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夫婦水入らずでの欧州旅行を楽しんだ爽香と明男(あきお)。フランクフルトで、爽香は女優の笹倉弥生(ささくらやよい)、劇団主宰の喜多原光夫(きたはらみつお)と知り合う。帰国後、爽香が出席したパーティ会場に二人の姿が。会場ホテルのトイレで喜多原が殺される! 一方〈G興産〉社内では、爽香を退職に追い込もうと謀略を企(くわ)だてる同僚が――。読者とともに登場人物が年齢(とし)を重ねる人気シリーズ第21弾!
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Posted by ブクログ
ネタバレ
杉原爽香シリーズを読んでいると、いつもどこかしこりに残るような人間の嫌な部分や爽香の好さが際立っている部分などですっきり終わる所がないのですが、このお話はなかったです。
ただ殺人事件が起こりそれを解決するという点の完成度は低いと思います。結局警察の上の圧力や、影に暗殺者がいるという所ですね。でもそれが伏線として繋がっているならば(今までの話からしてないと思うのですが)評価取り下げで、★五つになりますね。
やっぱり今まで沸々と溜まっていた兄充夫の鼻をあかしたと言いますか、やっと彼に制裁がおちた所にすっきりしました。一千万の借金は返さないわ、家庭はないがしろにするわ、お金に困った時だけ頼ってくるなど、正直いくら家族とは言え突き放す所は突き放さないとと思いずっと読んでいましたし、いつか爽香に一番親を泣かせたのは(元殺人囚である明男と結婚した)俺よりもお前だ、と言ったのがずっと残っていましたので。
演劇のスポンサーが浮気をする、みたいな話は三毛猫ホームズか何かでも読んだ記憶がありますが、奥さんがこんなに落ち着いているパターンて何だか珍しいなと思ったり。
結局萌黄色のハンカチーフは何だったの?など伏線(でもないのかな)回収されていない部分もありましたが、杉原爽香シリーズの中では好きな作品となりました。
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