赤川次郎のレビュー一覧

  • 拒否する教室

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    やや怖い系4話。

    拒否する教室
    閃光
    魅せられて
    千夜一夜

    どれも怖い話で、読んでいるときは、ちょっといやな気持ちにもなったが、
    読み終わったら、すっかり忘れてしまった。

    「魅せられて」は、恐ろしい、怖い、嫌な話ですが、
    最後は赤川次郎らしい終わり方で、いやな気持ちを薄らげている。

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    2011年09月03日
  • 幽霊記念日

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    赤川次郎は軽文学(light novel)なので、後に残ることは意識していない。
    読んでいるときに楽しければよい。

    満員電車の苦痛が回避できたり、
    長時間通勤の苦痛から逃避できればよい。
    家に帰って,「ああよかった」ということ以外は望んでいない。

    読者に嫌な思いが残らないようにということを気にかけている。
    10冊に1つは、あれ?と思うことがあるかもしれないが、
    読み進んでいくと忘れてしまう。

    そこが軽文学の、生活の糧としての価値だと思う。

    赤川次郎は軽文学の優(優秀の優)だと思う。
    幽霊なんたらは、その原点だろう。

    4話あり、
    幸い住むと、ポチが鳴く
    白鳥の

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    2011年09月01日
  • 野獣と花嫁

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    花嫁の見る悪夢
    野獣と花嫁
    の2作品。

    最初は、標題に関する登場人物があらわれ、
    次の段落で、主人公たちが現れるという作り。

    どちらの作品も登場人物で女性が多い。
    女性の性格描写の使い分けが難しいなと思いました。

    女性で悪者を作ると、女性の読者から非難を浴びる可能性があるし、
    似た性格の人ばかりだと、面白みに欠ける。

    苦労の後が見受けられる。

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    2011年09月01日
  • 顔のない十字架

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    赤川次郎は、勤め人から作家になったため、作品の視点が文学者ではなく、普通の人だと感じる。
    そのため、文学として通過する地点ではなく、
    生活の中で役立てる作品群だと感じています。

    万能の姉がだらしない弟を甘やかす話だと読めます。
    危ない裏社会と、表社会の関わりと読めます。
    どんな人間にも、弱みか人間性があると読めます。

    読める視点を組み合わせて、生活の中で、ものを考えるときに、応用するための作品として読んでいます。
    いろいろな種類の部品を組み合わせて、1つの作品にしている製造業として読むこともできます。
    通過するのではもったいない。

    やくざの抗争に巻き込まれないことが大事。

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    2011年08月30日
  • 結婚以前

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    赤川次郎作品の部品がだいぶわかるようになってきました。

    透明感のある女性の主人公。
    なさけない男性と友人、知人など。
    悪意のないお嬢様。
    だらしのない生活をしている男性。

    後は,殺人と自殺を組み合わせる。

    ドイツへの女性2人,男性2人の道中はとても面白く読めました。

    残念だったのは、亡くなった人の心理描写がないことです。心理描写がないのなら、人が死ぬことがなく終わってもよかったのではないか。
    本作品で人が死ぬことがなかったら、文学作品になったかもしれないと感じました。

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    2011年08月29日
  • 黒鍵は恋してる

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    あかねと同じ建物の1階上に住んでいる真音。
    真音は、ピアノの名手だが、普通の人とは少しずれているので、「黒鍵」という渾名だったとのこと。

    あかねと、黒鍵こと真音とにふりかかるさまざまな事件。
    振り回される二人。

    殺人事件をめぐって、二転三転する。
    芸術と日常生活の共存の難しさを物語っていると考えることができるかもしれない。

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    2011年08月28日
  • 殺人よ、さようなら

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    赤川次郎作品にしては暗い方の部類。

    殺人が横行し、
    人の良さそうな登場人物も、
    殺人者の一味だったりする。

    赤川次郎作品にしては、何を主張しているのかが分かりにくい作品。
    野生時代という雑誌への連載のようなので、
    雑誌の性格に気を使いすぎているのかもしれない。

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    2011年08月28日
  • 散歩道

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    赤川次郎作品の中でも、愛好者のために書いたものなので、よく内容が練られている。
    愛好者からお題をもらって書くという、ファンクラブの会報に書いたものをまとめたもの。

    愛好者の顔を思い浮かべながら、驚いたり、喜んだりしてもらえることがはっきりしている焦点の定まった作品集。

    三毛猫ホームズ、幽霊もの、吸血鬼もの、悪魔もの、花嫁もの、爽子ものなどとはひと味違う、赤川次郎の世界を堪能できる。

    愛好会の事務局の方の解説の文章も、人間味があって、赤川次郎愛好者であることがわかる。

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    2011年08月27日
  • 狂喜乱舞殺人事件

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    狂喜乱舞殺人事件
    現役復帰殺人事件
    三日坊主殺人事件
    本日休業殺人事件
    観光案内殺人事件
    の5作品を所蔵。

    狂喜乱舞は、リストラの話。
    サラリーマン作家だった赤川次郎の本領発揮か。

    直子とその恋人井上刑事、先輩の大貫警部。
    話題によって活躍の中心は違うが、みごとに直交した方向性が、回転していく。

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    2011年08月25日
  • モンスターの花嫁

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    名門スパイの花嫁

    モンスターの花嫁
    の2本立て。

    名門スパイの花嫁は、
    2つの企業の壮絶なスパイ合戦は、ロミオとジュリエットに例えられる。
    殺人事件が起こらなければ,ほのぼのとした物語なのだろう。

    モンスターの花嫁は、
    子供への傷害事件ではじまり、殺人事件が起こる。

    「花嫁」物語は、しばしば結婚式の場面がある。
    花嫁といういう単語があるが、毎回結婚式があるわけではない。

    今回は、どちらも結婚式までは行っていない。

    ドンファンという犬が出て来るので、犬好きな人にお勧め。
    三毛猫ホームズが猫が出て来るのに対抗して,均衡を図っている
    赤川次郎の流行作家ぶりが

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    2011年08月24日
  • 冒険入りタイム・カプセル

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    30年、タイムカプセル、殺人
    3題話をつくったらちおう話。

    30年前に高校で起きた殺人事件の真相がタイムカプセルとして埋めた入れ物から出て来るか。
    犯人なら、犯人と分かるものを事前に入れ替えていたはずだろう。

    話が途中から間延びしはじめている。

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    2011年08月23日
  • 悪魔のささやき、天使の寝言

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    ドタバタ喜劇.

    研修中の天使 マリと 犬の姿をした悪魔 ポチが、
    身分証明もなく事件に巻き込まれて行く.

    最後まで、うまくいくのだろうか.

    ポチは絶対に最後にはマリの味方になるとは信じていました。

    悪魔は犬ではなく,気まぐれな猫の方がよいかもしれません。
    魔女の使いは猫と決まっていたので、、、

    以外だったのは、室田刑事が元天使だったとのこと。
    天使がどうやって刑事になれるのかとても知りたい。

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    2011年08月23日
  • 三毛猫ホームズの戦争と平和

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    片山晴美、飼い猫の三毛猫ホームズ、兄の片山義太郎刑事、兄の同僚の石津刑事の3人と1匹が主人公。

    三毛猫ホームズのお節介
    三毛猫ホームズの永遠の恋人
    三毛猫ホームズの瓜二つ
    三毛猫ホームズの遺失物
    三毛猫ホームズの戦争と平和
    三毛猫ホームズの引っ越し
    の6作品。

    「三毛猫ホームズの○○○」は、三毛猫ホームズ物語の中の「○○○」に関するお話という意味で、「の」は所有を表していない。

    一番気に入ったのは「遺失物」。
    刑事なのに親娘の人情にほだされて犯罪者からの依頼を聞いてしまう片山刑事。
    嫌いだと言っているのに、逮捕されるのを妨害してしまう娘。
    最後に「お弁当はいかが?

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    2011年08月23日
  • 湖畔のテラス

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    愛人との旅行を姪に監視され、妻が乗り込んで来るという恐い話。
    途中で、湖が危険だという話が出た時に、ああ、誰かが入水するか、投げ込まれるのだろうなという予感がした。

    誰が、いったい湖に入るのだろうか。

    4人の場合を分けて考えてみると面白いかもしれない。
    本文とは違う人が湖へ入ることを考えて、別の筋書きを作ってみるのもいいかもしれない。

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    2011年08月23日
  • 三毛猫ホームズの好敵手

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    「三毛猫ホームズの○○○」というのは、普段は
    「三毛猫ホームズ物語のうちの」「○○○」という意味の場合がほとんどです。

    「三毛猫ホームズの好敵手」では、牝猫である三毛猫ホームズの好敵手の雄猫が登場します。
    実際には、2人の人間の好敵手の物語です。
    一方は好敵手だと思っているのに、他方が好敵手だと思っていないと悲劇になるというお話です。

    三毛猫ホームズの好敵手
    三毛猫ホームズの有給休暇
    三毛猫ホームズの写真館
    三毛猫ホームズの殺人カクテル
    の4作品を所蔵します。

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    2011年08月22日
  • キャンパスは深夜営業

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    大泥棒の娘が、家を継ぐのと、好きな人と一緒になるのとの2択を迫られる。
    実際には、家を継ぐ為に、好きな人を殺せといわれ、駆け落ちをする。

    駆け落ち先は、大学の中の屋根裏部屋。
    友人の2人(女と男)も協力して、
    一大愛と悪の物語が始まる。

    警官が関係してきて、誰が黒幕かがわからない。
    学部長と建物の建設という利権が動く。

    赤川次郎らしく、社会派小説にならないところが面白さ。
    大人向きの軽小説(ライトノベル)と言われる所以かもしれない。

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    2011年08月22日
  • 三毛猫ホームズの傾向と対策

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    2人の受験生が東京に知人をたよって、それぞれ上京する。
    温水さゆり
    水田智子
    同じ列車で東京駅につくはずだったのに、水田智子の姿がみえない。
    温水さゆりは、晴美の家に。
    水田智子は、誰かが入れ替わっているようだ。

    晴美の兄の刑事が、大学の不正入試と関連する殺人事件の捜査にまきこまれていく。
    壮大な不正入試の物語だが、社会派小説にならないところが赤川次郎らしい。

    あくまでも人間の思いと人間関係と、会話から編み出されて行く。
    結末はやや物悲しいが、前向きに生きようとする若者の姿を描くところが人間不信に陥らないような予防策なのかもしれない。

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    2011年08月21日
  • 三毛猫ホームズの騒霊騒動

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    殺人か自殺か、女性が殺されている。
    本当かどうか分からないが、かってに動いて筆談する。

    騒霊騒動でポルターガイストという意味だとは知りませんでした。
    ずっと幽霊騒動だと思い込んでいました。

    晴美が、兄が警察官だという立場をわきまえずに危ない話に足をつっこみすぎるのは、晴美の超前向きの姿勢からしょうがないのだろう。
    犯人が誰で,本当の被害者が誰かがよくわからないまま終局を迎える。

    よく、これだけの種類の物語を書くなという赤川次郎の超人ぶりに驚かされる。
    結末の説明の不十分さや、筋の角ばったところは、読者の想像で補えばよいのだと納得しておきたい。

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    2011年08月21日
  • 三毛猫ホームズの歌劇場

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    ピアノ・コンクールで一等賞をとった女性は偽名だったらしい。
    ウィーンのコンサートに来たはずなのに入国の記録がない。
    元恋人もウィーンに来る。
    二等になった女性もウィーンに来る。

    なぜか、晴美と兄の刑事もウィーンにいる。

    壮大な音楽にまつわる物語が始まる。
    いつものように、からみあうように複雑な人間関係。

    説明不足気味の結末は、三毛猫ホームズと晴美の前向きさに免じて,ご愛嬌だろう。

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    2011年08月21日
  • 三毛猫ホームズの暗黒迷路

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    警察官とその娘が、別々の視点から同一人物と関与する。

    晴美とその兄の刑事も、それぞれとの接点を結ぶ。

    三毛猫ホームズ の物語のよいところは、
    警察官である前に人間であろうという姿勢だ。

    結果として悲しい思いをするので,残念なところもある。

    人生ですべてがうまくいくというような結末を望むなという教訓だろうか。

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    2011年08月21日