あらすじ
人気絶頂のアイドルスター、小松原麻子の通うN高校二年C組に、ライフルを持った男が立てこもった。男の要求はただひとつ、麻子と二人きりで会って話をすること。さもなくば一時間に一人ずつ、人質のクラスメートを殺していくという――。不意に襲いかかってきた狂気によって、スターとしての日常がつき崩されたとき、十七歳の等身大の少女として麻子も大きく変貌をとげはじめる。手に汗にぎる緊迫した展開で芸能界を描くサスペンス・ミステリー!!
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Posted by ブクログ
読むのは2回目、いや3回目かもしれない。読んでる途中、いや最後の方まで、前に読んだ印象は残っている。話の筋もあぁそうだったと分かるのだが、もう何年も前に読んだもの。しかし、結末は違うことを思い、はらはらドキドキだった。飽きさせないのが赤川次郎のミステリー。面白かった。
Posted by ブクログ
いいかげんな芸能界の会社に対して,
人質をとって立てこもる犯人との間で,
アイドルの少女が板挟みにあって振り回される。
警察と近所のおじさんの冷静さが光る。
人質の家族がふりまわされているのに、
人質の冷静さは美化し過ぎではないだろうか。
精神的に大人になっていくときに、
いいかげんな大人の存在が役立つことがわかった。
Posted by ブクログ
自分の命投げ出せますか?
アイドルという難しく、ある種異常な立場に置かれた少女の葛藤と成長、あまたの登場人物の思惑の交錯。そしてサスペンスとしても面白い。