赤川次郎のレビュー一覧

  • MとN探偵局 夜に向って撃て

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    赤川次郎の代表作と呼んでもよいと思った。

    女子高生のMと
    中年やくざのNが
    真犯人,殺人者を追いつめる。

    こんな痛快な物語が赤川作品にあったとは。

    申訳ないが、三毛猫ホームズものより数段面白いと思った。

    第二弾だが,第一弾と同じように、スリルとサスペンスを楽しめた。

    アガサクリスティのNかMか
    映画の
    明日に向かって撃て
    の両方にかけた作品だが,
    単独で面白いと思った。

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    2011年08月10日
  • 回想電車

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    九つの短編が,いろいろな方向を向いていて楽しい。

    悲しい物語あり,恐いものがたりあり,ちょっと楽しくなる物語あり。

    通勤のいらいらが解消できるかも。

    赤川次郎の小説の狙いが,通勤の苦痛の緩和にあることが分かりました。

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    2011年08月10日
  • 禁じられた過去

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    書評に「夜」「ネガティブ」「禁じられた過去」の3つをベスト3と書いている。

    確かに、複雑度は高く、文学作品として評価できると感じた。
    推理小説の愛好家からも評価できるものだと思われる。

    いろいろな殺人事件があるが、主人公の人間味は最後まで保っている。
    赤川次郎その人が主人公なのだろう。

    しかし、書評が1つもないのはなぜだろう。
    あまり知られていないのだろうか。

    自分でも、三毛猫ホームズ、三姉妹、爽子などのシリーズ物をどうしても優先して読んで来た。
    だからなのだろうか。

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    2011年08月10日
  • 影に恋して

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    代理出席した宴会では壁の花。
    それでも声をかけてもらい、送ってもらい、といえば、十分だと思える。

    赤川次郎にしては、会話だけでなく、心理描写も丹念に書いている。
    主人公が単に透明感のあるというよりは、やや暗めの性格という設定からだろうか。

    もてもての学生演出家の透明感の方が怖いかもしれない。

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    2011年08月10日
  • 幽霊結婚

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    女子学生の永井夕子とその中年の恋人である宇野警部が繰り広げるドタバタ喜劇的殺人事件群。
    幽霊聖夜
    幽霊結婚
    面影は消えず
    生命のバトン
    の4つの短編。

    生命のバトンは,
    陸上のバトンを落として仕事からあぶれた選手が,
    最後に人生のバトンをつなぐことになる人情話。

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    2011年08月10日
  • 三姉妹探偵団(14) 心地よい悪夢

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    相変わらず事件に巻き込まれる三姉妹。

    一番下の妹の大事件。
    珠美のストーカー大学生が自殺した、その本当の原因が何だったのか。

    話の展開は興味深く、いろいろ練り上げられています。
    本当の原因と、事件の展開との構成がなんとなく違和感がありました。

    推理小説は、読者がいろいろ想像で補うものなのかもしれません。
    決して心地よい悪夢ではありません。

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    2011年08月10日
  • 夜の終りに

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    高校1年の沢柳有貴。はつらつとしているところがよい。
    杉原爽香に似た感じを受ける。

    登場人物も,女性ががんばっているところが良い。

    長い話なので,長距離の旅行のときに良い。

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    2011年08月10日
  • 清く正しく、殺人者

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    女性の強さが光る作品。

    夫を逃がすために、夫のかっこうをした妻。
    その心意気に打たれて、残った娘をつれて引退した殺人者。

    めぐりめぐって、娘の世代になり、
    何人もの女性が、元殺人者のために動く。

    赤川次郎の理想の女性像が映し出される作品。
    そんなに恵まれたいのだろうか。

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    2011年08月09日
  • 本日もセンチメンタル

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    高校生の男女2人を襲う,おそろしい暴力団の抗争の話。
    詩織の父は、詩人で、詩織も感受性が高い(センチメンタル)。

    学園ものかと思いきや,ディズニーランドから離れ小島まで話が飛ぶ。

    小さな子供を抱えた,幼い母親の行方は?

    基本的に亡くなるのは悪者系が多いのがちょっとだけ安心。

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    2011年08月09日
  • 逃げこんだ花嫁

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    女子大生探偵,亜由美とその飼い犬ドンファンと友人聡子が活躍する。

    2つの作品とも,中学生が登場する。

    逃げ込んだ花嫁では,13歳の結婚させられそうな女の子。

    花嫁学校の始業式では,14歳で校長にさっせられてしまう女の子。

    どちらの話も突飛な設定が,女子大生探偵という突飛さと合わさって,よい味を出している。

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    2011年08月09日
  • こちら、団地探偵局

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    子どものある専業主婦の並子と,子供がいない専業主婦の政子が,団地で久しぶりに合う。
    2人は学生時代の友人で,並子は小規模な何でも屋のような探偵を副業にしているという。

    ホームズの並子に対して,ワトソン役を政子が始める。

    次々に持ち込まれる難題を,並子があざやかに方向性を示し,
    政子を子守りやら,調査やらにこきつかう。

    痛快探偵物語。

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    2011年08月09日
  • おとなりも名探偵

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    5組の名探偵が登場する。
    「三毛猫ホームズの殺人協奏曲」
    「天使の寄り道」
    「晴れ姿三姉妹」
    「幽霊親睦会」
    「マザコン刑事の大晦日」
    赤川次郎愛好者ならやみつきになりそうな組み合わせ。

    できれば、10分冊くらいにしてもらえると嬉しい。

    赤川次郎作品には、団地探偵団、四文字熟語殺人事件など、ほかにも刑事、探偵は大勢いる。

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    2011年08月09日
  • 涙のような雨が降る

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    大金持ちの孫になりすました少女。
    罪を犯した少女だが,
    おばあちゃん,ともだちとのやりとりの中で,才能と感性が磨かれて行く。
    人として成長していく様を,きもちよく見守ることができれば良いが,
    友達の父親の自殺など,さまざまな事件に巻き込まれて行く。

    お金持ちの家系の争いの中,本物の川中歩美が最後に登場するかどうかが筋道の絶好調。

    映画にしたら面白そうな題材だと思いました。

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    2011年08月09日
  • 手首の問題

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    4つの短篇集。
    かつての恩師が下着泥棒だった「手首の問題」
    だまった時間があるのを、天使が通ったという話がでてくる「天使の通り道」
    自殺するために来たホテルでのできごと「断崖」
    入水心中をしたつもりが違う事件になっていく「みれん」

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    2011年08月09日
  • 屋根裏の少女

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    ネタバレ

    父,母,姉,弟の4人家族。
    中古の家を改装して住む事に。

    家についている幽霊。
    ピアノをひくという。

    物語の展開は,4人ともに違うが,弟以外はやや悲惨。

    弟の彼女だけ,いい人で,インチキくさい。
    幽霊がピアノを弾く理由もはっきりしない。

    この2点が明確であれば,よい作品に分類できる。

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    2011年08月09日
  • 崩れる

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    自然を壊して作った5軒の家にまつわる話。
    似た話で赤川次郎の作品がある。
    後から越して来た人を虐めるという話がある。

    次々に殺人が起こり,だんだん人が減って行く。
    ニナと名前がつけられた,身元不明の女性。

    結末はやや白けるが,結局何がしたかったのかが分からない。
    小説CLUBの連載だったとのことだ。
    単行本にするときに,もうすこし手をいれて欲しかった。
    著者の責任ばかりでなく,編集者の助言も必要だと思う。

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    2011年08月09日
  • 幽霊暗殺者

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    女子大生の永井夕子と警部宇野喬一の凸凹共演の社会派。

    星をつかまえろ
    爽やかな追跡
    幽霊暗殺者
    裸で始まる物語
    の4つの短編集。

    幽霊関連のものがたりも大臣の暗殺の話まででてくる。

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    2011年08月09日
  • 三姉妹探偵団(15) ふるえて眠れ、三姉妹

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    ネタバレ

    三姉妹探偵団は、三姉妹は無事だという前提で読んでいました。
    今回だけは、三姉妹の中で、殺人へと進みそうで、ちょっと怖かったです。

    催眠術で、お母さんを殺したのは長女だと思わせられる三女。
    長女を殺そうとする三女。

    読み進むべきか、やめるべきか悩みながら読みました。

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    2011年08月09日
  • 二階の沈黙

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    ネタバレ

    恐怖小説のようであり、推理小説のようであり、焦点が絞れていない。
    子供を助けてくれた勤め人。
    なぜ仕事を辞めたのか。

    再就職して次々事件を仕掛けるのはなぜか。
    結局失敗して亡くなるのであれば、どうなのか。

    雑誌への連載だったのか、
    話が飛んで行く。

    最後は赤川次郎らしいまとめに落ち着く。
    どこでどう切り替わったのかよくわからない。

    読み込みが甘いのか、
    読者層が違うのか。

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    2011年08月09日
  • くちづけ(下)

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    地方新聞20社に連載した長編小説。上下とも300ページ以上ある。

    17歳の少女を主人公に,父親,母親,祖父との4人暮らし。
    それぞれの男女関係を中心に展開していく。

    物語は,ややありえない話が多いものの,
    いろいろあると,そういうものかとも思える。

    主人公の幼なじみ,友達の兄,近所の大学生,やくざの兄さん。
    4人の男性が主人公を好いていて,取り巻いている。

    最後は大円団。

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    2011年08月09日