなかったことになる
    2 誰も傷つかないが,2人で会社を辞めて幸せになる
    3 2人とも死んじゃう
    4 ほかのひとも巻き添えにする

    などなど.

    赤川次郎が選んだ道は,どれだろう.

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    2011年08月07日
  • 神隠し三人娘 怪異名所巡り

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    いまにもつぶれそうな すずめ バス。

    あったら面白そう。

    バスガイド頼みの会社なんて。

    霊感は、それほどどぎつくないので、恐怖小説というよりは、
    軽快怪奇小説という感じでしょうか。

    主人公の、運命に逆らわずに生きて行く、飄々としたところが素敵。

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    2011年08月07日
  • 三毛猫ホームズの無人島

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    無人島での殺人というと、アガサクリスティを思い出してしまう。
    無人島ではないかもしれないが、似たような話は推理小説でも多い。

    三毛猫ホームズの無人島での大きな違いは三毛猫ホームズの役割だろう。

    あるときは、犯罪の手がかりを、あるときは最後の犯罪を阻止する役割を担っている。

    ps.
    人気の三毛猫ホームズのシリーズは、なぜ、レビューが少ないのだろう。
    楽に読めてしまうので、他人のレビューが必要ないのかもしれない。

    通勤電車や旅行の乗り物での時間つぶしに読むのによく、
    他人の感想など必要ないのかもしれない。

    登場人物の片山刑事、妹の晴美さん、三毛猫ホームズ、石津刑事を、

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    2011年08月07日
  • 復讐はワイングラスに浮かぶ

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    2008年に、赤川次郎の500冊の記念パーティがあったとのこと。
    解説者は参加できなかったとのこと。

    静かなる会議
    復讐はワイングラスに浮かぶ
    別れ話にはコーヒーが似合う
    ある晴れた日に

    の4作品。
    ある晴れた日に
    は、お天気屋さんを信じる子供の、願いがかなうという幸せ終わりのものがたり。
    赤川次郎らしいやさしさがあふれる作品です。
    これだけ読むのでも、この1冊の価値があると思いました。

    人によっては、それは薄いと思うかもしれません。
    その際には、他の3作品が存在しているので大丈夫。

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    2011年08月07日
  • 記念写真

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    赤川次郎の恐怖小説10編。

    必ずしも恐いとは限らないところが赤川次郎の恐怖小説の軽さだろう。

    「留守番電話」「猫の手」は、たぶんそうだろうなとも思ったところに落ちついた。
    想定外の結末になったものもある。

    いろいろあって楽しめる短編集です。

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    2011年08月07日
  • 上役のいない月曜日

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    ネタバレ

    「上役のいない月曜日 」「花束のない送別会」「禁酒の日」「徒歩十五分」「見えない手の殺人」の5作品。

    ホラー短編集といってもいいかもしれない。
    終わりよければすべてよし(ハッピイエンド)でないところが少し悲しい。

    赤川次郎の月給生活が推測できるという点では、超短編集(ショートショート)の
    「勝手にしゃべる女 」の第二部の、著者の経験のはしがきを参考にするとよい。

    営利企業努めではないので、月給生活といっても、ちょっと傾向が違うかもしれない。

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    2011年08月07日
  • 深夜の見舞客

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    短編怪談集。
    近道:あぶない近道はしないように。
    宙吊り:ゴンドラの中では飛び跳ねないように。
    深夜の見舞客:深夜にお見舞いに来てくれるなんて,ある意味しあわせかも。
    幽霊の椅子:大どんでん返しの結末。
    涙の味わい:映画監督と女優の気持ちのすれちがい。
    やや恐い話もあるが、幽霊の方が人間味があるかもしれない。
    それぞれの主人公が、悲痛な状態になるとは限らないので、
    はらはらどきどきしながらも、眠れなくなることはないかもしれない。

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    2011年08月07日
  • サラリーマンよ 悪意を抱け

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    6つの短編をあつめたもの。
    サラリーマン4銃士
    沿線同盟
    給与明細異状なし
    雨の朝、窓際に死す
    栄光からの脱出
    我ら、同胞たち
    なんらかの勘違いを含む話が多い。
    それでも、それほど嫌みではないのは、
    赤川次郎の人柄だろうか。

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    2011年08月07日
  • 棚から落ちて来た天使

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    細原ゆかりと小田桐茂
    新進の歌手と,30歳のサラリーマン。
    異色の婚約から,業界の暗部が見えて来る。

    殺人事件が起こり,その後,最後はハッピーエンドとはいかない雲行き。
    プロダクション事務所の社長の娘の甘えに対する対応にはうんざり。

    それだけ作品のなかの人物に怒れるのは,作品の良さなのかも。

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    2011年08月07日
  • 三毛猫ホームズの四捨五入

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    ネタバレ

    試験の点数が4で切り捨てられ、年齢が5できりあがる。
    四捨五入のねたは、最初と最後に現れます。

    登場人物

    竜野康夫
    賀川涼子
    伊東清美
    萩野啓子
    棚原弥生
    弓削春夫
    棚原薫
    清川昌子
    倉田靖子
    弓削貞子
    竜野信代
    (倉田千草)
    中村克士

    片山晴美
    片山義太郎
    石津 刑事
    児島光枝
    栗原 課長

    話はそれなりに読み進めれました。
    いったい、誰が誰を殺したか。
    何が死因か。
    読み終わって、すぐには思い出せなかった。

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    2011年08月07日
  • 霧の夜の戦慄 百年の迷宮

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    「時をかける少女 ヨーロッパ編」といえばわかりやすいかもしれない。

    父がなくなり、後をついで社長におさまる少女。
    スイスとイギリスを舞台に、
    切り裂きジャック を追いかける。

    現代の切り裂きジャックも現れ、
    2転、3転する。

    2つの場所と年代を行き来して、
    最後は解決へ向かう。

    芯の強いお嬢様が、赤川次郎の理想だと分かる。

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    2011年08月07日