赤川次郎のレビュー一覧

  • 眠れない町

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公は自由業の作家兼編集者。締め切り間際は眠れない日(徹夜)が続く。
    しかし、普通の会社員が、眠れなかったり、不可思議な死亡事故、殺人、自殺があいつぐ。

    後にどんな人たちがいるのか、大掛かりな陰謀があるのか。
    わからないまま二転三転する。

    終盤に入って、なぜか安全になるという設定がわからないが、
    最後はやはり事件は続いていた。

    本当の首謀者たちが出てこないまま事件は終わる。

    解説の藤水名子の書きぶりも面白い。

    0
    2011年08月01日
  • 真夜中のための組曲

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なかには幽霊が出てくるホラー小説もある。

    殺人事件もあれば、悲しい物語もある。

    赤川次郎の幅の広さを知ることができる。

    普段は、割と明るい性格の主人公が多いが、
    短編集には暗い性格の主人公もいる。

    0
    2011年08月01日
  • 静かな町の夕暮に

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    母娘の2人くらしの雑貨屋がある小さな町に、
    映画の撮影がある。

    地元の女子校生3人が抜擢され、せりふのある役に。
    撮影が終わって、そのうちの一人が殺される。

    母親は映画にでた俳優と結婚するという。
    娘が誰の子か、はじめからピンときていたが、母と俳優のどちらかが犯罪に手を染めているかどうかが焦点に。

    手に汗握る展開に、息をつくひまもない。

    0
    2011年08月01日
  • 東西南北殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    警察官の大貫と井上の二人組。
    いいかげんな先輩と,生真面目な新人。

    生真面目とはいうものの,警察官にしては,ざっくばらんなところもある。
    本当に、ただ生真面目なだけではやっていけないことが推測できる。

    女性の登場するのは,被害者や犯罪者やその関係者だけなのがちょっと寂しい。
    そのあたりが,三毛猫ホームズシリーズよりも人気がいまいちのところかも。

    赤川次郎作品は,透明感のある女性の主人公が必須かも。
    それでも楽しさは、大満足。

    栗本薫が解説を書いているので星6つにしたいが,指定できないのが残念。

    ps.
    赤川次郎を読むようになったのは,栗本薫が赤川次郎の作品の解説を

    0
    2011年08月01日
  • 明日を殺さないで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    西山絢子の夫が兄に殺されたのに,なぜ悲しまないのだろう。
    説明不足なのは,赤川次郎の手法なのだろうか。

    存在感のない人間,存在感のない感情。
    赤川次郎が描写したかったものなのだろうか。

    数多く作品を書くと,一辺倒になるのはうんざりなのかもしれない。
    実験的な作品なのだろうと思いました。

    次々といろいろな性格の主人公を生み出す赤川次郎。
    たまには,休憩もしたいのではないか。

    0
    2011年08月01日
  • 三毛猫ホームズのフーガ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    三毛猫ホームズは、しばしばご都合主義で荒唐無稽な展開です。
    人物の描写が薄いのは、悲惨な事件を軽く読めるようにする工夫です。
    片山刑事をはじめとした登場人物の悲しみ、苦しみ、憎しみが伝わると、読み終わった後で泣いてしまわないようにという配慮です。

    三毛猫シリーズは、お気に入りの度合いで3種類に分類できます。

    1 ちょっと話題についていけないもの。
    2 筋書きが読めてしまって、3回読んだら4度目は読む気にならないもの。
    3 何度読んでも、また翌年は読んでしまうもの。

    フーガは、2に分類しています。

    0
    2011年08月01日
  • 泥棒に追い風

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    泥棒に入ろうとした家で,老人に100万円を渡される。
    渡した老人は、その日に殺されたらしい。

    老人の娘の秘書として採用され、危ない仕事が続く。

    読み始めは気が付きませんでした。
    刑事真弓とその夫の泥棒淳一の物語だと。

    主役が泥棒に入った男の目線でかなり書かれており,この方が読みやすいと思いました。
    常に主役が他人なら、面白い連続物になるような気がしました。

    0
    2011年08月01日
  • 自選恐怖小説集 滅びの庭

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恐怖小説5つ。

    滅びの庭:精神に来る
    家庭教師:とても恐い
    砂に書いた名前:これからが恐い
    シンバルの鳴る夜:悲しい
    知らない私:結末がおそろしい

    眠られなくなるほどでないところが赤川次郎風。

    0
    2011年08月01日
  • 女優志願殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    四文字熟語殺人事件の4つが入った短編集です。
    女優志願殺人事件
    卒業研究殺人事件
    乱筆乱文殺人事件
    疑心暗鬼殺人事件 
    直子の恋人の井上刑事とその上司の大貫警部。
    3人が織りなす、どたばた喜劇。

    殺人事件で喜劇を書けるのは、赤川次郎をおいてないだろうと思います。

    逆転の発想だけど、嫌みが無い。

    女優志願で、井上が出演してしまうところがすごいし、次回作がどうなるのかが期待が持てます。

    0
    2011年08月01日
  • 萌黄色のハンカチーフ~杉原爽香三十五歳の春~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    雑誌に連載をしながら,1年で文庫にするという、おどろくべき企画物。
    すっかり杉原爽香のファンになってしまいました。

    作品としても,警察の裏に大きな力が存在していることを暗示したり,
    怪しげな投資話など、殺人とは別の意味で恐ろしい話が飛び交います。

    毎年,1歳づつ、年を取って行く登場人物は,著者の年輪を感じさせます。
    いろいろな赤川本の解説を読んでいると,赤川次郎も年を重ねているからこそ書けるものがあるということを知りました。

    適度に時代性を取り入れているところが、赤川次郎のすごさが身にしみる。

    0
    2011年08月01日
  • 桜色のハーフコート~杉原爽香三十四歳の秋~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズの中でも,事件性の高い話が集まっている。
    ホームレス
    家庭内暴力(ドメスティックバイオレンス)
    学校の荒廃
    などなど、複数の事件が重なっている。

    杉原爽香の活躍は続く。

    最後が、大円団で,ハッピイエンドなところがやや余韻が足りないかもしれない。

    連載と文庫という決まった枠がややじゃまな気もしました。
    最後は、もう少し,丁寧な描写があってもよかったかもしれない。

    読者の想像にまかせるというのも文学だとは思いますが。

    0
    2011年08月01日
  • 天使のごとく軽やかに

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    天使:マリ と 悪魔:ポチ の第五集。

    決して軽い話ばかりではない。

    努力しても報われないドジな天使の物語。
    努力は普段はしないが、いざというときに助けてくれる悪魔の残念無念。

    ほんわかした関係が、弥次喜多道中のような雰囲気を醸し出す。

    読んでいて飽きない。

    連続心中事件はやや黒い。

    0
    2011年08月01日
  • 血を吸う花嫁

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    血を吸う花嫁
    花嫁たちの名誉
    の2作品を所蔵。

    血を吸う花嫁は推理小説、花嫁たちの名誉はやや社会派小説。

    犬のドンファンが、三毛猫ホームズのような役回りを果たす。

    0
    2011年08月01日
  • 流行作家殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    流行作家は本当に実在するのか。秘書はいったいどういう役割なのか。赤川次郎作品,特に,四文字熟語殺人事件の系列では、特に念の入った構成になっていてお勧め。普段の登場人物より、事件関係者に焦点があたっていてよい。
    他の2作品も同様に楽しめる。

    0
    2011年07月31日
  • ト短調の子守歌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いいかげんな芸能界の会社に対して,
    人質をとって立てこもる犯人との間で,
    アイドルの少女が板挟みにあって振り回される。

    警察と近所のおじさんの冷静さが光る。

    人質の家族がふりまわされているのに、
    人質の冷静さは美化し過ぎではないだろうか。

    精神的に大人になっていくときに、
    いいかげんな大人の存在が役立つことがわかった。

    0
    2011年07月30日
  • サンタクロースの嘆き

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    赤川次郎作品らしくない複雑さで,
    結末に矛盾した未解決の案件が多く残りすぎているような気がする。

    蒔いた種の半分刈り取っていないのはいいとしても、
    異なる方向を向きすぎてはいないだろうか。

    留守番をしていた姉と弟。
    事件のそばにいる謎のもう一回り上の姉と弟。
    裏家業を継いだ姉と行方不明の弟。
    裏家業を暴こうとする刑事。
    刑事を利用しようとする娘。

    軸がおおきすぎて、ぶれているのか、複雑なだけなのかが分からない。

    読む側の精神力が足りないのかも知れない。
    赤川次郎にしては、楽読みできない作品

    0
    2011年07月30日
  • グリーンライン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    赤川次郎作品らしくない複雑さで,
    結末に矛盾した未解決の案件が多く残りすぎているような気がする。

    蒔いた種の半分刈り取っていないのはいいとしても、
    異なる方向を向きすぎてはいないだろうか。

    被害にあった女性。
    事件をおいかける警官。
    被害者の元彼。
    加害者の妻。
    もう一人の加害者の彼女。

    軸がおおきすぎて、ぶれすぎているような気がする。

    読む側の精神力が足りないのかも知れない。
    赤川次郎にしてはめずらしく楽読みできない作品。

    0
    2011年07月30日
  • 哀しみの終着駅 怪異名所巡り3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最小手スズメバスの霊感バスガイドを主人公とする5つの短編集。
    忠犬ナナの伝説
    哀しみの終着駅
    凡人の恨み
    地獄へご案内
    元・偉人の生涯

    やや悲しい物語が多い。結末も幸せではなく、哀愁がただよう。

    忠犬ナナの伝説が、いちばん味わい深かった。

    0
    2011年07月30日
  • 招かれた女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    赤川次郎作品にしては複雑すぎるような気がした。

    殺人が複雑に入り組んでいて,
    誰が,誰を殺したかを書いておかないと忘れてします。

    終わりも余韻があって、その後がどうなったかが予測しづらい。
    作品として何がいいたいかは3度読むまでは分からないかもしれない。

    想定としては、主人公の視点で読むのだが、いったい誰が主人公なのだろう。
    旅行の行きと帰りで2度読むのによいかもしれない。

    0
    2011年07月30日
  • 冒険配達ノート ふまじめな天使

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    絵は,とてもわかりやすく、楽しめます。
    文との関係が、ややわかりにくいところがありました。

    文は、一見絵本に合うような分かりやすい文章のように見えました。

    展開が、頁ごとの切れがなく、やや疑問に思う箇所がありました。

    せっかく、天使の羽の題材なのですから,もう少し,天使についてわかりやすい説明があるとよかったでしょう。

    赤川次郎が書いたものに赤を入れたくなった唯一の作品かもしれません。

    0
    2011年08月01日