赤川次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ赤川次郎は軽文学(light novel)なので、後に残ることは意識していない。
読んでいるときに楽しければよい。
満員電車の苦痛が回避できたり、
長時間通勤の苦痛から逃避できればよい。
家に帰って,「ああよかった」ということ以外は望んでいない。
読者に嫌な思いが残らないようにということを気にかけている。
10冊に1つは、あれ?と思うことがあるかもしれないが、
読み進んでいくと忘れてしまう。
そこが軽文学の、生活の糧としての価値だと思う。
赤川次郎は軽文学の優(優秀の優)だと思う。
幽霊なんたらは、その原点だろう。
4話あり、
幸い住むと、ポチが鳴く
白鳥の -
Posted by ブクログ
ネタバレ赤川次郎は、勤め人から作家になったため、作品の視点が文学者ではなく、普通の人だと感じる。
そのため、文学として通過する地点ではなく、
生活の中で役立てる作品群だと感じています。
万能の姉がだらしない弟を甘やかす話だと読めます。
危ない裏社会と、表社会の関わりと読めます。
どんな人間にも、弱みか人間性があると読めます。
読める視点を組み合わせて、生活の中で、ものを考えるときに、応用するための作品として読んでいます。
いろいろな種類の部品を組み合わせて、1つの作品にしている製造業として読むこともできます。
通過するのではもったいない。
やくざの抗争に巻き込まれないことが大事。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ名門スパイの花嫁
と
モンスターの花嫁
の2本立て。
名門スパイの花嫁は、
2つの企業の壮絶なスパイ合戦は、ロミオとジュリエットに例えられる。
殺人事件が起こらなければ,ほのぼのとした物語なのだろう。
モンスターの花嫁は、
子供への傷害事件ではじまり、殺人事件が起こる。
「花嫁」物語は、しばしば結婚式の場面がある。
花嫁といういう単語があるが、毎回結婚式があるわけではない。
今回は、どちらも結婚式までは行っていない。
ドンファンという犬が出て来るので、犬好きな人にお勧め。
三毛猫ホームズが猫が出て来るのに対抗して,均衡を図っている
赤川次郎の流行作家ぶりが -
Posted by ブクログ
ネタバレ片山晴美、飼い猫の三毛猫ホームズ、兄の片山義太郎刑事、兄の同僚の石津刑事の3人と1匹が主人公。
三毛猫ホームズのお節介
三毛猫ホームズの永遠の恋人
三毛猫ホームズの瓜二つ
三毛猫ホームズの遺失物
三毛猫ホームズの戦争と平和
三毛猫ホームズの引っ越し
の6作品。
「三毛猫ホームズの○○○」は、三毛猫ホームズ物語の中の「○○○」に関するお話という意味で、「の」は所有を表していない。
一番気に入ったのは「遺失物」。
刑事なのに親娘の人情にほだされて犯罪者からの依頼を聞いてしまう片山刑事。
嫌いだと言っているのに、逮捕されるのを妨害してしまう娘。
最後に「お弁当はいかが? -
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ネタバレ2人の受験生が東京に知人をたよって、それぞれ上京する。
温水さゆり
水田智子
同じ列車で東京駅につくはずだったのに、水田智子の姿がみえない。
温水さゆりは、晴美の家に。
水田智子は、誰かが入れ替わっているようだ。
晴美の兄の刑事が、大学の不正入試と関連する殺人事件の捜査にまきこまれていく。
壮大な不正入試の物語だが、社会派小説にならないところが赤川次郎らしい。
あくまでも人間の思いと人間関係と、会話から編み出されて行く。
結末はやや物悲しいが、前向きに生きようとする若者の姿を描くところが人間不信に陥らないような予防策なのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ殺人か自殺か、女性が殺されている。
本当かどうか分からないが、かってに動いて筆談する。
騒霊騒動でポルターガイストという意味だとは知りませんでした。
ずっと幽霊騒動だと思い込んでいました。
晴美が、兄が警察官だという立場をわきまえずに危ない話に足をつっこみすぎるのは、晴美の超前向きの姿勢からしょうがないのだろう。
犯人が誰で,本当の被害者が誰かがよくわからないまま終局を迎える。
よく、これだけの種類の物語を書くなという赤川次郎の超人ぶりに驚かされる。
結末の説明の不十分さや、筋の角ばったところは、読者の想像で補えばよいのだと納得しておきたい。